インド、グジャラート州のヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園で観察したシマハイエナStriped Hyenaです。
シマハイエナはハイエナの中でもアフリカ以外、ユーラシア大陸にも暮らすハイエナ。北東アフリカにもいますが中東、中央アジア、そしてインド亜大陸の草原に暮らします。夜行性でその姿を見ることは簡単ではありません。
日没とともにデン(巣穴)から出てきて、日の出と同時にデンに入る夜行性で、国立公園のスタッフは「夕方のチャンスは低い、朝一番にデンのある場所でトライしましょう」と。
朝一番(3月の入場は6時30分頃でした)に入り、まっすぐシマハイエナのデンのある付近へ。いました!3頭一緒です!
2匹が近寄りました。
体のシマシマが見えました!この子は間もなく離れた森のほうへ行ってしまいました。国立公園のスタッフによるとそこにはもう1つのデンがあり、日中をそこで過ごすのだろうと。
4年前に訪問したときは、子どもを失ったばかりのお母さんシマハイエナを涙しながら観察しました。今回はサイティング時間にしてわずか15分ほどでしたが、3頭が寄り添い、デンへと向かう和やかな朝の光景でした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : March 2018, Blackbuck National Park, Velavadar– India
Reference : Information from Nature Guide at Blackbuck National Park, wikipedia(EN),
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■ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園は宿泊場所・ジープの数も限られる国立公園です。シーズン中の週末はインド人フォトグラファーで混みあいます。アーメダバードからわずか2時間の国立公園、インドにお住まいの方は西遊インディアにてご旅行手配をさせていただきます。