タグ別アーカイブ: インドサファリ

シロアシギツネ Indian Desert Fox(小カッチ湿地、インド)

シロアシギツネ、White-footed fox、Vulpes vulpes pusilla、小カッチ湿地、Little Rann of Kutch (2)

インドのグジャラート州、小カッチ湿地のサファリで出会ったシロアシギツネです。

シロアシギツネはアカギツネのたくさんいる亜種のうちのひとつ。インドには3亜種いるとされ、そのうちのラジャスタン州のタール砂漠とグジャラート州のカッチ湿地に生息するのがシロアシギツネです。英語ではWhite-footed foxIndian desert foxと呼ばれ、学名は Vulpes vulpes pusilla

シロアシギツネ、White-footed fox、Vulpes vulpes pusilla、小カッチ湿地、Little Rann of Kutch (1)

グジャラートの小カッチ、Little Rann of Kutchの午後のサファリで、巣穴から出て寝ているシロアシギツネを見つけました。

シロアシギツネ、White-footed fox、Vulpes vulpes pusilla、小カッチ湿地、Little Rann of Kutch (3)

もう夕方、巣穴の周りでウトウトしたり、毛づくろいしたり。

シロアシギツネ、White-footed fox、Vulpes vulpes pusilla、小カッチ湿地、Little Rann of Kutch (4)

ようやく起き上がりました。もしかして狩りにお出かけ?などと勝手な期待を持ちながら観察していましたが、もう日没(冬の日は短い!)。巣穴をあとにしました。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Little Rann of Kutch, Gujarat, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます★

ランタンボールのベンガルトラ -10「T-41 レイラ」(インド)

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (18)

ランタンボール、終日サファリのサイティングレポートです。この日のサファリのラストはT-41 Laila レイラ、メスのトラでした。

この日は朝、寝ているまだ名前のない子トラを見た以外なかなか良いトラとの遭遇がなく、夕方になりZONE-5の水辺へやってきました。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (1)

川辺の茂みの中にいるトラを発見、T-41レイラです。せっかくトラを見つけたのにもう夕方5時をすぎ、入口から遠い場所のため他のジープは移動を開始し始めましたが、私たちのジープは「おそらく水に入りにいくだろう」とじっと待ちました。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (3)

突然、水辺にいるアクシスジカの方へ歩き始めるレイラ。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (4)

トラがアクシスジカにむかって走り始めました。ダッシュです。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (5)

突然のことで写真のフォーカスもできません。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (6)

驚いたことに、追いかけられているアクシスジカを助けるために他のシカが飛び出してきてトラの動きを鈍くしようとしました。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (7)

レイラはシカを追いましたが、トラはそんなに長くは走れません。この狩りは失敗。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (11)

疲れてはぁはぁしているレイラ。そして、いよいよ水辺へ歩いていきます!

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (13)

川岸に現れたレイラ、夕方の光の中。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (14)

水浴する場所を選んでいます。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (15)

後ろ足で水を蹴りました。カメラマンさんたちから「ワーオ」と歓声が。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (16)

トラは水に入るとき後ろ足から、深さを確認しながらゆっくり入っていきます。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (17)

水に入ったレイラ。

ランタンボール トラ T41 ライラ Ranthmabore Tiger T41 Laila (20)

国立公園をもう出なくては本当にまずい時間になりました。移動の前に、レイラを正面から一枚。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park, Rajasthan, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

ランタンボールのベンガルトラ -9 「T-39ヌールの子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (2)

ランタンボールの終日サファリのレポートです。ZONE-1で出会った T-39 ヌールと2匹の子トラです。子トラといってももう18ヶ月ほどになるので母トラと大きさは変わりません。

ZONE-1に入って間もなく、他のジープの動きからトラのサイティングあることがわかりました。ジープはトラの移動に合わせてゆっくりと併走しています。ジープ上のインド人ツーリストたちが「ティーン(3)タイガー、ティーンタイガー」と興奮しています。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (1)

3頭のトラは T-39ヌールと2頭の子トラでした。これくらいの大きさになると親子で一緒にいるのではなく、少し離れて行動します。3頭がバラバラに草むら、木陰を歩いていました。

T-39 ヌールですが、彼女の最初の子トラのお父さんは同じテリトリーをカバーするT-24ウスタッドという、オスとしては珍しくジープの前に現れることが多い立派なオスでした。このT-24ウスタッドは過去3回村人とフォレストガイドを襲ったことがあり、4回目となる事件が起こった2015年5月、これ以上は野性においておけないということでウダイプールの動物園に連れて行かれました(この件については事実ではないのに調査がないまま連れていかれたとして多くの人が反対しました)。

T-24ウスタッドを失ったT-39ヌールは、この時2頭の子トラを育てていました。空白になったウスタッドのテリトリーには間もなく新しいオスのトラがやってきて、トラの習性としてヌールの2頭の子トラを殺すだろう、と想像されました。そして同じ年の10月、ヌールとT-57という若いオスが一緒にいるところが目撃されました、なんとヌールの2頭の子トラも一緒に!

このことはトラ関係者を驚かせました。前のオスの子どもを受け入れたオス T-57。T-57はシャイで目撃されることが少ないオスですが、私たちがこの日見た子トラは2016年に生まれたT-39ヌールとT-57の3頭の子どものうちの2頭でした。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (3)

子トラのうちの1頭がジープ道へと下ってきます。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (4)

近寄ってきました。するりと私たちのジープの前を横切り、ジープ道を歩き始めます。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (5)

ジープ道の木にマーキング。もう1頭の子トラもでてきました。が、こちらはジープ道には出てこず一番近い水場へ向かいました。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (8)

この子トラを追いかけていくと、国立公園が作った人工の水場があり、そこで泥んこまみれになりながら木片をかじって遊んでいました。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (7)

木片を銜える子トラ。この子トラはその後、何かに驚いて水から飛び出し森の奥へ走り去ってしまいました。

再びもう一頭の子トラが現れました。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (11)

ジープ道を歩いてきます。小さい頃からカメラマンのジープに囲まれて育ち、堂々としたものです。さすがランタンボールのトラ。

ランタンボール ベンガルトラ Cub of T39 Bengal Tiger Ranthambore (10)

ジープ道を横断、そして森の奥へと行ってしまいました、サイティング終了。時間にして40分ほどのサイティング、ZONE-1にいたジープが満足そうに帰っていきました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park, Rajasthan, India

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ランタンボールのベンガルトラ -7「T-41レイラの子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (10)

ランタンボール終日サファリのレポートです。

Plum-headed parakeet (1)コセイインコ ランタンボール国立公園

この日はレイクエリアからスタート。ゲートのオープンまでの待っている間に見つけたコセイインコ、Plum-headed Parakeet のメスです。オスはまさにプラム色の頭をしていますが、メスは灰色。ボディの黄緑色とこの頭の灰色、そして黄色のくちばしのコントラストが大変かわいらしいインコです。

ゲートがオープン、まずはレイクエリアをチェックしましたが、トラはいません。今のレイクエリアはT-84 アローヘッド Arrowhead というメスのテリトリーです。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (1)

レイクエリアを出て走っているとトラのサイティング情報が。かけつけるとすでにたくさんのジープ。乾燥した草むらに横たわっているトラがいました。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (2)

ネコらしい仕草。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (3)

やがて立ち上がり、私たちとは反対方向へ行ってしみました。他のジープがこの場を離れたあと、トラの移動した方向に「トラが日中をすごす岩場がある」とのことで行ってみました。この日中の他のジープのいない時間は「終日サファリ」の特権です。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (8)

おお、いました。T-41 Laila レイラの一人息子の子トラです。まだ名前はありません。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (9)

母トラは T-41 レイラで、父トラは T-6 ロメオと考えられており、ランタンボール国立公園のガイドたちが最初に見つけたときから1匹だけだったそうです。他の子トラが死んだのか、もともと1匹だったのかはわからないのだと。ガイド氏、「一匹の子どもだからこそレイラがよく面倒を見て、とてもヘルシーに育ってるんです」。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (5)

横になってこちらを見ています。

ランタンボール a cub of T41 Laila ベンガルトラ

ときどき、大きなあくび。若いトラは歯がキレイです。

ランタンボール ベンガルトラ A cub of T-41 Ranthmabore Bengaltiger (12)

少し場所を移動して草を食べ始めました。ネコですねー。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park, Rajasthan,India

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ナマケグマ (ランタンボール国立公園、インド)

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (3)

インド亜大陸に暮らすナマケグマ Sloth bear のサイティングレポートです。ランタンボール国立公園のレイクエリアで観察したナマケグマです。ナマケグマの観察はベンガルトラより難しく、本当に運。そのナマケグマが湖のそばの開けた場所を歩いていました。

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (5)

ナマケグマはインド亜大陸に生息するクマ。体毛が長く、頭が大きいのが特徴でシロアリを食べて森で暮らしています。インドやネパールを中心に生息する Indian Sloth bearとスリランカに生息する Sri Lankan Sloth bear が存在し、スリランカの個体はインドのものより小さめです。

ナマケグマ Sloth bear のツメ

ナマケグマの大きく曲がった爪。この爪で木に登り掴まることができ、その姿がナマケモノ=Sloth を連想させることから、ナマケグマ=Sloth bear という名がつけられました。

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (2)

ナマケグマは夜行性、こうやって昼間に出てくることは珍しく、チャンスがあってもサファリの早朝と夕方です。これはかなりラッキー。

ナマケグマ Sloth bear ランタンボール国立公園 (4)

間もなく潅木地帯を歩き、森の奥へ消えていきました。

この季節(3月下旬)のランタンボール、ランタンボール要塞エリアは flame-of-the-forestと呼ばれる花、ハナモツヤクノキが満開でした。

ランタンボール国立公園 ハナモツヤクノキ

ハナモツヤクノキに包まれたランタンボールの森と要塞のある岩山。ここからはナマケグマと関係のない話です。

インドヒメウ Indian Cormorant (1)

この日、ナマケグマを見た後、レイクエリアの水辺で水鳥を観察していたらインドヒメウが魚を捕まえました。

インドヒメウ Indian Cormorant (2)

びっくりしたのはこの後、砂まみれの魚を湖で洗って食べたことでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park, Rajasthan, India

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ランタンボールのトラ – 6 「 T-19クリシュナ」の水浴(インド)

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (9)

ランタンボール終日サファリのレポートです。

真昼間、子トラと昼寝をしていたT-19クリシュナが動き始めました。暑い時期のトラはたっぷり寝たあと夕刻に水辺へ行くことが多いのですが、この日はキル(殺した獲物)を食べたこともあり喉が渇くはず・・・そう思ってカメラマンさんたちがアクションを待っていました。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (1)

なかなかシナリオ通りです。T-19 クリシュナが歩き始め水辺へまっしぐら。こうなると追いかけているジープは先回りしてチャンスの高そうな水辺のポジション取りを開始です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (2)

水辺へと近づいてくるT-19 クリシュナ。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (3)

橋の上から見た、水に入るクリシュナ。後ろ足からゆっくりと入っていきます。この位置から見るトラの模様の美しさ、別格です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (4)

水につかりました。大きな大きな手。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (5)

顔が見えないので場所を少し移動。相当暑かったのでしょう、はぁはぁしています。私たちも炎天下で実は、なかなかつらいです。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (8)

水に横たわるT-19クリシュナ、美しいトラです。ちなみにクリシュナはインドのヒンドゥ教の神様の名前で、色男・やさしさ・愛の神様として人気がある神様。そう、男の神様です。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (6)

まったり。

ランタンボール ベンガルトラ T-19 クリシュナ Ranthambore Bengal Tiger (10)

立ち上がりました。そして再び同じ森の方向へ歩き、森の奥へと消えていきました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park, Rajasthan, India

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ランタンボールのベンガルトラ -5 「T-19クリシュナと3頭の子トラ」(インド)

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (1)

ランタンボールの終日サファリのレポートです。

暑い日でした、真昼間にもかかわらずトラのサイティング情報が。「キル(殺した獲物)があるのでトラが来るはず」と言われた場所に行くと数台のカメラマンさんジープと4頭のトラ。T-19 クリシュナと3頭の子トラです。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (2)

子トラの1頭は獲物に夢中です。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (4)

もう1頭の子トラは既に木陰で休んでいました。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (5)

獲物にくらいついていた子トラも満足したようです。口に血とよだれが。その後、親子は暑い日ざしをさけ木陰に移動しました。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (6)

T-19クリシュナと子トラ。1頭はお母さんのあとについてきましたが、他の2頭は別々のところで寝ています。ガイド氏によると、子トラは1年目は家族で行動するが2年目は近くにはいるけどバラバラに行動するようになり、一緒にいる姿を見ることは難しくなるのだと。

T-19 クリシュナは「レイクエリアの女王」と呼ばれたT-16 マチュリの娘で、母トラを追い出してレイクエリアに君臨していましたが、自分の娘 T-84 アローヘッドにレイクエリアを追い出され、今は 3頭の子トラとZone-4 あたりにいます。

ランタンボール ベンガルトラ クリシュナT19 Krishna & Cub (7)

T-19 クリシュナの親子の姿、もうすぐ見れなくなるのですね。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

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シマハイエナ Striped Hyena(ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園、グジャラート)

シマハイエナ Striped Hyena ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園 (8)

インド、グジャラート州のヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園で観察したシマハイエナStriped Hyenaです。

★ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園について

シマハイエナはハイエナの中でもアフリカ以外、ユーラシア大陸にも暮らすハイエナ。北東アフリカにもいますが中東、中央アジア、そしてインド亜大陸の草原に暮らします。夜行性でその姿を見ることは簡単ではありません。

日没とともにデン(巣穴)から出てきて、日の出と同時にデンに入る夜行性で、国立公園のスタッフは「夕方のチャンスは低い、朝一番にデンのある場所でトライしましょう」と。

シマハイエナ Striped Hyena ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園 (10)

朝一番(3月の入場は6時30分頃でした)に入り、まっすぐシマハイエナのデンのある付近へ。いました!3頭一緒です!

シマハイエナ Striped Hyena ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園 (4)

2匹が近寄りました。

シマハイエナ Striped Hyena ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園 (2)

体のシマシマが見えました!この子は間もなく離れた森のほうへ行ってしまいました。国立公園のスタッフによるとそこにはもう1つのデンがあり、日中をそこで過ごすのだろうと。

シマハイエナ Striped Hyena ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園 (6)

4年前に訪問したときは、子どもを失ったばかりのお母さんシマハイエナを涙しながら観察しました。今回はサイティング時間にしてわずか15分ほどでしたが、3頭が寄り添い、デンへと向かう和やかな朝の光景でした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Blackbuck National Park, Velavadar, Gujarat, India

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インドライオン(アジアライオン)と出会う-4

インドライオン アジアライオン 赤ちゃん ササン・ギル ギル国立公園 Asiatic Lion cub (1)

ササン・ギル国立公園でのサファリ最終日、インドライオンの赤ちゃんと出会うことができました。もう、ゲートが閉まる寸前のできごと。

インドライオン アジアライオン 赤ちゃん ササン・ギル ギル国立公園 Asiatic Lion cub (2)

ガイド氏、この家族は赤ちゃんがいるので出てくるかも・・・と。本当に出てきました。しかも1ヶ月くらいで、人前に出てき始めたばかりとのこと。「どうして一匹だけ?」という問いには答えてもらえませんでした。

インドライオン アジアライオン 赤ちゃん ササン・ギル ギル国立公園 Asiatic Lion cub (3)

お母さんをおいかけて一生懸命歩きます。

インドライオン アジアライオン 赤ちゃん ササン・ギル ギル国立公園 Asiatic Lion cub (5)

お母さんに追いついて、甘える赤ちゃん。

インドライオン アジアライオン 赤ちゃん ササン・ギル ギル国立公園 Asiatic Lion cub (7)

答えるお母さん。見ているほうも、至福のひととき。

インドライオン アジアライオン 赤ちゃん ササン・ギル ギル国立公園 Asiatic Lion cub (9)

赤ちゃんは他のメスにも近寄って遊んでもらいます。

三脚もなかったのでブレてるうえ、フォーカスも時々外れてしまう映像ですが、あまりにも素敵なインドライオンの家族の様子、ビデオにして見ました。赤ちゃんが「にゃー」と鳴きます。

もう、本当に国立公園は閉園時刻。この暗さの中での撮影の難しさ、ガイド&ドライバーの「もう行きましょう、まずいです」の声・・・あと15分早かったら、などと贅沢なことを思いながら最後のサファリを終えました。

インドライオン アジアライオン 赤ちゃん ササン・ギル ギル国立公園 Asiatic Lion cub (10)

1匹だけの赤ちゃん、無事に育ちますように。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Gir Forest National Park, Gujarat, India

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ササン・ギルの森(グジャラート州、インド)

●EB3I2233

3月に訪れたササン・ギル国立公園でのサイティングレポートです。

今回、ササン・ギルでは4回のサファリをしたのですが、もちろんインドライオン以外の動物・野鳥たちとの出会いも。そして、ササン・ギルで初めてレオパードを見ることができました(遠かったですが・・・)。

●EB3I2202

ジープを走らせていると、前から雌のインドライオンが歩いてきました。

●EB3I2212

横から見た雌のインドライオン。インドライオンの特徴である、「お腹の肉ひだ」がばっちり見えています。

アフリカライオンとインドライオン(アジアライオン)の違いは、★オスのたてがみがアフリカライオンより短い、★しっぽの房が大きい、★お腹の付近に縦の肉ひだがある、★小型 であること。

レオパード インドヒョウ ササン・ギル

ササン・ギルで初めて見たレオパード。早朝から可能性のある場所をジープでまわりました。アラームコールが聞こえ、よーく目を凝らして見たら、いました、レオパード。ほんの一瞬でした。

●EB3I2772

ジャッカルの夫婦。2日にわたり、同じジャッカル夫婦を観察。いつも一緒です。

●EB3I2314

オシッコするニルガイのオス。ニルガイはオスは体が青黒く、その英名もBlue Bull。メスは茶色です。ニルガイはオシッコや糞でマーキングするのでこういった仕草をよく見かけます。

●EB3I2722

ハヌマーンラングール (グレーラングール)の親子。

●EB3I2306

ササン・ギルには気になる野鳥もいます。インドイシチドリ 夫婦。

●EB3I2261

インドの森でとても一般的な野鳥ですが、この頭もお尻も気になるシリアカヒヨドリRed-vented Bulbul。

●EB3I2795

首のスポット柄に目を奪われる、カノコバト Spotted Dove 。

●EB3I2663

ヒメコガネゲラ Lesser Goldenback / Balck-rumped Flameback のメス、額がゴマ塩柄です。インド亜大陸に広く分布しますが、グジャラート州のカーティヤーワール半島ではササン・ギル付近だけで見られるようです。

●EB3I2698

こちらもインドに広く分布する ベンガルアカゲラ Yellow-crowned Woodpecker のオス、ごちそうを見つけていました。

●EB3I2351

そしてインドの森といえば、インドコキンメフクロウ Spotted Owlet。いつも私たちを見てくれています。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Gir Forest National Park, Gujarat, India

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