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(動画)知床半島のヒグマ、カラフトマスを獲る

2020年8月下旬のヒグマフォトスペシャルツアーで観察したヒグマの動画です。定置網を使ってカラフトマスを獲るヒグマの様子、そしてブイで遊ぶ可愛らしいヒグマの姿!

船からの撮影でちょっと船酔いしそうな動画です。

知床半島・カラフトマスを獲るヒグマ

ブイで遊ぶヒグマ

今年はコロナのせいで海外に行けない旅行者が多く(我々も・・・)、多くの釣り人が羅臼の海岸に押し寄せました。今年はカラフトマスの当たり年で、釣り人にもヒグマにもうれしいことなのですが、世界遺産の海岸でもっと自由にヒグマがカラフトマスを獲れる環境になればいいのに・・・と思いました。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : Aug 2020, 知床半島

Special Thanks : 天神幸吉さま、森田将平(知床サライ)

親子ヒグマ、カラフトマスを狙う

知床半島 ヒグマの親子 カラフトマスを狙う Shiretoko Brwonbear (10)

知床半島の相泊から知床を岬を越えてヒグマクルーズ。カラフトマスを求めて海岸にやってきたヒグマ親子を発見。

知床半島 ヒグマの親子 カラフトマスを狙う Shiretoko Brwonbear (11)

見つけたときには、お母さん熊が定置網に沿ってカラフトマスを探し、子熊2頭が海岸で待っていて、さらにその後ろにオジロワシがおこぼれをもらうために待機。漁師とヒグマとオジロワシのコラボ風景。

知床半島 ヒグマの親子 カラフトマスを狙う Shiretoko Brwonbear (1)

じゃれあう海岸の兄弟熊。

知床半島 ヒグマの親子 カラフトマスを狙う Shiretoko Brwonbear (9)

海へ入るのかな?この後、1頭が入りましたが、もう1頭は入れません。

知床半島 ヒグマの親子 カラフトマスを狙う Shiretoko Brwonbear (4)

そこにお母さん熊がやってきました。

知床半島 ヒグマの親子 カラフトマスを狙う Shiretoko Brwonbear (5)

2頭で「入っておいでよ」と促しているような光景。

知床半島 ヒグマの親子 カラフトマスを狙う Shiretoko Brwonbear (6)

でも、お母さん熊が海から上がり、子熊たちがそれを追いはじめました。

知床半島 ヒグマの親子 カラフトマスを狙う Shiretoko Brwonbear (7)

私たちに見られていたのが嫌だったのでしょう、漁師さんによると、カラフトマスがいて夢中になっていると船のことは気にしないが、いなかったら船を見たら遠くに行ってしまうね、と。

親子熊の「カラフトマス捕獲レッスン」を邪魔したようで大変申しわけないです。

国後と根室海峡

この日は「ヒグマ・フォトスペシャルツアー」の最終日。国後島と根室海峡の景色も見納めです。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : Aug 2020, 知床半島

Special Thanks : 天神幸吉さま、森田将平(知床サライ)

知床岬を越えて・知床半島の親子ヒグマ

知床半島のヒグマ Ezo-Brownbear Shiretoko 親子ヒグマ (4)

風も波もない穏やかな海況の日、相泊から知床半島の岬を周り、斜里町のルシャ手前までヒグマを求めてクルーズしました。

天神さんの船で岬を越える

知床岬が見えてきました!知床半島の航行は場所によってコロコロ天候が変わり、急に風が吹いたり波が立ったりします。この日は知床としては「ベタなぎ」でしたがそれでも長時間船に乗っていると波をかぶることもありました。

知床岬の灯台

知床岬の灯台です。ここを抜けるとオホーツク海に入り、知床連山によって分け隔てられた羅臼側と斜里側の天気の違いにも驚かされます。が、この日は両方とも穏やかな晴天でした。

知床岬は30~40mの台地になっていて、開拓時代に伐採された植生が戻っていません。一方、エゾシカが増えすぎて植生を荒らしているという話も聞きます。知床半島の中部から北にかけての地域は1964年に国立公園になり、2005年には世界遺産に指定された地域。現在は動力船での上陸は認められておず、船から自然景観と野生動物を観察します。

廃屋となった番屋

羅臼側と同様、斜里側の海岸にも廃屋となった番屋が。羅臼側にくらべてより人の手が入りにくい地形でもあります。

知床半島のヒグマ Ezo-Brownbear Shiretoko 親子ヒグマ (3)

いました・・・親子ヒグマ。

知床半島のヒグマ Ezo-Brownbear Shiretoko 親子ヒグマ (5)

お母さん熊のあとを追う愛らしい姿。

知床半島のヒグマ Ezo-Brownbear Shiretoko 親子ヒグマ (2)

こちらを気にする子熊。この後、私たちの船が気になったのか海岸から離れて山の方へ移動していきました。

知床半島のヒグマ Ezo-Brownbear Shiretoko 親子ヒグマ (6)

別の親子ヒグマです。ものすごく小さな子熊を連れて歩いていました。

知床半島のヒグマ Ezo-Brownbear Shiretoko 親子ヒグマ (7)

お母さん熊が草を食べながら斜面を登っていきます。そして追う2頭の子熊。

知床半島のヒグマ Ezo-Brownbear Shiretoko 親子ヒグマ (9)

やはり私たちの船を気になるのですね、ごめんなさい。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation :  Aug 2020, 知床半島

Special Thanks : 天神幸吉さま、森田将平(知床サライ)

知床半島・羅臼のヒグマ、カラフトマスを獲る

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (9)

8月下旬、知床半島にカラフトマスが押し寄せてきました。でも雨が少なく、川に水量がないと鮭たちは川を上れず、河口に近い海に集まっています。

そこに定置網を設置するのが羅臼の漁師、そして同じ場所で鮭を獲るのがヒグマ。この季節のヒグマは一番お腹を空かせていてやせ細っています。なかなか川に上ってこないカラフトマスを求めて、ヒグマも海に入ります。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (12)

知床半島のペキンノ鼻付近で見た、ヒグマの鮭狩りの様子です。なんと背後にはオジロワシが「早う獲れ!」とばかりに控えています。そしてこのヒグマは海へ・・・。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (6)

海に入るヒグマ。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (2)

何度も顔をつけて海の中のカラフトマスを探して泳ぎます。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (10)

メスのカラフトマスを捕まえました!

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (8)

筋子が溢れだしています。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (11)

泳ぎながら食べるのはしんどいので海岸へ。しばらくは私たちにお尻をむけてむしゃむしゃとカラフトマスを食べていました。メインの部分を食べ終わると、再び海へ。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (1)

すかさず、オジロワシが食べ残しを押さえました。そしてそれをカラスたちが狙っています。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (4)

一方、ヒグマの方は、カラフトマスを獲るのかと思えば、定置網のブイで遊び始めました。まだ子供らしい一面を残した若い個体です。見ているお客さまも胸キュンな瞬間でした。

知床半島 羅臼 ヒグマ ペキンの鼻 カラフトマス ヒグマ・フォト 知床サライ broen bear in Shiretoko (5)

やがて遊ぶのにも飽きて海岸へ。夏の終わりのヒグマのひと時です。

 

Photo : Mariko SAWADA, Kiyoshi AOKI  *These photos were taken during a tour in late August 2020.  Text : Mariko SAWADA

Special Thanks : 天神幸吉さま、森田将平(知床サライ)

知床半島のヒグマクルーズで見たワイルドライフ!

ヒグマ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ  知床サライ 西遊旅行 (4)

今年もヒグマシーズンがやってきました!カラフトマスが遡上するシーズンの知床、ヒグマも海岸で待ちわびているのです。そしてヒグマだけではなく釣り人も。

知床のヒグマクルーズで見た、ワイルドライフの紹介です。キタキツネは港で漁のおこぼれを狙う姿が見られました。海鳥はクルーズでも、岬付近もいい感じです。

ウミネコ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ (2)

ウミネコさんたち。町や港近くでは圧倒的にオオセグロカモメが多いですが、船で少し出るとウミネコの数がぐっと増えます。

キアシシギ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ (9)

海岸にいたキアシシギ。渡りの季節です。同時期の野付半島にはキアシシギ、トウネンがたくさんいました。

ウトウ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ 知床サライ 西遊旅行(7)

ウトウです。もう繁殖地は離れていますが、まだ嘴の付け根の突起がありました。

オジロワシ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ 知床サライ 西遊旅行 (8)

そして海側からとんできたオジロワシが獲っていたものは・・・ウトウです・・・。

ウミウ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ 知床サライ 西遊旅行 (3)

海岸の岩礁には多数のウミウが。

ヒグマ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ  知床サライ 西遊旅行(6)

知床半島の羅臼側、赤岩地区で見た雄のヒグマ。野花の中のパンダ熊(この模様の熊を、私たちはパンダ熊と呼んでいます)。

ヒグマ 知床半島 羅臼 ヒグマクルーズ  知床サライ 西遊旅行(5)

赤岩の、廃屋となった番屋の前を闊歩するヒグマ。かつてここに暮らしていた人によると、こんなにヒグマがいるとは知らなかったそうです。

人が住まなくなり、少しづつ知床半島がもとの姿にもどりつつある過程でしょうか。羅臼側は釣り人が半島に上陸したりトレッカーが岬まで歩くことができ、ヒグマとの距離感が難しい場所です。双方にとって良い、距離感・共生ができるといいのですが。

 

Photo & text :Mariko SAWADA * The photos were taken during the tour in late August 2020.

Special Thanks : 天神幸吉さま、森田将平(知床サライ)

ナマケグマ (ランタンボール国立公園、インド)

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (3)

インド亜大陸に暮らすナマケグマ Sloth bear のサイティングレポートです。ランタンボール国立公園のレイクエリアで観察したナマケグマです。ナマケグマの観察はベンガルトラより難しく、本当に運。そのナマケグマが湖のそばの開けた場所を歩いていました。

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (5)

ナマケグマはインド亜大陸に生息するクマ。体毛が長く、頭が大きいのが特徴でシロアリを食べて森で暮らしています。インドやネパールを中心に生息する Indian Sloth bearとスリランカに生息する Sri Lankan Sloth bear が存在し、スリランカの個体はインドのものより小さめです。

ナマケグマ Sloth bear のツメ

ナマケグマの大きく曲がった爪。この爪で木に登り掴まることができ、その姿がナマケモノ=Sloth を連想させることから、ナマケグマ=Sloth bear という名がつけられました。

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (2)

ナマケグマは夜行性、こうやって昼間に出てくることは珍しく、チャンスがあってもサファリの早朝と夕方です。これはかなりラッキー。

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (4)

間もなく潅木地帯を歩き、森の奥へ消えていきました。

この季節(3月下旬)のランタンボール、ランタンボール要塞エリアは flame-of-the-forestと呼ばれる花、ハナモツヤクノキが満開でした。

ランタンボール国立公園 ハナモツヤクノキ

ハナモツヤクノキに包まれたランタンボールの森と要塞のある岩山。ここからはナマケグマと関係のない話です。

インドヒメウ Indian Cormorant (1)

この日、ナマケグマを見た後、レイクエリアの水辺で水鳥を観察していたらインドヒメウが魚を捕まえました。

インドヒメウ Indian Cormorant (2)

びっくりしたのはこの後、砂まみれの魚を湖で洗って食べたことでした。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

Reference : Information from Safari Guide & driver at Ranthambore  National Park, Wikipedia(JP/EN)

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れるインドの森サファリツアー★★

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

カジランガ国立公園サファリとホロンガパーの森 アッサム「鎧をまとったサイ」を求めて

★プライベートのサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。ランタンボール国立公園は撮影目的のジープ、ガイド・ドライバー手配が可能な国立公園です。

夏のヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear(デオサイ高原、パキスタン)

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (6)

パキスタン北部にあるデオサイ高原はヒマラヤヒグマの生息地として知られています。ヒマラヤヒグマについてはこちら(2015年10月の観察記録)

ただし、デオサイ高原に行けば見れるというものではなく、レンジャーと一緒に歩いてヒマラヤヒグマの暮らすエリアに行かなくてはなりません。また、長年ハンティングの対象であったこともあり非常に臆病ですぐに逃げていきますので、ある程度距離をおいての観察となります。

夏はデオサイ高原のベストシーズンですが、観光客が多すぎてヒマラヤヒグマたちは谷のより奥にいるため観察にはずいぶんと歩かなくてはなりません。

デオサイ高原国立公園スタッフの間で「シャイターン」と呼ばれるグループの地域へ行って見ました。「シャイターン」は「サタン=悪魔」の意味ですが、このグループを「悪魔」と呼んでいるのではなく「いたずらっこ」のような意味なのだそうです。

標高4,000mほどのキャンプから少し高度をあげ無数の小川が流れる谷へ。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (1)

同行レンジャー氏が、「Bear!」と。三脚を立ててせいいっぱいのズームで見ると熊が2頭、親子です。お母さん熊がたって何かを見ています。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (2)

お母さん熊が見ていた方向にいたのは雄のヒマラヤヒグマです。親子グマはこの雄を避けて小川沿いの草の中を私たちのほうへ歩いてきました。ラッキーなことに私たちは風下におり、クマに気づかれずにヒマラヤヒグマの観察としては比較的近い位置まで来ることができました。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (3)

あ、小熊に見つかってしまいました。見られてしまいました。なんてかわいいのでしょう。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (4)

お母さん熊が立ち上がってこちらを見ています。お母さん熊にも見られてしまいました。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (5)

ふたたび小熊がこちらを見ています・・・

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (8)

ついに2頭で私たちを見ています。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (7)

もう、ばっちし目が合いました。夢のようなアングルです。この後、2頭は歩いて離れていきました。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (11)

少し離れたところに現れた親子熊。このあと、2頭は草原でいろいろ見つけながら移動していきます。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (12)

しばらくすると、親子が岩の上に乗って別の方向を見ていました。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (13)

なんと、別のメスの熊が現れその通過待ちでした。もう1頭のメスは完全にスルーでした。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (14)

その後の親子は・・・小熊がお花畑で少し寝たり、遊んだり。

ヒマラヤヒグマ Himalayan Brown Bear デオサイ高原 Deosai National Park (15)

そして丘を越えて見えない場所へと行ってしまいました。大変美しい光景でした。

デオサイ国立公園(DNP)のスタッフによると2017年の個体数調査では、ヒマラヤヒグマの個体数は80頭を越えた、とのことです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jul 2017, Deosai National Park, Pakistan

Reference : Mr.Ghulman Raza – Deosai National Park, Mr.Zahoor Salmi

ホッキョクグマの夏-5 クジラの死肉を見つけたホッキョクグマ(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (11)

スピッツベルゲン島北部でのホッキョクグマの観察です。お腹がすいた1頭のホッキョクグマを追いかけてゾディアックを走らせました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (15)

海岸を歩くホッキョクグマ。鼻の先をあげてある方向に歩いています。ガイド氏によるとホッキョクグマは20キロ先の獲物のにおいを感じることができるといいます。(この数字には諸説あり)この先に何があるのでしょうか・・・。鼻を上げてにおいを嗅ぎ、舌を出して風を感じ、行く方向を決めるのだそうです。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (1)

ホッキョクグマがなになにやら白いものにのって舐めています。私たちも初めは「雪」だと思ったのですが、良く見ると「クジラ」の死体でした。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (2)

死んだクジラの全体です・・・マッコウクジラ (Sperm Whale) の形をしています。この海域はマッコウクジラは観察されないので、どこかの海で死んだマッコウクジラが潮で流され、このスピッツベルゲン北部のフィヨルドの奥に流れ着き、冬の間氷と雪に閉ざされていたものが、夏になり現れたと想像されます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (6)

ホッキョクグマは何でも食べます。新鮮なアザラシの肉がベストでしょうが、夏の間は氷がないのでアザラシ・ハンティングができないため、死肉も大切な食料です。何もないときは、鳥の卵や苔、わかめなんかも食べる姿が見られます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (7)

12センチはあるという大きなツメでクジラの脂をめくっています。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (8)

足の裏はクジラの脂でねちゃねちゃです。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (4)

大きな舌でクジラの脂肪をなめます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (10)

脂肪に噛み付くホッキョクグマ。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (13)

観察に夢中。このホッキョクグマはこのクジラの死肉を見つけた最初のホッキョクグマでした。ガイド氏によると数日暖かい日が続くとこの死肉の匂いが広まり、数頭~10頭以上のホッキョクグマが集まってくるだろうと。ホッキョクグマは社交的な動物で、大きな獲物は親子や兄弟でなくてもシェアすることができます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (12)

この「クジラの死肉」の発見は一週間ほどですべてのクルーズ船に知れ渡り、何艘ものクルーズ船とゾディアックがこの光景を取り囲み、観察することになります。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (14)

ひとしきりクジラの死肉を楽しんだホッキョクグマ、海岸から山のほうへいってしまいました。私たちも大満足、氷河ゾディアッククルーズを楽しみながら、船へと戻りました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

★★なんと船は全員一人部屋★2019年6月16日発★11名様限定のチャータークルーズ★★

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北極圏の野生動物・野鳥の観察・撮影をチャーター船で楽しむ10泊11日の究極のワイルドライフクルーズ

ホッキョクグマの夏-4(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (11)

スピッツベルゲン島の北部で観察したホッキョクグマ。ゼニガタアザラシの狩に失敗したホッキョクグマ、しばらく海岸を歩いていましたが雪のある斜面へ移動してきました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (21)

上陸すると、雪のあるところへ行きたがるようです。塗れた毛を雪で乾かすのですね。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (17)

ふたたび海岸へとやってきて海に入ります。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (20)

小さな湾にある島に上陸。私たちのゾディアックから近い!

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (9)

よっぽどお腹がすいてるのでしょう、島の研究者の施設に登り、煙突をたたき始めました。食料のにおいがするのでしょうか。ガイド氏によると、両手を使ってバンバン煙突と屋根をたたく姿は、氷の下にいるワモンアザラシの子どもを捜す姿と同じしぐさなのだそうです。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (10)

その後、岩で背中をすりすり。かゆいのですね。ホッキョクグマは夏と冬で毛の長さが違います。この季節のホッキョクグマは毛が抜けていくのがかゆいようです。夏のホッキョクグマの毛は短く、冬は13センチほどの長さになります。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (12)

大きな手で掻くホッキョクグマ。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (14)

おしりも掻いています。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (13)

お腹もすいているし、体もかゆいホッキョクグマ・・・寝てしまいました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

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ホッキョクグマの夏-3 ゼニガタアザラシを狙う(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (1)

スピッツベルゲン島北部で観察していたホッキョクグマ。海に入って見えなくなったなーと思っていたら、なんとゼニガタアザラシ(Harbor Seal) に接近していました!

ホッキョクグマはアザラシを食べますが、好物はワモンアザラシ(Ringed Seal)、アゴヒゲアザラシ(Beaded Seal)で、浅瀬にいてすばしっこいゼニガタアザラシは狩の成功率も低いのであまり狙いません。でも、夏のこの時期、おなかがすいているのでしょう、不得意な浅い海で狩にチャレンジしようとしていました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (2)

シロクマ、目の前まで近づいたものの、見つかってしまいました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (3)

逃げるゼニガタアザラシ。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (4)

驚いたことに、ゼニガタアザラシ、逃げないでそばでホッキョクグマを見ているのです。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (6)

余裕の顔を見せるゼニガタアザラシ。捕まらない自信が、あるのでしょうか?

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (8)

あきらめたホッキョクグマ、上陸です。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

★★なんと船は全員一人部屋★2019年6月16日発★11名様限定のチャータークルーズ★★

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