4月下旬のバンダウガル国立公園、キタウリゾーン Kitauli Zoneでのサイティングです。バンダウガル国立公園は、中心となるタラゾーン(Tala Zone)、隣接するマグディゾーン(Magadhi Zone)、そしてキタウリゾーン(Kitauli Zone)の3つのゾーンがあります(2016年現在)。以前はタラゾーンでのみトラのサイティングが良く、新しくできた他のゾーンはダメ・・・という風潮でしたが2016年はマグディゾーン、キタウリゾーンで良いサイティング報告されました。
キタウリゾーンは竹林があり、トラがやってくる水場があります。夕方、親子トラが現れる可能性が高いとされている水辺で待ちました。
待っている間にホエジカ Munjacが現れました。インドキョンとも呼ばれるホエジカはインド、スリランカ、ネパールに暮らす小型のシカですが、サファリをしていてもその姿を見ることはあまりありません。
間もなくトラの「ガルル・・・」という声が聞こえ、ガイドが「林の中にトラの親子がいる」と。
そして、トラの登場です。ガイドの話では、母トラと4頭の子供がいるとのことでしたが、現れたのは2頭。
2頭が水辺へやってきました。水に入る前に、深さをチェック?
水の中に入って、水を飲みます。
イノシシ Wild Boar 登場。イノシシとトラ、お互いにどうするんでしょう。
これが近づいた一番近い距離でした。このあと、イノシシは茂みの中へ。
伸びる子トラ。やがて2頭の子トラは水辺の向こうの茂みへと戻っていきました。
そして、また別の2頭の子トラが現れました。2頭づつ、順番に登場します。
水辺に並んだ兄弟。暑い4月のインド、のどが乾ききっているようです。
2頭の子トラ接近。素敵です。
荒々しい表情。
水辺の対岸にいるサファリジープに怒ってるのでしょうか…
怒る子トラの顔です。4頭の子トラは交代で全員水辺にやってきましたが、お母さんトラは現れず。ガイドによると、「非常にシャイで、親子で水辺に現れることはない家族」と。トラの性格も、いろいろあるようです。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Apr 2016 , Bandhavgarh National Park – India
Reference : Information from Mr.Papu, Bandhavgarh
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