カテゴリー別アーカイブ: ■動物を観察した地域・国

バルディア国立公園-2 ベンガルタイガーの親子(ネパール)

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ネパールのバルディア国立公園のサファリも本日が最後。今日は朝から晩まで国立公園の西の端にある湿地帯の川が湾曲する場所でベンガルトラの出現を待つことにしました。

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最初に現れたのはホッグジカ Hog Deer。

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朝10時、ベンガルタイガーのメスが現れました。木陰で待っていた外国人もネパール人も声を掛け合って出現を知らせます。

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なんと、赤ちゃんたちがでてきました。母トラと3匹の子トラです。” Mother and Cubs ! ” 外人フォトグラファーが興奮して叫びます。

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水に入ってきてお母さんトラにあまえる子トラたち。

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子トラたちが右岸へ。そこにはインドサイが。

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インドサイを見つめる子トラ。

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子トラたちがお母さんトラのところへ集まり左岸へと泳いでいきます。

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甘えています。

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そして再び同じ草むらへと入っていきました。このあと、もう一度現れないか夕方まで待ちましたが、これが最後のサイティングでした。距離はありましたが、とても自然なトラの親子の様子を観察できたことは幸せでした。

親子ベンガルトラとインドサイのいる水辺の様子を撮った動画です。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : April 2016 ,Bardia National Park – Nepal

Reference : “Birds of Indian Subcontinent (Helm Field Guide)”,

★★ネパールでバードウォッチング!2018-2019★★

ヒマラヤの麓ネパール・バードスペシャル★6名様限定!!

★バルディア国立公園、シュクラファンタ野生動物保護区、コシタップ野生動物保護区への手配は西遊旅行または現地法人の西遊ネパールにて承ります。10月~3月はネパールのネイチャーガイドの繁忙期でもありますのでお早めにご予約ください。

バルディア国立公園-1 ベンガルタイガーとインドサイ(ネパール)

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これまで、ネパールではトラは見れない・・・というか、見るのは難しい・・・と言われてきましたが、事情が少し変わってきました。タライ平原のバルディア国立公園では、毎日トラが水浴びに来るとか、観光客がトラと鉢合せになって木の上に登って助かったとか・・・そんな話が入ってくるようになりました。

で、一番観察のチャンスの良い(ということは、気温の高い時期です)とされる、4月下旬、西遊ネパールのジーバンさんとバルディア国立公園へ行ってきました。

バルディア国立公園について Bardia National Park

968平方キロメートルにおよぶタライ平原に位置する国立公園。1988年にロイヤル・バルディア国立公園としてスタートしましたが、1996年~2006年のマオイスト時代の政情が不安定な時期に観光客は激減し、野性動物も密猟により減ってしまっていました。その後、チトワンからインドサイを迎えたり、密猟を取り締まる警備がしかれ徐々に個体数が回復してきています。2016年現在、園内にはおよそ50頭のインドサイ、45~50頭のベンガルタイガーが確認されており、バルディア国立公園は野生動物個体数の再生、ツーリズム回復に向けて取り組んでいる国立公園です。公園西部の川と湿地の多いエリアではインドサイ、ベンガルタイガー、アクシスジカ、ホッグジカ、ハヌマンラングールなどの野生動物、野鳥の観察が期待できます。

ここでのサファリがどんなものかというと、インドのようなジープサファリではなく、ジープは移動のための手段で、観察は少し歩いて「観察ポイント」へ行き木の隙間などからトラやサイを観察したりします。ジープから見えることはまれで、トラが出没する水辺で長時間待ったりすることも。

バルディア国立公園へは、カトマンズから国内線でネパールガンジへ飛び、そこから車で国立公園へ向かいます。

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国立公園に向かう途中に通った川にいたインドガビアル Gharial 。何匹も並んでいるさまは圧巻です。

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バルディア国立公園入口の村では、女性たちが魚取りをしていました。バルディアは小さな村で、宿泊するロッジはインドなどと比べ、設備が整っていません。「ネパールの田舎ゲストハウス」というイメージです。

で、初日のサファリの様子です。

ゲストハウスに到着すると、トラのサイティング情報があるので、すぐに出かけた方が良いとのこと。聞くとオスが川にいるが、すごく遠いところにいると。とりあえず行ってみました。ウォッチタワーまでジープで行き、そこからは河原を歩き、高い草に身を隠し、川の対岸にいるトラを探します。

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いました。こっちを向いています。私たちの到着の前に外国人のグループがいて、どうもその人たちを見ているようです。かすみがあり、遠く、非常に観察しにくい、写真も撮りにくいコンディション。

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水の中から出てきました。でもすぐに草むらへと入ってしまいました。沐浴を邪魔したようで、申し訳ないです。観察の仕方に気をつけなくてはなりません。

翌日、別のポイントへ。ここは川が湾曲して浅くなっており、子供を連れた親子トラが現れると話題になっている場所です。

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メスのベンガルタイガーが現れました。ゆっくりと水の中へ入っていきます。

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しばらく涼んでいるのか、じーっとしています。ちょっと気持ちよさそう?

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このポーズは・・・

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周りのフォトグラファー、ガイドさんも「川の中でトイレ?」・・・・、およそ30分ほど水辺にいて再び草むらへと入っていきました。

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待っている間には野鳥の観察。バン Common Moorhenです。

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カタグロツバメゲリ River Lapwing

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ミドリハチクイ Green Bee-eater

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カワリサンコウチョウ Asian Paradise-flycatcher

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そして夕方、水辺に親子インドサイが登場です。

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バルディアのインドサイは密猟により減ったためチトワン国立公園から移されてきた個体が多くいます。親子インドサイの姿が見れたのは大変幸せ。密猟をふせぐために園内をパトロールしているネパールの軍人さんたちもこの光景に見入っていました。

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日没の閉園時間まで観察。公園を出る前に国立公園の詰所を通過しますが、この付近はシカやサルが集まってます。子供をあやすハヌマンラングール Hanuman Langur のお母さんザルの姿。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : April 2016 ,Bardia National Park – Nepal

Reference : “Birds of Indian Subcontinent (Helm Field Guide)”, Lonely Planet “Nepal”, Wikipedia(EN)

★★ネパールでバードウォッチング!2018-2019★★

ヒマラヤの麓ネパール・バードスペシャル★6名様限定!!

★バルディア国立公園、シュクラファンタ野生動物保護区、コシタップ野生動物保護区への手配は西遊旅行または現地法人の西遊ネパールにて承ります。10月~3月はネパールのネイチャーガイドの繁忙期でもありますのでお早めにご予約ください。

ジム・コルベット国立公園-4 アジアゾウの家族(インド)

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インドのウッタラカン州、ジム・コルベット国立公園で出会ったアジアゾウ。この季節はたくさんのアジアゾウがディカラ・ゾーンの草原にやっていきます。ここは川が流れ草地がある、ゾウにとって最適な場所です。

アジアゾウ Asian Elephantについて
インド、ネパール、スリランカ、バングラデシュなどの南アジアと東南アジアの一部地域に生息するゾウ。アフリカゾウとは、大きさ、耳や頭の形なども異なり、オスの牙は小さく、メスは牙がない個体が多くいます。そしてインドでは、ゾウはヒンドゥ神話に「ガネーシャ」として登場し、絶大な人気をもつ神のひとりです。そのため、ゾウは大切にされているのですが、それでも「野生のゾウ」と出会える場所は多くはありません。

インドでは1992年に「プジェクト・エレファント」が始動し、長期的な保護政策を進めていますが、2005年時点でのアジアゾウの数はインド全土の保護区で21,000頭以上とされ、おもに南インド、インド東北部に多く生息しています。

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草原のゾウの群れ

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ジム・コルベット国立公園のディカラ・ゾーンはベンガルタイガーだけでなく、アジアゾウの撮影でもフォトグラファーが集まります。

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ゾウの赤ちゃんを連れた家族です。

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赤ちゃんは大人の間にはさまって移動していることが多く、観察しにくいことが多いです。

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大家族です。

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繁殖中。ジム・コルベット国立公園、最終日のサファリが終わりました。

 

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May 2016, Jim Corbett National Park, Uttarakhand, India

★ベンガルトラのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

ジム・コルベット国立公園-3 ベンガルタイガーと出会う(インド)

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ジム・コルベット国立公園、ディカラ・ゾーンでの午後のサファリです。午後3時、まだ暑い中をサファリジープに乗ってロッジからスタート。ディカラ・ゾーンでは、トラのサイティング・チャンスが高いのは草原と森との境界か川岸の水場。スタートと同時に川岸の水場を目指しました。

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ロッジの庭にいたヤツガシラ Common Hoopoe。森の中よりは開けた草原や村の農地にいることが多い鳥です。

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川岸に向かう途中の森にいたミドリオオゴシキドリ Brown-headed Barbet。インドの森の住人です。ミドリオオゴシキドリを観察していたら、どんどん他のジープが通っていくのでどうも、「トラ」のサイティングが始まっているようです。私たちも水場へと急ぎました。

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到着するとすでに水場はたくさんのジープに取り囲まれていました。隙間から覗く、ベンガルトラが沐浴中。気持ちよさそうです。

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間もなくトラが水から出てきました。一斉にサファリジープのエンジンも始動、トラの向かう方向にみんな移動を開始。

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水辺から森に入り姿を消していたベンガルトラが現れました。不機嫌?

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あくびではなさそうだし・・・

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いろんな表情を見せてくれます。まだ若そうなメスのベンガルトラです。ガイドに名前はあるのか聞いたところ、ランタンボールなど他の国立公園のように名前をつけて管理をしているわけではないが、サファリ関係者の間ではインドの女優の名前で呼んでいるとのこと。(他の場所ではインド神話の女神の名前が多いように思いますが)

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水浴びの後で、毛がきれいなベンガルトラ。

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私たちの前を横切って・・・

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草むらに入ってくつろいでいます。彼女はこの後、サファリの終了時刻まで草むらから出てくることはありませんでした。

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そして今日もミナミシマフクロウ Brown Fish owl が私たちを見下ろしています。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May 2016 , Jim Corbett National Park, Uttarakhand, India

★ベンガルトラのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

ジム・コルベット国立公園-2 ベンガルタイガーと出会う(インド)

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ジム・コルベット国立公園 Jim Corbett National Park はインドのウッタラカン州にある、1936年に設立された「インドで最も古い」国立公園。1973年に「プロジェクトタイガー」が始動した国立公園でもあります。

このジム・コルベット国立公園でベンガルタイガーのサイティングが良いと言われるディカラ・ゾーンでのサファリの記録です。

午後のサファリです。気温が上がるこの季節は、ベンガルタイガーが水辺で休んでいるのを見つけやすい季節。今日は草原サイドではなく、川サイドのポイントへと行きました。

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川を渡ってベンガルタイガーのやってきそうな水場へ。

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水場に到着する前に、遠くからメスのベンガルタイガーが現れました。きっと近くの草むらで寝ていたのでしょう。水場を目指しています。

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うわっ、正面。

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ゆっくり歩いてきます。表情はちょっと険しい?

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サファリジープの間を堂々と横断。

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美しいメスです。

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水場へと入っていくベンガルタイガー。

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水につかってくつろいでいます。

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ベンガルトラのかわいい耳。

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しばらく水の中で涼むと、再び移動を開始。

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水から出てきたベンガルタイガー。

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そして他の水場へと移動・・・もうサファリの終了時刻です!

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ベンガルタイガーを追いかける私たちを上から見ていた、ミナミシマフクロウ Brown Fish Owl。3日間のサファリの間、毎日出会ったミナミシマフクロウくんです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May 2016 , Jim Corbett National Park, Uttarakhand, India

★ベンガルトラのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

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ジム・コルベット国立公園 -1 ベンガルタイガーと出会う(インド)

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インドのウッタラカンド州にあるジム・コルベット国立公園 Jim Corbett National Park は1936年に設立された「インドで最も古い」国立公園。1973年に「プロジェクトタイガー」が始動した国立公園でもあります。

首都のデリーに近いことからインド国内の観光客に人気のある公園ですが、コルベットのなかでも「コア(中核)・ゾーン」であるディカラ・ゾーンはラムナガール川が流れ草原と森が広がる最も美しいエリア。ここでは、公園内の宿泊施設(政府系なので、いわゆるサファリロッジとは違います)に泊まり、自然の中での滞在とたっぷりサファリを楽しむことができます。

5月下旬、シーズン最後のジム・コルベット国立公園を訪問。国立公園のゲートからディカラ・ゾーンまでおよそ1時間30分。その道中にも野生動物と出会います。

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前からゾウが現れました。牙に鼻を巻き付け、興奮気味。前に進めなくなり、移動していた車両はみんなバックし始めます。これでおよそ30分かかりました。

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移動途中に見つけたウオミミズク Tawny Fish Owl。インドでは珍しいフクロウで、ネパールとの国境付近の森で観察出来るフクロウです。

ようやく到着したディカラのロッジ。「政府系で簡素、何も期待するな」と言われていたので、「思っていたよりマシ?」という感想。ただし、送電線をゾウが壊してしまったので電気は夜間の発電機を回している間だけ。

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ロッジの客室棟。室内にはベッドと机、シャワーとトイレがあるだけのいたってシンプルなもの。

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ロッジはラムナガール川にを望むテラス状の場所にあり、景観は抜群。

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そしてなんといってもインドの政府系施設ですから、食事はベジタリアンのみです。レストランと言うより、「給食」っぽいですが、インド人のお客さんメインなので意外とおいしいインド料理です。尚、国立公園内のため、肉類・酒類の持ち込みは禁止です。

そして夕方のサファリに出発。

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いきなりゾウさんと遭遇。この季節はディカラゾーンに多くのアジアゾウが集まる季節。インド人フォトグラファーの中にはベンガルタイガーではなく、このアジアゾウの群れの撮影に来ていたチームもいました。

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アジアゾウの群れ

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ディカラ・ゾーンでは草原エリアと森で「エレファント・サファリ」も行われています。働いているゾウさん、野生のゾウさんをみて、どう思ってるかなぁ・・・。

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木陰で休むメスのベンガルタイガー。

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そして、グラスランドへと消えていきました。

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ディカラのグラスランドでサファリを楽しむインド人の家族。草原がアフリカっぽいです。

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ムナグロシャコ Black Francolin 発見!

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グラスランドのサファリゾーンの奥にはたくさんのアクシスジカがいました。

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夕方、ラムナガール川で夕日を眺め、ロッジへと戻りました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May 2016 , Jim Corbett National Park, Uttarakhand, India

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冬の野付半島 雨氷とキタキツネ

キタキツネ Ezo Red Fox 野付半島 (2)

2月、雨氷(うひょう)現象がおこった野付半島。雨氷は0度以下でも凍らない雨が、木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される固く透明な氷のこと。晴れた日の雨氷は陽に輝き、それはそれは美しいものでした。

キタキツネ Ezo Red Fox 野付半島 (4)

野付半島はキタキツネと出会いやすい場所。ちょっと人に慣れすぎな感じの子もいます。

キタキツネ Ezo Red Fox 野付半島 (5)

雨氷のついた草にオシッコ

キタキツネ Ezo Red Fox 野付半島 (1)

雪原にたたずむキタキツネ

雨氷 野付半島 サンセット (2)

この日は快晴で、雨氷のついた木々、冬の湿原はどこまでも美しく、夕焼けまで野付半島で待ちました。

雨氷 野付半島 サンセット (4)

夕方の陽に輝く雨氷のついた木々

雨氷 野付半島 サンセット (5)

空が真っ赤になりました。

雨氷 野付半島 サンセット (6)

野付半島の落日。雨氷で何もかもが美しく、素晴らしい一日でした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2016 , 野付半島 – 北海道

 

冬の野付半島 コオリガモ Long-tailed Duck 

コオリガモ Long-tailed Duck 野付半島 (6)

2月の野付半島の海岸で観察したコオリガモたちです。コオリガモの冬羽のオスは白と黒の配色の羽に長い尾、先がピンクのくちばしという愛らしい姿。波の強い海岸で浮かんでいるコオリガモたち。

コオリガモ Long-tailed Duck 野付半島 (5)

コオリガモは夏に北極海・ベーリング海沿岸で繁殖し、冬になるとカムチャッカ半島、千島列島から北海道にまでわたってくる鳥。下の写真は野付半島ではなく、夏のウランゲリ島(チュクチ海)で観察した夏羽のコオリガモたちです。

●007A8532

夏羽のコオリガモ 霧の中で群れをみかけました。

●007A8542

夏羽のオス。冬とぜんぜん違いますが、Long tailの尻尾は健在。

コオリガモ Long-tailed Duck 野付半島 (2)

こちらは冬の野付半島のコオリガモのオスたち。飛ぶと長い尾羽がなびいて美しい冬のコオリガモ。

コオリガモ Long-tailed Duck 野付半島 (8)

根室海峡の海のコオリガモ。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Feb 2016 , 野付半島 – 北海道,  Aug 2016 Wrangel Island – Russia

Reference : 北海道野鳥ハンディガイド(北海道新聞社)、Helm Field Guides “Birds of East Asia”

 

冬の野付半島 雨氷とエゾシカ

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (4)

2月、雨氷(うひょう)現象がおこった野付半島。雨氷は0度以下でも凍らない雨が、木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される固く透明な氷のこと。晴れた日の雨氷は陽に輝き、それはそれは美しいものでした。

雨氷 野付半島 (1)

枝についた雨氷

雨氷 野付半島 (3)

アートの域です。

雨氷 野付半島 サンセット (1)

雨氷に覆われた木々。

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (3)

オスのエゾシカくんです。

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (1)

冬のエゾシカはもこもこしています。特に白いお尻がかわいい。

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (2)

雨氷に覆われた野付半島のエゾシカの群れ。

エゾシカ 野付半島

日が落ちてから雪原に現れたエゾシカのオスの群れ。この日は夕焼けの美しい日で、暗くなるまで野付半島で観察しました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2016 , Notsuke Peninsula, Hokkaido, 野付半島 – 北海道

 

セアカアフリカオオノガンArabian Bustard(エリトリア)

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (3)

エリトリアのブリ半島で観察したセアカアフリカオオノガン Arabian Bustardです。

エリトリアは「アフリカの角」の紅海に面した小さな国で、「アフリカのシンガポール」を目指していたそうですがエチオピアとの戦争やその後の国民の情報取り締まりなどから「アフリカの北朝鮮」とも呼ばれる、不思議な国。

旅行者は首都アスマラ以外は自由に旅行できず(民間バスには乗れません)、許可を取得して旅行する必要がある国です。小さな国ですが、「2時間で3つの季節が体験できる国」とも言われ、標高3,000mの高原から紅海の島、砂漠まで変化に飛んだ国土を持つ国です。

そして、ここは知られざる野鳥の聖地。ハンティングが厳しく取り締まられており、他のアフリカの国では少なくなったダチョウやオオノガンなどの大型の野鳥を観察しやすい国です。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (1)

エリトリア紅海沿岸に小さく突き出たブリ半島。アファール族が暮らす、アカシアとわずかな草原が広がる乾燥した大地です。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (2)

水汲みをする子供たち。人、家畜、そして野生動物が一緒に暮らしているのがブリ半島。ヤギの群れの向こうにダチョウやガゼルがいたりします。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (9)

英名 Arabian Bustard で和名はセアカアフリカオオノガン、アラビアオオノガンと呼ばれる、アフリカの乾燥した場所で見られる大きな鳥です。アフリカオオノガン Kori Bustard よりは小さめ、エレガントで、地域によって色や体の白班模様が少ないなど個体差があります。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (4)

セアカアフリカオオノガンは体も重く、あまり飛ばないのですが、着地地点へ近づいてみました。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (7)

羽毛が逆立っています。首太い!

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (6)

すこし落ち着いてきました。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (8)

羽毛が寝て、首が細くなりました。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (5)

こちらはすっきりとした姿勢のセアカアフリカオオノガン。メスの方がすこし小さく、色が灰色っぽいのだそうです。

アフリカの他の地域では、その肉のおいしさから狩猟の対象になり、アラブ人が狩りにやってくるなどという話も聞きますが、エリトリアではハンティングは禁止されているというので、ほっとします。アカシアの林の中を優雅に歩く姿は素敵です。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Dec 2015 ,Buri Peninsula, Eritrea

Reference : Helm Field Guide “Horn of Africa”, Wikipedia(EN)

★エリトリアは560種以上の「アフリカの角」の野鳥が観察出来る国。紅海の海抜0mから標高3,000m以上の高原まで変化に飛んだバードウォッチングが楽しめる場所です。個人旅行・グループ旅行の手配についてはお気軽に、担当までお問い合わせください。

↓↓↓ ツアー情報★エリトリアを訪問するコース(これはバードウォッチングのコースではありませんが、各地でたくさんの野鳥と出会うチャンスがあります)↓↓↓

知られざるアフリカの角 エリトリア
アクスム王国の遺跡から紅海のダラク諸島、ブリ半島まで