082

キバナシャクナゲ(黄花石楠花:Rhododendron aureum)


北海道・旭岳で、その後に富士山でも初冠雪が観測されました。

先日北海道・旭岳に初冠雪直後に訪れ、チングルマの葉紅葉と共にうっすらと積もる雪や葉先が凍るハイマツ帯の風景を楽しむことができました。

 

本日はキバナシャクナゲ(黄花石楠花:Rhododendron aureum)をご紹介します。

 

キバナシャクナゲ(黄花石楠花:Rhododendron aureum)

 

被子植物 双子葉類
学名:Rhododendron aureum
和名:黄花石楠花
科名:ツツジ科(Ericaceae)
属名:ツツジ属(Rhododendron)

 

キバナシャクナゲ(黄花石楠花:Rhododendron aureum)は、高山帯の自生する常緑低木。
日本では北海道から中部地方にかけて分布し、北海道では標高1,000~2,000m、本州では2,500~3,000mに自生します。北海道は高緯度に位置していることから本州の3,000m級の山岳に匹敵する自然環境があるため、自生標高に差が生じます。
海外ではシベリアの東部、朝鮮半島北部、カラフト、千島列島、カムチャツカなどの寒冷地に広く分布します。
私は、木曽駒ケ岳の千畳敷カールから険しい岩山である宝剣岳を登頂後、別ルートを周遊するかたちで極楽平へ向かった際に大群落とはいきませんでしたが、たくさんのキバナシャクナゲを観察したのを覚えています。

 

樹高は20~100㎝、風の強い稜線などに自生するものは枝が地面をはう様に広がるため樹高が低くなり、風の弱い山腹に自生するものは枝が斜上するため樹高が少し高くなります。エリア、自然環境によって樹高に差が生じます。今回掲載した写真は弊社森田が北海道の大雪山系・銀泉台で観察したもののため、樹高が低くなっています。

 

葉は長さが5㎝ほどで厚みがあり、細長い楕円形をし、少し光沢が確認できます。葉は無毛で、葉の縁が葉裏に向かって少し巻き込んでいるのが特徴的です。

 

花期は6~7月。「キバナシャクナゲ」という名前ですが、白色に近い淡黄白色をしており、花は直径3~4㎝ほどで漏斗型で5中裂し、枝先に2~5個ほど密集して花をつけます。
上写真でも判る通り、花冠の基部付近に茶色い斑点が多数確認できます(私も気に掛けたことがなかったので、次回観察の際には確認してみたいと思います)。
10本の雄しべが花弁から突き出ており、雌しべの子房に少し毛が生えているのが確認できます。
キバナシャクナゲという名の通り、黄色となるのは開花前のつぼみの状態のときだけです。
花の終わりには赤みがさし、花後には長さ1.5㎝ほどの蒴果を付けます。

 

「しゃくなげ」という名の由来は、枝が曲がっていて真っ直ぐな部分が1尺(約30.3cm)にもならないことから「シャクナシ」、これがなまった言葉が「しゃくなげ」となったという説が有力と言われています。

シャクナゲと言えば、真っ先にネパールやブータンを思い出しますが、今回キバナシャクナゲのブログを作成しているうちに、日本でゆっくりシャクナゲを観察してみたいと感じました。

キバナシャクナゲ(黄花石楠花)の群落
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キバナシオガマ(黄花塩竃:Pedicularis oederi)

現在、「大雪山山麓一周と能取湖のサンゴ草」のツアーに同行させていただいており、秋の紅葉と共にわずかに残る秋の花も楽しんでいます。

また後日、このブログで紹介させていただきます。

 

本日は「キバナシオガマ(黄花塩竃:Pedicularis oederi)」をご紹介します。

 

キバナシオガマ(黄花塩竃:Pedicularis oederi)

 

被子植物 双子葉類
学名:Pedicularis oederi
科名:ハマウツボ科(Orobanchaceae)
属名:シオガマギク属(Pedicularis)

 

キバナシオガマ(黄花塩竃)を含むシオガマギク属は、ハマウツボ科に分類されます。資料によってはゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)と記載のあるものもあり、私自身もゴマノハグサ科という認識を持っていました。これはいくつかある分類体系によるもののようです。

 

キバナシオガマは北半球の高山帯や寒冷地の礫地や草地に分布し、日本国内では北海道の大雪山の一部にのみ生育します。私も以前、大雪山縦走登山ツアーの添乗の際、昼食タイムの際に観察したのを覚えています。今回使用した写真も弊社森田が大雪山・銀泉台で観察・撮影したものです。

 

先日ご紹介したレブンシオガマなど、シオガマの花の種類は多く、日本国内にも15種ほど分布し、その多くが日本固有の種です。そんな中でも黄色の花を咲かせる種はキバナシオガマのみです。数も少ないことから、絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されています。
海外では黄色のシオガマギク属の花は比較的観察され、以前に紹介したペディクラリス・ロンギフロラ・トゥビフォルミス(Pedicularis longiflora tubiformis)もその1つです。

 

草丈は10~20㎝で直立し、茎は根の部分で分枝します。
葉は長さ1~1.5㎝で全体的に根元に集中し、羽状に切れ込みが入っています。ただ、茎の上部に向かって付く葉もあり互生しています。
また、根元にある葉は皺の寄ったように見える形状をしているのも特徴的です。いつの日か観察した際にお客様が「かわいい毛虫みたい」って表現されたことを今でも覚えています。

 

花期7~8月、花は長さ2㎝ほどで淡いレモン色の花で小鳥の嘴を思わせる上唇の先端が赤褐色(茶色に感じることも)という色合いで、シオガマの花特有の形状が見られます。茎の上部から茎頂に総状花序を作り、10個ほどの花を密集して付けます。

 

ある資料にシオガマ(塩竃)という和名の由来は、シオガマは花だけでなく葉まで(浜で)美しいことから、海辺で趣のある塩竃(海水を汲み入れて塩を精製するかまど)の名がついたと言われているそうです。私も初めて知った由来でした。

 

キバナシオガマ(黄花塩竃:Pedicularis oederi)②

 

080

エゾキスゲ(蝦夷黄菅:H. lilioasphodelus var. yezoensis)

ついに、10月1日以降出発のツアーから「東京都除外が解除」されることが決定しました。西遊旅行では、本日9月18日より対象ツアーのキャンペーン価格での販売を開始いたします。これを機会に是非とも国内ツアーもご検討ください。
私のおすすめツアー:錦江湾に浮かぶ桜島と鹿児島の2つの半島を巡る旅
※菜の花の咲く指宿より開聞岳を、椿の咲く仙巌園より桜島を展望!

 

本日は「エゾキスゲ(蝦夷黄菅:H. lilioasphodelus var. yezoensis)」をご紹介します。

 

エゾキスゲ(蝦夷黄菅:H. lilioasphodelus var. yezoensis)

 

被子植物 単子葉類
学名:H. lilioasphodelus var. yezoensis
科名:ススキノキ科(Xanthorrhoeaceae)
属名:ワスレグサ属(Hemerocallis)
※旧科名のユリ科の時の学名は「Hemerocallis flava var. yezoensis」

 

エゾキスゲ(蝦夷黄菅)と言えば、思い出されるのが北海道・小清水原生花園です。
十数年前の7月、バスガイドさんが小清水原生花園へ向かう道中でエゾスカシユリとエゾカンゾウの花の説明をしてくれていたため、私を含め、車内のお客様は胸が高鳴る想いで小清水原生花園に到着しました。オレンジ色のエゾスカシユリやエゾカンゾウの花も確認できたのですが、それ以上に目をひいたのが鮮やかなレモン色のエゾキスゲでした。緑鮮やかな原生花園に一際鮮やかな色合いで群生するエゾキスゲに皆が心を奪われたことを今でも鮮明に覚えています。
今回使用する写真は弊社森田が7月に撮影したものですが、やはり小清水原生花園で撮影したものだったようです。

 

エゾキスゲは北海道や南千島に分布し、変種はユーラシア北部などにも広く分布します。
エゾキスゲは、ユリ科(Liliaceae)という認識でしたが、現在APG分類ではススキノキ科(Xanthorrhoeaceae)に分類されています。エゾキスゲのことを調べなおしている際に「ユリ科」と記載されているものがほとんどでしたが、ここ数年で「ススキノ科」とされ、学名も「H. lilioasphodelus var. yezoensis」となったそうです。

 

草丈は50~80cm(直立)にもなり、葉は長さが幅は5~15mm、長さは30~50cmと長くて線形、葉が先端へ向かうにつれて垂れ下がったように下を向いているのが「ユリ科」らしい特徴です(ススキノ科です)。葉には腺毛などはなく、光沢も観られません。

 

花期は6~8月。花は茎頂に短い花柄をつけた先に5~10個ほど咲かせ、花被片が6枚。これまで幾度かご紹介しましたが、ユリの花は6枚の花被片のうち、外側の3枚が萼、内側の3枚が花弁です(ただ、今はエゾキスゲはススキノ科です)。
花被片の長さは10cm弱と大きく、何より印象的なのがその色合いです。鮮やかな黄色は「レモンイエロー」と表現されることが多いです。

 

以前、原生花園の係員さんに「エゾキスゲの花は夕方に開花し、翌日の昼頃にはしぼむ一日花」と教えてもらいました。ちなみにゼンテイカ(和名:ニッコウキスゲ)は朝に開花し、夕方にしぼむ一日花です。
また、色々と調べていると、旧学名(Hemerocallis flava var. yezoensis)の「Hemerocallis(ワスレグサ属)」はヘメロカリスと読み、ギリシャ語の「hemera(一日)&callos(美)」が語源ということです。

 

エゾキスゲやゼンテイカ(ニッコウキスゲ)、以前ご紹介したユリ科の花々は、群生している風景と出会うと、思わず歓喜の声を挙げ、夢中になって観察してしまう魅力のある花でもあります。群生する風景も魅力的ですが、機会があれば是非1輪ずつゆっくりと観察してみてください。
それにしても、エゾキスゲの花はなぜススキノ科となったのでしょうか…。

 

エゾキスゲ(蝦夷黄菅)の群落

 

<これまでご紹介したユリ科の花々>
030.マルタゴン・ユリ(Lilium martagon)
031.ピレネー・ユリ(Lilium pyrenaicum)
054.クロユリ(Fritillaria camschatcensis)
070.カノコユリ(鹿の子百合:Lilium speciosum)
071.ニシノハマカンゾウ(西の浜萱草:Hemerocallis fulva var. aurantiaca

 

 

079

アオノツガザクラ(青の栂桜:Phyllodoce aleutica)

少しずつ涼しくなり、夜には秋の虫の音色も聞こえてくるようになりました。皆様体調など崩されず、お過ごしでしょうか。Go Toトラベルがようやく東京都への旅行と都内に住んでいる皆様の旅行を10月1日から対象に加える方針を明らかにされました。10月以降、日本各地で紅葉を楽しむことができるツアーも発表しておりますので、是非ご検討ください。
私のおすすめツアー:原生林・芦生の森と京都の奥座敷・鞍馬と貴船

 

本日は「アオノツガザクラ(青の栂桜:Phyllodoce aleutica)」をご紹介します。

 

079.アオノツガザクラ(青の栂桜:Phyllodoce aleutica)

 

被子植物 双子葉類
学名:Phyllodoce aleutica
科名:ツツジ科(Ericaceae)
属名:ツガザクラ属(Phyllodoce)

 

本日の写真は弊社森田が北海道の大雪山・銀泉台で観察したものを掲載させていただきます。私も以前に山形の月山でのフラワーハイキングや大雪山でのフラワーハイキングの際に観察しました。

 

アオノツガザクラは、ツツジ科ツガザクラ属の高山に自生する常緑小低木です。
日本では、北海道から本州中部地方以北に分布し、高山帯の適度に湿り気のある岩場や草地に生育します。北海道ではツガザクラ属が3種が自生していますが、エゾノツガザクラとナガバノツガザクラは南限が東北地方とされておりますが、アオノツガザクラは白山など日本アルプスでも観察できます。海外では、千島列島やサハリン、カムチャッカ半島、アラスカにも分布します。

 

草丈は10~30㎝、葉は長さが1㎝前後で線形の葉が密集しており、葉には少し光沢も確認でき、縁にはわずかに鋸歯も確認できます。

 

花期は7~8月、2㎝ほどの花柄にはわずかな腺毛が生え、長さ1㎝弱の壺型の白く(または淡い黄緑色)可愛らしい花が枝先に10個前後、下向きに花を咲かせます。
萼片が緑色で長さ5㎜ほどで花冠の中央部分までを包むようについており、こちらにも腺毛が確認できます。エゾノツガザクラと同様、花の先端(キュっとしぼんだ部分)が浅く5裂して反り返っているのが可愛らしさを演出しているように感じます。
花は下向きに花を咲かせるのですが、花が終わり実となると花柄が起き、実は上向きになり、群生して並んでいると非常委印象的な風景となります(私も写真などでしか見たことがありません)。

 

アオノツガザクラの名前は、大半の資料では栂の木に似た葉と黄緑色の花から「青の栂桜」と名付けれらたとありますが、ある資料に「花の色が黄緑色なのになぜ青?」と興味深い由来の話が掲載されていたので、ご紹介します。
その資料によると青森、新潟、岐阜、福岡、沖縄などでは「あを」は黄色をも意味し、おそらく古代においては白や赤でない色は幅広く「あを」と言っていたのではないかということでした。緑色に対しての青という表現は現在でもしばしば使われているそうで、その影響でこの花も「青の」と付けられたのかもしれないということでした。

 

先日ご紹介したエゾノツガザクラとコエゾツガザクラ、今回のアオノツガザクラは小さいながら壺型の可愛らしい花であり、群生した花を見つけると心躍る風景です。3つのツガザクラ属の花が群生している場所を訪れ、色合いの違いや花の形状の違いをゆっくり観察してみたいものです。

 

アオノツガザクラ(青の栂桜:Phyllodoce aleutica)②
078

エゾウスユキソウ(レブンウスユキソウ:Leontopodium discolor)

ようやく過ごしやすい気温となり始めましたが、若干不安定な天気が続く日々です。
そんな天候に負けず、弊社も一丸となって年末年始や冬の国内ツアーなど、日々ツアー造成に励んでおります。弊社ホームページやメールマガジンなどで随時発表させていただきます。現状で発表しておりますツアーも含め、是非ご検討ください。
西遊旅行 日本(国内旅行)ツアー一覧
私のおすすめツアー:冬の奇跡 美瑛の雪原とオホーツクの流氷世界 

 

本日は「エゾウスユキソウ(蝦夷薄雪草)」別名「レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)」をご紹介します。

 

エゾウスユキソウ(レブンウスユキソウ:Leontopodium discolor)①

 

被子植物 双子葉類
学名:Leontopodium discolor
和名:蝦夷薄雪草または礼文薄雪草
科名 : キク科(Asteraceae)
属名 : ウスユキソウ属(Leontopodium)

 

本日ご紹介する花は「エゾウスユキソウ」と記載しましたが、別名を「レブンウスユキソウ」と言います。私も含めて「レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)」と呼ぶ方がしっくりする方もいらっしゃるかもしれません。ただ、あらゆる資料を調べてみると「エゾウスユキソウ」と紹介されているが多いのも事実です。花図鑑などで索引していても見つからない方は「エゾウスユキソウ」で再度索引してみてください。

 

エゾウスユキソウは、キク科・ウスユキソウ属の花でヨーロッパ・アルプスの三大名花の1つであるエーデルワイスの仲間です。

 

エゾウスユキソウは、北海道(礼文島、藻琴山、釧路・昆布森など)に分布し、主に比較的乾いた礫地や草地などに自生し、海外ではサハリンにも分布します。
この花を撮影した弊社米谷も北海道・礼文島(桃岩展望台)で観察したそうです。
私も十数年前、花撮影ツアーにて礼文島南部に位置する礼文林道へ夜明け直後に林道内の群生地へ向かい、まだ朝露の残るレブンウスユキソウの撮影を楽しんだのを覚えています。その時はフィルム撮影でしたが、その写真が見つからず・・・。
礼文島・礼文町では、エゾウスユキソウ(レブンウスユキソウ)は町花に指定されています。

 

草丈は15~30㎝ほど、ヨーロッパのエーデスワイスより少し草丈は高い印象です。
葉は根元に長さ5㎝ほどの根生葉をロゼット状につけ、茎には互生する長さ5㎝、幅1㎝弱の葉を10~15枚ほどつけます。
ご存知の方も多いかもしれませんが、真っ白な花弁のように見える部分は「苞葉(ほうよう)」と呼ばれ、花弁ではなく「花芽を包む葉」なのです。苞葉は1~5㎝と長さの異なるものをつけます。
苞葉や茎には白い繊毛が確認でき、これらは乾燥や強い日射しから植物を守っています。現地ガイドさんは「その繊毛で朝露などの水分を余すことなく受け取る」と説明していました。この繊毛に朝露が掛かるとウスユキソウの美しさは倍増します。

 

エゾウスユキソウ(エーデスワイスの仲間全体)は、苞葉の中央に直径5㎜ほどの頭花を5~20個ほど密集してつけ、花期は7~8月。中央部にある雌花のまわりを雄花が取り囲んでいます。実は、属名のLeontopodiumはギリシャ語で「ライオンの足」を意味し、花を観察していると肉球を思わせる姿に思わず納得してしまいます。

 

ウスユキソウ(エーデスワイス)は苞葉が日焼けしてしまうと、少し茶色くなってしまいます。
見頃は開花直後の数日間とも言われていますが、ウスユキソウの姿は気品があり、多少日焼けをしていても咲いている姿を観るとやはり夢中になって観察してしまいます。
私も礼文島に訪れ、夜明けと共に礼文林道へ向かい、群生地で再び夢中になってエゾウスユキソウの撮影を楽しんでみたいです。

 

エゾウスユキソウ(レブンウスユキソウ:Leontopodium discolor)②
077

エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜:Phyllodoce caerulea)

先日発行させていただいた西遊通信や弊社ホームページなどをご覧いただき、ここ数日国内ツアーへのお問い合わせが増えてきており、次々と催行決定ツアーが増えてきております。年末年始ツアーも「まもなく催行」のものも多くなっております。少人数ツアーのため、催行決定となればすぐに満席となってしまいますので、お悩みでしたら早めにお問い合わせください。

 

本日は「エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜:Phyllodoce caerulea)」をご紹介します。

 

エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜:Phyllodoce caerulea)

 

被子植物 双子葉類
学名:Phyllodoce caerulea
科名:ツツジ科(Ericales)
属名:ツガザクラ属(Phyllodoce caerulea)

 

今回ご紹介するエゾノツガザクラは、弊社森田(知床半島・羅臼「知床サライ」に在籍)が7月に実施した弊社ツアー「花の北海道フラワーハイキング」で撮影したものを掲載させていただきます。私も西遊旅行に入社する前、大雪山系の旭岳の麓で群生を観察したのを覚えています。

 

エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜:Phyllodoce caerulea)は、東北地方の北部から北海道に分布し、適度に湿り気のある岩場や草地に群生します。その他、北半球の寒冷地にも分布します。

 

草丈は10~30cmの常緑小低木で、枝に松葉状で長さ1㎝弱ほどの葉を多くつけます。
花期は7~8月、花の大きさは6~8㎜と小さく、形状は少し細長い壺型をしています。また、濃紅紫色が非常に印象的で、花の先端(キュっとしぼんだ部分)が浅く5裂して反り返っているのが可愛らしさを演出しているように感じます。また、花冠と花柄に若干の繊毛が確認できます。
観察しているとほとんど確認することができませんが、雄しべが10個あるそうです。

 

私自身、観察したことはありませんが、大雪山のガイドさんの話では時折花弁に小さな穴が確認できることがあるそうです。これはツガザクラ類を好むエゾオオマルハナバチという蜂が盗蜜した痕です(盗蜜痕と表記している資料もあります)。
もともと寒冷な環境に適応しているマルハナバチは高山帯でも活発に活動し、北海道では12種のうち6種が活動しているそうです。また、ある資料では盗蜜は受粉に役立たず、このままだとエゾノツガザクラが見られなくなってしまうというものもありました。

 

今回、この花を紹介するにあたり、花の名前を調べるのに一苦労しました。
それは「コエゾツガザクラ」という花(下写真)があるからです。
コエゾツガザクラ(Phyllodoce aleutica x P. caerulea)は、自然環境で自生するエゾノツガザクラと後日紹介するアオノツガザクラ(Phyllodoce aleutica)が交配して生まれた種です(雑種と記載もありますが、キレイな花で雑種というのも・・・ここは種と記載させていただきます)。
見た目はほとんど変わらず、色合いが淡いピンク色で、花冠と花柄の繊毛がエゾノツガザクラより若干少ないのが特徴です。
形状も似ていますが、エゾノツガザクラより丸みを帯びた壺型です。比較するために、エゾノツガザクラを紡錘型(円柱状でまん中が太く、両端がしだいに細くなる形)、コエゾツガザクラを壺型と表記している資料もありました。また、細長い花のほうがアオノツガザクラの遺伝子が少ないとも言われているそうです。※ほぼ遺伝子レベルの見分けなので、本当に難しいです。

 

大雪山をはじめとする北海道内の高山帯ではアオノツガザクラとエゾノツガザクラが混生するため、エゾノツガザクラが多く自生するそうですが、同じ北海道内の羊蹄山にはアオノツガザクラがないので純粋なエゾノツガザクラが観察できるそうですが、オオマルハナバチの盗蜜の痕が見られ始めているそうです。
オオマルハナバチの盗蜜痕も観察してもらいたい気もしますが、盗蜜痕のない純粋なエゾノツガザクラをゆっくりと観察してもらいたいです。

コエゾツガザクラ(小蝦夷栂桜:Phyllodoce caerulea)
076

リシリソウ(利尻草:Zygadenus sibiricus)

ここ1ヶ月、社員一丸となって年末年始や冬シーズンの日本国内ツアーの造成に励み、私も冬の北海道で流氷ウォークやスノーシュー体験を楽しむ「冬の奇跡 美瑛の雪原とオホーツクの流氷世界」や南九州の2つの半島を巡る「錦江湾に浮かぶ桜島と鹿児島の2つの半島を巡る旅」を造成させていただきました。近日中には西遊通信も皆様のお手元に届く予定ですので、是非ご検討ください。

 

本日は「リシリソウ(利尻草:Zygadenus sibiricus)」をご紹介します。

 

リシリソウ(利尻草:Zygadenus sibiricus)

 

被子植物 単子葉類
学名:Zygadenus sibiricus または Anticlea sibirica
科名:シュロソウ科(Melanthaceae)
属名:リシリソウ属(Zygadenus)

 

本日ご紹介する「リシリソウ(利尻草)」の写真は弊社ツアー「花の季節に訪れる北海道最北の旅」に同行した弊社米谷が撮影したものです。

 

北海道は高緯度に位置していることから本州の3,000メートル級の山岳に匹敵する自然環境があり、様々な高山植物の観察を楽しむことができます。そのような自然環境の北海道では、北海道の中央に位置する大雪山国立公園と並ぶ花の名所が「利尻礼文サロベツ国立公園」です。
道北エリアの離島である利尻島は利尻富士を主体とした高山植物の宝庫であり、さらに日本最北の離島である礼文島は「花の浮島」とも呼ばれ、300種もの高山植物が観察できます。それぞれの島には固有種が多いのも特徴です。

 

「リシリソウ(利尻草)」は、その名の通り「利尻島」で最初に発見されたことが名の由来です。ただ、実際は利尻島で観察するのは難しく、礼文島の方がよく観察できると言われています。実際、今回の写真も礼文島・桃岩展望台で観察したものだそうです。私も西遊旅行入社前、礼文島でも観察しました。
その他、北海道の内陸部にも分布し、海外ではシベリアから中国東北部、東アジアに分布、亜高山帯~高山帯の草地に自生します。
国内ではリシリソウは、環境省のカテゴリで絶滅危惧ⅠA類に指定されています。

 

リシリソウ(利尻草)は、以前はユリ科に属していましたが、現在はシュロソウ科(Melanthaceae)に属します。
従来の分類ではユリ科に属していましたが、最近の研究で旧来のユリ科に含まれていた属は疑系統的であることが判明し、シュロソウ属、リシリソウ属、ショウジョウバカマ属、シライトソウ属、ツクバネソウ属、エンレイソウ属はシュロソウ科へ移されました。

 

草丈は10~30cmで直立し、葉は広線形で10~20㎝ほどの長さ、ほとんどが根元につき、茎葉はごく稀に数枚つきますが、無いことの方が多いです。

 

花期は7~8月、茎の上部に直径が2cm弱の小ぶりな花を総状花序(円錐形または円柱形に並び、下から咲いていく)に10個前後を付けます。
淡黄白色(または白色)の花被片が6枚つき、花被片の内側には黄緑色の大きな斑点のような腺体が(せんたい:葉や茎の表面に見られる粒状のもので、多くは匂いを持つ物質や粘液などを分泌する)ついており、印象的な色合いとなっています。
※私が観察した際、この斑点が「ハートの形」をしていると盛り上がったのを覚えています。

 

リシリソウは、有毒成分のベラトルムアルカロイドが含まれおり、謝って口にしてしまうと呼吸困難や嘔吐などの症状が出るそうです。

 

一見するとリシリソウは地味な花ですが、上述したように花被片の表面に見られる黄緑色の斑点が非常に印象的な色合いで、同じシュロソウ科のバイケイソウの花にも似ていて、気付けば心を奪われてしまう品のある花です。

リシリソウ(利尻草:Zygadenus sibiricus)②
075

チングルマ(Sieversia pentapetala)

今年の夏は本当に暑いですね。コロナウイルス感染症対策としてマスクと合わせて、熱中症対策も行わなければいけない。悩ましい日々が続きますが、ここはしっかり両方の対策を講じて、一日でも早く安心できる日を迎えられるように頑張りましょう。

 

本日は「チングルマ(Sieversia pentapetala)」をご紹介します。

 

チングルマ(Sieversia pentapetala)

 

被子植物 双子葉類
学名:Sieversia pentapetalaまたはGeum pentapetalum
科名:バラ科(Rosaceae)
属名:チングルマ属(Sieversia)またはダイコンソウ属(Geum)
※学名が「Geum pentapetalum」と表記される場合もあり、これはチングルマ属(Sieversia)がダイコンソウ属(Geum)の1亜種として扱われることがあるためです。

 

今回ご紹介するチングルマの花は、弊社森田(知床半島・羅臼「知床サライ」に在籍)が7月に実施した弊社ツアー「花の北海道フラワーハイキング」で撮影したものを掲載させていただきます。

 

チングルマ(Sieversia pentapetala)は、北海道や本州の中部地方以北に分布し、海外ではサハリンやカムチャッカ半島、アリューシャン列島に分布します。

 

実はこのチングルマは草ではなく「地面を這うように生える落葉する低木」なのです。
草丈は3~10㎝と低く、地を這うようにしてチングルマは群生し、高山帯の雪渓の周辺や多湿地に自生し、大群落を形成することが多いのが特徴です。

様々な資料でチングルマは「雪田植物(せつでんしょくぶつ)」と紹介されています。
多雪地帯では小さな谷や窪地に多量の雪が積もり、その後夏期の遅くまで雪渓として雪が残ります。これを雪田と呼び、このような厳しい環境下で自生する植生を雪田植物と呼んでいます。雪田では雪がない時期というのが短く、その間に成長→開花→繁殖というサイクルを終わらせなければいけません。このため特殊な植物しか生育できず、そこに生育する種類も限られていますが、場所によって雪解けの時期が異なるため雪田の付近には多様な植物が自生します。

 

葉は奇数羽状複葉(鳥の羽根のような複葉で先端に1枚、両側に対で小葉が付く形態)で小葉は3~5枚、長さは1~1.5㎝ほど。葉には光沢も確認でき、少し厚みも感じられ、葉の縁に鋸歯も確認ができます。
葉は秋になると色鮮やかな赤色となり、森林限界以上では紅葉(草紅葉)の主役となります。

 

花期は6~8月。花柄はその長さが4~5㎝、枝先に単生(1つの花をつける)し、花弁は5枚、直径が3㎝ほどの小さく白い花を咲かせます。
多数の黄色い雌しべと雄しべがあり、花が終わると羽毛状になった雄しべが残り、これがチングルマの果実になります。果期になると花柄は7~10㎝ほどになり、タンポポの種のように風によって散布されます。これが「チングルマ」の名の由来なのです。
羽毛上の果実の形が子供の風車(かざぐるま)に見えたことから稚児車(ちごくるま)から転じて付けられたと言われています。

 

チングルマは「シーズンは3つある」と言われています。
①チングルマの花
②チングルマの果実(チングルマの穂と紹介されることもあります)
③チングルマの紅葉(草紅葉)

 

私自身、チングルマはこれまで幾度も観察しましたが、やはりチングルマと言えば「北海道・大雪山系」というイメージが強く、今でも大雪山の裾合平一帯に咲き誇るチングルマの群生、花後のチングルマの果実(穂)が広がる風景、裾合平が真っ赤に染まるチングルマの紅葉の風景は今でも目に焼き付いています。
また乗鞍岳の畳平周辺や山形県の月山でのフラワーハイキングの際もチングルマの花が群生していたのも忘れられません。

今回のブログでは「チングルマの花」の写真しか掲載できませんでしたが、私が9月に「日本で最も早い紅葉を観る!大雪山山麓一周と能取湖のサンゴ草」に同行させていただきますので、そこでチングルマの果実(穂)、紅葉(草紅葉)が観察できたら、改めて写真を掲載させていただきます。

チングルマの群生

 

<チングルマが観察できるツアー>
※これからは「チングルマの穂」や「チングルマの紅葉」が観察・撮影できるシーズンです。

 

”サンゴ草の紅葉と共にチングルマの紅葉も探しましょう”
日本で最も早い紅葉を観る!大雪山山麓一周と能取湖のサンゴ草

 

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ムニンヒメツバキ(無人姫椿:Schima mertensiana)

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先日に引き続き、小笠原諸島で観察した固有種の1つ「ムニンヒメツバキ(無人姫椿:Schima mertensiana)」をご紹介します。

 

ムニンヒメツバキ(無人姫椿:Schima mertensiana)

 

被子植物 双子葉類
学名:Melastoma tetramerum
和名:無人姫椿
英名:Rose Wood
科名:ツバキ科(Theaceae)
属名:ツバキ属(Camellia)

 

ムニンヒメツバキ(Schima mertensiana)は小笠原諸島の固有種であり、小笠原村の花に指定されています。小笠原諸島の島内に広く分布しており、山地の中腹などで生育します。

 

ムニンヒメツバキは、ツバキ科の常緑高木で樹高は7~8mとなります。樹皮そのものは褐色(少し暗みを感じました)で、成木は樹肌が縦横に裂けるそうです。
葉は細長い楕円形が互生し、で少し光沢が確認できます。時折、葉裏に白い産毛のあるものもあるそうです。

 

花期は5~6月、今回は8月に観察しましたが、残りわずかなムニンヒメツバキの花を観察することができました。
※調べてみると、木(個体)によって8月ごろまで花をつけるものもあるようです。
花は真っ白な花弁を5枚つけ、サザンカ(山茶花)の花に似た花を咲かせ、花そのものは枝先に集中して咲きます。大きさは直径5㎝弱と小ぶりですが、山吹色の葯(花粉の袋)がとても印象的に伸びていることで、印象より少し大きく感じます。

 

ムニンヒメツバキは花が終わると、直径1㎝ほどの球体の果実がふくらみます。長い柄の先についた実は11月ごろから上部が裂けはじめ、実の中に入っている種子を弾き出し、弾き出た種子は春になると茎が細く赤褐色の芽(実生)が顔を出します。

 

ムニンヒメツバキの英名はRose Woodと言いますが、小笠原では「ロースード」と呼ばれています。これは英名のRose Woodが転訛したものと言われており「」バラのような花が咲く木」という意味があるそうです。

 

興味深い小笠原の植生ですが、季節を変えてゆっくりと林間を散策し、小笠原固有の植生を観察してみたいものです。個人的には⼩笠原諸島で固有の着⽣ランを探すツアーなんか楽しそうと思うのですが・・・いかがですか?

 

枝先に集中して花を付けるムニンヒメツバキ

 

<小笠原諸島の植生を楽しむことのできるツアー>
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小笠原諸島を歩く たっぷり小笠原12・13日間
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ムニンノボタン(無人野牡丹:Melastoma tetramerum)

本日は「たっぷり小笠原6日間」で観察した小笠原諸島の固有種の1つ「ムニンノボタン(無人野牡丹:Melastoma tetramerum)」をご紹介します。

 

ムニンノボタン(無人野牡丹:Melastoma tetramerum)

被子植物 双子葉類
学名:Melastoma tetramerum
和名:無人野牡丹
科名:ノボタン科 (Melastomataceae)
属名:ノボタン属(Melastoma)

 

小笠原諸島は東京から南南東約1000kmの太平洋上に浮かぶ30余の島々の総称です。小笠原の島々は大陸から遠く離れた洋上に出現し、その後一度も大陸と陸続きになったことのない、ハワイ諸島やガラパゴス諸島と並ぶ典型的な海洋島です。
小笠原諸島が成立した際にはまったく生物・植物のない裸の島でした。小笠原には海流によって流れ着いたり、細かな種子や胞子が風で流れ着いたり、鳥によって運ばれたり、様々な要因で小笠原に辿り着き、海洋島として隔離された環境条件が小笠原に生育しない固有種が多くなった理由と言われています。

 

ムニンノボタンはノボタン科ノボタン属の低木で、小笠原諸島・父島の固有種です。
草丈は1~1.5mとなり、枝を多数分枝します。温暖な小笠原らしく、葉は一年を通じて常緑です。
葉は比較的先が尖った長楕円形をしており、約5~8㎝の葉が対生します。葉には若干短めの産毛が確認でき、若葉の方がより明確に確認ができました。

 

花期は7~8月、茎先に4弁の花弁をつける白い花を咲かせ、1つの枝先に花は1つのようです。今回は観察することはできませんでしたが、時折花便が5弁の個体もあるそうです。

 

ムニンノボタンのつぼみ(左)と実(右)

球体の蒴果(さくか:乾いた果実の一種で一つの果実が複数の癒着した袋状果皮から成るもの)をつけ、裂開すると黒い小さな種子が姿をみせます。
今回は裂開する前の蒴果を観察することができました(上写真の右が蒴果です)。

 

ニンノボタンの「ムニン」は、小笠原諸島の古い呼称である「無人島(むにんじま)」が由来で、これは英語による呼称「Bonin Islands」(ボニン・アイランズ)の由来でもあります。小笠原諸島には「ムニン」を和名に冠する植物が50種近くあります。

 

ムニンノボタンは小笠原諸島の父島の固有種ですが、同じ小笠原諸島の母島には淡い赤紫色の花を咲かせる「ハハジマノボタン(Melastoma tetramerum var.pentapetalum)」や北硫黄島の標高4~700mに自生する紫色の「イオウノボタン(Melastoma candidum var.alessandrense)」が生育します。

 

ムニンノボタンは環境省のレッドリストに登録され、絶滅が危惧されています(絶滅危惧ⅠA類)。1980年代には父島・東平に1株だけとなり絶滅が危惧されたそうですが、最後の1株から東大理学部付属植物園で増殖に成功し、父島で植えなおしが行われ、現在では順調に生育しているそうです。

 

私が観察したのも父島・東平の「アカガシラカラズバト・サンクチュアリー内の林間で、現地ガイドさんの説明ではこの株も植えなおしの株であるとのことでした。種を落としているそうですが、外来種として増えてしまったネズミが種を食べてしまい、新たな株が根付かないそうです(10年ほど前に父島・字東海岸にて40株ほどの自生地が見つかったという資料もありました)。

 

小笠原諸島には興味深い植生が多く、維管束植物(いかんそくしょくぶつ:体内に維管束をもつ植物群の総称でシダ植物,裸子植物および被子植物を含む)は300種で、その約40%が固有種、木本植物(もくほんしょくぶつ:茎が木質化し開花結実を繰り返し長い寿命を持つ植物)だけに限ると約70%が固有種だそうです。
小笠原と言えば「ボニンブルー」と称される海の美しさが有名ですが、独特な植生を楽しむために小笠原諸島に訪れるのもオススメです。

 

数少なくなったムニンノボタンの株

 

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