極東ロシア、コマンドルスキー諸島トポルコフ島のエトピリカ。強風の中、繁殖地に離発着するエトピリカの様子です。
トポルコフ島のエトピリカ Tufted Puffin Toporkov Island|西遊旅行
Videography : Mariko SAWADA
Observation : Aug 2019, Toporkov Island, Commander Islands, Russian far East
2021年9月7日
極東ロシア、コマンドルスキー諸島トポルコフ島のエトピリカ。強風の中、繁殖地に離発着するエトピリカの様子です。
トポルコフ島のエトピリカ Tufted Puffin Toporkov Island|西遊旅行
Videography : Mariko SAWADA
Observation : Aug 2019, Toporkov Island, Commander Islands, Russian far East
2021年4月14日

2021年の冬の道東撮影ツアーのレポートです。旅も後半、弟子屈で滞在した鱒やさんの庭に現れたキタキツネ。キタキツネは1月下旬から3月下旬が交尾期で、出産は3月下旬から5月上旬です。訪れた2月半ばはまさにその真っ最中。2頭が不思議な動きをしていたので観察していたら、求愛行動が見られ、そして交尾。4月には鱒やさんの庭でキタキツネの赤ちゃんが見られるかもですね!
雪の林の中で見たキタキツネ2頭の求愛は、本当に美しいものでした。
Mating of Ezo red foxes キタキツネの交尾|西遊旅行
Video & photo : Mariko SAWADA
Observation : Feb 2021, 弟子屈、北海道
Special Thanks : 「鱒や」さま
2021年3月27日

2021年、冬の道東撮影ツアーのレポートです。恒例の風連湖でのオオワシ&オジロワシの撮影の後、シマエナガの撮影へ。カメラをセットして、まず現れたのはゴジュウカラ。北海道に生息するのは亜種シロハラゴジュウカラ Sitta europaea asiatica です。そして、シジュウカラ、アカゲラが現れ、ようやくシマエナガの声が!北海道のエナガは亜種シマエナガ Aegithalos caudatus japonicus で、日本にいる4亜種のうちの1つ。頭部が白く愛らしい姿をしています。
餌台にやってきて、そしてフォトグラファーのために用意されたツルメモドキの実がついた枝に乗ります・・・。このセッティングはシマエナガの愛らしさをひきたてます。
Long tailed tit シマエナガ|西遊旅行
冬の道東の撮影の新しい楽しみができました!
根室では風連湖のオオワシ、オジロワシの他、歯舞港でカモ類の観察、納沙布岬で北方領土を望みながら海鳥の観察(距離は遠いですが)と充実の滞在でした。
Video & text : Mariko SAWADA
Observation : Feb 2021, 根室、北海道
Special Thanks : レイクサンセット、Hobby’s World 吉成才丈さま
2021年3月10日

2021年、冬の道東シーズンの大きな話題が、野付半島の「絡み角」のエゾシカ。オス同士が角を合わせた戦いの末、絡まった角が取れなくなり、その果てに1頭が死に、その頭をつけてさまよっているエゾシカがいるのです。
本当のところは何があったのかわかりませんが、強烈にワイルドライフを感じる出来事です。
Hokkaido Sika Deer with dead deer head (絡み角のエゾシカ・野付半島)|西遊旅行
2日に分けて観察して思ったのですが、他の鹿に比べて頭を上げてくれません。重いのでしょうか。また、2日の間、移動はしてませんでした。視界も悪いことでしょう。
鹿の角は春になると落ちます。この雄鹿も、もう少しがんばれば自由になれます。死んだもう一頭の鹿の分も次の春を謳歌しなくてはなりません。
Video & text : Mariko SAWADA
Observation : Feb 2021, 野付半島、北海道
2021年3月3日

2021年の冬の道東シーズンのレポートです。「今年はフクロウがあまり洞(うろ)に入ってないんだよね」と言われ、ポイントとなる木を見に行きましたが、確かにいない。でも安定して洞にいてくれる、鶴居村どさんこ牧場の近くのエゾフクロウに癒されました。2羽同時に見ることはかないませんでしたが、エゾアカネズミを持っていました。エゾアカネズミは、アカネズミの北海道に生息する亜種A. s. ainu。そしてアカネズミは日本の固有種です!
Ural Owl(エゾフクロウ)|西遊旅行
この後、まだ食べずに洞の中にエゾアカネズミを置いて、こちらを見ていました。
Video & text : Mariko SAWADA
Observation : Feb 2021, 鶴居村、北海道
Special Thanks : Hobby’s World 吉成才丈さま
2021年1月20日
11月下旬の朝の蕪栗沼。この日は、天候のせいか、その他の理由か一斉に飛び立つのでありませんでした。しかしながら雪山を背景にした雁行は、これが日本の景色かと息をのむほど美しいものでした。
蕪栗沼・雁の飛び立ち 夜明けの蕪栗沼|西遊旅行
Video & text : Mariko SAWADA
Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん
Observation : end of NOV, 蕪栗沼、宮城県
2021年1月13日
蕪栗沼の夕方、雁のねぐら入り動画です。すっきりしたお天気ではありませんでしたが、マガン、シジュウカラガンが四方八方からやってきます。その景色も、声にも大感動。
月夜・雁のねぐら入りの景色
雁行・落雁・・・美しい日本語です。雁が群れをなして飛ぶ姿、そのねぐら入りの景色。ねぐらに入る前(着陸の前)にひらひらとする光景はたまりません。
Video & text : Mariko SAWADA
Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん
Observation : end of NOV, 蕪栗沼、宮城県
2021年1月7日

ロシアの内陸から北極海沿岸にかけての地域で繁殖し冬に北日本へと飛来するヒシクイBean Goose。ヒシクイはいくつかの亜種に分類されますが、日本へ飛来するのは亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイで、亜種オオヒシクイがその8割ほどをしめるとのこと。

亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイの違いを丁寧に説明を受けましたが、未熟な私にはわかりません。
繁殖地のシベリアの生態系により、亜種がことなること。亜種ヒシクイは「ツンドラ(針葉樹林)地帯」で繁殖し、亜種オオヒシクイはより南の「タイガ(地下に永久凍土が広がる凍原)地帯」で繁殖しています。そんなに異なる環境で繁殖・採食しているのなら確かに嘴の大きさや体躯は異なることでしょう。

朝のガンの飛び立ちを観察後朝食、そして牧草地の畑で「カリガネ探し」をした後、蕪栗沼へ。15分ほど歩いた復元湿地ではヒシクイが「お休み中」でした。

冬の景色を反射してとてもきれいなのですが、ヒシクイたちはみんな頭を羽にうずめてまるまって休んでいました。起きているヒシクイを探して歩きました。

サービス満点で全身を見せてくれる個体が。ヒシクイはガンの仲間の中でも大きく、羽を広げると1.6mにもなります。

お休みしていたヒシクイですが、ちょっと活動が始まりました。首を伸ばして何やらしゃべっています。

そして飛翔光景も。

ヒシクイの楽園、蕪栗沼の午後でした。冬は本当に日が短く、もうすぐ「ねぐら入り」の時間です。
Photo & text : Mariko SAWADA
Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん
Observation : end of NOV, 蕪栗沼、宮城県
2021年1月1日

11月下旬、ガンのねぐら入りを見ようと伊豆沼・蕪栗沼へ。夕方までねぐら付近の牧草地でせっせと餌をついばみ、夕刻時にいっせいにねぐらへとやってきます。
その光景は圧巻。鳥好きの方でなくとも、遠く北極海沿岸やシベリアから越冬のためにやってきたガンが創り出す自然の営みの風景には感動するはず。

ねぐらとなる沼のまわりの牧草地で日中を過ごすマガンの群れ。この付近は仙台牛の産地でその牧草となる草が栽培され、秋の最後の収穫の後は放置されています。そこの集まるのがこのガンの群れです。

マガン Greater White-fronted Goose は夏にロシアの北極海沿岸の広範囲で繁殖し、冬に極東アジアの一部の国、北日本に飛来し越冬します。
日本ではマガンは狩猟の対象となり一時期生息数が激減しましたが、伊豆沼周辺では個体数回復のための努力がなされ、2005年にラムサール条約湿地となり、地元耕作者との合意のもと湿地の復元が進められ、現在は数万のガンなど水鳥の生息地となりました。

牧草ロールとマガン。日本の冬の景色。

ねぐら入りが始まりました。いろんな方向からマガンの群れが沼に向けて飛んできます。シジュウカラガンの声も!

マガンのねぐら入りです。その声も、羽音も圧巻。ねぐらの沼の上空で姿勢を変え、一気に着水します。「落雁(らくがん)」=列を作って空から地上に降りようとするガンの様子を表す言葉。本当に、ドキッとする「落雁」の様子でした。

満月に近いこの日、月とガンの美しい景色を見ることができました。
Photo & text : Mariko SAWADA
Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん
Observation : end of NOV, 蕪栗沼、宮城県
2020年12月25日

11月はじめになると、繁殖地のロシア北極海沿岸からコクガンが南三陸町の海岸にやってきます。震災前は100羽ほどだったそうですが、最近では300羽を越えるようになったとのこと。
蕪栗沼で雁のねぐら入り・朝の飛び立ちを満喫した後、南三陸町へ向かいました。南三陸町に入ると津波の被害がどんなにすさまじかったか、テレビで見た建物もあり驚かされました。
コクガンがいますよ、という情報をもとに「海のビジターセンター」へ。

ブイが連なる志津川湾にいました、コクガン。しかし、遠い。湾に沿った港で探してみることにしました。各地の湾は大きな防波堤が作る作業が進められていました。

そして見つけました!船置き場に上がっているコクガンたち!斜面に張り付いた海藻を食べていました。

でも私たちの存在に気が付くと海へ。

海に入ってからは比較的近い場所で海藻を食べたりしてのんびり過ごしてくれました。海藻豊かな志津川湾はコクガンにとって格好の越冬地です。

頭を海に突っ込んで首が届く程度の場所に海藻がある、コクガンの好む地形のようです。

海の方へ向かうコクガン。北極海沿岸で夏を過ごしたコクガンの一部が北東アジアへと飛来しますが、最初は北海道の野付半島(コクガンの好きなアマモの群生地がある)に立ち寄り、そこから各地へと渡っていくそうです。
コクガンの渡りの調査をされておられるグループの資料を拝見すると、3月に函館で発信器を付けたコクガンは4月末に野付半島・国後島へ移動、6月上旬に北上開始しオホーツク海を越え、ロシアのマガダンを経てシベリアの大地を越え、北極海のノヴォシビルスク諸島へと渡ったそうです。なんて夢のある、壮大なコクガンの渡りでしょうか!

この日は南三陸の温泉に宿泊。屋上から赤い満月が上がりました。宿のスタッフの方が天体望遠鏡も用意して宿泊者に星を見せるサービス!頑張っています。

こんな月をバックにガンが飛んでくれたら!と思いながらみなさんと月見を楽しみました。
Photo & Text : Mariko SAWADA
Special Thanks to Hobby’s World 吉成才丈さん
Observation : Dec 2020, 南三陸町、宮城県