カテゴリー別アーカイブ: エゾヒグマ Ezo Brown Bear

知床半島・羅臼のヒグマ、カラフトマスを獲る

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (9)

8月下旬、知床半島にカラフトマスが押し寄せてきました。でも雨が少なく、川に水量がないと鮭たちは川を上れず、河口に近い海に集まっています。

そこに定置網を設置するのが羅臼の漁師、そして同じ場所で鮭を獲るのがヒグマ。この季節のヒグマは一番お腹を空かせていてやせ細っています。なかなか川に上ってこないカラフトマスを求めて、ヒグマも海に入ります。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (12)

知床半島のペキンノ鼻付近で見た、ヒグマの鮭狩りの様子です。なんと背後にはオジロワシが「早う獲れ!」とばかりに控えています。そしてこのヒグマは海へ・・・。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (6)

海に入るヒグマ。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (2)

何度も顔をつけて海の中のカラフトマスを探して泳ぎます。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (10)

メスのカラフトマスを捕まえました!

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (8)

筋子が溢れだしています。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (11)

泳ぎながら食べるのはしんどいので海岸へ。しばらくは私たちにお尻をむけてむしゃむしゃとカラフトマスを食べていました。メインの部分を食べ終わると、再び海へ。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (1)

すかさず、オジロワシが食べ残しを押さえました。そしてそれをカラスたちが狙っています。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (4)

一方、ヒグマの方は、カラフトマスを獲るのかと思えば、定置網のブイで遊び始めました。まだ子供らしい一面を残した若い個体です。見ているお客さまも胸キュンな瞬間でした。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (5)

やがて遊ぶのにも飽きて海岸へ。夏の終わりのヒグマのひと時です。

 

Photo : Mariko SAWADA, Kiyoshi AOKI  *These photos were taken during a tour in late August 2020.  Text : Mariko SAWADA

Special Thanks : 天神幸吉さま、森田将平(知床サライ)

知床半島のヒグマクルーズで見たワイルドライフ!

ヒグマ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ  知床サライ 西遊旅行 (4)

今年もヒグマシーズンがやってきました!カラフトマスが遡上するシーズンの知床、ヒグマも海岸で待ちわびているのです。そしてヒグマだけではなく釣り人も。

知床のヒグマクルーズで見た、ワイルドライフの紹介です。キタキツネは港で漁のおこぼれを狙う姿が見られました。海鳥はクルーズでも、岬付近もいい感じです。

ウミネコ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ (2)

ウミネコさんたち。町や港近くでは圧倒的にオオセグロカモメが多いですが、船で少し出るとウミネコの数がぐっと増えます。

キアシシギ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ (9)

海岸にいたキアシシギ。渡りの季節です。同時期の野付半島にはキアシシギ、トウネンがたくさんいました。

ウトウ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ 知床サライ 西遊旅行(7)

ウトウです。もう繁殖地は離れていますが、まだ嘴の付け根の突起がありました。

オジロワシ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ 知床サライ 西遊旅行 (8)

そして海側からとんできたオジロワシが獲っていたものは・・・ウトウです・・・。

ウミウ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ 知床サライ 西遊旅行 (3)

海岸の岩礁には多数のウミウが。

ヒグマ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ  知床サライ 西遊旅行(6)

知床半島の羅臼側、赤岩地区で見た雄のヒグマ。野花の中のパンダ熊(この模様の熊を、私たちはパンダ熊と呼んでいます)。

ヒグマ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ  知床サライ 西遊旅行(5)

赤岩の、廃屋となった番屋の前を闊歩するヒグマ。かつてここに暮らしていた人によると、こんなにヒグマがいるとは知らなかったそうです。

人が住まなくなり、少しづつ知床半島がもとの姿にもどりつつある過程でしょうか。羅臼側は釣り人が半島に上陸したりトレッカーが岬まで歩くことができ、ヒグマとの距離感が難しい場所です。双方にとって良い、距離感・共生ができるといいのですが。

 

Photo & text :Mariko SAWADA * The photos were taken during the tour in late August 2020.

Special Thanks : 天神幸吉さま、森田将平(知床サライ)

知床半島のヒグマ(3) ヒグマの親子

ヒグマの親子 知床半島 (8)

知床半島のヒグマの親子の観察記録です。この日は羅臼側の天気が悪く、斜里町側ウトロから船に乗りました。知床半島の東側と西側で天気は違うことが多く、知床峠・知床岬を越えると全く異なる天気になるので驚かされます。

今日のルートはイレギュラーで、ウトロから知床岬を越えて羅臼港まで。8月24日夕方に発生した羅臼町側の土砂災害で孤立した地域の人のために、ゴジラ岩観光さんが船をウトロから羅臼に向かわせることになったからです。今回の災害では、私たちも漁師の方々に船に乗せてもらって移動したり、羅臼町の方々に大変にお世話になりました。その中で、知床岬を越えて航行できたことは、オホーツク海に開けたウトロ側と根室海峡側の違い、知床半島が隔てる天気の違いを肌で感じることができる、とても貴重な体験でした。

斜里町側の知床半島はカムイワッカの滝など風光明媚な観光ポイントで知られていますが、ヒグマたちを観察出来るポイントもあります。

ヒグマ 知床半島 (14)

岩尾別川の海岸近くでカラフトマスを捕まえたヒグマ。

ヒグマの親子 知床半島 (15)

ルシャ川の注ぐ海岸はヒグマがよく見られるポイントで、訪れた時にはなんとダブル親子ヒグマ。一組は親子でじゃれあったあと森の中へ消えていきましたが、もう一組はだいぶ遠くでしたが親子で過ごす時間を観察させてくれました。この場所は羅臼側のルサ川から風が吹き抜ける、いつも風のきつい場所だそうです。

ヒグマの親子 知床半島 (20)

お母さんに甘える子グマ。このお母さん熊はツキノワのような柄がありました。

ヒグマの親子 知床半島 (21)

ひっくり返ってじゃれる子グマ

ヒグマの親子 知床半島 (22)

お母さんグマが子供をあやしています。

ヒグマの親子 知床半島 (10)

子グマがおっぱいを探しています。

ヒグマの親子 知床半島 (7)

お母さんグマが座って授乳のポーズ。

ヒグマの親子 知床半島 (6)

子グマがおっぱいを飲んでいます。

ヒグマの親子 知床半島 (12)

間もなくするとお母さんグマが丘のほうを見て立ち上がりました。

ヒグマの親子 知床半島 (13)

あまりにも幸せなヒグマの親子の光景でした。

Photo & Text  : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2016, 羅臼町<知床半島> – 北海道

Reference – ゴジラ岩観光の皆様に深く感謝を申し上げます。

知床半島のヒグマ(2) ヒグマの親子

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (17)

知床半島、羅臼側の海岸で観察したヒグマの親子です。知床岬の方へ船を進めていた時、海岸を歩く親子グマ、海岸で何かをほじくって食べている3頭のヒグマを発見。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (19)

それにしてもこの親子グマ、模様が「パンダ」のよう。知床半島のクマは、その色や模様に個体差が大きく、パンダ柄、白っぽい子、黒っぽい子、首元に「ツキノワ」のある子など、様々なんだそうです。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (20)

お母さんクマのあとをついて歩く子グマ。この親子が歩く方向の海岸で何かを食べていたヒグマは、この親子の存在に気が付くと山の斜面を駆け上っていきます。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (22)

よじ登った崖の上から親子ヒグマが通過するのを待つヒグマ。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (21)

上に逃げたヒグマ、下に海岸を歩く親子グマ。ヒグマは私たちのボートが近づいてもさほど気にしないのですが、それがクマ同士となると話は別。距離が必要なようです。また、ヒグマによってはボートが近づくのが嫌いな子もいるそうです。

知床半島 オジロワシ White-tailed Eagle (1)

海岸にはカラフトマスを狙ってオジロワシ White-tailed Eagle も来ていました。

知床半島 オジロワシ White-tailed Eagle (2)

攻撃的なオジロワシたちです・・。

Photo & Text  : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2016, 羅臼町<知床半島> – 北海道

Reference – 知床らうすリンクル *8月24日に羅臼で起こった土砂災害の際には皆様に大変お世話になりました。深く御礼申し上げます。

 

知床半島のヒグマ(1)

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (10)

知床半島のヒグマたちの観察記録です。知床半島の羅臼側では瀬渡し船で海岸にやってくるヒグマたちを観察できます。ツアーでは夕方までのチャーター船でたっぷりとヒグマたちを観察しました。

羅臼から車で相泊港へ。ここから瀬渡し船に乗り海岸にそって半島を北上します。海岸は岩場が続き、山がそのまま海に落ちているような場所もあれば、砂利のビーチになっている場所が何か所もあります。そういった場所には番屋があり、昆布漁やマス漁が行われる7~9月始めまで漁師さんたちが寝泊まりをして作業をします。最盛期の昭和40年代には50軒もの番屋があったそうです。

半島から川が流れ出る場所には遡上を待つカラフトマスが集まり、それを狙ったヒグマが現れます。ペキンの鼻の海岸でガイドさんが「シロ」と呼ぶヒグマがいました。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (1)

海岸の浅瀬でカラフトマスを捕まえたヒグマ。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (5)

あっという間に一匹たいらげて、口から魚の尻尾をぶらさげて歩くヒグマ。かわいいです。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (7)

この時期のヒグマは一番痩せています。それでもこの子はかなりスリム。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (8)

水の中のカラフトマスを見ています。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (9)

一生懸命カラフトマスを追いかけています。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (11)

捕まえたと思ったら、失敗。「え?」みたいな顔のヒグマ。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (10)

ようやくカラフトマスを捕まえました。水から出て茂みの中へ行ってしまいました。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (6)

再び海岸に現れたら、何やら不機嫌。しばらく海岸を歩いた後、海の中へ入っていきました。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (2)

海に入ったヒグマ。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (12)

顔に海藻がついたヒグマ。漁師さんのカラフトマスの網のあたりに泳いでいきます。

知床半島 カラフトマス

網の中にはたくさんのカラフトマスが入っていました。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (14)

カラフトマスを捕まえました。お腹からはイクラが・・・。

Photo & Text  : Mariko SAWADA

Observation : Aug 2016, 羅臼町<知床半島> – 北海道

Reference – 知床らうすリンクル *8月24日に羅臼で起こった土砂災害の際には皆様に大変お世話になりました。深く御礼申し上げます。

 

(動画) 知床半島のヒグマたち

Video & Photo  : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2016, 羅臼町・斜里町<知床半島> – 北海道

Reference – ゴジラ岩観光、知床らうすリンクル