タグ別アーカイブ: スリランカ個人旅行

チャガシラカモメが超かわいい!渡りの季節のカルピティヤ(スリランカ)

2月に訪れた、渡り鳥の季節も終盤に入ったカルピティヤ。カルピティヤは細長い半島で本島とのとの間に大きなラグーンがあり、ラグーン内の島や砂洲では渡りのアジサシ、カモメたちが愛らしい光景を見せてくれました。

カルピティヤ外洋側、ベンガルアジサシ Lesser Crested Tern が羽繕い中。

カルピティヤのラグーン側の砂洲です、チャガシラカモメ Brown-headed Gullの群れが!!思わずボートから海に出て、歩いて砂洲へとアプローチ。

オニアジサシ (Caspian Tern)、ベンガルアジサシ (Lesser Crested Tern) いずれも冬の渡り鳥です。

そこに加わるのがチャガシラカモメ Brown-headed Gull。チャガシラカモメはタジキスタンなど中央アジア高地から内モンゴル・オルドス地方にかけて繁殖し、冬にインド亜大陸の湖沼や海岸に渡ってきます。多くの他のカモメと同様に冬は群れでいて、海岸から遠くない場所にいます。

この数 ♡ みんなで同じ方向を見て並んでいる姿 ♡(。・ω・。)ノ♡

海に浮かぶチャガシラと砂洲のチャガシラのフォルム !♡!

本当にきりがない状態です・・・!♡!

近寄りすぎると・・・飛び立っていきました、😿。

海上のオニアジサシ Caspian Tern。

ベンガルアジサシ Lesser Crested Tern。

カルピティヤとラグーンの島周りにはマングローブ林もたくさん。

潮の引いたマングローブ林にいるシロチドリ Kentish Plover。スリランカでみられるシロチの多くはスリランカで繁殖しています。

そして、せっかくなので私たちが泊まったドルフィンビーチリソートの写真です。コロナ前のツアーでは同系列のバーリーフに泊まっていましたがコロナで事情が変わり、今回は姉妹店のドルフィンビーチに。そして想像した以上に素敵な場所でした!

海岸からの夕日。

南国らしい、セッティングとトワイライトカラー。

素敵な、開放的なダイニング。

そして極上の一品、前菜に出た「ツナ」のたたき?ミキュイ?なんせ今回の滞在20日間の中で一番美味でした♪♪

 

Photo& Text  :Mariko SAWADA

Observation: Feb 2023, Kalpitiya, Sri Lanka

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*西遊旅行の現地支店 Saiyu Lanka ホームページ 西遊ランカはスリランカ全般の手配のほか、ワイルドライフに特化しています。撮影や観察の手配のお問合せ、お待ちしています。

ヒメウミガメ Olive Redley(カルピティヤ、スリランカ)

2月に訪れたスリランカ西海岸のカルピティヤ。以前、この海域ではイルカの大群を見たことがありますが、今回はあまり出会うことができず、ヒメウミガメとの遭遇が何度もありました。

ヒメウミガメは、ウミガメの中では最小(甲長50〜60cm)です。オスよりもメスの方が体が大きくなります。日本では1967年までこのLepidochelys olivaceaを「アカウミガメ」と呼び、日本で産卵していると考えていました。調査の結果、異なる種であることがわかり、この種がウミガメとしては小さいことから「ヒメウミガメ」となりました。

ボートが近づいてきても絶対に離れないオス。ベンガル湾では1~3月の繁殖期に母浜に近い沿岸に現れ、そこでオスとメスが出会い交尾をします。私たちが見たのは2月、まさに繁殖期真っただ中。1日に8頭見た日もありましたが、これはこの季節ならではの光景だったようです。メスは1~2年おきに繁殖しているようですが、オスは毎年繁殖していると考えられます。

爪でしっかり押さえつけています。爬虫類ですね~。

水中の様子。

この子はコバンザメを2匹もつけていました。ちなみにコバンザメはサメとは一切関係なくススキ目コバンザメ科の魚で世界に2種存在します。

ヒメウミガメはスリランカでは西・南東部の海岸でみられ、南東海岸のクマナ国立公園のビーチは集団産卵地になっています。

クマナ国立公園のウミガメ保護センター。スリランカの西~南部海岸にある観光客向けのカメセンターではなく、国立公園内にある施設です。

彼らの管理する海岸ではこれまでにヒメウミガメの産卵が25か所(多い子は140個産んだそうです)、そのほかタイマイ(Hawksbill)もここで産卵します。アオウミガメ(Green Sea Turtle)はここでは希だそうです。

今年はなんと非常に珍しい、オサウミガメ(Leatherback)の産卵があり、2023年の3月8日に子ガメが出てくるのを楽しみにしているそうです。これは本当に貴重。

国立公園レンジャーは、ウミガメの産卵の後、ジャッカルやイノシシ、ベンガルオオトカゲ(Bengal Monitor Lizard)が卵を食べないように、保護区域に移動させます。左隅から上陸した順番に並べてありました。一番左端は私たちが訪問した日の朝、子ガメが出てきたそうです。最初の2時間はいろんな方向に向かっていき危ないので保護し、その後、夜明け前に海へ旅立たせるとのことでした。

ヒメウミガメというとコスタリカの「アリバダ」、何万ものヒメウミガメが集団産卵を行うことで知られています。実はスリランカに近い東インド・オリッサ州のガヒルマータ・ビーチでも「アリバダ」が見られるそうです。ちなみにこの「アリバダ」という言葉、スペイン語のArribada 入港・到着という言葉から来ています。

さて、カルピティヤに話は戻ります。せっかくなので観察の様子も。

いざ、カルピティヤの海へ。ここでは紹介していませんが、砂洲には渡りのオニアジサシ( Caspian Term)、ベンガルアジサシ(Lesser Crested Tern)、チャガシラカモメ(Brown-headed Gull)、ホバリングするハシブトアジサシ (Gull-billed Tern)など海鳥も満喫です。

途中で出会った漁師さんが見せてくれた漁。右がシイラ、左がカツオです。ちなみにスリランカではカツオはTuna Fish。日本以外の世界で作られるツナ缶詰の材料の多くはカツオなんだそうです。

ボートが離発着する海岸。桟橋はなく、ビーチから船が出ます♪

ビーチの食堂でランチ。スリランカのフライドヌードル。さすがカルピティヤ、海鮮三種盛りでした!ビール飲みたかったですが、ぐっとがまんして午後のラグーンの探鳥へ。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Pbservation : Feb 2023, Kalpitiya, Sri Lanka

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(動画)スコープで見たインドオオコウモリ Indian flying fox seen through a scope

インドオオコウモリ Indian flying fox Sri Lanka safari Saiyu Lanka saiyulanka (1)

スコープで観察したインドオオコウモリ Indian flying fox の動画です。場所はスリランカ南部、ヤーラ国立公園に近いティッサ湖畔 Tissa Lake。水辺の鳥のバードウオッチングと日暮れ時のコウモリの飛び立ちで人気のあるスポットです。

スコープにアダプターでiphonをつけて撮影。昼寝から目覚め、体をクリーニングして飛び立ちの準備をしているインドオオコウモリの姿です。

 

インドオオコウモリ Indian flying fox

インドオオコウモリ Indian flying fox はインド亜大陸に生息するコウモリで、一番大きな種です。翼開長は1.2~1.5m、体の幅は15~22cm、体重は1.6Kgにもなります。夜行性で、日暮れの20~30分後に飛び立ち、熟した果実や蜜を採食します。

訪れたこの日はあいにくの雨で、飛び立ちを待ちましたがあまりに雨がひどいので宿に引き上げました。

Image & text : Mariko SAWADA

Observation : Mar 2022, Tissa Lake, Sri Lanka

スリランカのハイイロスレンダーロリス(3) Grey Slender Loris

ハイイロスレンダーロリス Gray Slender Loris Grey Slender Lolis Sri Lanka Safari Saiyu Lanka Saiyulanka (5)

シギリヤの森にハイイロスレンダーロリス の観察に行きました。今回はこれまでになく楽なサイティングで、日が暮れて歩き始めて15分ほどで1個体を発見。2時間の間に5個体を観察でき、1個体はアイレベルでの観察でした。

観察の過程で、ハイイロスレンダーロリスの全身が見えるシーンがあり、動画にしてみました。とってもスローなので「2倍速」で編集しています。手持ちライトのため揺れて(さらに2倍速編集)見にくいですが、全身はキレイに見えています!

ハイイロスレンダーロリス Gray slender loris

スレンダーロリスは、インドとスリランカのみで見られる種で、アカスレンダーロリス Red slender loris (Loris tardigradus ) はスリランカの固有種ですが、ハイイロスレンダーロリス Gray slender loris (Loris lydekkerianus) はインド(南インド)とスリランカに生息しています。

さらにこのハイイロスレンダーロリスも4つのグループ(亜種)に分けられており、シギリヤのドライゾーンの森で観察されるものは Loris lydekkerianus nordicus です。

ハイイロスレンダーロリス Gray Slender Loris Grey Slender Lolis Sri Lanka Safari Saiyu Lanka Saiyulanka (2)

赤いライトでハイイロスレンダーロリスの目が光るのを探します。大人のロリスの大きさは22センチ、体重は300グラム。

ハイイロスレンダーロリス Gray Slender Loris Grey Slender Lolis Sri Lanka Safari Saiyu Lanka Saiyulanka (3)

ハイイロスレンダーロリスの名の通り、グレーブラウンの体毛で、丸い大きな耳の縁と目の周りがダークブラウンです。

ハイイロスレンダーロリス Gray Slender Loris Grey Slender Lolis Sri Lanka Safari Saiyu Lanka Saiyulanka (4)

眼球が飛び出て光っています!

ハイイロスレンダーロリスは単体で行動し、日中は寝て夜に虫を捕まえ食べます。テリトリーを持っており、今回の観察ではこのテリトリーでもめて膠着しているように見える2匹もいました。

ミドリオオゴシキドリ Brown-headed Barbet Sri Lanka Birding Saiyulanka

ロリスを探していたら寝ているミドリオオゴシキドリ Brown-headed Barbet を起こしてしまいました。ライトを当てても逃げず、我々が通り過ぎるのを辛抱強く待っていました。

気温も高くなく、サイティングに非常に恵まれたロリスナイトサファリでした。

 

Image & text : Mariko SAWADA

Observation : Mar 2022, Sigiriya, Sri Lanka

 

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ムネアカゴシキドリ Coppersmith Barbet(ウィルパットゥ、スリランカ)

ムネアカゴシキドリ Coppersmith barbet Saiyu Lanka saiyulanka Birding Sri Lanka スリランカの野鳥 (2)

スリランカ、ウィルパットゥ国立公園近くのロッジの庭で観察したムネアカゴシキドリ Coppersmith Barbet   Megalaima haemacephala  の巣です。親鳥が10分間隔ほどで雛に餌を運んでいました。

Coppersmith barbet ムネアカゴシキドリ

ムネアカゴシキドリはその英名がCoppersmith =銅細工職人。森に響くその鳴き声は大きく、tuk … tuk…tuk..、トッ、トッ、トッとまるで鍛冶屋がハンマーで金属をうつ音に似ていることからついた名前だそうです。

ムネアカゴシキドリはインド亜大陸と東南アジアで見られ、スリランカで見られるものは亜種のひとつ  Megalaima haemacephala indicus でパキスタン~インド~スリランカと、まさにインド亜大陸圏で見られる亜種です。

ムネアカゴシキドリ Coppersmith barbet Saiyu Lanka saiyulanka Birding Sri Lanka スリランカの野鳥 (1)

親鳥が木の実を運んできました ♪ 巣の場所を教えてくれた Ibis Wilpattu のご主人に感謝です!

 

Image & text : Mariko SAWADA

Observation : Mar 2022, premise of “Ibis Wilpattu”,  Sri Lanka

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スリランカ固有種、クリセスズメフクロウ Chestnut-backed Owlet(2)

クリセスズメフクロウ Chestnut-backed Owlet スリランカ固有種 Endemic bird of Sri Lanka Saiyu Lanka saiyulanka(1)

2年ぶりに訪れたスリランカのシンハラジャの森。最後に訪問したのはまさにコロナ・パンデミックが始まった2020年3月でした。懐かしいガイドさんたちと再会です!

シンハラジャに到着し、3日間のあいだに「出会いたい野鳥」スケジュールの打ち合わせ。まず、セイロンガマグチヨタカが営巣しているので見に行きましたが、珍しくとても高い場所に巣を作っておりじっくり観察することはできませんでした。

次に目指したのはクリセスズメフクロウのテリトリーの果樹園です。クリセスズメフクロウ Chestnut-backed Owlet  Glaucidium castanotum はスリランカの固有種の鳥で、シンハラジャ、キトゥルガラのウェットゾーンでしか見られない、珍しいフクロウです。

2羽いましたが、バラバラに木にとまっていました。なんと、1羽の足には捕獲したトカゲが!

Chestnut backed Owlet クリセスズメフクロウ

一見、モリスズメフクロウ Jungle Owlet のようですが(亜種だと考えられた時期があったそうです)、羽から背中にかけてがChestnut=クルミ色です。

クリセスズメフクロウ Chestnut-backed Owlet スリランカ固有種 Endemic bird of Sri Lanka Saiyu Lanka saiyulanka(2)

シンハラジャで期待する固有種のフクロウとの出会い第1号がクリセスズメフクロウでした。

 

Image & text : Mariko SAWADA

Observation : Mar 2022, Sinharaja, Sri Lanka

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セイロンガマグチヨタカ (5) Sri Lanka Frogmouth (シンハラジャ、スリランカ)

セイロンガマグチヨタカ 巣 オス 雛 Sri Lanka frogmouth  Ceylon frogmouth (1)

大好きなセイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth。

”Do you want to see  nesting Frogmounth?” と聞かれたとき「マジ?」と思い、歩き続け、胸がどきどきして、たどりついた木で見たのがこの光景。

セイロンガマグチヨタカ 巣 オス 雛 Sri Lanka frogmouth  Ceylon frogmouth (2)

羽毛と蜘蛛の巣から作られているという巣の上に乗る、ガマグチヨタカのお父様と雛。なんでこんなに丸見えの場所にいるの?という場所でした。

セイロンガマグチヨタカ 巣 オス 雛 Sri Lanka frogmouth  Ceylon frogmouth (4)

巣とお父様の間から雛の顔が。

セイロンガマグチヨタカ 巣 オス 雛 Sri Lanka frogmouth  Ceylon frogmouth (5)

たまらない光景です。ガイド氏によるとこの雛も数日で巣立ちするサイズだろうと。今年は繁殖ペースが速いらしく1月に期待していなかった光景に出会えました。それにしてもシンハラジャも滞在中雨が降らず・・・と思っていたら雲行きが怪しくなってきました。。

セイロンガマグチヨタカ 巣 オス 雛 Sri Lanka frogmouth  Ceylon frogmouth (8)

セイロンガマグチヨタカの幸せな光景を雨が降り出すまで拝ませていただきました。雨の降る藪道を泥んこになりながら下山。頭も胸も、この光景でいっぱいでした。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : Jan 2020, Sinharaja, Sri Lanka

Special Thanks to Mr.Tilak, Mr.Anuradha

シモフリオオリス (3) Grizzled giant squirrel(ホートンプレインズ国立公園、スリランカ)

シモフリオオリス ホートンプレインズ (4)

ヌワラエリヤから高度をあげたどりついたホートンプレインズ国立公園 Horton Plains National Park。標高2,000mを越えるホートンプレインズ国立公園は草原・森があり、この地域だけの固有種も存在する大切な生態系の残された場所です。

シモフリオオリス ホートンプレインズ (2)

スリランカといえばシモフリオオリス。ここ、ホートンプレインズ国立公園のシモフリオオリスは色が黒いのです。セイロンメジロをおいかけて散策していたら「なんの音??」。シモフリオオリスが固い大きな実をかじる音でした。

シモフリオオリス Grizzled giant squirrel ホートン・プレインズ国立公園 Horton Plains National Park (1)

実を求めて木から木へと移動するシモフリオオリスです。

ホートン・プレインズ国立公園 Horton Plains National Park アカマングース (17)

今回の訪問で観察したその他の哺乳類は、アカマングース Ruddy Mongoose。この2頭は公園入口の建物付近を歩き回り、多くの観光客の注目を集めていました。このアカマングース、インドとスリランカの固有種です。

ホートン・プレインズ国立公園 Horton Plains National Park サンバー鹿 (7)

こちらはサンバー鹿。ホートンプレインズでは大きな群れと出会うこともあります。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Jan 2020, Horton Plains National Park, Sri Lanka

セイロンガマグチヨタカ (4) Sri Lanka Frogmouth (シンハラジャ、スリランカ)

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka frogmouth  Ceylon frogmouth  (5)

シンハラジャの森に行ったら絶対に出会いたい鳥がセイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouth。私が鳥好きになったきっかけの鳥です。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka frogmouth  Ceylon frogmouth  (4)

本日のセイロンガマグチヨタカ様は明暗のコントラストの難しい場所にいらっしゃいました。

セイロンガマグチヨタカ Sri Lanka frogmouth  Ceylon frogmouth  (6)

観察していた藪から降りてきてジープに乗ろうと車道を歩いていたら、道路から見える場所にもセイロンガマグチヨタカ様が。口を上に向けて寝ていました。本日見た2羽ともメス。繁殖期です、オスは巣で子育て中ですね!

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Jan 2020, Sinharaja, Sri Lanka

Reference : Birds of Sri Lanka (Helm Field Guide), Wikipedia(EN)

Special Thanks to Mr.Tilak, Mr.Anuradha

スリランカゾウ(ブンダラ国立公園、スリランカ)

スリランカゾウ セイロンゾウ Sri Lanka Elephant ブンダラ国立公園 Bundala National Park (2)

スリランカの海岸部にあるブンダラ国立公園 Bundala National Park。鳥の観察に来た国立公園ですが、スリランカゾウ Sri Lanka Elephant との素敵な遭遇がありました。

スリランカゾウ セイロンゾウ Sri Lanka Elephant ブンダラ国立公園 Bundala National Park (3)

立派なタスカー(牙ありゾウ)がやってきて、ジープ道で砂浴びを始めました。スリランカゾウ(セイロンゾウ)はアジアゾウの亜種でスリランカ固有のものとされています。ウダワラウェ国立公園、ヤーラ国立公園では観察できるチャンスは高いですが、ブンダラ国立公園で出会えるとは思っていませんでした。

スリランカゾウ セイロンゾウ Sri Lanka Elephant ブンダラ国立公園 Bundala National Park (4)

スリランカゾウが砂浴びを続け、その周りは通行できないジープがたまり始めました。少しゾウが草陰にはいったすきに私たちも移動。かなり近くで観察することができ大迫力。お客様も興奮されてました。

クロビタイセアカモズ Bay-backed Shrike ブンダラ国立公園 Bundala National Park (1)

この日、もうひとつのレアな出会いはクロビタイセアカモズ Bay-backed Shrike。”Birds of Sri Lanka”の本の一番最後にある”Vagrants to Sri Lanka” に載っている迷鳥。インドやパキスタン・ネパールで見られる鳥ですが、「最近スリランカでも見られるようになった」と報告のある鳥です。連れてきてくれたガイドによると、自分はこの場所の1羽しか知らないとのことでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Jan 2020, Bundala National Park, Sri Lanka