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エゾコザクラ(蝦夷子桜:Primula cuneifolia)

先日、屋久島の亜熱帯植物から高山植物までを観察し、屋久島の植生の垂直分布を体感できる「屋久島・照葉樹林の森と花の黒味岳フラワートレッキング」のツアーを発表させていただきました。造成作業を進める中で、花の写真などに魅了されて、思わず手が止まってしまう事が多々ある中で一味違う屋久島、1歩踏み込んだ屋久島のツアーを造成することができました。植生に興味のある方、一味違う屋久島を体感したい方に是非お勧めのコースです。

 

本日は「エゾコザクラ(蝦夷子桜:Primula cuneifolia)」をご紹介します。

 

エゾコザクラ(蝦夷子桜:Primula cuneifolia)

 

被子植物 双子葉類
学名:Primula cuneifolia
科名:サクラソウ科(Primulaceae)
属名:サクラソウ属(Primula)

 

エゾコザクラ(蝦夷子桜)は、日本で北海道に分布し、海外では千島、オホーツク海沿岸、アメリカやカナダなどの北太平洋周辺域に分布する多年草です。高山帯の雪田の融雪跡や湿った草地などに自生します。

 

草丈は10~15cmほどで直立し、地面からまっすぐと花茎を伸ばし、写真では確認できませんが、葉は根元に長さ1.5~4.5cmで葉身の基部が細い楔形、少し厚みのある(多肉質)葉をつけ、葉の上半分には鋸歯も確認でき、その数が3~15個。茎や葉に腺毛が見られます。

 

花期は7~8月。茎頂に鮮やかなピンク色(紅紫色と表記する資料もあり)の花を1~10個ほど咲かせます。
花弁は5枚にも10枚にも見えますが、実際は合弁の花弁が5つに深裂しており、さらに先端部分が浅く2つに分裂しています。そのため、5枚にも10枚にも見えるのかもしれません。
花の中心部分が鮮やかな黄色をしており、この中央部の黄色い部分が花弁のピンク色をより鮮やかなものにしている印象です。雄しべ(通常は5本)と雌しべは、この中央部分の筒状の内部に確認することができますので、次回は是非ルーペを片手に観察してみてください。

 

本州にはハクサンコザクラ(白山小桜 学名:Primula cuneifolia Ledeb. var. hakusanensis Makino)があり、エゾコザクラ(蝦夷小桜)はハクサンコザクラ(白山小桜)の母種ですが、花の形状などはそっくりなので見分けが難しいです。
よく比較として記されているのが、葉の鋸歯がエゾコザクラが3~15個、ハクサンコザクラは鋸歯は9~25個と多めである点、またエゾコザクラはハクサンコザクラに比べて一回り小さいという資料もあります。
何より、北海道で観察したらエゾコザクラ、本州で観察したらハクサンコザクラで良い気もしますが・・・。

 

エゾコザクラには白花を咲かせるものもあり、シロバナエゾコザクラというそうですが、私もまだ観察したことがありません。
次回、可憐なエゾコザクラを観察する機会があれば、シロバナエゾコザクラも探してみたいと思います。ただ、可憐なピンク色の花の美しさは、そういう想いを忘れさせてしまうほど、魅力ある花であります。

 

エゾコザクラ(蝦夷子桜:Primula cuneifolia)②

 

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ショウジョウバカマ(猩々袴:Heloniopsis orientalis)

我が家の近所ではツルニチニチソウに続き、ツツジも蕾が膨らみ、早いものは花開くものもあり、通勤ルートに楽しみが増えてきました。
先日もお伝えしましたが屋久島の垂直分布を知るツアーとして、亜熱帯植物から着生植物、高山植物を観察するツアーが完成・発表間近です。今週中には・・・!!

 

本日は「ショウジョウバカマ(猩々袴:Heloniopsis orientalis)」をご紹介します。

 

ショウジョウバカマ(猩々袴:Heloniopsis orientalis)

 

被子植物 単子葉類
学名:Heloniopsis orientalis
科名:シュロソウ科(Melanthiaceae)
属名:ユリ属(Liliaceae)

 

ショウジョウバカマ(猩々袴)は、全国に広く分布しており、また垂直分布も広く(高度適応性が高い)、田んぼの用水路脇から高山帯の高層湿原までに分布し、やや湿った場所などに自生する多年草です。
※今回のショウジョジョウバカマの写真は、弊社楠が「紀伊半島 ダイヤモンドトレール縦走45km」に同行させていただいた際、大阪・奈良・和歌山の3つの県境に位置するあたりで観察したものです。

 

草丈は開花期には10~30㎝ですが、花後には新葉が芽吹き始め、50㎝くらいにまでなるものもあります。冬の間に雪の下で埋もれていた根生葉の中心から花芽が挙がってきます。
その根生葉は倒披針形で長さが7㎝ほどから長いもので20㎝になるものもあり、ロゼット状に広がり、少し光沢も確認できます。また、花茎には鱗片状の葉が数枚付いているのも確認できます。

 

ショウジョウバカマ(猩々袴)は、早春の代表花として紹介されることもあり、「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」の1つとしても紹介される花です。
花期は3~7月と幅広く表記されている資料もありますが、これは花を咲かせる場所の標高による差が関係しています。低山や平地などでは雪解け後の3~4月の早春に花を咲かせ、高山では雪渓が溶ける頃の6~7月に花を咲かせます。

 

茎頂に密集する形で3-10個の花を総状に付け、横向きに花を咲かせるのですが、ショウジョウバカマの面白い点は、花の向きが片側に偏ったように咲かせることです。
ある資料には「半球型の総状花序」と記載されており、イメージにピッタリな表現だと個人的には思っています。
1つ1つの花は小さく10~15㎜ほどで、花被片が6枚です。ショウジョウバカマの花は色の変異が多く、淡紅色、淡紅紫色、濃紫色など様々で、稀に白色の花のものもあります。
ある資料には、シロバナショウジョウバカマは葉に鋸歯が見られる別種で、ショウジョウバカマ本種の白花ではないというものもありました。
中央から先端が濃紫色をした雄しべと雌しべが長く突き出ているのも、花の色合いを印象深いものとします。

 

上記で紹介した「スプリング・エフェメラル」(昔は春植物って呼んでいた気もします)は、落葉樹林で木々が芽吹く前の春先に花を咲かせ、夏までの間に光合成を行い、木々に葉が生い茂り林床が暗くなる夏には地上部を枯らして地中で過ごす草花のことですが、ショウジョウバカマは少し例外的です。
ショウジョウバカマの花被は花後も残り、緑色になって残るのが特徴です。

 

和名の「猩々袴」は、、花が赤いのを猩々(中国の伝説上の赤ら顔の動物)になぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたと言われています。

 

林床や湿原などに淡紅紫色のショウジョウバカマが群生していると、その色合いに魅了されて撮影に夢中になってしまいますが、次回の観察時にはバリエーション豊かな花が周囲にいくつ咲いているかなどを確認するのも面白いかもしれません。また、袴になぞらえた根生葉にも注目してみてください。

 

ショウジョウバカマの群生

 

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ムシャリンドウ(武者竜胆・武佐竜胆:Dracocephalum argunense)

我が家の近所で春になると咲くツルニチニチソウがたくさん咲き始めました。我が家の近所も本格的に春の到来です。
現在、7月末~8月にかけて、屋久島の植生の垂直分布を知る旅、屋久島の高山植物観察ツアーを造成しております。まもなく発表する予定にしておりますので、お楽しみに。

 

本日は「ムシャリンドウ(武者竜胆・武佐竜胆:Dracocephalum argunense)」をご紹介します。

 

ムシャリンドウ(武者竜胆・武佐竜胆:Dracocephalum argunense)

 

被子植物 双子葉類
学名:Dracocephalum argunense
科名:シソ科(Lamiaceae)
属名:ムシャリンドウ属(Dracocephalum)

 

ムシャリンドウ(武者竜胆・武佐竜胆)という名ですが、リンドウらしくない形状をしていると思われた方もいるのではないでしょうか。
ムシャリンドウはリンドウ科ではなく、シソ科ムシャリンドウ属に属する多年草です。
和名の「武佐竜胆」という名から、滋賀県近江八幡市武佐町で発見された種である説もありますが、西日本には自生しておらず、国内では中部地方以北、山地の日当たりのよい草原に自生し、北海道では海岸線などでも観察することができます。
もう1つの和名「武者竜胆」は、造園用語で「根元から数本の幹が立っている状態」を「武者立ち」といい、この言葉が和名の由来という説もあります。
海外では東北アジアにも広く分布します。

 

草丈は15~40㎝で直立し、茎が赤褐色で4稜形(四角と表記する資料もあります)、白い細毛が下向きに生えており、数本が株立ちします。まさに「武者立ち」と言えます。
葉は2-5cmの広線形で、1-3mmのごく短い柄が確認できる部分もありますが、無柄な部分もあります。少し厚みがあり、光沢も少し確認することができ、葉の縁が裏側に向けて巻いているのが特徴的です。

 

花期は6~7月。茎頂に短い花序を作り、青紫色の唇状の長さ3~3.5㎝の花を横向きに数個咲かせます。
花の基部は細い印象ですが、筒状の先端の方で急に膨らんでいる形状です。花の外側全体に毛が生えているのも確認できます。
花の先端は2唇形で、上唇は先端が下向きに曲がり浅く2裂します(先端が凹むという資料もあります)。
下唇部分は3裂し、中央の裂片が大きく、斑があって前に伸びます。中央部分が大きく、側裂片は小さく襟状のため、3裂している点はルーペを片手にしっかりと観察する必要があります。
花を支える長さ1.2-1.5cmの萼片は淡赤紫色で先が鋭く尖っているのが特徴です。

 

同じシソ科のラショウモンカズラ(ラショウモンカズラ属)とそっくりな形状、色合いをしていますが、ラショウモンカズラの花は、特に下唇部分が青紫色ではなく、全体的に白色に近い色をしており、より一層斑点部分が目立つ印象です。

 

群生すると草原を青紫色に染め、見事な風景が広がります。また、北海道の海岸線沿いに群生しても印象的な風景が広がります。
花の先端の2唇形部分、特に下唇部分に注目して観察しても興味深い花なので、是非次回は1つの花を注目して観察してみてください。

 

ムシャリンドウ(武者竜胆・武佐竜胆:Dracocephalum argunense)

 

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エゾフウロ(蝦夷風露:Geranium yesoense var. yesoense)

先日、長野県の白馬村観光局のホームページを見ていると、フクジュソウの花が咲き始め、フキノトウもあちらこちらで見られるようになってきたというニュースが掲載されていました。
フクジュソウと言えば、春の花の代表格。いよいよ春の花のシーズン到来を感じさせる嬉しいニュースでした。

 

本日は「エゾフウロ(蝦夷風露:Geranium yesoense var. yesoense)」をご紹介します。

 

エゾフウロ(蝦夷風露:Geranium yesoense var. yesoense)

 

被子植物 双子葉類
学名:Geranium yesoense var. yesoense
科名:フウロソウ科(Geraniaceae)
属名:フウロソウ属(Geranium)

 

エゾフウロ(蝦夷風露)は、北海道の太平洋側の海岸線沿いや原野、本州中部まで分布する日本固有種です。
エゾフウロは、ハクサンフウロの基本種です。

 

草丈は生育環境によって差はありますが、30~80㎝で直立し、茎部分には下向きに粗めの毛が確認できます。
葉は掌状で細かく、深く5裂、さらに2~3中裂しており、裂片部分の幅が広いのが特徴です。また、葉全体と葉柄には軟毛も確認できます。

 

花期は7~8月。枝先に2.5~3cmほどの小さな淡紅紫色の花を2つずつ咲かせます。ある資料には散らばるように咲くのが特徴とありました。
花弁は5枚、雄しべは10本で先端にある濃紫色の葯の色合いが印象的です。中央には雌しべが1本あり、先端が5裂します。上の写真をご覧いただくと、赤色(ピンク色)の雌しべの先端が5裂しているのがハッキリと判ります。
フウロソウの花のと言えば、花弁にある筋模様です。エゾフウロの花は、淡紅紫色の花弁に濃い紫色の筋模様がはっきりとしており、花の色合いをより一層印象的なものにします。
以前、フウロソウの花の紹介をする際に「血管が浮いているように言えるのがフウロソウ」と紹介した時に「あまり良い表現ではないよ」とお客様にご指摘を受けたことを覚えています。それ以降、ご紹介する際には注意するようにしていますが、どうしてもそのように表現してしまいます。
フウロソウの花弁の基部、花柄の部分、花を支える萼の部分にも軟毛が確認できます。

 

フウロソウは、10本の雄しべの先端の葯から花粉を出し、その間は雌しべの柱頭は閉じて受粉できないようになっています。
花粉が終わった頃に赤い柱頭が5裂し、受粉が可能となります。まもなく葯が落ちたら、花の中央は雌しべだけになります。
これらは、自家受粉を避ける工夫で、他の植物でも行われている工夫の1つです。
次回、エゾフウロなどのフウロソウを観察する際、その点を注目すると面白いかもしれません。

 

フウロソウの仲間は非常に見分けが難しいですが、ある資料に判りやすい情報がありました。
エゾフウロには、3変種、北海道と東北地方に分布するハマフウロ、本州の高山に自生するハクサンフウロ、伊吹山と東北地方に分布するイブキフウロがあります。
・ハマフウロは日本海側に多く、毛が少なく、葉の切れ込みが浅い
・ハクサンフウロは、高山に自生。色合いが濃紅紫色が特徴。
※個人的には、花弁の基部が細くなり、他種に比べ隙間があるような印象です。
・イブキフウロは、淡紫色で色はエゾフウロに似ていますが、花弁の先が3裂するのが特徴。

 

見分けの難しいフウロソウの花ですが、群生すると辺り一帯が淡い色合いに染まり、心和む風景となります。また、1つ1つの花も美しく、是非次回は花の中央部分の雄しべ、雌しべにも注目して観察してみてください。
他のフウロソウの花を見比べるのも、楽しいものです。是非、ブログ内の「フウロソウ属」の別の花もご覧ください。

 

エゾフウロ(蝦夷風露:Geranium yesoense var. yesoense)

 

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春をつげる雪割草を求めて 早春の佐渡島
※南北に大佐渡、小佐渡の山地が連なり、中央には国中平野が広がる佐渡島。大佐渡山麓と世阿弥の道にてゆっくりとフラワーハイキングをお楽しみいただきます。

 

佐渡島・花咲く金北山縦走トレッキングと佐渡周遊の旅
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イワヒゲ(岩髭:Cassiope lycopodioides)

先日、社内にて教育研修として「日本の花」について、3日間にわたり講義を担当させていただきました。ツアー等でお客様へ高山植物の名前などをお伝えするのとは違い、高山植物についての講義となると私も初めての経験でしたが、私自身も非常に勉強になった3日間でした。
高山植物の特徴や春~夏の花の紹介などをしているうちに5月1日出発「花咲く信州 水芭蕉やカタクリの群生地を巡る」の添乗がより一層待ち遠しくなりました。

 

先日に引き続き、本日もツツジ科「イワヒゲ(岩髭:Cassiope lycopodioides)」をご紹介します。

 

イワヒゲ(岩髭:Cassiope lycopodioides)

 

被子植物 双子葉類
学名:Cassiope lycopodioides
科名:ツツジ科(Ericaceae)
属名:イワヒゲ属(Cassiope)

 

イワヒゲ(岩髭)は、ツツジ科イワヒゲ属に属する常緑小低木です。
日本では本州中部地方以北から北海道にかけて分布し、海外では千島列島、カムチャッカ、アラスカまでの北太平洋地域に分布し、高山帯の風の強い岩場の裂け目などに自生します。

 

草丈は10㎝ほど、茎は分枝し、ひも状(針金状という資料もあります)となり、岩場を這うように自生します。
可愛らしい花の形状に目が向いてしまいますが、イワヒゲの葉にも注目してみてください。
葉は鱗片状に重なりながら茎に密着しており(茎全体を覆うという資料もあります)、大半の資料にはヒノキの葉のように見えるとあります。
個人的には、しめ縄飾りや女の子の三つ編み、おさげ髪のように見えるイメージです。

 

花期は7~8月。茎の上部に長さ2~3㎝ほどの花柄を伸ばし、その先に細長い鐘型の花を1つ下向きに咲かせます。花柄にぶら下がって咲いているというイメージです。
長さ7~8㎜ほどの白い鐘型の花の先端は浅く5裂し、その先端は外側へ少しだけ反り返っています。雄しべは鐘型の花の内部にあり、雌しべの花柱は1本で糸状で、花柱も雄しべも外側からは少し判りづらいかもしれません。

 

果実は球体で真っ赤な実をつけますが、これまで一度も見たことがありませんでした。
今回色々と調べている際、果実の写真が掲載されていましたが、細い柄の先に丸くて赤い実が刺さっているような姿をしており、まるでお祭りの夜店でよく売っていた「リンゴ飴」のような姿をしていました。

 

和名の「岩髭」は、茎の細さが髭にみえることが名前の由来です。
真っ白な鐘型の小さな花がぶら下がるように咲くイワヒゲは、可憐な花の形状も美しく、岩場の隙間などに群生するイワヒゲを見つけると足を止めて観察したくなります。
先程も記載しましたが、群生するイワヒゲを観察する際は、是非葉の形状にも注目してみてください。花期を終えた7月後半には、足元に小さな「リンゴ飴」も観察できるかもしれません。

 

イワヒゲ(岩髭:Cassiope lycopodioides) ②

 

<おすすめ!! 花の観察を楽しむツアー>
花咲く信州 水芭蕉やカタクリの群生地を巡る
※春の花の代表格ともいえる水芭蕉やカタクリの花の観察を楽しむため、厳選した花の名所を訪れ、春の花を心ゆくまでご堪能いただける4日間です。

 

春をつげる雪割草を求めて 早春の佐渡島
※南北に大佐渡、小佐渡の山地が連なり、中央には国中平野が広がる佐渡島。大佐渡山麓と世阿弥の道にてゆっくりとフラワーハイキングをお楽しみいただきます。

 

佐渡島・花咲く金北山縦走トレッキングと佐渡周遊の旅
※春の花咲くシーズンの佐渡の山旅。絶景ロッジ・ドンデン山荘に宿泊し、佐渡の最高峰金北山を目指し、花咲く楽園・アオネバ渓谷のハイキングも楽しみます。

 

花の利尻・礼文島とサロベツ原生花園
※6月から7月にかけて高山植物の開花の季節となる利尻・礼文島。専門ガイドの案内で、フラワーウォッチングや様々な植物の観察を満喫する5日間。

 

花の利尻・礼文島から世界遺産・知床半島へ
※5月下旬から高山植物の季節が始まる利尻・礼文島から、オホーツク海沿岸を走り世界遺産・知床へ。利尻島・礼文島、知床半島を一度に楽しむ旅。

 

花の尾瀬フラワートレッキングとチャツボミゴケの群生地を歩く
※専門ガイドとのんびりと花の観察を楽しみながら、尾瀬ヶ原から尾瀬沼へのフラワートレッキング。花咲く尾瀬を訪れる季節、8名様限定のツアーです。

 

花咲く千畳敷カール・乗鞍・上高地を歩く
※高山植物の宝庫として知られる千畳敷カールや乗鞍・畳平でフラワーハイキング。旅の後半は、専門ガイドと共に静寂に包まれた奥上高地の徳沢を目指す。高山植物の観察と合わせて絶景も楽しむ5日間。

 

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コケモモ(苔桃:Vaccinium vitis-idaea)

先日、出勤途中に桜の木に数輪の花を咲かせているのを見つけました。ネットニュースなどでは、今年は桜などの開花が早まる可能性があるとのことでした。
また、三重県松阪市の湿原では、春の訪れを告げる「ザゼンソウ」が例年より1週間ほど早く見頃を迎えたというニュースがありました。

 

本日は「コケモモ(苔桃:Vaccinium vitis-idaea)」をご紹介します。

 

コケモモ(苔桃:Vaccinium vitis-idaea)

 

被子植物 双子葉類
学名:Vaccinium vitis-idaea
科名:ツツジ科(Ericaceae)
属名:スノキ属(Vaccinium)

 

コケモモ(苔桃)は、ツツジ科スノキ属に属する常緑小低木です。
日本では、北海道から九州まで幅広く分布し、海外ではユーラシア大陸北部や北アメリカの森林など温帯から北極圏に近い地域まで分布します。
亜高山帯~高山帯のハイマツ帯や草地、岩場、砂礫地などに自生し、酸性の土壌を好みます。多くのツツジ科の植物と同じく、栄養分の少ない土地でも耐えることができ、-40℃以下という極寒地でも耐えることができる耐寒性をもちます。

 

樹高は5~30㎝ほど、直立した幹は密集しています。地中の根茎を広げることで株を増やします。
葉は楕円形で互生し、1~2㎝ほどの小さな葉は少し硬く(革質と表記される資料もあります)、光沢が目立ちます。
葉の縁に鋸歯はあるのですが、ほとんど確認できないくらい僅かなものです。
寒冷地に自生する広葉樹ですが、冬でも葉は落としません。

 

花期は5~7月。枝先に白色~淡いピンク色(淡紅色)で5㎜ほどの鐘型の花を3~8個ほど総状に付け、花は下向きに咲かせます。
花弁の先端は浅く4裂、少し外に開いている印象です。また、萼も4裂し、先が尖った三角形をしています。
雄しべは鐘型の花の中に確認ができ、上の写真では少し判りづらいですが、雌しべ(花柱)は花の中央から少し花柱の先端が顔を出しています。

 

果実は5㎜ほどの球体で、真っ赤に熟します。
コケモモの実は、酸味が強く、生のまま食すより、ジャムやコンポート(砂糖煮)、果実酒が有名です。また、日本ではあまり見かけませんが、海外へ行くとビタミンC、βカロチンなどが豊富なため、ジュースで販売されているのをよく見かけます。また、コケモモの葉は、利尿効果や尿路殺菌作用もあるそうです。

 

「苔桃」という和名の由来は、地面を這うように自生する様子が「苔」に例えられ、「モモ」は方言で「木の実」を意味します。また、種小名の vitis-idaea はギリシャ神話に出てくる「クレタ島のIda山のブドウ」という意味です。

アカモノシラタマノキエゾノツガザクラアオノツガザクラなど、ツツジ科で鐘型の小さな花を咲かせる植物はいくつかあり、花の色以外で見分けが難しいものもあります。ただ、ゆっくりと特徴を確認しながら観察を楽しんでいると、それぞれの良さを見つけることができます。
コケモモは、白色~淡紅色の色合いが色鮮やかで光沢のある葉と非常にマッチし、葉の光沢と色合いが花の可憐さがより際立っているように感じます。
コケモモの実に手を伸ばすのも楽しいかもしれませんが、花咲くコケモモの前でも是非足を止めてみてください。

 

コケモモ(苔桃:Vaccinium vitis-idaea)②

 

<おすすめ!! 花の観察を楽しむツアー>
花咲く信州 水芭蕉やカタクリの群生地を巡る
※春の花の代表格ともいえる水芭蕉やカタクリの花の観察を楽しむため、厳選した花の名所を訪れ、春の花を心ゆくまでご堪能いただける4日間です。

 

春をつげる雪割草を求めて 早春の佐渡島
※南北に大佐渡、小佐渡の山地が連なり、中央には国中平野が広がる佐渡島。大佐渡山麓と世阿弥の道にてゆっくりとフラワーハイキングをお楽しみいただきます。

 

佐渡島・花咲く金北山縦走トレッキングと佐渡周遊の旅
※春の花咲くシーズンの佐渡の山旅。絶景ロッジ・ドンデン山荘に宿泊し、佐渡の最高峰金北山を目指し、花咲く楽園・アオネバ渓谷のハイキングも楽しみます。

 

花の利尻・礼文島とサロベツ原生花園
※6月から7月にかけて高山植物の開花の季節となる利尻・礼文島。専門ガイドの案内で、フラワーウォッチングや様々な植物の観察を満喫する5日間。

 

花の利尻・礼文島から世界遺産・知床半島へ
※5月下旬から高山植物の季節が始まる利尻・礼文島から、オホーツク海沿岸を走り世界遺産・知床へ。利尻島・礼文島、知床半島を一度に楽しむ旅。

 

花の尾瀬フラワートレッキングとチャツボミゴケの群生地を歩く
※専門ガイドとのんびりと花の観察を楽しみながら、尾瀬ヶ原から尾瀬沼へのフラワートレッキング。花咲く尾瀬を訪れる季節、8名様限定のツアーです。

 

花咲く千畳敷カール・乗鞍・上高地を歩く
※高山植物の宝庫として知られる千畳敷カールや乗鞍・畳平でフラワーハイキング。旅の後半は、専門ガイドと共に静寂に包まれた奥上高地の徳沢を目指す。高山植物の観察と合わせて絶景も楽しむ5日間。

 

日本各地で高山植物などの花々を楽しむツアーも続々と発表しております。ご興味のあるコースがありましたら、是非お問い合わせください。
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ハマベンケイソウ(浜弁慶草:Mertensia maritima subsp. asiatica)

先日、近所にある学校の脇を歩いていると、敷地内に咲くコブシの花が満開間近となっており、思わず歩道で足を止めて観察を楽しんでしまいました。歩道から背伸びをし、目一杯手を伸ばして撮影もさせていただきました。

 

本日は「ハマベンケイソウ(浜弁慶草:Mertensia maritima subsp. asiatica)をご紹介します。

 

ハマベンケイソウ(浜弁慶草:Mertensia maritima subsp. asiatica)

 

被子植物 双子葉類
学名:Dactylorhiza aristata
英名:Oyster plant 、Oyster leaf
科名:ムラサキ科(Boraginaceae)
属名:ハマベンケイソウ属(Mertensia)

 

ハマベンケイソウ(浜弁慶草)は、日本の北海道ならびに本州の太平洋側では東北地方以北、日本海側では隠岐の島以東に分布し、海外では朝鮮半島、サハリン、千島列島、アリューシャン列島、オホーツク海沿岸まで幅広く分布します。主に海岸の砂地や礫地に自生する多年草です。
北米には、ハマベンケイソウ属は20種ほどあるそうです。

 

草丈は低い印象を受けますが、実はよく観察すると茎がよく分岐し、礫地上の地表を這うように広がっており、茎の長さは1m以上のものもあります。
葉は広楕円形~広卵形をしており、長さは5㎝ほど、幅は3~5㎝ほどの大きさです。また、少し厚みがあり全縁です。茎も含めて、植物全体が無毛で白みを帯びた緑青色であるもの印象的です。色々と調べていると、下部の葉、根出葉(こんしゅつよう:地上茎の基部についた葉)には長さ10㎝ほどの葉柄が付いているという資料もあり、また、葉は乾燥すると黒褐色になるとのことでした。次回、観察の際には注目してみたいと思います。

 

花期は7~8月。枝先に長さ1~1.5㎝ほどの青紫色の小さな花を数個下向きに付け(総状花序)、葉と同じ形の小さな苞(つぼみを包むように葉が変形した部分)も確認できます。
筒状(鐘形)で、花弁の先端は浅く5裂、萼片が5つで無毛です。5本雄しべが筒状の花弁よりほんの少しだけ頭を出しており、その形状がハマベンケイソウが可愛らしく感じる所以かもしれません。雌しべは1つです。

 

和名の「ハマベンケイソウ(浜弁慶草)」は、海岸に自生し、多肉質で葉の形や色がベンケイソウ科の植物に似ていることが由来です。また、種小名(maritima は、「海の、海浜生の」を意味し、亜種名 asiatica は「アジアの」を意味します。
英名は「Oyster plant」や「Oyster leaf」と呼ばれます。日本ではあまり知られていませんが(私も初めて知りました)、生牡蠣のような味を持ち、フランスでは生食を始め食用にも用いられているそうです。

 

淡い色合いのハマベンケイソウですが、礫地などで群生した風景をご覧いただくと、淡い色合いもより良く映え、ゆっくりと観察したくなる風景です。

 

ハマベンケイソウ(浜弁慶草:Mertensia maritima subsp. asiatica)

 

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マイヅルソウ(舞鶴草:Maianthemum dilatatum)

ここ最近、花の観察ツアーへのお問い合わせが増えており、対応させていただく度に「私もこの花を観察したいです」と答えてしまうことが多くなりました。一日でも早く、日本各地で安心して旅ができ、花の観察を楽しめる日が訪れることを願うばかりです。

 

本日は「マイヅルソウ(舞鶴草:Maianthemum dilatatum)」をご紹介します。

 

雨上がりのマイヅルソウ(舞鶴草)

 

被子植物 単子葉類
学名:Maianthemum dilatatum
科名:キジカクシ科(Asparagaceae)
属名:マイヅルソウ属(Maianthemum)

 

マイヅルソウ(舞鶴草:Maianthemum dilatatum)は、キジカクシ科マイヅルソウ属に属する多年草です。キジカクシ科は旧分類ではユリ科に分類されていましたが、現在はキジカクシ科として分割されています。

 

日本では北海道から九州と広く分布し、海外でもユーラシア北東部(ロシア東部、朝鮮半島)とアメリカ北西部(アメリカ合衆国カリフォルニア州北部、オレゴン州、アラスカ州、アリューシャン列島など)など幅広く分布します。山地帯上部から亜高山帯の針葉樹林に多く群生しますが、北海道・札幌近郊では住宅街周辺の防風林内にも大きな群落地があるという資料もありました。

 

草丈は10~25cmほどで直立し、茎の途中で長さ2~4㎝ほどの柄が伸び、2枚の葉を付けます。葉の長さは5㎝前後、形状は卵心型で先が尖り基部が深く窪んでいるので、「ハート型」と言った方がイメージしやすいかもしれません。
全体的に湾曲しており、葉脈が非常に目立ちます。この2枚の葉が広がった様子が「鶴が羽を広げたような姿」に見えることが、和名の舞鶴草の名の由来です。資料によっては「葉の模様が家紋の舞鶴紋に似る」という点が和名の由来というものもあります。

 

花期は5~7月。茎頂に真っ白な小さな花を多数総状に付けます。1つ1つの花は直径5㎜ほどと非常に小さいですが、よく観察してみると2mm程度の長さの花被片が4枚、それぞれ反り返っていることが確認できます。また、花の中央から4本の雄しべが目一杯伸びており、中央には雌しべの柱頭、クリーム色の子房も確認できます。じっくり観察するにはルーペが必要かもしれません。

 

鮮やかな緑色の2枚の葉と小さな可愛い花が印象的なマイヅルソウですが、果実(液果)は直径5㎜ほどの球形で真っ赤な実を付け、1つの実に種子が1~2個あるそうです。

 

1つ1つの花をじっくり観察するのも良いですが、林床などに群生するマイヅルソウも心和む風景です。
鮮やかな緑色のハート形の葉が密集する群生地に、遠慮がちに伸びる多数総状のマイヅルソウを観察すると思わず足を停めて観察したくなる風景です。
私が初めてマイヅルソウの群生地を観察したのが、梅雨時期の6月の上高地でした。もう十数年前の話です。
せっかくのガイドウォークだったのですが、カッパを着ながら下を向いて歩いてばかりでしたが、ガイドさんがふと足を止めた場所でマイヅルソウが群生しており、雨のおかげでハート形の葉がキラキラと光り、中央から伸びる多数総状の花も満開でした。今でも雨の上高地で観察したマイヅルソウの風景は忘れることができません。

 

マイヅルソウ(舞鶴草)の群生

 

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エゾクガイソウ(蝦夷九蓋草:Veronicastrum sibiricum subsp. yezoense)

ここ数日暖かい日が続いたり、そうかと思えば冷たい強風が吹くことがあったり、出勤時の上着に悩んでしまう日々が続いています。
先日、花の観察ツアーの催行が続々と決定しました。残席もありますので、是非ご検討ください。
花咲く信州 水芭蕉やカタクリの群生地を巡る
花の尾瀬フラワートレッキングとチャツボミゴケの群生地を歩く
花咲く千畳敷カール・乗鞍・上高地を歩く

 

本日は「エゾクガイソウ(蝦夷九蓋草:Veronicastrum sibiricum subsp. yezoense)」をご紹介します。

 

エゾクガイソウ(蝦夷九蓋草:Veronicastrum sibiricum subsp. yezoense)

 

被子植物 双子葉類
学名:Hosta sieboldii var. rectifolia
科名:オオバコ科(Plantaginaceae)
属名:クガイソウ属(Veronicastrum)

 

エゾクガイソウ(蝦夷九蓋草)は、オオバコ科クガイソウ属の多年草です。
以前はゴマノハグサ科に分類されていましたが、APG植物分類体系(第3版)よりオオバコ科に変更され、それに伴いクガイソウ属もオオバコ科の属に加えられました。
エゾクガイソウ(蝦夷九蓋草)の花の写真を見ると、なぜかスペイン・カナリア諸島に咲く「エキウム・ウィルドプレッティ(Echium wildpretii)」を思い浮かべてしまいますが、エキウム・ウィルドプレッティはムラサキ科 (Boraginaceae)のため、全く別ものです。

 

エゾクガイソウ(蝦夷九蓋草)は、日本では北海道に、海外ではサハリンなどに分布します。
低地~山地の明るい草地や林縁に自生しますが、北海道の十勝や道東では道路わきの湿地などにも自生します。

 

草丈は1.5m~2mに達するものもあり、本州の山地~亜高山帯に自生する日本固有のクガイソウ(九蓋草:Veronicastrum japonicum)より大型です。
葉は5~10個を数段に分けて輪生させます。輪生する葉は柄がなく、先の尖った披針形で長さは10㎝ほど、葉の縁には鋸歯が確認できます。
クガイソウ(九蓋草)の名は、輪生する葉の繰り返しが9層になることに由来し、資料によっては「九階草」という和名で紹介されているものもあり、こちらの漢字名の方がイメージしやすいかもしれません。

 

花期は7~8月。非常に鮮やかな紫色の花の総状花序は、長さが7~8㎜で筒状の花を密集して、下から上へと順に花を咲かせます。
1つ1つの花は小さく、確認するにはルーペが必要となりますが、筒状の花の先端部分は浅く4裂しており、2本の雄しべが外に大きく突き出しています。真っ白な花糸にオレンジ色(茶色っぽく見えるものも)の葯が非常に目立つので是非注目してみてください。
ある資料には、1つ1つの花には線状の苞葉を1つもち、萼片は披針形で先が尖っているとあり、次回の観察時にはこの点も是非注目してみたいと思います。

 

草丈が1.5m~2m、花穂が長さ20~40㎝にも及ぶエゾクガイソウですが、群生する様子も鮮やかな紫色が景色に映えて非常に印象的ですが、すっきりと1本だけ真っすぐに伸びるエゾクガイソウも心惹かれる姿をしています。

 

エゾクガイソウ(蝦夷九蓋草:Veronicastrum sibiricum subsp. yezoense)

 

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タチギボウシ(立擬宝珠:Hosta sieboldii var. rectifolia)

先日、大阪支社の同僚が駅の構内に置いてあった「六甲高山植物園」のパンフレットをわざわざ取ってきてくれました。その中にフラワーカレンダーがあり、六甲高山植物園で観察できる花暦が掲載されていました。
2月下旬~4月上旬はフクジュソウが観察できるとあり、久々に嫁さんと共に六甲へ出掛けてみようと検討中です。

 

本日は北海道の礼文島で観察した「タチギボウシ(立擬宝珠:Hosta sieboldii var. rectifolia)」をご紹介します。

 

タチギボウシ(立擬宝珠:Hosta sieboldii var. rectifolia)

 

被子植物 単子葉類
学名:Hosta sieboldii var. rectifolia
科名:キジカクシ科(Asparagaceae)
旧科名:ユリ科(Liliaceae)
属名:ギボウシ属 (Hosta)

 

タチギボウシはリュウゼツラン亜科キジカクシ科に属する多年草です。
APG植物分類体系(第2版)までは、それぞれの亜科(リュウゼツラン亜科、ツルボ亜科、キジカクシ亜科など)は科として分離され、さらに古い体系では、これら全てがユリ科(Liliaceae)に含められてました。現在では目レベルで分離されています。

 

タチギボウシ(立擬宝珠)は、分布範囲は広く、日本では本州の中部から北海道にかけて、海外ではサハリンやシベリアにかけて分布。低地から亜高山帯の湿原などに自生します。
ある資料には「ギボウシ属の進化の中心は日本列島」とあり、日本固有の種と変種が多く、その多くは地域性が強くて狭い範囲に分布するとありました。
また、タチギボウシとコバギボウシ(Hosta sieboldii var. sieboldii)は変種の関係にあり、変異の範囲内であるとして区別しない見解もあるそうです。

 

草丈は40~100㎝ほどで直立し、葉は根生し、長柄をつけた長楕円形をしており、長さが30㎝ほどあり、葉の縁が少し波打ったような形状で葉脈もくっきりしている印象です。

 

花期は7~8月。タチギボウシは先端が5つに分かれているので花弁が5枚のようにも見えますが、ラッパ状の花弁で一つの花を形成する「合弁花(ごうべんか)」です。花茎に長さ5㎝ほどの細長い花をまばらにつけ(総状花序)、それぞれの花は横向き、下向きに花を咲かせます。
タチギボウシの花で最も印象的な部分が花弁に確認できる縞模様です。濃い紫色と淡い紫色(または白色)の縞模様が何とも言えない可憐さを印象付けるものとなっています。

 

雄しべが中央に数本伸びており、上部が反り返り、花糸に楕円形の葯が確認できます。雌しべは上の写真では確認しづらいですが、上写真の上の花(横向きの花)にわずかに柱頭部分(山吹色の部分)が確認できますが、こちらが雌しべです。マルハナバチなど大型のハナバチの訪花によって受粉されます。

 

ギボウシという名称の由来は、「擬宝珠(ぎぼうしゅ)」の転訛と言われています。擬宝珠とは、伝統的な建築物の装飾で橋や神社、寺院の階段、廻縁の高欄(手すり、欄干)の柱の上に設けられている飾り(京都などで伝統的な橋の欄干にたまねぎのようなものが装飾されているのを見たことがあるかと思います)です。
これはギボウシの蕾や苞葉に包まれた若い花序が擬宝珠に似ていることに由来すると言われています。

 

直立した花茎にまばらに花を咲かせるタチギボウシは、鮮やかな紫色が非常に美しく、群生していると思わず足を止めてしまいたくなる美しさです。また、1つ1つの花をじっくり観察すると、花弁の縞模様がより一層その美しさを際立たせていると感じさせる花でもあります。
やはり、花はじっくりと観察しなければいけませんね。

 

タチギボウシ(立擬宝珠:Hosta sieboldii var. rectifolia)

 

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花の尾瀬フラワートレッキングとチャツボミゴケの群生地を歩く
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