タグ別アーカイブ: tiger

クンジュラブ峠のユキヒョウ(北部パキスタン)

ユキヒョウ クンジュラブ峠 Snow Leopard Expedition Khunjerab National Park (4)

パキスタン北部、中国との国境となるクンジュラブ峠付近で観察したユキヒョウの記録です。

クンジュラブ峠はパキスタンと中国との国境で「カラコルム・ハイウェイ」が貫いていますが国立公園でもあります。1960年~70年代の「カラコルム・ハイウェイ」建設時には多くのマルコポーロ羊やアイベックスが殺され、川沿いの木々が切られるなど自然破壊が起こりましたが、その後の植樹や野生動物の保護によりアイベックスやユキヒョウの数は回復してきています(マルコポーロ羊は戻っていません)。

ユキヒョウに襲われたヤク Injured Yak, attacked by Snow Leopard (1)

朝、カラコルム・ハイウェイを峠へ向けて登っていて見たのは、全身傷ついた、血だらけのヤクの姿。標高4,500m付近の斜面におり、明らかにユキヒョウに襲われたものでした。おそらく、ユキヒョウの狩りの最中に私たちが現れたため、仕留め切れずにその場を去ったのでしょう。

ガイドがすぐにヤクの持ち主に連絡をし、スストの家畜病院へと運ばれることになりました。このヤクは妊娠しており、ユキヒョウはこういった弱っているヤクや子供のヤクを狙うとのことでした。とは言っても、ここは国立公園の中。上部フンザの村でクンジュラブ国立公園に家畜を連れてきている人々は、ヤクが襲われるリスクを承知で連れてきており、国立公園内であることを理解しています。逆に、国立公園外で家畜が襲われるとユキヒョウに「復讐」することもあり、ユキヒョウの保護のためにはまだまだ政府やNGOの活動が求められる状況です。

ユキヒョウ クンジュラブ峠 Snow Leopard Expedition Khunjerab National Park (6)

ヤクを仕留めることができなかったユキヒョウは、きっとそばにいるはずです。みんなで捜索。

遠~くに2匹を発見。仲のいい2匹で、おそらく母親と2年目になる子供でしょうか。

Snow leopards Khunjerab national park top area 1

一旦、見失いましたが、再び岩の上にいる2匹を発見。

ユキヒョウ クンジュラブ峠 Snow Leopard Expedition Khunjerab National Park (2)

 

Snow leopards Khunjerab national park top area 2

ユキヒョウ クンジュラブ峠 Snow Leopard Expedition Khunjerab National Park (5)

日没時刻になりました。もう観察できるギリギリの暗さで、ユキヒョウも獲物を求めて移動していきました。

スストの町に降りると、今日襲われていた、あのヤクのニュースが入ってきました。もう回復の見込みがないとのことで、出産と同時にと殺されたとのことでした。そして子供も助からなかったと。あのまま放置していてもユキヒョウの糧となっていたヤクですが、何か、とても悲しい結果を聞いてしまいました。

 

Image & text : Mariko SAWADA

Observation : April 2021, Khunjerab National Park, Gilgit-Baltistan, Pakistan

Special Thanks : Hussain Ali Khan & Abul Khan, Khunjerab National Park

岩に描かれたユキヒョウ(北部パキスタン)

ユキヒョウ カラコルム山脈 クンジュラブ国立公園 パキスタン Snow leopard Khunjerab national park pakistan

パキスタン北部のインダス川(ギルギット川・フンザ川)流域、特にシャティアールからフンザにかけての河岸の岩場には多くの岩刻画が見られ、その数は5万点を越えると言います。

古いものは紀元前に遡り、狩猟の様子やアイベックスが描かれ、後にシルクロードを旅した商人や巡礼者、侵略者まで様々な人々によって「岩絵」は刻まれてきました。チラス周辺のインダス河畔はまさに「岩刻画ギャラリー」。一般のツアーでは移動途中に道沿いにある仏教徒が描いたものを見ますが、今回は「岩に描かれたユキヒョウ」を探してみました。

アイベックスとユキヒョウ Ibex & Snow leopard チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (1)

カラコルムハイウェイから見ることができる「アイベックスを追うユキヒョウ」。

チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (15)

仏教のイメージを嫌う地元の人により石灰のようなものが塗られていたので、洗ってきれいにしました。

アイベックスとユキヒョウ Ibex & Snow leopardチラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (4)

耳と体はオオカミっぽいフォルムですが、長くて太い尻尾はしっかりユキヒョウです。

チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (16)

カラコルムハイウェイ沿いの岩刻画は、地元の人たちによりペイントで消されたりしてかなりのダメージがありますが、橋を渡った反対側の河岸はこういった被害が少なく、比較的良い状態で岩刻画を探すことができました。

チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (7)

仏塔を描いた岩刻画。初期の岩刻画は固い石で刻まれましたが、仏教巡礼者の時代のものはノミを使って繊細な表現がなされています。「ガンダーラ」を目指した巡礼者たちはここでインダス川の水位が下がり渡渉できるのを待つ間、仏陀や仏塔のイメージを刻んだのでしょう。

チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (10)

仏教徒だけでなく、いろんな民族・宗教の人がこの地を越えていきました。これはアイベックスを仕留めた人物像、中央アジアから来た人でしょうか?

チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (9)

そしてこれは・・・ある資料には「神話の生き物」と説明がありましたが、角はマーコールですね!

チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (17)

無数の絵が刻まれた岩。

アイベックスとユキヒョウ Ibex & Snow leopard チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (8)

見えにくいですが、獲物を襲うユキヒョウ。

アイベックスとユキヒョウ Ibex & Snow leopard チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (11)

そしてこれは、さらにわかりにくいのですが、崖でアイベックスを襲うユキヒョウです。崖を岩のキャンバスに描いている珍しいデザイン。

アイベックスとユキヒョウ Ibex & Snow leopard チラス岩絵 Chilas Rock carving Petroglyph (12)

右がアイベックス、左がユキヒョウ。

今回は2時間歩いて3つのユキヒョウの岩刻画を見つけることができました。

残念なことに、このチラス周辺の岩刻画は、あと数年で完成するディアメールバシャダムにより水没してしまいます。一部の有名な岩刻画は移設されると聞いていますが、多くはこのまま永久に失われてしまうのです。

古代の人が描いた野生動物の姿とその時代を生きた証。何とか保存できないものでしょうか。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Visit : April 2021, Chilas, Gilgit-Baltistan, Pakistan

村に現れたユキヒョウ(北部パキスタン)

パキスタン北部、上部フンザのモルホン村に現れたユキヒョウの動画です。村人が「あそこにいる!」というけど、なかなか見つけられませんでした。

アイベックスを食べた後、川の対岸で寝ていたユキヒョウをモルホンの村人と観察。

ユキヒョウはどこ?Snow Leopard in Pakistan

午前にアイベックスを仕留めたユキヒョウは肉を食べて、残りを茂みに隠して岩場に上り寝ていました。ユキヒョウが起きた15時ごろの動画です。村人があちこちにいて、困っているユキヒョウです。

村人がいて困っているユキヒョウ Snow Leopard appeared in Morkhun Village

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Jan 2019, Morkhun Village, Gojar, Gilgit-Baltistan

Special Thanks to Mr.Sultan Gohar (Khunjerab National Park)

ランタンボールのベンガルトラ -10「T-41 レイラ」(インド)

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (18)

ランタンボール、終日サファリのサイティングレポートです。この日のサファリのラストはT-41 Laila レイラ、メスのトラでした。

この日は朝、寝ているまだ名前のない子トラを見た以外なかなか良いトラとの遭遇がなく、夕方になりZONE-5の水辺へやってきました。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (1)

川辺の茂みの中にいるトラを発見、T-41レイラです。せっかくトラを見つけたのにもう夕方5時をすぎ、入口から遠い場所のため他のジープは移動を開始し始めましたが、私たちのジープは「おそらく水に入りにいくだろう」とじっと待ちました。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (3)

突然、水辺にいるアクシスジカの方へ歩き始めるレイラ。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (4)

トラがアクシスジカにむかって走り始めました。ダッシュです。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (5)

突然のことで写真のフォーカスもできません。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (6)

驚いたことに、追いかけられているアクシスジカを助けるために他のシカが飛び出してきてトラの動きを鈍くしようとしました。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (7)

レイラはシカを追いましたが、トラはそんなに長くは走れません。この狩りは失敗。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (11)

疲れてはぁはぁしているレイラ。そして、いよいよ水辺へ歩いていきます!

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (13)

川岸に現れたレイラ、夕方の光の中。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (14)

水浴する場所を選んでいます。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (15)

後ろ足で水を蹴りました。カメラマンさんたちから「ワーオ」と歓声が。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (16)

トラは水に入るとき後ろ足から、深さを確認しながらゆっくり入っていきます。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (17)

水に入ったレイラ。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (20)

国立公園をもう出なくては本当にまずい時間になりました。移動の前に、レイラを正面から一枚。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

Reference : Information from Safari Guide & driver at Ranthambore  National Park

Special Thanks to Girish Arora, Ram Sinh and Kamal

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れる、ベンガルタイガーサファリ★★

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

★プライベートでサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。ランタンボール国立公園は撮影目的のジープ、ガイド・ドライバー手配が可能な国立公園です。

ランタンボールのベンガルトラ -9 「T-39ヌールの子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (2)

ランタンボールの終日サファリのレポートです。ZONE-1で出会った T-39 ヌールと2匹の子トラです。子トラといってももう18ヶ月ほどになるので母トラと大きさは変わりません。

ZONE-1に入って間もなく、他のジープの動きからトラのサイティングあることがわかりました。ジープはトラの移動に合わせてゆっくりと併走しています。ジープ上のインド人ツーリストたちが「ティーン(3)タイガー、ティーンタイガー」と興奮しています。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (1)

3頭のトラは T-39ヌールと2頭の子トラでした。これくらいの大きさになると親子で一緒にいるのではなく、少し離れて行動します。3頭がバラバラに草むら、木陰を歩いていました。

T-39 ヌールですが、彼女の最初の子トラのお父さんは同じテリトリーをカバーするT-24ウスタッドという、オスとしては珍しくジープの前に現れることが多い立派なオスでした。このT-24ウスタッドは過去3回村人とフォレストガイドを襲ったことがあり、4回目となる事件が起こった2015年5月、これ以上は野性においておけないということでウダイプールの動物園に連れて行かれました(この件については事実ではないのに調査がないまま連れていかれたとして多くの人が反対しました)。

T-24ウスタッドを失ったT-39ヌールは、この時2頭の子トラを育てていました。空白になったウスタッドのテリトリーには間もなく新しいオスのトラがやってきて、トラの習性としてヌールの2頭の子トラを殺すだろう、と想像されました。そして同じ年の10月、ヌールとT-57という若いオスが一緒にいるところが目撃されました、なんとヌールの2頭の子トラも一緒に!

このことはトラ関係者を驚かせました。前のオスの子どもを受け入れたオス T-57。T-57はシャイで目撃されることが少ないオスですが、私たちがこの日見た子トラは2016年に生まれたT-39ヌールとT-57の3頭の子どものうちの2頭でした。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (3)

子トラのうちの1頭がジープ道へと下ってきます。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (4)

近寄ってきました。するりと私たちのジープの前を横切り、ジープ道を歩き始めます。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (5)

ジープ道の木にマーキング。もう1頭の子トラもでてきました。が、こちらはジープ道には出てこず一番近い水場へ向かいました。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (8)

この子トラを追いかけていくと、国立公園が作った人工の水場があり、そこで泥んこまみれになりながら木片をかじって遊んでいました。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (7)

木片を銜える子トラ。この子トラはその後、何かに驚いて水から飛び出し森の奥へ走り去ってしまいました。

再びもう一頭の子トラが現れました。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (11)

ジープ道を歩いてきます。小さい頃からカメラマンのジープに囲まれて育ち、堂々としたものです。さすがランタンボールのトラ。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (10)

ジープ道を横断、そして森の奥へと行ってしまいました、サイティング終了。時間にして40分ほどのサイティング、ZONE-1にいたジープが満足そうに帰っていきました。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

Reference : Information from Safari Guide & driver at Ranthambore  National Park

Special Thanks to Girish Arora, Ram Sinh and Kamal

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れる、ベンガルタイガーサファリ★★

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

★プライベートでサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。ランタンボール国立公園は撮影目的のジープ、ガイド・ドライバー手配が可能な国立公園です。

ランタンボールのベンガルトラ -8 「T-41レイラと子トラ、水辺でお昼寝」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ T41ライラ Ranthambore Bengaltger (8)

ランタンボール終日サファリのレポートです。トラを探してZONE-4を移動しているとある水場にたくさんのジープが見えました。トラのサイティングです、行ってみると「舞台」のような見えやすい位置に2頭のトラが横たわっていました。

ランタンボール ベンガルトラ T41ライラ Ranthambore Bengaltger (3)

T-41レイラとその子トラがガッツリ寝てました。

ランタンボール ベンガルトラ T41ライラ Ranthambore Bengaltger (4)

時々目を開けかわいらしい仕草をする子トラ。

ランタンボール ベンガルトラ T41ライラ Ranthambore Bengaltger (7)

すやすや眠るお母様。

ランタンボール ベンガルトラ T41ライラ Ranthambore Bengaltger (5)

お母様、目を覚ましました。まずは毛づくろい。

ランタンボール ベンガルトラ T41ライラ Ranthambore Bengaltger (10)

そして水を飲みます。

ランタンボール ベンガルトラ T41ライラ Ranthambore Bengaltger (2)

ようやく起き上がり移動し始めたところでガイド氏、「ここは入口から遠いからもう移動しないと・・・閉園時間に間に合わない」。レイラと子トラとさようならです。

そして、ZONE-4からの帰りにサイティング情報のあったレイクエリアに立ち寄りました。今日最後のトラはレイクエリアのT-84 アローヘッド。

ランタンボール アローヘッド arrowhead Ranthambore

湖のそばで眠るT-84アローヘッド。アローヘッド Arrowheadの名は、arrow=矢の模様が左のほほにあることからついたのだそうです。遠くて見えませんでしたが・・・。

アローヘッドは母トラのT-19クリシュナを追いやって、このレイクエリアに君臨していました。クリシュナが母トラT-16マチュリーを追い出したように。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

Reference : Information from Safari Guide & driver at Ranthambore  National Park

Special Thanks to Girish Arora, Ram Sinh and Kamal

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れる、ベンガルタイガーサファリ★★

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

★プライベートでサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。ランタンボール国立公園は撮影目的のジープ、ガイド・ドライバー手配が可能な国立公園です。

ランタンボールのベンガルトラ -7「T-41レイラの子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (10)

ランタンボール終日サファリのレポートです。

Plum-headed parakeet (1)コセイインコ ランタンボール国立公園

この日はレイクエリアからスタート。ゲートのオープンまでの待っている間に見つけたコセイインコ、Plum-headed Parakeet のメスです。オスはまさにプラム色の頭をしていますが、メスは灰色。ボディの黄緑色とこの頭の灰色、そして黄色のくちばしのコントラストが大変かわいらしいインコです。

ゲートがオープン、まずはレイクエリアをチェックしましたが、トラはいません。今のレイクエリアはT-84 アローヘッド Arrowhead というメスのテリトリーです。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (1)

レイクエリアを出て走っているとトラのサイティング情報が。かけつけるとすでにたくさんのジープ。乾燥した草むらに横たわっているトラがいました。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (2)

ネコらしい仕草。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (3)

やがて立ち上がり、私たちとは反対方向へ行ってしみました。他のジープがこの場を離れたあと、トラの移動した方向に「トラが日中をすごす岩場がある」とのことで行ってみました。この日中の他のジープのいない時間は「終日サファリ」の特権です。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (8)

おお、いました。T-41 Laila レイラの一人息子の子トラです。まだ名前はありません。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (9)

母トラは T-41 レイラで、父トラは T-6 ロメオと考えられており、ランタンボール国立公園のガイドたちが最初に見つけたときから1匹だけだったそうです。他の子トラが死んだのか、もともと1匹だったのかはわからないのだと。ガイド氏、「一匹の子どもだからこそレイラがよく面倒を見て、とてもヘルシーに育ってるんです」。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (5)

横になってこちらを見ています。

ランタンボール a cub of T41 Laila ベンガルトラ

ときどき、大きなあくび。若いトラは歯がキレイです。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (12)

少し場所を移動して草を食べ始めました。ネコですねー。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

Reference : Information from Safari Guide & driver at Ranthambore  National Park

Special Thanks to Girish Arora, Ram Singh and Kamal

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れる、ベンガルタイガーサファリ★★

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

★プライベートでサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。ランタンボール国立公園は撮影目的のジープ、ガイド・ドライバー手配が可能な国立公園です。

ランタンボールのトラ – 6 「 T-19クリシュナ」の水浴(インド)

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (9)

ランタンボール終日サファリのレポートです。

真昼間、子トラと昼寝をしていたT-19クリシュナが動き始めました。暑い時期のトラはたっぷり寝たあと夕刻に水辺へ行くことが多いのですが、この日はキル(殺した獲物)を食べたこともあり喉が渇くはず・・・そう思ってカメラマンさんたちがアクションを待っていました。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (1)

なかなかシナリオ通りです。T-19 クリシュナが歩き始め水辺へまっしぐら。こうなると追いかけているジープは先回りしてチャンスの高そうな水辺のポジション取りを開始です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (2)

水辺へと近づいてくるT-19 クリシュナ。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (3)

橋の上から見た、水に入るクリシュナ。後ろ足からゆっくりと入っていきます。この位置から見るトラの模様の美しさ、別格です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (4)

水につかりました。大きな大きな手。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (5)

顔が見えないので場所を少し移動。相当暑かったのでしょう、はぁはぁしています。私たちも炎天下で実は、なかなかつらいです。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (8)

水に横たわるT-19クリシュナ、美しいトラです。ちなみにクリシュナはインドのヒンドゥ教の神様の名前で、色男・やさしさ・愛の神様として人気がある神様。そう、男の神様です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (6)

まったり。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (10)

立ち上がりました。そして再び同じ森の方向へ歩き、森の奥へと消えていきました。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

Reference : Information from Safari Guide & driver at Ranthambore  National Park

Special Thanks to Grish, Ram Sinh and Kamal

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れる、ベンガルタイガーサファリ★★

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

★プライベートでサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。ランタンボール国立公園は撮影目的のジープ、ガイド・ドライバー手配が可能な国立公園です。

ランタンボールのベンガルトラ -5 「T-19クリシュナと3頭の子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (1)

ランタンボールの終日サファリのレポートです。

暑い日でした、真昼間にもかかわらずトラのサイティング情報が。「キル(殺した獲物)があるのでトラが来るはず」と言われた場所に行くと数台のカメラマンさんジープと4頭のトラ。T-19 クリシュナと3頭の子トラです。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (2)

子トラの1頭は獲物に夢中です。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (4)

もう1頭の子トラは既に木陰で休んでいました。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (5)

獲物にくらいついていた子トラも満足したようです。口に血とよだれが。その後、親子は暑い日ざしをさけ木陰に移動しました。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (6)

T-19クリシュナと子トラ。1頭はお母さんのあとについてきましたが、他の2頭は別々のところで寝ています。ガイド氏によると、子トラは1年目は家族で行動するが2年目は近くにはいるけどバラバラに行動するようになり、一緒にいる姿を見ることは難しくなるのだと。

T-19 クリシュナは「レイクエリアの女王」と呼ばれたT-16 マチュリの娘で、母トラを追い出してレイクエリアに君臨していましたが、自分の娘 T-84 アローヘッドにレイクエリアを追い出され、今は 3頭の子トラとZone-4 あたりにいます。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (7)

T-19 クリシュナの親子の姿、もうすぐ見れなくなるのですね。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

Reference : Information from Safari Guide & driver at Ranthambore  National Park

Special Thanks to Girish Arora, Ram Singh and Kamal

★★2019年、観察のベストシーズンに訪れる、ベンガルタイガーサファリ★★

ランタンボール タイガーフォトスペシャル 3日間の終日フリーゾーンサファリ

ベンガルタイガーを求めてタドバとバンダウガル 遭遇率の高い2つの国立公園へ

インド中央部の四大国立公園ベンガルタイガーリザーブへ

インド西部 希少動物の暮らす3つの国立公園へ インドライオンとベンガルタイガー

★プライベートでサファリ手配をご希望の方はお問合せください。国立公園・州によりその予約規則が異なります。ランタンボール国立公園は撮影目的のジープ、ガイド・ドライバー手配が可能な国立公園です。

パンタナールのジャガ ー(3) メイティング・ジャガー動画(パンタナール、ブラジル)

パンタナール ジャガー メイティング・ジャガー (7)

パンタナールのジャガーです。観察の初日、トランシーバーで船頭に連絡があり2頭のジャガーが岸辺にいると。ボートで駆けつけるとすでに10艘を越えるボートが集まっていました。

ジャガー、どこ?・・・いました。2頭が寝ています。想像よりも近い位置にいたのでいきなり興奮です。

パンタナール ジャガー メイティング・ジャガー (6)

パンタナールのジャガーは餌が豊富なため1年を通じて繁殖するといいますが、ガイドによるとこの季節は「多い」といいます。オスが寝ているメスに近寄ります。

パンタナール ジャガー メイティング・ジャガー (4)

かなりいいポジションにボートがついたので、ムービーとりました。メイティング2回分。交尾のあとのメスのローリング行動がすごいです。初めて見ました、「メス、なにやってんの?」。

夜、ロッジに戻りオーナーに写真を見せるとオスの個体を特定してくれました。

パンタナールのジャガー Hero (1)

昼間の写真をもとにジャガーを探す。

パンタナールのジャガー Hero (2)

ポルトジョフレ付近で確認されてるHEROと名づけられた個体でした。

パンタナール ジャガー メイティング・ジャガー (2)

HEROと呼ばれてるオスのジャガー。

パンタナール ジャガー メイティング・ジャガー (3)

JANIと呼ばれているメスのジャガー。

パンタナール ジャガー メイティング・ジャガー (5)

メスのジャガーのローリング行動・・・。ガイドによるとジャガーの交尾は数日間続き、最初の1~2日は何十回も交尾が繰り返されるのだそうです。

その後2頭は森の中へ。2頭が消えたあと、その場にいた船上のツーリスト、カメラマン、そして取材の撮影チームの方々、みなため息と歓声をあげていました。

この日、ジャガーを初めて見ました。パンタナールのジャガーは大きいと聞いていましたが、本当に大きく、船からの距離が近かったせいか「ベンガルタイガー」くらいの大きさに感じました。

※観察のときは帽子・サングラス、長袖のシャツなど日よけの準備を。また風がないと蚊等の虫もやってきますので虫よけの準備も。

Photo, Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Sep 2017, Porto Jofre, Pantanal, Brazil

Reference :  Mr.Ric, Mr.Jurio, Jugar Camp

★西遊旅行のパンタナールへの旅。2018年のツアー発表しました!

ブラジル・パンタナールにジャガーを求めて
南北パンタナールに計9泊滞在 大湿原に生きる野生動物の観察・撮影に特化した企画