タグ別アーカイブ: カンムリワシ

ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (2)(スリランカ)

Changeable hawk-eagle カワリクマタカ ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (3)

雨のはじまった5月半ばに訪れたウィルパットゥ国立公園。昨晩の雷雨で公園内は水溜りだらけになっており、今日はレオパードは厳しいかな、とガイドさん。とうことで西の端の海岸や遺跡、野鳥などをみながら公園内を移動しました。

Changeable hawk-eagle カワリクマタカ ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (1)

朝一番の素敵な出会いは、このカワリクマタカ Changeable hawk-eagle。インド亜大陸、特にインドとスリランカで繁殖し、東南アジアでも見られる鳥ですが、スリランカの個体は冠羽が長いのが特徴とのこと。また、白っぽい個体も多いです。

Changeable hawk-eagle カワリクマタカ ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (2)

本当に美しいカワリクマタカでした。

ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (6)

森の中、ジープ道を見下ろす枝にいたカンムリワシ Crested serpent eagle。

ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (9)

またカンムリワシがジープ道の上の枝にいました。この構図で出会うことがよくあります。

White-rumped shama アカハラシキチョウ ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (4)

写真を撮るのは難しいけれど、何度も観する機会があったアカハラシキチョウ White-rumped shama。

ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park 遺跡 (8)

今回、初めて訪れたのですがウィルパットゥ国立公園内にはスリランカの「建国神話」に関わる遺跡があります。およそ2500年前のヤクシャ族の女王、クヴェニの王宮と言われている遺跡。考古学調査などは行われていないそうで、このガイド氏の説明も「伝説」という感じです。

ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (20)

そしてウィルパットゥの西の海岸にやってきました。マンナール湾に臨む海岸です。今日は土曜日、スリランカ人のファミリーがピクニックに来ていました。

ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (19)

そしてマンナール側を望む海岸。この一体は土の色が赤いです。この海岸にはスリランカの起源にまつわる伝説(建国神話)があります。2500年前、インドからやってきたヴィジャヤ王とその部下たちは「銅の色をした海岸」にたどりつき、当事このウィルパットゥ付近を収めていたヤクシャ族のクヴェニ姫と結婚し、その子孫がスリランカ=シンハラ人の起源となったという伝説・・・。ヴィジャヤ王にまつわる話には何バージョンもあります。

ウオクイワシとシロハラウミワシ ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (13)

海岸の木にはシロハラウミワシ White-bellied Sea Eagleとウオクイワシ Grey-headed Fish Eagleが一緒にいました。

Great stone-curlew ソリハシオオイシチドリ ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (7)

出口に向かう途中には、かわいらしい鳥との出会い。ソリハシオオイシチドリ Great Thick-knee (Great Stone-curlew)、2羽並んで歩いています!

Red-wattled lapwing インドトサカゲリ卵 ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (12)

そしてインドトサカゲリ Red-wattled lapwing の卵。

Red-wattled lapwing ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (14)

待っていたら親鳥がもどってきました。卵に座らないで保護している感じです。

Red-wattled lapwing インドトサカゲリ ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park (5)

インドトサカゲリのヒナです、家族で歩く素敵な光景が見られました。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : May 2018, Wilpattu National Park – Sri Lanka

Reference : Helm field guides “Birds of Sri Lanka” Wikipedia(EN)

■スリランカのバードウォッチングやサファリの手配については西遊旅行またはスリランカ支店のネイチャーエクスプローラ・ランカにお問い合わせください。

シュクラファンタ野性動物保護区のバラシンガジカ(ネパール)

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南西ネパールのインドとの国境にある野生動物保護区シュクラファンタは世界最大のバラシンガジカ(インドヌマジカ)の群れが暮らす草原があります。

シュクラファンタ野生動物保護区 Shukla Phanta Wildlife Reserve

ネパールとインドとの国境地帯に広がる草原を擁する保護区で、公園の南は国境の川をはさんでインドのキシャンプール野生動物保護区があり、あわせて広大な自然保護区を作り出しています。公園内にはアジアゾウやインドサイ、ベンガルタイガーも生息しますが、この公園の特徴はバラシンガジカ(インドヌマジカ)。運が良ければ大群が草原を横切る光景を見ることができます。また、4~5月は稀少な鳥ベンガルショウノガン(Bengal Florican)が観察ができる季節です。残念ながら公園はマオイスト時代の治安の問題と観光客向けの設備投資が行われてこなかったことから、宿泊施設や「サファリ」のためのサービスはほとんど整っていないのが現状です。

5月初旬、シュクラファンタ野性動物保護区を訪問。確かに「サファリ」のようなものは発達しておらず、園内に入る車を探すのにも一苦労でした。

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園内に入るとインド・ネパールの森の野鳥たちが迎えてくれます。カンムリワシ Crested Serpent Eagle。

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インドブッポウソウ Indian Roller

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森を通り抜けるとシュクラファンタの草原へ出ました。バラシンガジカの親子です。

バラシンガジカ Barasingha は別名インドヌマジカとも呼ばれ、インドの中・北部に分布します。3亜種に分かれ、インドのカジランガ国立公園にいるのがEastern Swamp Deer、カーナ国立公園にいるのがSouthern Swamp Deer、そして世界最大のヌマジカの群れであるシュクラファンタ野生動物保護区にいるのがWestern Swamp Deer。2013年の調査で、シュクラファンタ野性動物保護区には2,170頭のバラシンガジカがいるといいます。

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バラシンガジカは草原や湿地に暮らし、草、水草を食べています。バラシンガジカの名は「12の角」という意味で、本来なら立派な枝分かれした角があるのですが、春に角が落ちて、新しい角が生え始める季節でした。角はオスだけでメスには原則ありません。

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新しい角が生え始めているオスです。袋角と呼ばれるやわらかい角。このあとどんどん角は成長し、秋の繁殖期には最大になります。そして、メスにアピール。オス同士の争いにも使われます。そして、繫殖期が終わると角は落ちて・・・。

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草原と森との境界付近に、たくさんの群がいました。

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これは・・・ベンガルショウノガン (ベンガルノガン) Bengal Floricanです。オスが草原から首を覗かしているのが見えました。ベンガルショウノガンはインド北東部、ネパールに分布し、4~5月は草原で観察が期待できる季節。ヨーロッパから来るバードウォッチャーはベンガルタイガーよりも、このベンガルフロリカンに出会いにやってくるといいます。「もっと近くで観察できないの?」と聞くと、簡単ではない、と。

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草原から再び森を通って湿地帯へ。コハゲコウ Lesser Adjutant。

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インドアカガシラサギ Indian Pond Heron の繁殖羽の個体、羽もくちばしも美しいです。

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こちらはインドアカガシラサギの非繁殖個体。

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交尾中のインドトサカゲリ Red-wattled Lapwing、繫殖期ですね。

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公園出口へ向かう途中の川を渡ったときにみつけたコウハシショウビン Stork-billed Kingfisher。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : May 2016 ,Shukla Phanta Wildlife Reserve – Nepal

Reference : “Birds of Indian Subcontinent (Helm Field Guide)”, Wikipedia(EN)

★★ネパールでバードウォッチング!2018-2019★★

ヒマラヤの麓ネパール・バードスペシャル★6名様限定!!

★バルディア国立公園、シュクラファンタ野生動物保護区、コシタップ野生動物保護区への手配は西遊旅行または現地法人の西遊ネパールにて承ります。10月~3月はネパールのバードガイドの繁忙期でもありますのでお早めにご予約ください。

カンムリワシ Crested Serpent Eagle 

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (6)

インドのペンチ国立公園のサファリで観察したカンムリワシCrested Serpent Eagle の記録です。

カンムリワシはインドに広く分布し、英語名に「冠」と「蛇」がつく通り、「冠羽」があり、蛇をよく捕食するのが特徴の鷲です。ちょうどその2つの特徴がばっちり見れたサイティングでした。

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (7)

木の上から「獲物」を狙うカンムリワシ。白い点々模様があるのも特徴です。飛び立ったと思った次の瞬間、もう蛇を捕まえていました。

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (1)

その獲物を狙ってもう1羽のカンムリワシが登場。バトルが始まりました。

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (3)

戦いがエスカレートしていきます。

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (2)

お腹に蹴りが入りましたが、蛇を捕まえた方もものすごい威嚇です。かなわないと思ったのか、あきらめて離れていきました。

ペンチ国立公園へはベンガルトラの観察でやってきましたが、カンムリワシのこの表情に大興奮でした!

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Apr 2016  Pench National Park – India

Reference : Helm Field Guides “Birds of Indian Subcontinent”, Wikipedia(JP)

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れるインドの森サファリツアー★★

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

カジランガ国立公園サファリとホロンガパーの森 アッサム「鎧をまとったサイ」を求めて

★プライベートのサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。

ネパール チトワン国立公園のジープサファリ Jeep Safari at Chitwan National Park 

チトワン国立公園 ジープサファリ (1)

ネパールのチトワン国立公園の中を巡るジープサファリ。チトワン国立公園は2016年4月現在、ジープサファリとウォーキング以外で入ることはできません。

チトワン国立公園は日の出から日没まで(季節により変動しますが06:00-18:00)まで公園内をサファリドライブすることができます。ラプティ川にかかる橋を渡り、国立公園の中へ。入り口のチェックポストをすぎるとすぐに美しい森が始まります。朝もやにつつまれ、朝日が昇る国立公園内の森は、大変美しいです。

公園内は大きく、東部・中央部・西部にわかれ、ほとんどのツーリストの車は中央から西部を訪れるようです。この国立公園内のジープサファリは混載ツアーまたはジープのチャーターによって行われています。

チトワン国立公園のジープサファリの様子です。ジープサファリと呼ばれていますが、JEEP社の車を使っているわけではなく、サファリカーの総称です。使用する車のタイプはサファリを手配するホテル(ロッジ)や旅行会社によって異なります。

チトワン国立公園 ジープサファリ (2)

ラプティ川の橋を渡ってチトワン国立公園へ。朝日の昇る川面。ほぼ毎日、霧が出ます。

チトワン国立公園 ジープサファリ (3)

2016年3月9日は日食が見れました。アジアではインドネシアの島で皆既日食が観測されましたが、ネパールでは少し欠けたくらいでした。それでもタライ平原に昇る朝日の日食は格別です。

チトワン国立公園 ジープサファリ (4)アクシスジカ

川を渡ると軍が管理する国立公園チェックポストを経て、園内へ入ります。スタッフの詰所のある付近はたくさんのアクシスジカ Spotted Deerが集まっていました。ガイド氏、ここはトラが近づきにくいから安心と思ってるのかもね、と。

チトワン国立公園 ジープサファリ (5)サンバー

ジープ道を横切るSamber Deerサンバー鹿。

チトワン国立公園 ジープサファリ (6)イノシシ

Wild Boar イノシシ君。

チトワン国立公園 ジープサファリ (7)インドサイ

公園内にはたくさんの池・小さな湖があり、あちこちでインドサイを見かけます。国立公園を案内してくれたNepal Tiger Trustのスタッフによると、2015年段階でのチトワン国立公園のインドサイは600頭、ベンガルトラは120頭。

「最近、インドサイ5頭を麻酔してブルドーザーで持ち上げてネパール西部のバルディア国立公園に運んだんだ」と、ブルドーザーがけずった草地を見せてくれました。

チトワン国立公園 ジープサファリ (8)インドサイ

草むらからこちらを見るインドサイ

チトワン国立公園 ジープサファリ (9)インドサイ

観光客のジープの前を横切ることもあります。

チトワン国立公園 ジープサファリ (10)インドサイ

これは高齢のサイ、ガイド氏によると角は細菌か虫により無くなってしまっていました。あまり動きません。

チトワン国立公園 ジープサファリ (11)ハヌマーンラングール

頭上の木の上にはハヌマーン・ラングールの姿。3月は赤い花がが森を彩っていました。

チトワン国立公園 ジープサファリ (12)インドクジャク

森の女王のような風格のインドクジャク Indian Peafowl。雄は繁殖期に美しい尾羽を伸ばしますが、この個体はとてもボリュームのある羽が素晴らしく、見とれてしまいました。

チトワン国立公園 ジープサファリ (13)Crested Serpent Eagle ミナミカンムリワシ

Crested Serpent Eagle  カンムリワシ

 

チトワン国立公園 ジープサファリ (14)トラの足跡

ベンガルトラ Bengal Tiger の足跡(パグマーク)

Nepal Tiger Trust のスタッフによると、チトワンでは密猟は「ない」と断言。彼らはトラップカメラを設置し、体の模様とパグマークで個体識別をし、オスのトラの縄張りとそのテリトリー内のメスを把握していました。

国立公園内にワニの繁殖施設があり、その近くに最近、村に行って人を襲った若いトラが捕獲されていました。スタッフによると、村に行ってしまい人を襲った(食べた)トラは野生には戻せないと。チトワン国立公園にはこれまで人を襲った(食べた)とされるナンガラパティというトラがいますが、このトラは「村に行っていない」ので今も森で暮らしているんだそうです。「捕獲されたトラを見ますか?」と聞かれましたが、国立公園で檻の中のトラを見るのはつらいのでやめました。

夕方、出口へと向かう道の途中で、Sloth Bearナマケグマ君が現れました。

チトワン国立公園 ジープサファリ (15)ナマケグマ

「森のクマさん」、です。

チトワン国立公園 ジープサファリ (16)ナマケグマ

ナマケグマ君、立ち上がったかと思うと木に背中をすりすり。

チトワン国立公園 ジープサファリ (17)ナマケグマ

今日のサファリを見送ってくれたのは、愛嬌あるナマケグマ君でした。

2日間、国立公園の美しい湖、森、河原をめぐり野生動物観察とバードウォッチング。ベンガルトラとは出会えませんでしたが、Nepal Tiger Trust のメンバーと森をめぐり、トラのパグマーク、スクラッチマークを見つけ、テリトリーを教えてもらい、チトワン国立公園で確実にベンガルトラが増えていることを実感できました。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2016 Chitwan National Park,– Nepal

Reference : Information from Nepal Tiger Trust – Mr. Baburam Nahato, Mr.Raju Kumal, and Saiyu Nepal-Mr.Jeeban Sakya, Wikipedia(EN)

★★ネパールでバードウォッチング!2018-2019★★

ヒマラヤの麓ネパール・バードスペシャル★6名様限定!!

★チトワン国立公園、バルディア国立公園、シュクラファンタ野生動物保護区、コシタップ野生動物保護区への手配は西遊旅行または現地法人の西遊ネパールにて承ります。10月~3月はネパールのネイチャーガイドの繁忙期でもありますのでお早めにご予約ください。

ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Park(スリランカ)

スリランカ カワリサンコウチョウ (2)

ウィルパットゥ国立公園は敷地面積1316㎢を誇るスリランカ最大の国立公園。「ウィル」は「自然の水」を意味し、園内には雨水を湛 えたくぼ地や池、湖が60ヶ所近く点在します。また、レオパードの棲息数が多いことで知られていますが、正確な数は把握されていません。ナマケグマやスイギュウ、サンバーなど31種の哺乳類が棲息しています。スリランカの西海岸に接しており、海辺の野鳥も観察されます。

ウィルパットゥ国立公園のある地域は1983年から2009年まで続いたスリランカ内戦の影響を受け、長年訪れる人も少なかった国立公園。そのため周辺のホテルの設備、地元のサファリガイド・ドライバーの訓練などが必要な地域ですが、一大サファリ観光地となったヤーラ国立公園に比べ、ゆっくり、静かな森でサファリができる場所でもあります。

ウィルパットゥ国立公園でのサファリの様子です。

イノシシとアクシスジカ

イノシシ Wild Boarとアクシスジカ Spotted Deer

インドクジャク スリランカ

インドクジャクのオス Indian Peafowl 繁殖羽で優雅です。

ジャッカル ウィルパットゥ国立公園

ジャッカル Jackal そばにお腹の大きなメスが隠れており、私たちをじっと見ていました。

ホエジカ スリランカ

ホエジカ Barking Deer (Indian Muntjac) 林の中にいることが多く、写真撮りにくい鹿です。

ウイルパットゥのスリランカゾウ

スリランカゾウ Sri Lankan Elephant

ミドリハチクイ スリランカ

ミドリハチクイ Green Bee-eater 残酷な蝶の食べ方です。くちばしに挟んでは離して、振り回して・・・

チャガシラハチクイ スリランカ

チャガシラハチクイ Chestnut-headed Bee-eater

ハリオハチクイ ウィルパットゥ国立公園

ハリオハチクイ Blue-tailed Bee-eater

マミジロヒヨドリ

マミジロヒヨドリ White Eyebrows Bulbul

ソリハシオオイシチドリ ウィルパットゥ国立公園

ソリハシオオイシチドリ Great Thick-knee がゾウの糞で卵を温めていました。

スリランカヤケイ

セイロンヤケイ Sri Lanka Junglefowl のオス この鳥、スリランカの「国鳥」です!

スリランカ カワリサンコウチョウ (1)

カワリサンコウチョウ Asian Paradise Flycatcher のオス

シロハラウミワシ スリランカ

シロハラウミワシ White-bellied Sea Eagle

カササギサイチョウ ウィルパットゥ国立公園

カササギサイチョウ Malabar Pied Hornbill

オオソリハシシギ スリランカ

オオソリハシシギ Bar-tailed Godwit  冬にスリランカ北西の海岸で見られる鳥です。

エメラルドバト ウィルパットゥ国立公園

キンバト / エメラルドバト Emerald Dove のオス

アカハラシキチョウ

声が美しいアカハラシキチョウ White-rumped Shama

カンムリワシ スリランカ

カンムリワシ Crested Serpent Eagle

他にも、インドトサカゲリ Red-wattled Lapwing 、インドトキコウ Painted Stork、 アマサギ Cattle Egret、Grey Heron アオサギ、Intermediate Egret チュウサギ、サンバー鹿 Samber、トクマカクザル Toque Maccaque Monkey、たくさんのインドリクオオトカゲ Land Monitor やアカマングース Ruddy Mongooseを観察することができました。

残念ながら、国立公園入り口付近で朝晩に観察のチャンスが高いといわれたナマケグマは見ることができませんでしたが、見れました、レオパード君。

ウィルパットゥ国立公園のレオパード (3)

サファリカーの前をスリランカヒョウ Sri Lankan Leopard が横断してくれました!

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jan 2015, Wilpattu National Park, Sri Lanka

Reference : Helm Field Guides ” Birds of the Indian Subcontinent”,  Pictorial Pocket Guide to the Mammals of Sri Lanka, Wikipedia(JP)(EN)

★★スリランカ・ネイチャースペシャル 2019年ツアー発表★★

スリランカの森と海ネイチャースペシャル 固有種の宝庫スリランカの自然をたっぷり楽しむ12日間 ホソロリス・シロナガスクジラ・レオパードに固有種の鳥たち!

固有種の宝庫 スリランカ・バードスペシャル 6名様限定

クジラたちの海トリンコマリー 3~4月限定シロナガス&マッコウクジラ 5名様限定

★★スリランカのバードウォッチングやサファリのプライベート手配については西遊旅行またはスリランカ支店のネイチャーエクスプローラ・ランカにお問い合わせください★★

インドの森 バンダウガル国立公園 Bandhavgarh National Park

Bandhavgarh (2)

バンダウガル国立公園はマディヤ・プラデーシュ州の国立公園。1968年、マハラジャが狩猟地をマッディヤ・プラデーシュ州に寄贈したことが始まりとされています。当時の広さは105㎢。現在までに、コア・エリア、バッファ・ゾーン(人と野生動物との緩衝地帯)を含め1600㎢に拡大されてきました。コア・エリアの広さは、6~700㎢で、そこには約20頭が、バンダウガル全体では約60頭が生息しているといいます(2014年現在)。

公園内には7㎢のテーブルマウンテンにヒンドゥー寺院(ラーマ神)を含む要塞がありますが、3年前、観光客とトラの遭遇事故があり、それ以来この要塞エリアへの立ち入りは巡礼の時期以外は禁止されています。

Bandhavgarh (3)

バッファゾーンには80程の村があり、人とトラとの事故が絶えませんでした。1997~2000年のトラの数はたったの7頭、密猟や家畜が襲われることに腹を立てた村人が毒殺したりしたためでした。まさにバンガウガルの森からトラの姿が消えようとしていたとき、政府により家畜を襲われた村人への補償と教育が行なわれ、厳しい密猟対策が行なわれ、徐々にその数を回復させ、今では公園内に60頭が生息する、世界で最もトラの生息密度が高く、遭遇率が高い公園と呼ばれるようになったのです。

この数はこの公園の広さで暮らすことができるトラの最大数に達しており、親から離れたトラが公園外の森に移動したりするほか、作為的にトラのいない他の公園に移動(パンナ国立公園など)させることも行われています。

Bandhavgarh (4)

バンダウガルの森のサファリについて

バンダウガルには現在3つのゾーンでサファリが行われています。Tala Zone(タラ・ゾーン)、Magdhi Zone(マグディ・ゾーン)、キタウリ・ゾーン(Khitauli Zone)で、サファリの予約・支払い時にこのゾーンも指定することになり、予約・支払い後にゾーンやサファリカーに乗る人の変更や追加はできません。外国人は予約の人と同一人物かパスポートで照合されることもあるのです。

一番人気のあるゾーンはプレミアム・ゾーンとも呼ばれてサファリ料金も高価なタラ・ゾーン。バンダウガル砦を望む森は美しく、トラのサイティングもいいと言われています。最近はマグディ・ゾーンやキタウリ・ゾーンでのサイティングも良くなってきているようです。実際に私自身は3つのゾーンすべてでトラを観察できています。

美しいバンダウガルの森と野生動物をご紹介します。

Bandhavgarh -Peakok

森の中でたたずむインドクジャク Indian Peafowl

Bandhavgarh (1)

まるで人?仕草のかわいいハヌマーン・ラングール Hanuman Langur (Grey Langur)

Brown Fish Owl

木陰でうとうとしている ミナミシマフクロウ Brown Fish Owl  インドの森に広く生息するフクロウです。

Crested Serpent Eagle

こちらもインド大陸の森に広く生息するCrested Serpent Eagle カンムリワシ

Malabar Pied Hornbill

バンダウガルではカササギサイチョウ Malabar Pied Hornbill を見かけることも。

Asian Paradise Flycatcher

森の中で最も美しい鳥、カワリサンコウチョウ Asian Paradise flycatcher のオス。

Indian Vulture-Long billed Vulture

マグディゾーンではインドハゲワシ Indian Vulture(Long-billed Vulture) をよく見かけます。彼らはかつてインド大陸で「普通に見られる野鳥」でしたが、1990年代後半からの10年の間にその個体数を95-99%失うという悲劇がありました。ジクロフェナクという鎮痛剤兼抗炎症薬を与えられた家畜の死骸を食べたことが原因で24時間ほどで死んでいきました。現在ではもちろんこの薬の使用は禁止されていますが、まだまだ保護が必要な厳しい状態です。

Green Bee eater

そしてインドのあちこちで見られるミドリハチクイ Green Bee-eater、彼らの虫の食べ方はちょっと残酷です。

Chital11

その他、森にはたくさんのアクシスジカ Spotted Deer (Chital) やイノシシWild Boar、そして出会うことは難しいですが、レオパード Indian leopard、ナマケグマ Sloth Bear など、多様な野生動物・野鳥が暮らしています。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : April 2009,  May 2013, April 2014  Bandhavgarh  National Park – India

Reference : Information from Nature Guide, Helm Field Guides ” Birds of the Indian Subcontinent”

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★プライベートのサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。バンダウガル国立公園ではサファリカーの入域制限台数やルート制限があり、シーズン中には予約を取る事が難しいのが現状です。個人旅行でサファリ・撮影をご検討の方は是非お早めにご相談ください。