カテゴリー別アーカイブ: ウミイグアナ Marine Iguana

ガラパゴス諸島-31 サウスプラザ島のハイブリッドイグアナ

ハイブリッドイグアナ Hybrid Iguana サウスプラザ島 South Plaza Island (2)

サンタクルス島のすぐ東にある小さな島がサウスプラザ島 South Plaza Island。よく見るオレンジ・赤色の植物に覆われたサウスプラザ島の景色は乾季の写真らしく、訪問した時は緑に覆われていました。

ガラパゴスアシカに出迎えられ上陸、海抜23mしかないという平らな島を歩きました。

サウスプラザ島 South Plaza Island (8)

たくさんのウチワサボテン・・・そう、ここはガラパゴスリクイグアナがたくさんいる島なのです。ガラパゴスリクイグアナはあまり食べるものがない季節はサボテンの実が落ちてくることを願い、サボテンの木の下にいますが、訪問した時期は「黄色い花」がおいしいらしく、みな「黄色い花」を食べて移動していました。

ガラパゴスリクイグナ Galapagos Land Iguana サウスプラザ島 South Plaza Island (5)

黄色い花を求めて移動する、サウスプラザ島のガラパゴスリクイグアナ。

ハイブリッドイグアナ Hybrid Iguana サウスプラザ島 South Plaza Island (1)

そしてこちらは・・・?これが噂のハイブリッドイグアナ Hybrid Iguanaです。まさか本当に出会えるとは思っていませんでした。

ハイブリッドイグアナ Hybrid Iguana は雄のウミイグアナと雌のリクイグアナの間に誕生した雑種で繁殖能力はありません。温暖化などの気候変動により海藻が減った結果、ウミイグアナが陸に上がりリクイグアナと交雑して誕生した、と言われています。

このハイブリッドイグアナ、ウミイグアナのようにするどい爪を持ちサボテンに登ることができ、リクイグアナみたいに実が落ちてくることを待つ必要はありません。また海に入って海藻も食べます。まるで「進化系」ですが、繁殖はできません。

ハイブリッドイグアナ Hybrid Iguana とウミイグアナ Marine Iguana サウスプラザ島 South Plaza Island (6)

海岸で、ハイブリッドイグアナとウミイグアナのツーショット。この白い海岸の岩は、歴代のガラパゴスアシカの糞が分解され長年堆積してできたものだそうです。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : May 2019, South Plaza Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸, Wikipedia(JP)

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-29 海鳥の楽園エスパニョーラ島 プンタ・スアレス

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (5)

いよいよ今回のガラパゴスの旅のハイライトでもある、エスパニョーラ島 Española Island のプンタ・スアレスです。ガラパゴスに到着した4月21日、ガイド氏から「前のクルーズで撮った、エスパニョーラ島に到着したばかりのガラパゴスアホウドリ」なる写真を見せられ、「あなたが到着することにはきっとたくさん・・・」と期待でいっぱいでした。今日は5月3日です。

上陸すると海岸ではガラパゴスアシカとエスパニョーラ島特有の赤い体のウミイグアナがいました。

ウミイグアナ Marine Iguana Española Island エスパニョーラ島 (1)

赤い体のエスパニョーラ島のウミイグアナ。

Española Island エスパニョーラ島 (17)

赤と緑のツートンカラーの子もいました。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (20)

島の反対側のアホウドリ繁殖地の方へ歩いていきました。いた、ガラパゴスアホウドリ。

ガラパゴスアホウドリ Waved Albatross Española Island エスパニョーラ島 (12)

ガラパゴスアホウドリたちが卵を抱いています。ガラパゴスアホウドリについては次回、詳しく。

ガラパゴスノスリ Galapagos Hawk Española Island エスパニョーラ島 (16)

ガラパゴスノスリ Galapagos Hawk が巣に座っていました。

ガラパゴスノスリ Galapagos Hawk Española Island エスパニョーラ島 (15)

ガラパゴスノスリのそばにやってきたガラパゴスマネシツグミ Galapagos Mockingbird。

Swallow-tailed Gull アカメカモメ Española Island エスパニョーラ島 (19)

海岸にいたアカメカモメ Swallow-tailed Gull。エスパニョーラ島のプンタ・スアレスは、ほかにもアオアシカツオドリ、ナスカカツオドリの姿が見られました。

Swallow-tailed Gull アカメカモメ Española Island エスパニョーラ島 (18)

アカメカモメのつがい、繁殖真っただ中です。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : May 2019, Punta Suarez -Española Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-28  ガラパゴスアシカと白砂のビーチ エスパニョーラ島・ガードナーベイ

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion Española Island Gardner Bay ガードナーベイ エスパニョーラ島  (1)

ガラパゴス諸島内屈指の美しい白砂のビーチ、ガラパゴスアシカの楽園・・・エスパニョーラ島  Española Island の ガードナーベイ Gardner Bayは、海岸で寝そべるガラパゴスアシカを見ながら何時間も過ごせるような場所でした。

エスパニョーラ島 Española Island はガラパゴス諸島で最も南にあり、最も古く、地理的にも隔離されていて固有種で知られる島。なんといってもハイライトは「ガラパゴスアホウドリ」なのですが、その前に上陸したこのガードナーベイは本当に心癒される場所でした。

海岸のガラパゴスアシカ達たち、エスパニョーラ島で見られる体の色が赤いウミイグアナ、シュノーケリングで見たネブリブカ・・・1分ほどの動画です。

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion Española Island Gardner Bay ガードナーベイ エスパニョーラ島  (2)

眠るガラパゴスアシカ

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion Española Island Gardner Bay ガードナーベイ エスパニョーラ島  (4)

眠るガラパゴスアシカ

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion Española Island Gardner Bay ガードナーベイ エスパニョーラ島  (3)

眠るガラパゴスアシカ….

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion Española Island Gardner Bay ガードナーベイ エスパニョーラ島  (10)

海岸はガラパゴスアシカだらけです。赤ちゃんがおっぱいをもらっている光景も。

ウミイグアナ Marine Iguana Española Island Gardner Bay ガードナーベイ エスパニョーラ島  (7)

体の色が赤い、エスパニョーラ島のウミイグアナ

ウミイグアナ Marine Iguana Española Island Gardner Bay ガードナーベイ エスパニョーラ島  (8)

ウミイグアナ

ウミイグアナ Marine Iguana Española Island Gardner Bay ガードナーベイ エスパニョーラ島  (6)

私たちのアンヘリート号とウミイグアナ@ガードナーベイ。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : May 2019, Gardner Bay / Playa Gardner -Española Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-27 ラビダ島 ガラパゴスアシカとウミイグアナと泳ぐ

ラビダ島 Rabida Island

ラビダ島 Rabida Island に上陸です。酸化鉄を含む赤い砂のビーチ、そこから少し内陸に歩くとラグーンがあり、季節によってはフラミンゴや渡り鳥が見られます。が、私たちが訪問した時にはたいへん静かで、アメリカミヤコドリのペアがラグーンの岸を歩いていました。

その後、ボートからシュノーケリングです。ここでは赤い岩の海岸にそってシュノーケリングしましたが、ガラパゴスアシカ、そしてウミイグアナと遭遇。ウミイグアナは海底にへばりついているものと思っていたのですが、顔を出して泳ぐ姿でした。

ラビダ島は大きなガラパゴスアシカのコロニーがありましたが、エル・ニーニョの影響で数が激減し、個体数の回復が待たれています。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : May 2019, Rabida Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-26 サンティアゴ島 プエルト・エガス上陸

ウミイグアナ Marine Iguana Puerto Egas サンチャゴ島 (3)

サンティアゴ島のプエルト・エガスに上陸です。プエルト・エガス Puerto Egas は廃屋が残っており、かつては製塩所開発などで入植が試みられた場所です。

溶岩のビーチにランディングし、そこから海岸そいに鳥をみながら草地を、そして潮だまりのある海岸、溶岩の浸食によてできた景色の中を散策しました。

ウミイグアナ Marine Iguana Puerto Egas サンチャゴ島 (1)

潮だまりでまったりしているウミイグアナ。

ガラパゴスベニイワガニ Sally Lightfoot Crab がウミイグアナの不要な皮膚を食べていると思われるかわいらしい光景です。

ウミイグアナ Marine Iguana Puerto Egas サンチャゴ島 (2)

暑い日中、腕を立てて熱を放散するウミイグアナ。

Galápagos fur seal ガラパゴスオットセイ

今回、なかなか出会うことができなかったガラパゴスオットセイ Galapagos Fur Seal 。サンティアゴ島の海岸、溶岩の切れ目や穴で観察できますよ・・・と聞いていましたが、季節的なものか、なかなか出会えず、ようやく2頭観察することができました。

Galapagos Hawk ガラパゴスノスリ

そしてこの島で観察できた鳥、ガラパゴスノスリ Galapagos Hawk の成鳥です!これまで飛んでいるのを確認していましたが、なかなか撮影はできていませんでした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : May 2019, Puerto Egas – Santiago Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-12 イサベラ島 プエルトヴィジャミル

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (16)

イサベラ島はガラパゴス諸島で1番大きな島ですが、人が住む島としては3番目。サンタクルス島のプエルトアヨーラと違い、人と動物たちの距離が近い「イメージしていたガラパゴスの港町」がプエルトヴィジャミル Puerto Villamil です。

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (14)

上陸すると海岸のベンチではガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion がヒトと同じ行動をしていました。

ウミイグアナ Marine Iguanaガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (12)

ウミイグアナ Marine Iguanaも道路でひなたぼっこ。港から少し歩いたところからバスに乗り、アルセド火山を目指しました。

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (4)

アルセド火山を目指し上陸しましたが、お天気が悪く火山の火口は雲の中。火山口へと歩く手前の廃屋の付近でガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher が見られるかも・・との情報で探してみると、いました。 オスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher 、雨で羽が濡れていました。個体数が減っていて種の存続が心配されている鳥です。

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (3)

森の中にメスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher 。

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (2)

そばまで来てくれました ♪

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (1)

お客さまの撮影された、オスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher。アルセド火山では景色が見れず残念でしたが、そのぶんガラパゴスベニタイランチョウの観察に時間が取れました。

オオフラミンゴ Greater Flamingo ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (7)

ガラパゴスゾウガメの繁殖センターから海岸にかけて散策路があり、ラグーンに集まる生き物を観察できます。ベニイロフラミンゴ American Flamingo。

バン Common Gallinue ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (9)

バン Common Gallinule

ガラパゴスホオジロオナガガモ Galapagos White-cheeked Pintail ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (6)

ガラパゴスホオジロオナガガモ  Galapagos White-cheeked Pintail 。ホオジロオナガガモの3亜種の一種だそうです。

ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (10)

海岸へ行くと小さいサイズのウミイグアナたちが。その後ろでは観光客がビーチに寝そべっています。

ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (15)

港に近いビーチにある Iguana Guesthouse 。ウミイグアナがまるでオブジェのように並び日光浴をしていました。

ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (11)

ゲストハウスの塀でひなたぼっこ、ウミイグアナ。

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (13)

港へ戻ると、公園のベンチではやはりガラパゴスアシカが寝ていました。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (17)

船着き場を占拠するガラパゴスアシカ。ここは彼らのものです。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (18)

夕日がイサベラ島に落ちていきます。雲に覆われたアルセド火山、雨の中でのガラパゴスベニタイランチョウ探し、人と動物が一緒にいるプエルトヴィジャミルの海岸・・・。

イサベラ島ともこれでお別れです。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Puerto Villamil – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-7 フェルナンディナ島 プンタ・エスピノーザ上陸

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (11)

ガラパゴス諸島、フェルナンディナ島 Fernandina islandのプンタ・エスピノーザ Punta Espinozaに上陸です。ここは今回訪れた14島の中で一番たくさんのウミイグアナを見た島です。

フェルナンディナ島はガラパゴス諸島で最も西に位置し、2019年2月には絶滅したと思われていたフェルナンディナゾウガメが発見されるというニュースがあった島です。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (4)

上陸地点からしならく海岸を歩くとき、踏まないように注意しないといけないほどたくさんいるウミイグアナ。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (10)

ガラパゴスの固有種でトカゲ類で唯一海に潜って採食する進化を遂げたウミイグアナ。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (3)

海に入るタイミングを待っているウミイグアナ。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (1)

海から上がると日光浴をして体温を上げます。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (8)

足指の爪は長く発達。海底で岩に爪をひっかけて固定し、流れの強い場所でも流されずに採食できるのだそうです。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (9)

ウミイグアナたちの姿にみんな、しばらく見とれていました。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion (6)

別の場所ではウミイグアナたちが日光浴している場所にガラパゴスアシカも。寝ているガラパゴスアシカを起こしに来たアシカがおり、ウミイグアナを踏んでしまわないか心配でしたが、アシカも一応ウミイグアナを避けて動いていました。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ガラパゴスコバネウ Flighless Cormorant

羽を乾かす、ガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant。海を背景に、青い目もパッチリ、飛べない翼を乾かしていました。ガラパゴスコバネウと出会えるのはこのフェルナンディナ島とイサベラ島だけです。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin

そして日中は採餌で移動しているため出会いにくいのですが、フェルナンデイナ島はガラパゴスペンギン Galapagos Penguin の繁殖地です。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ヨウガンサボテン (13)

フェルナンディナ島はガラパゴス諸島の中でも新しい島で、海岸へと溶岩流の流れた跡が見られます。ガラパゴスでは溶岩の上に最初に育つ植物、パイオニアプランツは「ヨウガンサボテン」です。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Punta Espinoza – Fernandina Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

ガラパゴス諸島-3 モスケラ島上陸

ハラパゴス諸島 ガラパゴスアシカ galapagos sea Lion モスケラ島 Mosquera Island (5)

ノースセイモア島とバルトロメ島の間にある白砂のに覆われた小さな平らな島がモスケラ島。空港のあるバルトロメ島に近いためクルーズの最初か最後に訪問する船が多いようです。

ハラパゴス諸島 モスケラ島 Mosquera Island (7)

この島はガラパゴス諸島の島の中でもある程度自由に歩くことができる島。朝一番に上陸した時は誰もいませんでしたがすぐに島は訪問客であふれました。ここはガラパゴスアシカが多く、たっぷり観察できます。

ハラパゴス諸島 モスケラ島 Mosquera Island ガラパゴスアシカ galapagos sea Lion (2)

ガラパゴスの固有種、ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion。北米西海岸のカリフォルニアアシカの近縁種で大昔に北半球から移動してきたものと考えられています。ちなみに同じ近縁種に絶滅したニホンアシカがいました。保護されることなく地球から永久に失われたアシカが日本にいたことは、このアシカたちを見るたびに思い出されました。

ハラパゴス諸島 ガラパゴスアシカ galapagos sea Lionモスケラ島 Mosquera Island (3)

授乳中のガラパゴスアシカ。1年に1頭の子供を産み、授乳は1年以上続きます。そのため、「兄弟」でお乳をねだる光景も見られるそうです。

ハラパゴス諸島 カッショクペリカン Brown pelican モスケラ島 Mosquera Island (4)

羽繕いするカッショクペリカン Brown Pelicanの若鳥。本当に褐色です。

ハラパゴス諸島 カッショクペリカンとクロアジサシ Brown Noddy モスケラ島 Mosquera Island (10)

海岸からはカッショクペリカンが海に突っ込んでいく光景を何度も見ましたが、クロアジサシ Brown Noddyとペアでいる姿もよく見かけます。おこぼれに期待して頭に乗るクロアジサシ、1ペリカンに1クロアジアシが基本でした。

ハラパゴス諸島 モスケラ島 Mosquera Island ウミイグアナ Mrine Iguana(1)

ウミイグアナ Marin Iguana。

ハラパゴス諸島 ヨウガントカゲ Lava Lizard モスケラ島 Mosquera Island (8)

ヨウガントカゲ lava Lizard。小さいリクイグアナの仲間でガラパゴスには7亜種いますがそのうちの1種が複数の島に生息するT. albemarlesnsis。メスはのどの部分が鮮やかなオレンジ色です。

ハラパゴス諸島 ヨウガントカゲ Lava Lizard モスケラ島 Mosquera Island (6)

雄のヨウガントカゲ。背中に棘状突起があり雌に比べると大きな体をしています。そして「腕立て伏せ」行動を見せてくれました。この行動は敵に対する威嚇説、求愛説などがあります。

ハラパゴス諸島 ガラパゴスサソリ Galapagos Scorpion モスケラ島 Mosquera Island (9)

島に打ち上げらたサンゴをひっくり返すとガラパゴスサソリ Galapagos Scorpion がいました。ガラパゴス諸島には2種おり、いずれも固有種です。

ハラパゴス諸島 アオアシカツオドリ Blue-footed Booby モスケラ島 Mosquera Island (11)

アオアシカツオドリ Blue-footed Boobyです。ようやく「青い足」を見ることができました!

ハラパゴス諸島 モスケラ島 Mosquera Island

気持ちの良い、白砂のビーチが続く朝のモスケラ島の上陸でした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Mosquera Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

ガラパゴス諸島-2 サンタクルス島ラス・バーチャス上陸

ガラパゴス諸島 ウミイグアナ Marine Iguana サンタクルス島ラス・バーチャス (2)

ガラパゴス諸島14泊15日クルーズの最初の上陸はサンタクルス島 Santa Cruz Island のラス・バーチャス Las Bachas。サンタクルス島はガラパゴス諸島で2番目に大きく港町プエルトアヨーラがある島。今日は島の北海岸にある白砂のビーチのあるラス・バーチャス Las Bachasに上陸です。

ガラパゴス諸島 カッショクペリカン Brown pelican サンタクルス島ラス・バーチャス (1)

海岸のカッショクペリカン Brown Pelican。ダイナミックに海に突っ込んでいきます。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスベニイワガニ Sally Lightfoot Crab サンタクルス島ラス・バーチャス (3)

このあと15日間のクルーズで欠かさす見ることになるガラパゴスベニイワガニ Sally Lightfoot Crab。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスササゴイ 幼鳥 lava Heron Juvenile サンタクルス島ラス・バーチャス (8)

ガラパゴス固有種、ガラパゴスササゴイ Lava Heron の幼鳥です。

ガラパゴス諸島 オオアオサギ Great Blue Heron サンタクルス島ラス・バーチャス (4)

海岸を少し歩くとラグーンがあります。そこにいたのがオオアオサギ Great Blue Heron。

ガラパゴス諸島 ヒレアシトウネン Samipalmated Sandpiper サンタクルス島ラス・バーチャス (5)

ラグーンの岸辺にいたヒレアシトウネン Semipalmated Sandpiper。今回のクルーズでは合計2羽しか見ませんでした。

ガラパゴス諸島 アメリカミヤコドリ American Oystercatcher サンタクルス島ラス・バーチャス (6)

アメリカミヤコドリ American Oystercatcher。

ガラパゴス諸島 ウミイグアナ Maine Iguana サンタクルス島ラス・バーチャス (7)

ラグーンを泳ぐウミイグアナ Marine Iguana。

あいにくの曇り&雨模様の天気で「白砂のビーチ」は残念な感じでしたが、海岸とラグーンの訪問の後、「ガラパゴス初泳ぎ」!

ガラパゴス諸島

夜は船のクルーを交えてカクテルで祝杯です。これから始まる15日間のクルーズの安全と成功、野生動物たちとの出会いに乾杯!

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Las Bachas – Santa Cruz Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸