カテゴリー別アーカイブ: インド India

クロヅル Common Crane (小カッチ湿地、インド)

Common Crane クロヅル Grus Grus 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch (4)

インドには意外と多くのツルが越冬にやっています。冬にインド西部にやってくるアネハヅル Demoiselle Crane、インド北部にやってくるクロヅル Common Craneなど。

グジャラートの小カッチ湿地で越冬するクロヅルを観察しました。

Common Crane クロヅル Grus Grus 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch (3)

冬の小カッチ湿地 Little Rann of Kutchは多くの渡り鳥で賑わいます。クロヅルもそのひとつ。アネハヅルが保護区ではなく周辺の村の畑で採餌しているに対し、クロヅルは保護区内にいることがほとんどです。

Common Crane クロヅル Grus Grus 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch (6)

水辺の親子。ユーラシア大陸北部で繁殖し、インドへ渡ってきたクロヅル。

2019年~2020年の冬は例外的に寒く、グジャラートは暖かいと思ってきたらしっかりした防寒着が必要でした。

Common Crane クロヅル Grus Grus 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch (5)

親子のクロヅル。飛ぶ姿は保護区外でも見られます。

Common Crane クロヅル Grus Grus 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch (1)

小カッチの水辺のクロヅル。夕方になると集まり、一緒に過ごすようです。

Common Crane クロヅル Grus Grus 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch (2)

次々と集まってくるクロヅル。2~3月に再びヨーロッパ北部へと渡っていきます。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Little Rann of Kutch, Gujarat, India

Reference : Avibase, “Birds of Indian Subcontinent” (Helm Field Guides)

カタシロワシ Eastern Imperial Eagle(小カッチ湿地、インド)

カタシロワシ Eastern Imperial Eagle 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (7)

グジャラートの小カッチ湿地で観察したカタシロワシ Eastern Imperial Eagleです。

朝、小カッチの平らな砂漠をドライブしていたら前方に2つの影。2羽のカタシロワシ Eastern Imperial Eagle、そしてその背後には無残なクロヅル Common Craneの姿が。どうも「お食事終了」したところに出くわしたようでした。

カタシロワシ Eastern Imperial Eagle 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (5)

一羽が飛び立ちます。

カタシロワシ Eastern Imperial Eagle 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (6)

近くの土手の上に着地、遠くには行きませんでした。

カタシロワシ Eastern Imperial Eagleは冬の渡り鳥。中央ヨーロッパからモンゴルにかけての地域で繁殖し、冬にインド西部へと渡ってきます。72~83センチにもなる大きなワシです。

サファリ中、ガイド氏は「Imperial Eagle」と呼んでいましたが、スペイン・ポルトガルにいる「Imperial Eagle」と分けるようになり、「Spanish Imperial Eagle(ニシカタジロワシ)」と「Eastern Imperial Eagle(カタシロワシ)」になったとのこと。

カタシロワシ Eastern Imperial Eagle 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (1)

夕方、近くで再びカタシロワシと遭遇。同じ個体でしょうか…。

カタシロワシ Eastern Imperial Eagle 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (2)

石のポストの上に乗る、カタシロワシ。そばの木の上にもう一羽がいました。

カタシロワシ Eastern Imperial Eagle 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (3)

夕陽の空バックのカタシロワシのツーショットです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Little Rann of Kutch, Guarat, Indiia

Reference : Avibase, “Birds of Indian Subcontinent” (Helm Field Guides)

チャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouse (小カッチ湿地、インド)

チャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouse 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (10)

インド、グジャラートの小カッチ湿地で撮影したチャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouseです。チャバラサケイは大好きな鳥で、ラジャスタンでも何度か撮影しようとしましたがすぐに飛んでしまいます。「いつか君をたっぷり見て・撮れる日が」と願っていました。

チャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouse 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (6)

小カッチ湿地の保護区をドライブ中、ガイド氏がチャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouseを発見。少しづつ近寄ります。

チャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouse 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (1)

チャバラサケイたちはきっとうまく隠れたつもりでしょう。雄の黄色めのふちどりが目立っています。

チャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouse 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (7)

慣れてくると少し動き出しました。羽に柄があるのが雌、もこもこに見えて柄がないのが雄です。大きさは31~33センチ。チャバラサケイはアフリカ大陸の北側、イラン~インドにかけての乾燥した場所で見られる鳥です。

なんとハワイにもいるらしく、1960年代にインドのラジャスタンで捕まえたチャバラサケイをアメリカのネヴァダ州へ運び、そこからハワイに導入したのだそうです。なんのために導入したのでしょうか。そういえば泊っているロッジに「サケイの狩猟」と書いた古い植民地時代の写真が飾られてました。スタッフに聞いたところ、美味しいのだと。

チャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouse 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (4)

チャバラサケイのペアが歩いていきます♪♪

チャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouse 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (3)

油断するとすぐに飛んで行ってしまいます。そのスピードも速い!

チャバラサケイ Chestnut-bellied Sandgrouse 小カッチ湿地 Little Rann of Kutch グジャラート (9)

空飛ぶチャバラサケイも美しいものです。そしてそんなに離れてない場所に着陸です。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Little Runn of Kutch, Gujarat, India

Reference : Avibase, wikipedia, “Birds of Indian Subcontinent” (Helm Field Guides)

サバクミミズク Pallid Scops Owl(小カッチ湿地、インド)

Pallid Scops Owl サバクミミズク Little Rann of Kutch (2)

グジャラートの小カッチ湿地の森のサバクミミズク Pallid Scops Owlです。

サバクミミズクPallid Scops Owlは中東から中央アジアにかけて見られるフクロウで、冬に西インドで見られる個体はパキスタンからやってきます。全長22センチほど。

Pallid Scops Owl サバクミミズク Little Rann of Kutch (5)

見たのはグジャラート州の小カッチ湿地 Little Rann of Kutch の村の林の中。冬の小カッチ湿地は塩湖が乾き、残された水場は水鳥で賑わうバードウオッチャー向けの場所です。

Pallid Scops Owl サバクミミズク Little Rann of Kutch (4)

このサバクミミズク、写真だけで見ているとすごく静かなところにいるように見えますが現実の環境はというと、ヒンドゥ寺院からの音楽が響き、鉄道の踏切の音が鳴り、近くには工事現場。インド生まれ&育ちでもないこのフクロウが、わざわざこの場所を選ぶのが不思議です。

小カッチ湿地のサファリの間に楽しんだフクロウウォッチングでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation :Dec 2019,  Little Rann of Kutch, Gujarat, India

Reference: “Birds of Indian Subcontinent” (Helm Field Guide), wikipedia

シロアシギツネ Indian Desert Fox(小カッチ湿地、インド)

シロアシギツネ、White-footed fox、Vulpes vulpes pusilla、小カッチ湿地、Little Rann of Kutch (2)

インドのグジャラート州、小カッチ湿地のサファリで出会ったシロアシギツネです。

シロアシギツネはアカギツネのたくさんいる亜種のうちのひとつ。インドには3亜種あるとされ、そのうちのラジャスタン州のタール砂漠とグジャラート州のカッチ湿地に生息するのがシロアシギツネです。英語ではWhite-footed fox、Indian desert foxと呼ばれ、学名は Vulpes vulpes pusilla。

シロアシギツネ、White-footed fox、Vulpes vulpes pusilla、小カッチ湿地、Little Rann of Kutch (1)

グジャラートの小カッチ、Little Rann of Kutchの午後のサファリで、巣穴から出て寝ているシロアシギツネを見つけました。

シロアシギツネ、White-footed fox、Vulpes vulpes pusilla、小カッチ湿地、Little Rann of Kutch (3)

もう夕方、巣穴の周りでウトウトしたり、毛づくろいしたり。

シロアシギツネ、White-footed fox、Vulpes vulpes pusilla、小カッチ湿地、Little Rann of Kutch (4)

ようやく起き上がりました。もしかして狩りにお出かけ?などと勝手な期待を持ちながら観察していましたが、もう日没(冬の日は短い!)。巣穴をあとにしました。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Little Rann of Kutch, Gujarat, India

Reference : wikipedia

インドオオノガン Great Indian Bustard (ラジャスタン、インド)

インドオオノガン Great Indian Bustard ラジャスタン Desert National Park (5)

かつては広くインドの草原・半砂漠地帯に分布した鳥、インドオオノガン、 GIBこと Great Indian Bustard。それが今ではトラと並んで自然保護の象徴として扱われています。現在、インドに残された数は100羽以下。

昔からその肉が美味しくハンティングの対象とされていましたが、インドの発展により生息地を急激に失い、食料となる果実の不作などが追い打ちをかけあっという間に生息数が減ってしまいまいました。

インドオオノガン Great Indian Bustard ラジャスタン Desert National Park (2)

タール砂漠を飛ぶインドオオノガン。

最近までグジャラートのパキスタン国境付近にもいたと言いますが、2019年現在「もうグジャラートでは見られない」「パキスタン領に入って狩猟された」「ラジャスタンの群れに合流した」と、いろんな話を聞かされます。

インドオオノガン Great Indian Bustard ラジャスタン Desert National Park (6)

インドに残された個体数は80~100羽、タール砂漠のデザート国立公園 Desert National Park で柵を張って家畜が入らないようにして管理し、人工ふ化が行われています。

このインドオオノガンに最後に残された場所はインドとパキスタンの国境。かつて「何もない」と考えられた広大な国立公園の土地は住人による耕作が認められ、家畜が離されました。そして今、それを止めることもできず、柵でせめて家畜が入らない、「インドオオノガンの最後の砦」が作られました。観光客も制限され、専門チームが常時観察をしています。

インドオオノガン Great Indian Bustard ラジャスタン Desert National Park (4)

雌のインドオオノガンの群れ。

個体数の回復を祈るばかりです。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Desert National Park, Rajasthan, India

Reference : Desert National park, “Birds of Indian Subcontinent”(Helm Field Guide)

スナバシリ Cream-coloured Courser(ラジャスタン、インド)

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (4)

インドのラジャスタン州の砂漠に冬にやってくるスナバシリ Cream-coloured Courserです。スナバシリは北アフリカやカーボ・ベルデ、カナリア諸島でも見られますが、ラジャスタンで見られるのはトルコ南東からイラン、パキスタン、インドで見られる亜種、Cursorius cursor bogolubovi。冬に渡ってもきますが、ラジャスタンのデザート国立公園など「Resident」のスナバシリもいます。

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (5)

まっ平らな乾燥した場所で虫を探しています。本当にオープンな場所にいました。クリーム色の正面姿。

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (2)

後ろ姿。

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (3)

開発の進むラジャスタンのデザート国立公園周辺に暮らすスナバシリ。

久しぶりに訪れたサム砂丘はインド人の若者のテント村になっていました。夜はスピーカーからの爆音が響き、朝夕は4WDで宿泊施設周辺の草地・砂漠を走り周ります。かつてはインドオオノガンが闊歩していた土地がコントロールされないツーリズムの発展で破壊されていく様子は、大変つらいものでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Desert National Park, Rajasthan, India

Reference : Avibase, “Birds of Indian Subcontinent ” (Helm Field Guides), wikipedia

ヒマラヤハゲワシとクロハゲワシ(ラジャスタン、インド)

ヒマラヤハゲワシ、クロハゲワシ、Himalayan Vulture 、Cinereous Vulture、Desert National Park Rajasthan ラジャスタン デザート国立公園 (1)

インド西部、ラジャスタンの砂漠のヒマラヤハゲワシ Himalayan Vulture とクロハゲワシ Cinereous Vulture です。冬の渡り鳥としてインド西部の砂漠地帯にやってきます。

ヒマラヤハゲワシ、クロハゲワシ、Himalayan Vulture 、Cinereous Vulture、Desert National Park Rajasthan ラジャスタン デザート国立公園 (2)

ヒマラヤハゲワシ Himalayan Vultureは翼開長 115~125 Cmにもなる大きなハゲワシです。ヒマラヤ山脈、パミール高原、チベット高原などの高地で見られるハゲワシですが、冬には少し南までやってきます。

ヒマラヤハゲワシ、クロハゲワシ、Himalayan Vulture 、Cinereous Vulture、Desert National Park Rajasthan ラジャスタン デザート国立公園 (3)

クロハゲワシ Cinereous Vulture は、ヨーロッパ南部からトルコ、中央アジア、チベット、中国東北部に分布するハゲワシです。インドで見られるクロハゲワシはパキスタンで繁殖し、冬にインド北西部にやってきます。

朝日を浴びる、タール砂漠のヒマラヤハゲワシとクロハゲワシでした。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Desert National Park , Rajasthan, India

Reference : Avibase, “Birds of the Indian Subcontinent” (Helm field Guides), wikipedia

ランタンボールのベンガルトラ -10「T-41 レイラ」(インド)

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (18)

ランタンボール、終日サファリのサイティングレポートです。この日のサファリのラストはT-41 Laila レイラ、メスのトラでした。

この日は朝、寝ているまだ名前のない子トラを見た以外なかなか良いトラとの遭遇がなく、夕方になりZONE-5の水辺へやってきました。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (1)

川辺の茂みの中にいるトラを発見、T-41レイラです。せっかくトラを見つけたのにもう夕方5時をすぎ、入口から遠い場所のため他のジープは移動を開始し始めましたが、私たちのジープは「おそらく水に入りにいくだろう」とじっと待ちました。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (3)

突然、水辺にいるアクシスジカの方へ歩き始めるレイラ。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (4)

トラがアクシスジカにむかって走り始めました。ダッシュです。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (5)

突然のことで写真のフォーカスもできません。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (6)

驚いたことに、追いかけられているアクシスジカを助けるために他のシカが飛び出してきてトラの動きを鈍くしようとしました。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (7)

レイラはシカを追いましたが、トラはそんなに長くは走れません。この狩りは失敗。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (11)

疲れてはぁはぁしているレイラ。そして、いよいよ水辺へ歩いていきます!

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (13)

川岸に現れたレイラ、夕方の光の中。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (14)

水浴する場所を選んでいます。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (15)

後ろ足で水を蹴りました。カメラマンさんたちから「ワーオ」と歓声が。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (16)

トラは水に入るとき後ろ足から、深さを確認しながらゆっくり入っていきます。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (17)

水に入ったレイラ。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (20)

国立公園をもう出なくては本当にまずい時間になりました。移動の前に、レイラを正面から一枚。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

Reference : Information from Safari Guide & driver at Ranthambore  National Park

Special Thanks to Girish Arora, Ram Sinh and Kamal

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れる、ベンガルタイガーサファリ★★

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

★プライベートでサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。ランタンボール国立公園は撮影目的のジープ、ガイド・ドライバー手配が可能な国立公園です。

ランタンボールのベンガルトラ -9 「T-39ヌールの子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (2)

ランタンボールの終日サファリのレポートです。ZONE-1で出会った T-39 ヌールと2匹の子トラです。子トラといってももう18ヶ月ほどになるので母トラと大きさは変わりません。

ZONE-1に入って間もなく、他のジープの動きからトラのサイティングあることがわかりました。ジープはトラの移動に合わせてゆっくりと併走しています。ジープ上のインド人ツーリストたちが「ティーン(3)タイガー、ティーンタイガー」と興奮しています。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (1)

3頭のトラは T-39ヌールと2頭の子トラでした。これくらいの大きさになると親子で一緒にいるのではなく、少し離れて行動します。3頭がバラバラに草むら、木陰を歩いていました。

T-39 ヌールですが、彼女の最初の子トラのお父さんは同じテリトリーをカバーするT-24ウスタッドという、オスとしては珍しくジープの前に現れることが多い立派なオスでした。このT-24ウスタッドは過去3回村人とフォレストガイドを襲ったことがあり、4回目となる事件が起こった2015年5月、これ以上は野性においておけないということでウダイプールの動物園に連れて行かれました(この件については事実ではないのに調査がないまま連れていかれたとして多くの人が反対しました)。

T-24ウスタッドを失ったT-39ヌールは、この時2頭の子トラを育てていました。空白になったウスタッドのテリトリーには間もなく新しいオスのトラがやってきて、トラの習性としてヌールの2頭の子トラを殺すだろう、と想像されました。そして同じ年の10月、ヌールとT-57という若いオスが一緒にいるところが目撃されました、なんとヌールの2頭の子トラも一緒に!

このことはトラ関係者を驚かせました。前のオスの子どもを受け入れたオス T-57。T-57はシャイで目撃されることが少ないオスですが、私たちがこの日見た子トラは2016年に生まれたT-39ヌールとT-57の3頭の子どものうちの2頭でした。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (3)

子トラのうちの1頭がジープ道へと下ってきます。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (4)

近寄ってきました。するりと私たちのジープの前を横切り、ジープ道を歩き始めます。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (5)

ジープ道の木にマーキング。もう1頭の子トラもでてきました。が、こちらはジープ道には出てこず一番近い水場へ向かいました。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (8)

この子トラを追いかけていくと、国立公園が作った人工の水場があり、そこで泥んこまみれになりながら木片をかじって遊んでいました。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (7)

木片を銜える子トラ。この子トラはその後、何かに驚いて水から飛び出し森の奥へ走り去ってしまいました。

再びもう一頭の子トラが現れました。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (11)

ジープ道を歩いてきます。小さい頃からカメラマンのジープに囲まれて育ち、堂々としたものです。さすがランタンボールのトラ。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (10)

ジープ道を横断、そして森の奥へと行ってしまいました、サイティング終了。時間にして40分ほどのサイティング、ZONE-1にいたジープが満足そうに帰っていきました。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

Reference : Information from Safari Guide & driver at Ranthambore  National Park

Special Thanks to Girish Arora, Ram Sinh and Kamal

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れる、ベンガルタイガーサファリ★★

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

★プライベートでサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。ランタンボール国立公園は撮影目的のジープ、ガイド・ドライバー手配が可能な国立公園です。