タグ別アーカイブ: タイガーサファリ

ランタンボールのベンガルトラ -7「T-41レイラの子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (10)

ランタンボール終日サファリのレポートです。

Plum-headed parakeet (1)コセイインコ ランタンボール国立公園

この日はレイクエリアからスタート。ゲートのオープンまでの待っている間に見つけたコセイインコ、Plum-headed Parakeet のメスです。オスはまさにプラム色の頭をしていますが、メスは灰色。ボディの黄緑色とこの頭の灰色、そして黄色のくちばしのコントラストが大変かわいらしいインコです。

ゲートがオープン、まずはレイクエリアをチェックしましたが、トラはいません。今のレイクエリアはT-84 アローヘッド Arrowhead というメスのテリトリーです。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (1)

レイクエリアを出て走っているとトラのサイティング情報が。かけつけるとすでにたくさんのジープ。乾燥した草むらに横たわっているトラがいました。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (2)

ネコらしい仕草。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (3)

やがて立ち上がり、私たちとは反対方向へ行ってしみました。他のジープがこの場を離れたあと、トラの移動した方向に「トラが日中をすごす岩場がある」とのことで行ってみました。この日中の他のジープのいない時間は「終日サファリ」の特権です。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (8)

おお、いました。T-41 Laila レイラの一人息子の子トラです。まだ名前はありません。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (9)

母トラは T-41 レイラで、父トラは T-6 ロメオと考えられており、ランタンボール国立公園のガイドたちが最初に見つけたときから1匹だけだったそうです。他の子トラが死んだのか、もともと1匹だったのかはわからないのだと。ガイド氏、「一匹の子どもだからこそレイラがよく面倒を見て、とてもヘルシーに育ってるんです」。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (5)

横になってこちらを見ています。

ランタンボール a cub of T41 Laila ベンガルトラ

ときどき、大きなあくび。若いトラは歯がキレイです。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (12)

少し場所を移動して草を食べ始めました。ネコですねー。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park, Rajasthan,India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

ナマケグマ (ランタンボール国立公園、インド)

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (3)

インド亜大陸に暮らすナマケグマ Sloth bear のサイティングレポートです。ランタンボール国立公園のレイクエリアで観察したナマケグマです。ナマケグマの観察はベンガルトラより難しく、本当に運。そのナマケグマが湖のそばの開けた場所を歩いていました。

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (5)

ナマケグマはインド亜大陸に生息するクマ。体毛が長く、頭が大きいのが特徴でシロアリを食べて森で暮らしています。インドやネパールを中心に生息する Indian Sloth bearとスリランカに生息する Sri Lankan Sloth bear が存在し、スリランカの個体はインドのものより小さめです。

ナマケグマ Sloth bear のツメ

ナマケグマの大きく曲がった爪。この爪で木に登り掴まることができ、その姿がナマケモノ=Sloth を連想させることから、ナマケグマ=Sloth bear という名がつけられました。

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (2)

ナマケグマは夜行性、こうやって昼間に出てくることは珍しく、チャンスがあってもサファリの早朝と夕方です。これはかなりラッキー。

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (4)

間もなく潅木地帯を歩き、森の奥へ消えていきました。

この季節(3月下旬)のランタンボール、ランタンボール要塞エリアは flame-of-the-forestと呼ばれる花、ハナモツヤクノキが満開でした。

ランタンボール国立公園 ハナモツヤクノキ

ハナモツヤクノキに包まれたランタンボールの森と要塞のある岩山。ここからはナマケグマと関係のない話です。

インドヒメウ Indian Cormorant (1)

この日、ナマケグマを見た後、レイクエリアの水辺で水鳥を観察していたらインドヒメウが魚を捕まえました。

インドヒメウ Indian Cormorant (2)

びっくりしたのはこの後、砂まみれの魚を湖で洗って食べたことでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park, Rajasthan, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

ランタンボールのトラ – 6 「 T-19クリシュナ」の水浴(インド)

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (9)

ランタンボール終日サファリのレポートです。

真昼間、子トラと昼寝をしていたT-19クリシュナが動き始めました。暑い時期のトラはたっぷり寝たあと夕刻に水辺へ行くことが多いのですが、この日はキル(殺した獲物)を食べたこともあり喉が渇くはず・・・そう思ってカメラマンさんたちがアクションを待っていました。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (1)

なかなかシナリオ通りです。T-19 クリシュナが歩き始め水辺へまっしぐら。こうなると追いかけているジープは先回りしてチャンスの高そうな水辺のポジション取りを開始です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (2)

水辺へと近づいてくるT-19 クリシュナ。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (3)

橋の上から見た、水に入るクリシュナ。後ろ足からゆっくりと入っていきます。この位置から見るトラの模様の美しさ、別格です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (4)

水につかりました。大きな大きな手。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (5)

顔が見えないので場所を少し移動。相当暑かったのでしょう、はぁはぁしています。私たちも炎天下で実は、なかなかつらいです。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (8)

水に横たわるT-19クリシュナ、美しいトラです。ちなみにクリシュナはインドのヒンドゥ教の神様の名前で、色男・やさしさ・愛の神様として人気がある神様。そう、男の神様です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (6)

まったり。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (10)

立ち上がりました。そして再び同じ森の方向へ歩き、森の奥へと消えていきました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park, Rajasthan, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

ランタンボールのベンガルトラ -5 「T-19クリシュナと3頭の子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (1)

ランタンボールの終日サファリのレポートです。

暑い日でした、真昼間にもかかわらずトラのサイティング情報が。「キル(殺した獲物)があるのでトラが来るはず」と言われた場所に行くと数台のカメラマンさんジープと4頭のトラ。T-19 クリシュナと3頭の子トラです。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (2)

子トラの1頭は獲物に夢中です。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (4)

もう1頭の子トラは既に木陰で休んでいました。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (5)

獲物にくらいついていた子トラも満足したようです。口に血とよだれが。その後、親子は暑い日ざしをさけ木陰に移動しました。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (6)

T-19クリシュナと子トラ。1頭はお母さんのあとについてきましたが、他の2頭は別々のところで寝ています。ガイド氏によると、子トラは1年目は家族で行動するが2年目は近くにはいるけどバラバラに行動するようになり、一緒にいる姿を見ることは難しくなるのだと。

T-19 クリシュナは「レイクエリアの女王」と呼ばれたT-16 マチュリの娘で、母トラを追い出してレイクエリアに君臨していましたが、自分の娘 T-84 アローヘッドにレイクエリアを追い出され、今は 3頭の子トラとZone-4 あたりにいます。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (7)

T-19 クリシュナの親子の姿、もうすぐ見れなくなるのですね。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

お昼寝ベンガルトラ バンダウガル国立公園(5)

%e3%83%99%e3%83%b3%e3%82%ac%e3%83%ab%e3%83%88%e3%83%a9%e3%80%80bengal-tiger-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandhavgarh-national-park

バンダウガル国立公園、マグディゾーン(Magadhi zone)、4月下旬の朝のサファリです。公園内に入ってしばらく走った場所に、バンダウガルのサファリガイドたちが「タドバ」と呼ぶ水場があります。なんで「タドバ」かというと、水場の作り方が、サファリルートのすぐそばで、形も人工的で、まるで「タドバ国立公園の水場」みたいだから、というのです。私はこの「タドバと呼ばれる水場」でトラをみたことはありませんが、聞いたところ、ここにトラがいても、水場がコンクリートでまるで動物園のトラの写真みたいなってしまう、ということでした。国立公園の方々には、ぜひ水場を整備するときに「より自然」になるように配慮していただきたいです。

%e3%82%bb%e3%82%ad%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%82%af%e3%83%a4%e3%82%b1%e3%82%a4-red-junglefowl-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandhavgarh-n

セキショクヤケイ Red Junglefowl のメスです。

%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandhavgarh-national-park-5

こちらはごく自然な形の水辺のアクシスジカ Spotted Deerさんたち。走っているとサファリルート沿いにたくさんのジープが止まっていました。聞いたところ「トラが2頭寝てる」と。

%e3%83%99%e3%83%b3%e3%82%ac%e3%83%ab%e3%83%88%e3%83%a9%e3%80%80bengal-tiger-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandhavgarh-national-park

私のいたところから1頭は見えました。ガイドの話では、夜の間にシカを捕食してお腹いっぱいで早朝から木陰で寝ているとのこと。

%e3%83%99%e3%83%b3%e3%82%ac%e3%83%ab%e3%83%88%e3%83%a9%e3%80%80bengal-tiger-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandhavgarh-national-park

眼が開いていますが、寝ています。もう、完全に寝に入っていて起きる可能性はほとんどないので、他の場所へドライブ。

%e3%82%a2%e3%82%aa%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%82%a6%e3%83%93%e3%83%b3-white-throated-kingfisher-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandhavgarh

アオショウビン White-throated Kingfisher、インドの森でとても一般的なカワセミ。

streak-throated-woodpecker-%e3%83%a0%e3%83%8a%e3%83%95%e3%82%bf%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%82%aa%e3%82%b2%e3%83%a9-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92

ムナフタケアオゲラ Streaked-throated Woodpecker のオス。

%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%83%e3%82%ab%e3%83%ab-jackal-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandhavgarh-national-park-8

草むらからこちらをうかがう、ジャッカル。

%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%a4%e3%82%a4%e3%83%ad%e3%83%81%e3%83%a7%e3%82%a6-indian-pitta-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandha

インドヤイロチョウ Indian Pitta  インドの森の夏を告げる鳥です。

%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%96%e3%83%83%e3%83%9d%e3%82%a6%e3%82%bd%e3%82%a6-indian-roller-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandh

インドブッポウソウ Indian Roller

%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%96%e3%83%83%e3%83%9d%e3%82%a6%e3%82%bd%e3%82%a6-indian-roller-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandh

飛ぶと本当に美しい鳥です。

%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%96%e3%83%83%e3%83%9d%e3%82%a6%e3%82%bd%e3%82%a6-indian-roller-%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%82%a6%e3%82%ac%e3%83%ab%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80bandh

インドブッポウソウ、地面の毛虫にめがけて着地。木から毛虫が降りてきていて、確かに自分にもたくさん毛虫がついていました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Apr 2016 , Bandhavgarh National Park, Madhya Pradesh, India

★ベンガルトラのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

ジム・コルベット国立公園-4 アジアゾウの家族(インド)

%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6-asian-elephant-%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80jim-corbett-national-p

インドのウッタラカン州、ジム・コルベット国立公園で出会ったアジアゾウ。この季節はたくさんのアジアゾウがディカラ・ゾーンの草原にやっていきます。ここは川が流れ草地がある、ゾウにとって最適な場所です。

アジアゾウ Asian Elephantについて
インド、ネパール、スリランカ、バングラデシュなどの南アジアと東南アジアの一部地域に生息するゾウ。アフリカゾウとは、大きさ、耳や頭の形なども異なり、オスの牙は小さく、メスは牙がない個体が多くいます。そしてインドでは、ゾウはヒンドゥ神話に「ガネーシャ」として登場し、絶大な人気をもつ神のひとりです。そのため、ゾウは大切にされているのですが、それでも「野生のゾウ」と出会える場所は多くはありません。

インドでは1992年に「プジェクト・エレファント」が始動し、長期的な保護政策を進めていますが、2005年時点でのアジアゾウの数はインド全土の保護区で21,000頭以上とされ、おもに南インド、インド東北部に多く生息しています。

%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6-asian-elephant-%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80jim-corbett-national-p

草原のゾウの群れ

%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6-asian-elephant-%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80jim-corbett-national-p

ジム・コルベット国立公園のディカラ・ゾーンはベンガルタイガーだけでなく、アジアゾウの撮影でもフォトグラファーが集まります。

%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6-asian-elephant-%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80jim-corbett-national-p

ゾウの赤ちゃんを連れた家族です。

%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6-asian-elephant-%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80jim-corbett-national-p

赤ちゃんは大人の間にはさまって移動していることが多く、観察しにくいことが多いです。

%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6-asian-elephant-%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80jim-corbett-national-p

大家族です。

%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6-asian-elephant-%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80jim-corbett-national-p

繁殖中。ジム・コルベット国立公園、最終日のサファリが終わりました。

 

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May 2016, Jim Corbett National Park, Uttarakhand, India

★ベンガルトラのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

ジム・コルベット国立公園-2 ベンガルタイガーと出会う(インド)

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

ジム・コルベット国立公園 Jim Corbett National Park はインドのウッタラカン州にある、1936年に設立された「インドで最も古い」国立公園。1973年に「プロジェクトタイガー」が始動した国立公園でもあります。

このジム・コルベット国立公園でベンガルタイガーのサイティングが良いと言われるディカラ・ゾーンでのサファリの記録です。

午後のサファリです。気温が上がるこの季節は、ベンガルタイガーが水辺で休んでいるのを見つけやすい季節。今日は草原サイドではなく、川サイドのポイントへと行きました。

eb3i0776

川を渡ってベンガルタイガーのやってきそうな水場へ。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

水場に到着する前に、遠くからメスのベンガルタイガーが現れました。きっと近くの草むらで寝ていたのでしょう。水場を目指しています。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

うわっ、正面。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

ゆっくり歩いてきます。表情はちょっと険しい?

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

サファリジープの間を堂々と横断。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

美しいメスです。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

水場へと入っていくベンガルタイガー。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

水につかってくつろいでいます。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

ベンガルトラのかわいい耳。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

しばらく水の中で涼むと、再び移動を開始。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

水から出てきたベンガルタイガー。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%80%80%e3%83%99

そして他の水場へと移動・・・もうサファリの終了時刻です!

%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%9f%e3%82%b7%e3%83%9e%e3%83%95%e3%82%af%e3%83%ad%e3%82%a6%e3%80%80brown-fish-owl-%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b

ベンガルタイガーを追いかける私たちを上から見ていた、ミナミシマフクロウ Brown Fish Owl。3日間のサファリの間、毎日出会ったミナミシマフクロウくんです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May 2016 , Jim Corbett National Park, Uttarakhand, India

★ベンガルトラのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

ジム・コルベット国立公園 -1 ベンガルタイガーと出会う(インド)

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6-2

インドのウッタラカンド州にあるジム・コルベット国立公園 Jim Corbett National Park は1936年に設立された「インドで最も古い」国立公園。1973年に「プロジェクトタイガー」が始動した国立公園でもあります。

首都のデリーに近いことからインド国内の観光客に人気のある公園ですが、コルベットのなかでも「コア(中核)・ゾーン」であるディカラ・ゾーンはラムナガール川が流れ草原と森が広がる最も美しいエリア。ここでは、公園内の宿泊施設(政府系なので、いわゆるサファリロッジとは違います)に泊まり、自然の中での滞在とたっぷりサファリを楽しむことができます。

5月下旬、シーズン最後のジム・コルベット国立公園を訪問。国立公園のゲートからディカラ・ゾーンまでおよそ1時間30分。その道中にも野生動物と出会います。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-14

前からゾウが現れました。牙に鼻を巻き付け、興奮気味。前に進めなくなり、移動していた車両はみんなバックし始めます。これでおよそ30分かかりました。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-4

移動途中に見つけたウオミミズク Tawny Fish Owl。インドでは珍しいフクロウで、ネパールとの国境付近の森で観察出来るフクロウです。

ようやく到着したディカラのロッジ。「政府系で簡素、何も期待するな」と言われていたので、「思っていたよりマシ?」という感想。ただし、送電線をゾウが壊してしまったので電気は夜間の発電機を回している間だけ。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3-2

ロッジの客室棟。室内にはベッドと机、シャワーとトイレがあるだけのいたってシンプルなもの。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3-1

ロッジはラムナガール川にを望むテラス状の場所にあり、景観は抜群。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%b3

そしてなんといってもインドの政府系施設ですから、食事はベジタリアンのみです。レストランと言うより、「給食」っぽいですが、インド人のお客さんメインなので意外とおいしいインド料理です。尚、国立公園内のため、肉類・酒類の持ち込みは禁止です。

そして夕方のサファリに出発。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-1%e3%80%80%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6

いきなりゾウさんと遭遇。この季節はディカラゾーンに多くのアジアゾウが集まる季節。インド人フォトグラファーの中にはベンガルタイガーではなく、このアジアゾウの群れの撮影に来ていたチームもいました。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92%e3%80%80%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2%e3%82%be%e3%82%a6-1

アジアゾウの群れ

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-2%e3%80%80%e3%82%a8%e3%83%ac%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%88%e3%82%b5%e3%83%95%e3%82%a1

ディカラ・ゾーンでは草原エリアと森で「エレファント・サファリ」も行われています。働いているゾウさん、野生のゾウさんをみて、どう思ってるかなぁ・・・。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-7

木陰で休むメスのベンガルタイガー。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-9

そして、グラスランドへと消えていきました。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-10

ディカラのグラスランドでサファリを楽しむインド人の家族。草原がアフリカっぽいです。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-8

ムナグロシャコ Black Francolin 発見!

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-1%e3%80%80%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%b7%e3%82%b9%e3%82%b8%e3%82%ab

グラスランドのサファリゾーンの奥にはたくさんのアクシスジカがいました。

%e3%82%b8%e3%83%a0%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%e5%9b%bd%e7%ab%8b%e5%85%ac%e5%9c%92-2

夕方、ラムナガール川で夕日を眺め、ロッジへと戻りました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May 2016 , Jim Corbett National Park, Uttarakhand, India

★ベンガルトラのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

ランタンボールのベンガルトラ – 4 「T-19クリシュナの子トラ」(インド)

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (1)

インド、ラジャスタン州のランタンボール国立公園での子トラのサイティング・レポートです。

ランタンボール国立公園 Ranthambore National Park は1955年にサワイ・マドプール野生保護区として設立され、1973年に「タイガー・プロジェクト」傘下の保護区となり、1980年にランタンボール国立公園に指定されました。ベンガルタイガーの保護・観察がバッチリ行われている国立公園で、各サファリ・エリアにいるトラもよく把握されています。

ランタンボール国立公園のレイク・エリア(Zone 3)で、この湖付近を縄張りとするT-19 クリシュナの子供2頭を観察することができました。2014年の4月に訪問したときには、母トラとそのそばを歩く4頭の赤ちゃんトラの姿を撮るためにカメラマンさんが殺到していました。その子供も今は成長し、1頭は少し離れて暮らし、2頭が母トラと同じエリアで暮らしていました。トラは生まれてから1年半~2年を母トラと過ごし、独り立ちするといわれています。この子達は1才+、体も大きくなっていますが子供らしい表情が残っています。

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (2)

湖のほとりで休む子供トラ

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (3)

もう一頭の子供トラは寝そべっていました。かわいいです。

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (4)

寝そべっていた子トラが移動してきました。

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (8)

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (6)

兄弟接近です。

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (7)

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (5)

サファリカーを見下ろしています。堂々として、さすがランタンボール、レイクエリアのトラです。

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (9)

サファリカーの間をするするっと通って湖へ。このレイクエリアで生まれ育った兄弟は、生まれた時からカメラにサファリカーとカメラに囲まれてきたため、動じることはありません。まるで舞台俳優。

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (10)

ランタンボールで最も美しい場所のひとつとされる、中世の建物を望む湖畔を歩く。

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (11)

スキップするかのように軽やかにはねて歩いていきました。

Bengal Tiger -Ranthambore National Park (12)

続いてもう1頭の子トラも。ガイドいわく、この中世の建物で昼寝をするのが習慣になっているので、きっとそこに行くのだろう、と。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation :May 2015 , Ranthambore National Park, Rajasthan, India

★ベンガルトラのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

インドヒョウ – レオパードと出会う!(2)

インド レオパード インドヒョウ バンダウガル国立公園 (2)

ベンガルトラより出会うことの難しい、インドヒョウ(レオパード)。インド中央部のバンダウガル国立公園でのサイティングの記録です。

インドヒョウ – レオパードと出会う!(1) はこちら。

バンダウガル国立公園にはタラ、マグディ、キタウリの3つのサファリゾーンがあり、タラ・ゾーンの森が立派で岩場ゾーンがありレオパードが多いことでも知られています。今回はタラ・ゾーンではなく、乾燥した竹林の多いキタウリ・ゾーンでレオパードを見ることができました。

午前中のサファリ、トラの足跡は見たけど、トラは見れないまま園内をドライブしていたとき、ガイドのパプー氏がジープを止め双眼鏡でのぞきはじめました。「レオパードがいる」と。

インド レオパード インドヒョウ バンダウガル国立公園 (3)

乾燥した竹林の奥の奥にある岩陰にレオパードが座っていました。「よう見つけたなー」というのが本音の感想。

インド レオパード インドヒョウ バンダウガル国立公園 (4)

見ていたら、どうも私たちのことがいやだったようで動き始めました。

インド レオパード インドヒョウ バンダウガル国立公園 (5)

手の先まで、しっかりレオパード模様。

インド レオパード インドヒョウ バンダウガル国立公園 (6)

足の指先までもレオパード模様。もっとじっくり観察出来ればよかったのですが・・・レオパードは本当に、難しく、美しいです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Apr 2016 , Bandhavgarh National Park, Madhya Pradesh, India

西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。