カテゴリー別アーカイブ: ■動物を観察した地域・国

アゴヒゲアザラシ Bearded Seal-2 (スピッツベルゲン)

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (18)

赤い顔のアゴヒゲアザラシです。スピッツベルゲンで見られるアゴヒゲアザラシには、赤茶色の顔の個体がいます。 アゴヒゲアザラシ Bearded Seal -1 はこちら

アゴヒゲアザラシは海底で、貝類やカニ、イカなどを捕ります。このヒゲを触角として使い、海底の泥の中で探しているときに、海底の堆積物の鉄分が顔の毛に付着。陸上で乾くとこの鉄分が酸化してこのような「赤い顔」のアゴヒゲアザラシが誕生します。

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (25)

コングス氷河の崩落した氷の上でくつろぐ2頭のアゴヒゲアザラシ。

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (3)

協力的なアザラシで、近くまで行って観察することができました。

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (14)

アゴヒゲアザラシは、1歳くらいまでは450mほどの深い海にもぐりえさを探しますが、大人は比較的狭い海域に暮らし、200mくらいの深さの海底でえさを探します。平均10分潜水することができますが、25分という記録もあるそうです。

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (19)

乾いてカールするひげ、四角い前ヒレと立派な爪、そして赤い顔。ザ・アゴヒゲアザラシ。

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (17)

手(前ヒレ)をこちらに伸ばし、眠っています。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Kongsvegen Glacier, Kongsfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook) Lecture from Agnès Brenière

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

★★なんと船は全員一人部屋★2019年6月16日発★11名様限定のチャータークルーズ★★

初夏のスピッツベルゲン★カメラマンさんにオススメ企画。たっぷり観察&撮影。
北極圏の野生動物・野鳥の観察・撮影をチャーター船で楽しむ10泊11日の究極のワイルドライフクルーズ

アゴヒゲアザラシ Bearded Seal -1 (スピッツベルゲン)

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (21)

スピッツベルゲン島のコングスフィヨルド Kongsfjorden の コングス氷河 Kongsvegen Glacierで観察したアゴヒゲアザラシ Bearded Sealです。アゴヒゲアザラシには太平洋亜種Pacificと大西洋亜種Atranticの2亜種おり、スピッツベルゲンで見られるのは大西洋亜種Atrantic です。

アゴヒゲアザラシは北極圏で1番大きなアザラシで、体重は250キロ~300キロ、大きさは2.5mほどで、オスよりメスのほうが少し大きめです。春の出産前のメスは400キロを越えます。

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (29)

一見セイウチと間違いやすい外見ですが、大きなソーセージのような体に比較的小さい頭が特徴です。いつも氷に乗っていて、めったに陸地にいることはありません。そのため海氷のない地域では氷河の前で崩落した氷の上で観察することができます。

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (8)

この四角い形をした前ヒレと立派な爪。この爪でしっかりと氷をつかみます。

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (7)

氷の上で寝そべるアゴヒゲアザラシ。外見ではオスとメスの見分けがつきにくい動物です。体にある傷は、ホッキョクグマに襲われたあとか、オス同士の争いのあとか・・・

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (10)

アゴヒゲアザラシの一番の特徴は、もちろんこのヒゲ、Whiskers。アゴヒゲアザラシは海底でヒゲを触角のように使い、貝類、カニ、イカ、魚など海底で見つかる色んなものを食べます。

そして、このヒゲ、陸上で乾くと、くるくるカールになるのです!

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (11)

ゆっくり観察していましたが、動き始めました。

アゴヒゲアザラシ Beaded Seal スピッツベルゲン (12)

そして氷の海へ・・・

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Kongsvegen Glacier, Kongsfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook)、Lecture from Agnès Brenière

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

★★なんと船は全員一人部屋★2019年6月16日発★11名様限定のチャータークルーズ★★

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水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot ! (ノルウェー)

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (4)

ノルウェー最北東、フィヨルドにある町ヴァードー Vardo。ここからボートで10分ほど移動したところにHornoya Bird Islandという、海鳥の繁殖地があります。

ここで最近始まった鳥好きのためのアクティビティが「水中のウミガラス」を見るシュノーケリング。「3月の北極海で?」と耳を疑いましたが、どうも本気のようでやってみることになりました。

海もおだやかで太陽も出た暖かい日、それでも外気温マイナス6度、水温2~3度。暖かいインナー、ホッカイロを仕込みドライスーツを着用、そしてその上からさらに防寒着を着て動きづらい格好でボートへ。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (6)

鳥島のそばまで行き、ウミガラスたちの多い場所で海に入りました。水温2~3度で手指がいつまで耐えれるのか、本当に心配でした。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (5)

顔をつけると、いましたウミガラスたち!

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (3)

水中では翼をせっせと動かし前進していました。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (2)

勢いよく飛び込んでくると、気泡だらけに。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (1)

この地域のウミガラスに特徴的な目の周りの白いライン(Bridled Guillemot)もくっきりと。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (7)

寒くて長く入っていられないのは大変残念でしたが、水中のウミガラスの様子を見れたことは大変貴重な体験です。ちなみに、夏でも水温はそんなに高くはならないそうで、逆に透明度が悪くなるため、この時期はお勧めなのだとのことでした。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2017, Hornoya Bird Island, Vardo, Norway

Reference : Birds of Europe – Princeton Field Guides

Special Thanks to Jari ad Kaisa

★★ノルウェーのホルネーヤ島(鳥島)を訪れる季節限定企画2019年3月27日出発・7名様限定★★

早春のラップランドから北極海へ ネイチャー&バードフォトスペシャル
フィンランドからノルウェーへ。雪上のパフィンやイヌワシ、アイレベルで見るケワタガモ、そしてオーロラ…!

海上のウミガラス Common Guillemot (ノルウェー)

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (12)

ノルウェー最北東、フィヨルドにある町ヴァードー Vardo。ここからボートで10分ほど移動したところにHornoya Bird Islandという、海鳥の繁殖地があります。

冬の間を海で過ごしたウミガラスやパフィンが繁殖地に到着した3月半ばに訪問しました。冬羽の個体がいたり、鳥たちが雪の上にいる写真が撮れることから大好きな人にはたまらない季節です。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (23)

島の断崖はウミガラス、ハシブトウミガラス、オオハシウミガラス、そしてミツユビカモメで埋め尽くされていました。その周囲の海にもぷかぷか浮いています。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (10)

冬羽の特徴が残ってる子がいます。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (13)

そばに飛んできました!

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (14)

ボートが近づくと飛び立ちます。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (16)

ヴァードーから鳥島へのボートの上からもさっそくたくさんの海鳥に囲まれます。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2017, Hornoya Bird Island, Vardo, Norway

Reference : Birds of Europe – Princeton Field Guides

Special Thanks to Jari ad Kaisa

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ウミガラスの大繁殖地 Guillemot Colony ノルウェー北極海の鳥島へ

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (19)

ノルウェー最北東の町ヴァードーにある鳥島 Hornoya Bird Island、繁殖地のウミガラス Common Guillemot です。

冬の間海で過ごしたウミガラスたちが3月、島へと戻ってきました。毎年同じ場所へ戻ってくるそうですが、その争いは熾烈で、夏が終わって最後にこの繁殖地を去るギリギリまで「自分の場所」を誇示するのだそうです。繁殖地に来たウミガラスたちもまだ冬羽の特徴を残している固体もたくさんいました。

大西洋側北極海のウミガラスの特徴に、目の周りの白い模様があります。

Bridled Guillemot

この模様のあるウミガラスをBridled Guillemotと呼ぶのですが、日本語では難しく、「馬勒をつけたウミガラス」とでも言うのでしょうか。ウミガラスのうちの数パーセントの固体にこの目の周りの白いリングとラインが表れ、この出現率は北へ行くほど高くなるのだそうです。

これは亜種などではなく同じ種の中に現れます。ある資料によると、似た特徴を持つハシブトウミガラスがいる混み合ったコロニーで、ウミガラスが認識するために発達したのではないかという説があります。

ハシブトウミガラス コリューチン島

こちらはハシブトウミガラス Brunnich’s Guillemotです。口元の白いライン、首もとの模様がウミガラスと異なります。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (6)

混み合ったコロニー・・・ウミガラスとハシブトウミガラスを見分けるのは確かに容易ではありません。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (18)

このグループはほとんど白いリングがあります。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (9)

空飛ぶBridled Guillemot 。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (8)

ウミガラスはこの角度で見るのが本当にかわいらしいです。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (20)

こちらは繁殖中。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (11)

海岸のウミガラスたち。後ろには繁殖期初期にみられる冠羽をつけたヨーロッパヒメウ European Shag。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (22)

海鳥たちの楽園、あっという間に時間がすぎる島です。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2017, Hornoya Bird Island, Vardo, Norway

Reference : Birds of Europe – Princeton Field Guides, Wikipedia(EN)

Special Thanks to Jari ad Kaisa

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セイロンバンケン Green-billed Coucal (シンハラジャ、スリランカ)

Green-billed Coucal セイロンバンケン (7)

雨あがりのシンハラジャ地区。スリランカ固有種のセイロンバンケン Green-billed Coucal が樹上で羽を乾かしていました。雨上がりの素敵な光景です。

Green-billed Coucal セイロンバンケン (11)

オオバンケン(Greater Coucal)はスリランカ全土に分布していますが、このセイロンバンケンはスリランカの固有種の中でもシンハラジャ森林保護区を中心とした南西部の森にしか生息していません。オオバンケンよりも小さめでくちばしは象牙色(緑っぽい)、目はより赤黒いです。

Green-billed Coucal セイロンバンケン (8)

シンハラジャ森林保護区の森の縁は野鳥の宝庫。地元の野鳥スポッターとともに民家の果樹園やお茶畑を徘徊。セイロンバンケンが数羽いついてるという民家の庭で観察しました。雨が降った後でぬれているセイロンバンケン。

Green-billed Coucal セイロンバンケン (4)

羽を広げて乾かしています。明るい茶色と深い紺色の羽がとてもキレイです。

Green-billed Coucal セイロンバンケン (5)

下からアングルで。

Green-billed Coucal セイロンバンケン (9)

そして飛び立ったかと思うと、

Green-billed Coucal セイロンバンケン (1)

お食事ゲット

Green-billed Coucal セイロンバンケン (10)

羽繕いするセイロンバンケン。雨上がりの民家の庭での出会いでした!

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : May 2017, Near Sinharaja Forest Reserve, Sri Lanka

Reference : Birds of Sri Lanka (Helm Field Guide), Wikipedia(EN)

Special Thanks to Mr.Tilak, Mr.Anuradha

エチオピア固有種の宝庫 バレマウンテン国立公園 Bale Mountains National Park

バレマウンテン国立公園 サネッティ高原

バレマウンテン国立公園 Bale Mountains National Parkは「アフリカ最後のオオカミ」、エチオピアオオカミがいることで知られ、標高2,000~4,000mの森林、草原、湿地、高原にエチオピア固有種の野生動物・野鳥が暮らす貴重な国立公園です。

アフリカ大地溝帯が貫くエチオピアは、海抜-120mのダナキル砂漠から、標高4,000mを越える高原地帯まで、変化に飛んだ大地が広がります。エチオピア中南部に位置するバレマウンテンは、面積2165平方kmあり、その植生は変化に富み、”One Park, Many World “という標語にふさわしい、多様性に満ちた国立公園です。

バレマウンテン国立公園は5つのエリアに大別されます。

  • 北部ディンショー付近の草原 Gaysay Grasslands ガイセイ草原
  • 北部ディンショー付近の森 Juniper Woodlands ジュニパーの森
  • サネッティ高原 Sanetti Plateau のアフロアルパイン植生
  • エリカベルト Etrica Belt
  • 南部ハレナの森 Harenna Forest  エチオピアで2番目に大きな森林

バレマウンテン国立公園 ジャッカル

北部ディンショーのガイセイ草原で出会ったキンイロジャッカル Golden Jackal

バレマウンテン国立公園 マウンテンニアラ

北部デンショーのジュニパーの森にいたの雌のマウンテンニアラ Mountain nyala

バレマウンテン国立公園 エチオピアオオカミ

バレマウンテン国立公園の中心をなすサネッティ高原に暮らすエチオピアオオカミ Ethiopian Wolf

バレマウンテン国立公園 エリカベルト

苔、地衣類で覆われたエリカベルトの森

バレマウンテン国立公園 ホオジロエボシドリ

南部ハレナの森で出会ったホオジロエボシドリ White-cheeked Turaco 、エリトリアの国鳥です。

バレマウンテン国立公園では哺乳類78種、爬虫類12種、両生類17種に、310種の野鳥、1300種を越える植物が確認されており、18種のエチオピア固有種の野鳥のうち6種が、エチオピアとエリトリアのみの固有種14種のうち11種がこのバレマウンテン国立公園で確認されています。

エチオピア固有種の哺乳類では、マウンテンニアラ Mountain Nyala、メネリクズ・ブッシュバックMenelik’s Bushbuck、エチオピアオオカミ Ethiopian Wolf、エチオピアコウチノウサギ Starck’s Hare、エチオピアオオタケネズミ Giant Molerat(バレ山地の固有種)、バレモンキー Bale Monkeyが観察されます。

バレマウンテン国立公園はサネッティ高原北部のディンショーやゴバを拠点として訪問できるほか、トレッキングして高原地帯を歩くことも可能です。

バレマウンテン国立公園の野生動物・野鳥 西遊旅行

多様性に満ちたバレマウンテン国立公園内の地域、ワイルドライフについては別ページにてご紹介していきます。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jan 2016 , Bale Mountains National Park – Ethiopia

Reference : Bale Mountains National Park “A Travelloer’s Guidebook”, Information from Mr.Armaye Wegalign, Helm Field Guide ” Birds of Horn of Africa”

★★バレ山地も訪問するエチオピア・ネイチャーツアー 2018年発表★★

雨期明けの美しい季節11月限定出発★バレとシミエン エチオピアの固有種を追う
アフリカ大地溝帯山岳部のエチオピアオオカミとゲラダヒヒ

レオパードの里ベラ Leopard of Bera -3 (ラジャスタン、インド)

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (36)

インド、ラジャスタンの村ベラのレオパードサファリの様子です。前日は親子レオパードが観察できましたが今日は朝から動きがありません。

ベラは国立公園でも保護区でもなく、村人が運営する手作りレオパードサファリが行われ、双眼鏡を持ってバイクに乗った村人が岩山をまわりレオパードが観察できるところを探しています。この日は結局、日が明るいうちにレオパードを見ることができませんでした。これでホテルに帰るのかと思いきや、地元ガイドさん、大きな照明を持ち出しました。

ベラ BERA RAJASTHAN (2)

ライトで照らしてレオパードを探し始めました。え、こんなので見つかるの?

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (29)

いました。結構近くにいました。目がライトに反射して光るので見つかるのです。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (30)

こっちにもいました。目が光っています。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (31)

夜のレオパード、初めて見ました。

Indian Eagle Owl ミナミワシミミズク ベラ Bera

そして翌朝、最後のサファリです。岩山を探していたら、ミナミワシミミズク (ベンガルワシミミズク)Indian eagle-owlがいました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (33)

村人より「レオパードが寝ている」情報があり、行ってみました。昨日と同じお母さんレオパードです。もう日が高くなってきたので寝るモードに入っています。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (39)

岩山のふもとで騒いでいる観光客が気になるのか、起きました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (38)

眠そうです。おやすみなさい。そして私たちも朝のサファリ終了です。

ホテルを出発する前にベラの村付近を少し歩きました。ラジャスタンらしい景色です。

ベラ BERA RAJASTHAN (1)

バニヤンの木(ベンガルボダイジュ)の下に集まる村人。おしゃべりする人、池で洗濯する人、ただ涼んでいる人・・・

ベラ BERA RAJASTHAN (3)

牛たちの移動

ベラ BERA RAJASTHAN (4)

なんとも神々しい牛!

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : April 2017, Bera, Rajasthan, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

レオパードの里ベラ Leopard of Bera -2 (ラジャスタン、インド)

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (22)

ラジャスタンにあるベラの村のレオパードサファリの様子です。この日はラッキーなことに夕方のサファリが始まる時点で親子レオパードの居場所がわかっていたので、ひたすら岩山の表面に出てくるのを待ちました。暗くなるのが早いか、レオパードが出てくるのが早いか・・・

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (14)

移動するお母さんレオパードの姿を確認。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (24)

2頭の子供がいました、茂みのなかから様子をうかがってるのでしょうか。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (17)

突然、跳ねて草むらからでてきました、2頭で遊んでいます。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (19)

遊びまわる子供たち。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (23)

岩の表面にでてきてくれました。でも、もう夕暮れ・・・間もなく観察できなくなるギリギリの時間です。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (25)

岩に乗るお子様レオパード。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (27)

子供たちが遊んでいますが、暗くて写真も観察も、もう終了です。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (28)

他の観光客も、さすがに今日のサイティングは満足したのか帰り始めました。

地元のガイドに、いつもこんなにサイティングいいのですか?と聞くと、母親と子供のレオパードがいるときは、あまり移動しないのでチャンスがいいよ・・・と。じゃあ、ぜんぜん見れないこともあるの?と聞くと、大きめの獲物をしとめた後はそっちに行ってしまうので1~2日見れないこともあるのです、との返事。

獲物?ここはアクシスジカやサンバー、イノシシはそんなにいないはず。ここのレオパードは家畜のヤギ・ヒツジ、野犬、孔雀などを食べているのだそうです。村人の営業するホテル、運営するサファリがあるので、村人もレオパードを殺そうとしたりはしないそうですが、宿泊していた Leopard Lairのオーナーは、殺された家畜の補償を支払っていると、話していました。

ベラの村付近では鉄道が通り、道路の道幅を広げる工事が進められています。ますます、レオパードの住処がせまくなっていくのが心配です。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : April 2017, Bera, Rajasthan, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

レオパードの里ベラ Leopard of Bera -1 (ラジャスタン、インド)

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (4)

インドのラジャスタンのベラの村。インド人のフォトグラファーの間で話題になった場所で、国立公園でも保護区でもなく、普通のラジャスタンの田舎の村でレオパードが観察できる場所です。

国立公園ではないので、村のホテルの人たちがやっている手作りサファリ。村人が双眼鏡を持ってバイクで走り、レオパードがいる場所をみつけ互いに連絡しているような手法です。

夕方、日没2時間ほど前にホテルを出て、すでにレオパードが寝ているとわかっている岩山へ。そのふもとで地元ガイドが「あそこにいる!」というのですが、なかなかその場所を見つけることができません。

ベラ BERA RAJASTHAN (1)

レオパードが暮らす岩山。ベラの村付近にはこのような岩山がいくつも点在していて、岩山ごとに1~3頭のレオパードがいる・・・とのこと。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (1)

ようやく、見つけました、レオパードの姿。岩陰で昼寝していたのが起きたようです。ちなみにものすごく遠いです。双眼鏡で観察し、スコープか超望遠レンズでないと撮れない距離です。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (2)

地元ガイドが、「2頭の子供がいるお母さんレオパードだよ、もうすぐすると子供が現れる可能性があるか待っていてごらん」と。観察していると、あくびもしていましたが子供を呼んでいるようにも見えました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (3)

本当に、子供がやってきました!

ベラ レオパード BERA LEOPARD (1)

素敵なレオパードの親子の時間。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (6)

おっぱいを探しています。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (7)

2頭の子供がそろいました!

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (9)

甘えています!

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (10)

お母さん、立ち上がりました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (12)

昼寝の場所から移動して行きます。もう夕方、活動時間です!

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : April 2017, Bera, Rajasthan, India

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