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天売島「海鳥塾」 海鳥のこと、環境のこと

天売島 海鳥塾  (2)

2021年の7月上旬、天売島の自然写真家・寺沢孝毅さんの案内で4日間の「天売島・海鳥塾」を実施しました。これまでも西遊旅行では天売島を目的とするツアーを行ってきましたが、4日間天売島のみに滞在し、海鳥のこと、環境・海洋ごみ問題、島の暮らしに触れる旅は初めての企画です。

4日間どうなるか心配なところもありましたが、お天気にも味方され、朝・夕のケイマフリ号からの海鳥観察、ウトウの帰巣の様子、フットパス・ウォーク、海岸清掃、漁船での釣り、島の海の幸炭火焼、寺沢さんの海鳥レクチャーと盛りだくさんでした。

ケイマフリ Spectacled guillemot 天売島 Teuri Island 海の宇宙館 ケイマフリ号 (7)

ケイマフリもたっぷり観察。 >ケイマフリの観察レポートはこちら

オロロン鳥 ウミガラス 天売島 ウミガラス繁殖地 Common Murre Common Guillemot Teuri island (11)

オロロン鳥ことウミガラスも観察。今年は80羽を越えてるそうです。 >ウミガラス観察レポートはこちら

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (15)

ウトウもしっかり観察。今年の繁殖は、栄養価の高い魚が獲れず雛が育たなかったため危機的な状況となってしまいました。一羽でも多く巣立つことを祈るばかりです。

>ウトウの帰巣のレポートはこちら  >岩に乗るウトウのレポートはこちら

ウニ漁とウトウ 天売島 海鳥塾 (1)

この季節はムラサキウニ漁が行われています。風のない、ベタ凪の日はウニ漁船が朝6時30分に一斉に出漁します。ウトウ、ケイマフリとウニ漁船、天売島らしい風景です。

天売島 海鳥塾  (7)

これはウミネコの幼鳥を食べるオオセグロカモメです。ウミネコ繁殖地で観察していたとき、ウミネコがハシブトガラスに警戒して騒ぎ出したすきを狙ってオオセグロカモメが幼鳥を襲いました。つつかれて、やがて動かなる幼鳥。ここまで育ったのに・・・残念ですが、こうやってオオセグロカモメの命が繋がれていいます。小型の海鳥の繁殖地ではハシブトガラスやオオセグロカモメの捕食圧が気になりました。

天売島 海鳥塾  (1)

地元の漁師さんにお世話になり、水深15mほどの砂地でヒラメを狙いました。40分ほどで大きいヒラメ一匹とカレイを3匹を釣りましたが、このヒラメは5キロあり30人分のお刺身が取れます。

天売島 海鳥塾  (3)

すぐにうろこを取り、鰓を処理して締めます。取ります。スーパーの「ヒラメの刺身」しか知らない我々には、生息域から釣り上げて、締めて、解体して切り身になるまでの行程を学ぶことになりました。

天売島 海鳥塾  (4)

「天売島おらが島活性化会議」の協力も得て海岸清掃をしました。ネットや縄は岩の間に入り込んで取り出すのが大変です。次回はもっと準備して取り組もうと思いました。

天売島 海鳥塾

さえずるケイマフリ、ケイマフリが大好きな岩場にもゴミが。まずは、海鳥が繁殖する岩場のロープやネットを取り除きたいです。海に出たときに浮いているゴミも取りましたが、やはり細かくなったプラスチック<マイクロプラスチック>が浮遊していました。

天売島 海鳥塾  (2)

そして最後の夜は、「天売島おらが島活性化会議」による天売島の海の幸の炭火焼きを、「宇宙館」の庭でセッティングしてくださいました。採れたばかりの天売島のムラサキウニです。

天売島 海鳥塾  (1)

天売島の甘えびです。天売島の沖に日本海で有数の甘えびの漁場があります。お刺身と炭火、エビ汁でいただきました。

天売島 海鳥塾  (3)

いよいよ炭火焼です。天売島のホタテ貝、天売島の水だこの頭、ムラサキウニ。さらに焼尻島の「幻のめん羊サフォーク」の塩焼きとジンギスカンも加わり、天売島の食体験、すごすぎました。

天売島 海鳥塾  (4)

夕食後、島の宿・大一からの夕景を堪能。利尻富士が美しく見えました。

天売島 海鳥塾  (5)

そして天売港からの星天。

天売島 海鳥塾  (8)

たくさんの思い出と経験をいただき、天売島をあとにしました。

「宇宙館」と寺沢孝毅さん、「島の宿・大一」のみなさん、「天売島おらが島活性化会議」と島のみなさまに心より感謝です!!

 

Text : Mariko SAWADA

Photo : Mariko SAWADA, Wataru HIMENO

Observation : July 2021, Teuri Island, Hokkaido

Special Thanks : 自然写真家・寺沢孝毅さん

岩礁のウトウ(天売島)

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (5)

7月上旬に行った、天売島在住の自然写真家・寺沢孝毅さんによる「天売島海鳥塾」。朝、寺沢さん操船するケイマフリ号で海へ。赤岩の付近にウトウが上りたがる岩礁があります。

ウトウは北日本沿岸から千島列島、アリューシャン列島、アラスカ州まで北太平洋沿岸に広く分布するとされていますが、これらの地域でウトウを見るのはそんなに簡単ではありません。意外と見れる場所は少ないのです。

天売島はウトウの世界最大の繁殖地であり、繁殖中の「ツノ」がある成鳥を見られる(しかも簡単に)、世界でも貴重な場所です。

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (3)

このウトウの「ツノ」は英名がRhinoceros Aukletと「サイの角」の名がつくように、「ツノ」のような突起が繁殖期に現れます。幼鳥や非繁殖羽ではこの突起が見られません。初めてウトウを見たとき(根室海峡のマッコウクジラのクルーズ中でした)、それはそれは興奮しました。

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (8)

赤岩の付近に潮の干満で現れる岩礁があります。なぜかこの岩礁に乗ろうとし、何やら社会的アクティビティが行われているように見えるのです。中には登ってくる個体を妨害するものも。

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (1)

会話をしているかのような4羽。

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (7)

アクション。

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (11)

仲がいい?

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (12)

これも仲がいい??

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (13)

この2羽はペアですね!

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (10)

ずっと見ていられるほどおもしろいウトウの行動です。ウトウにとって大切な場所なのでしょう。

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography

赤岩の展望台から見たらこんな感じです。確実に、岩の周りにウトウが集まっています。

天売島 ウトウ ケイマフリ号 Rhinoceros Auklet Teuri Island Bird Photography (15)

観察していたら、突然、一斉に飛び立って行きました。とてもウトウの面白い行動を観察できた朝でした。2021年の繁殖状況が大変心配されるウトウ、一羽でも多くの雛が巣立つことを祈ります。

 

Text & Photo : Mariko SAWADA

Observation : July 2021, Teuri Island, Hokkaido

Special Thanks : 自然写真家・寺沢孝毅さん

夕景の天売島とウトウの帰巣

天売島 ウトウの帰巣 ウトウ Rhinoceros Auklet Teuri Island Sunset 天売島の夕陽 (2)

7月上旬に行った、天売島在住の自然写真家・寺沢孝毅さんによる「天売島海鳥塾」。この日の夕方は雲がありましたが、風がなくベタ凪。わずかに夕陽に期待してケイマフリ号で海へ出ました。やさしい太陽の光の中をウトウが群れを作って飛びます。

天売島 ウトウの帰巣 ウトウ Rhinoceros Auklet Teuri Island Sunset 天売島の夕陽 (3)

水面ぎりぎりを飛翔するウトウ。日没前に繁殖地の崖の下の海に集まり、帰巣のタイミングを待ちます。

天売島 ウトウの帰巣 ウトウ Rhinoceros Auklet Teuri Island Sunset 天売島の夕陽 (6)

ウトウがどんどん集まっています。

天売島 ウトウの帰巣 ウトウ Rhinoceros Auklet Teuri Island Sunset 天売島の夕陽 (1)

でも、いつもと様子が違うのです。お魚をくわえたウトウがほとんどいません。通常だと、巣にいる雛に与える魚をくちばし一杯にくわえて海面で待機したり、飛んでいるのに。

「今日は不漁?」と聞くと、寺沢さんが「毎日が不漁。もう雛の半分は餓死しているだろう。」と。

天売島 ウトウの帰巣 ウトウ Rhinoceros Auklet Teuri Island Sunset 天売島の夕陽 (8)

つらい現実です。繁殖の初期から栄養価の高い魚を親鳥が運ぶことができず、雛たちは餓死。巣穴付近で見た雛の死体も、この巣立ちを迎える季節なのにまだ小さく、栄養が足りてないことを物語っていました。

美しい天売の空を飛ぶウトウの姿、もう待つ雛がいない親鳥が多いのでしょう。

天売島 ウトウの帰巣 Rhinoceros Auklet Teuri Island (2)

翌日の夕方は赤岩の展望台でウトウの帰巣を待ちました。

天売島 ウトウの帰巣 Rhinoceros Auklet Teuri Island (1)

陽が沈むとウトウが鳴きながら巣に戻ってきました。やはり魚を持って帰るウトウの数は多くなく、魚を持っているウトウが見られると「がんばったね!」と、観察する人たちの間から声が上がりました。

天売島 ウトウの帰巣 Rhinoceros Auklet Teuri Island

ようやくお魚をくわえたウトウを近くで発見。例年だと、魚をくわえた親鳥が着地すると、それを横取りする他のウトウがやってくるのですが、今年はその光景もありませんでした。それほどに、雛がいないのです。

寺沢さんによると、過去にもこういうことはあったそうです。何とか一羽でも多く巣立つことを祈るばかりです。

どうして今年は魚がいないのか、海水温上昇のためなのか、潮の流れが変わったのか、どこかで誰かが獲っているのか。天売島は世界最大のウトウの繁殖地です。この天売島で繁殖ができなくなったらウトウはどうなってしまうのでしょう。気候など、私たちにどうしようもないことが原因かもしれませんが、これ以上の要因がないように、何かできることはないのか考えさせられました。

 

Text : Mariko SAWADA

Photo : Mariko SAWADA, Wataru HIMENO

Observation : July 2021, Teuri Island, Hokkaido

Special Thanks : 自然写真家・寺沢孝毅さん

天売島のケイマフリ Spectacled Guillemot

ケイマフリ Spectacled guillemot 天売島 Teuri Island 海の宇宙館 ケイマフリ号 (5)

7月上旬、天売島在住の自然写真家・寺沢孝毅さんの案内のもと、天売島で「海鳥塾」を開催。海鳥のことを学び、写真を撮り、環境問題を考え、天売島を満喫した3泊4日でした。

滞在中、海が穏やかな朝、寺沢さんが操船するケイマフリ号で海鳥観察クルーズへ。この時期の夜明けは4時頃で、6時の出発でも十分な明るさです。前浜漁港を出るとウトウがちらほら浮いています。ここから赤岩の方へ船を走らせます。

ケイマフリ Spectacled guillemot 天売島 Teuri Island 海の宇宙館 ケイマフリ号 (6)

赤岩付近に来るとケイマフリが飛んでいます!ケイマフリはオホーツク海沿岸、日本では青森県と北海道だけで繁殖している海鳥で、世界でも繁殖地を観察できる場所は意外と少ないのです。

ケイマフリ Spectacled guillemot 天売島 Teuri Island 海の宇宙館 ケイマフリ号 (11)

赤岩と屏風岩付近はケイマフリがいっぱいいました。ケイマフリの英名はSpectacled Guillemot でまさに「眼鏡をかけた」ような見事なアイリングです。千島列島のウミバトの中には目の周りが白っぽく「ケイマフリ?」と悩む個体がいましたが、ケイマフリのアイリングは見事。

ケイマフリ Spectacled guillemot 天売島 Teuri Island 海の宇宙館 ケイマフリ号 (3)

岩に乗るケイマフリです。寺沢さんによるとケイマフリにとって岩場はとても重要な場所。この岩場でそまざまな行動が観察され、交尾もこの岩の上で行われます。

ケイマフリ Spectacled guillemot 天売島 Teuri Island 海の宇宙館 ケイマフリ号 (1)

岩の上のケイマフリ、さえずりも聞こえます。いったいどんな会話をしてるのか、本当にずっと、見ていられる光景です。

ケイマフリ Spectacled guillemot 天売島 Teuri Island 海の宇宙館 ケイマフリ号 (4)

こちらも、2羽の会話を見守るかのよう。

ケイマフリ Spectacled guillemot 天売島 Teuri Island 海の宇宙館 ケイマフリ号 (8)

素敵なペア。右の個体の羽毛が個性的です。

ケイマフリ Spectacled guillemot 天売島 Teuri Island 海の宇宙館 ケイマフリ号 (10)

そして、あるタイミングで飛び立ちます。水面を蹴るケイマフリの赤い脚。

天売島 ケイマフリ号 海の宇宙館

ケイマフリ号は6人乗りの小型船です。あの光景をアイレベルで見れるのはケイマフリ号だけですね!この素敵なペイントは寺沢さんがご自身で描かれただそうです。

天売島日本酒 ケイマフリ 海の宇宙館 (2)

「海の宇宙館」の純米酒・ケイマフリ。旭川の高砂酒造さんの北海道産米100%使用のお酒です。そしてこのラベルのケイマフリは絵本作家・あべ弘士さんの絵です。とても素敵なラベル。

朝に美しいケイマフリを見て、夜は美味しいお酒・ケイマフリで天売島のウニをいただく・・。

●IMG_5313

「天売島おらが島活性化会議」の方々による「天売の幸炭火焼」。この季節はムラサキウニの最盛期です!ちなみに写真の上にあるジンギスカンは焼尻島の幻のめん羊サフォーク。焼尻の幸もいただいてしまいました。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : July 2021, Teuri island, Hokkaido

Special Thanks : 自然写真家・寺沢孝毅さん、「天売島おらが島活性化会議」

飛翔、オオワシとオジロワシ(羅臼、北海道)

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (3) Wildlife of Hokkaido

冬の道東撮影ツアーのレポートです。羅臼の流氷クルーズ、今回は沖に流氷がなく、逆に漁港内に流氷が入り込んだためそこで撮影クルーズが行われました。

しかし、背景に建造物を入れずに撮るのは難しい・・・。前半は氷を入れて撮ってみて、後半は飛んでるオオワシ、オジロワシにロックオン。船のスタッフの方も、上手に魚を投げてくださいました。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (2) Wildlife of Hokkaido

船にめがけて飛んでくるオオワシ。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (11) Wildlife of Hokkaido

奪い合いの開始です。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (9) Wildlife of Hokkaido

海や氷に落ちた魚を取るより、横取りの方がリスクが低いのでしょうか。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (8) Wildlife of Hokkaido

争っています。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (7) Wildlife of Hokkaido

魚が飛んで行ってしまいました。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ オジロワシ Rausu Drift Ice Cruise Steller's Sea Eagle (5) Wildlife of Hokkaido

オジロワシの方が少し大人しい目?バトルはどちらかというとオオワシの方が多かったかもしれません(この日の朝の印象だけです)。

漁港内という場所の撮影ではありましたが(クルーズとは言えないですね)、天候に恵まれ羅臼の空を舞う、美しい海鷲の姿を見れた朝でした。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2021, 羅臼、北海道

Special Thanks : ゴジラ岩観光のみなさま

風蓮湖・氷上のオオワシとオジロワシ(根室、北海道)

Lake Furen Hkkaido Steller's sea eagle 風蓮湖 オオワシ Wildlife of Japan

冬の道東撮影ツアーのレポートです。2月半ばは気温が高め、雪も少なめで風蓮湖の氷も心配でしたが、オオワシ、オジロワシはいつも通り。何よりも今年は外国人フォトグラファーがいないので混んでいません。

朝、8時を過ぎると湖畔の木々にオオワシ、オジロワシが待機し、カラスは氷上で待ち構えていました。

Sea Eagles on Ice lake Furen 風蓮湖の鷲|西遊旅行

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2021, 風蓮湖、北海道

Special Thanks : 「レイクサンセット」さま

(動画)シマエナガ Long-tailed Tit (根室、北海道)

シマエナガ Long-tailed tit Birds of Japan, Birds of Hokkaido

2021年、冬の道東撮影ツアーのレポートです。恒例の風連湖でのオオワシ&オジロワシの撮影の後、シマエナガの撮影へ。カメラをセットして、まず現れたのはゴジュウカラ。北海道に生息するのは亜種シロハラゴジュウカラ Sitta europaea asiatica です。そして、シジュウカラ、アカゲラが現れ、ようやくシマエナガの声が!北海道のエナガは亜種シマエナガ Aegithalos caudatus japonicus で、日本にいる4亜種のうちの1つ。頭部が白く愛らしい姿をしています。

餌台にやってきて、そしてフォトグラファーのために用意されたツルメモドキの実がついた枝に乗ります・・・。このセッティングはシマエナガの愛らしさをひきたてます。

Long tailed tit シマエナガ|西遊旅行

冬の道東の撮影の新しい楽しみができました!

根室では風連湖のオオワシ、オジロワシの他、歯舞港でカモ類の観察、納沙布岬で北方領土を望みながら海鳥の観察(距離は遠いですが)と充実の滞在でした。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2021, 根室、北海道

Special Thanks : レイクサンセット、Hobby’s World 吉成才丈さま

(動画)雁の飛び立ち、蕪栗沼の朝

11月下旬の朝の蕪栗沼。この日は、天候のせいか、その他の理由か一斉に飛び立つのでありませんでした。しかしながら雪山を背景にした雁行は、これが日本の景色かと息をのむほど美しいものでした。

蕪栗沼・雁の飛び立ち 夜明けの蕪栗沼|西遊旅行

 

Video & text : Mariko SAWADA

Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん

Observation : end of NOV, 蕪栗沼、宮城県

(動画)月夜・雁のねぐら入り(蕪栗沼)The roost of thousands of geese at Kabukurinuma

蕪栗沼の夕方、雁のねぐら入り動画です。すっきりしたお天気ではありませんでしたが、マガン、シジュウカラガンが四方八方からやってきます。その景色も、声にも大感動。

月夜・雁のねぐら入りの景色

雁行・落雁・・・美しい日本語です。雁が群れをなして飛ぶ姿、そのねぐら入りの景色。ねぐらに入る前(着陸の前)にひらひらとする光景はたまりません。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん

Observation : end of NOV, 蕪栗沼、宮城県

ヒシクイ Bean Goose(蕪栗沼)

ヒシクイ 亜種オオヒシクイ Bean Goose 蕪栗沼 Kabukurinuma Izunuma (4)

ロシアの内陸から北極海沿岸にかけての地域で繁殖し冬に北日本へと飛来するヒシクイBean Goose。ヒシクイはいくつかの亜種に分類されますが、日本へ飛来するのは亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイで、亜種オオヒシクイがその8割ほどをしめるとのこと。

ヒシクイ 亜種オオヒシクイ Bean Goose 蕪栗沼 Kabukurinuma Izunuma (1)

亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイの違いを丁寧に説明を受けましたが、未熟な私にはわかりません。

繁殖地のシベリアの生態系により、亜種がことなること。亜種ヒシクイは「ツンドラ(針葉樹林)地帯」で繁殖し、亜種オオヒシクイはより南の「タイガ(地下に永久凍土が広がる凍原)地帯」で繁殖しています。そんなに異なる環境で繁殖・採食しているのなら確かに嘴の大きさや体躯は異なることでしょう。

ヒシクイ 亜種オオヒシクイ Bean Goose 蕪栗沼 Kabukurinuma Izunuma (8)

朝のガンの飛び立ちを観察後朝食、そして牧草地の畑で「カリガネ探し」をした後、蕪栗沼へ。15分ほど歩いた復元湿地ではヒシクイが「お休み中」でした。

ヒシクイ 亜種オオヒシクイ Bean Goose 蕪栗沼 Kabukurinuma Izunuma (9)

冬の景色を反射してとてもきれいなのですが、ヒシクイたちはみんな頭を羽にうずめてまるまって休んでいました。起きているヒシクイを探して歩きました。

ヒシクイ 亜種オオヒシクイ Bean Goose 蕪栗沼 Kabukurinuma Izunuma (6)

サービス満点で全身を見せてくれる個体が。ヒシクイはガンの仲間の中でも大きく、羽を広げると1.6mにもなります。

ヒシクイ 亜種オオヒシクイ Bean Goose 蕪栗沼 Kabukurinuma Izunuma (5)

お休みしていたヒシクイですが、ちょっと活動が始まりました。首を伸ばして何やらしゃべっています。

ヒシクイ 亜種オオヒシクイ Bean Goose 蕪栗沼 Kabukurinuma Izunuma (7)

そして飛翔光景も。

ヒシクイ 亜種オオヒシクイ Bean Goose 蕪栗沼 Kabukurinuma Izunuma (3)

ヒシクイの楽園、蕪栗沼の午後でした。冬は本当に日が短く、もうすぐ「ねぐら入り」の時間です。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん

Observation : end of NOV, 蕪栗沼、宮城県