4月下旬、インド中央部ペンチ国立公園で出会ったベンガルトラのサイティングです。
午後のサファリは3時からスタートしますが、暑すぎるため、気温が下がりトラが活動し始める時間まで待たなくてはなりません。でも、暑い日にはトラは早めに水場にやってきて「水浴」する姿も見られます。
12~13歳のライヤカサと呼ばれるペンチ国立公園で最大の雄が水に入っていました。
水を飲んで舌なめずりをしています。
そしてそばには、先ほどしとめたと思われるサンバー鹿の死体がありました。水辺には、トラがサンバーを食べるのを見ようとたくさんのジープが集まりました。サファリ終了の18時30分ギリギリまで待ちましたがトラは動きませんでした。
翌朝、サファリの開始とともに同じ水場にやってきましたが、サンバー鹿の死体もトラの姿もありません。トラは夜の間にサンバー鹿を運んでしまっていました。残念。でも、大きな鹿でしたからこの近くにいるはずです。そう思い、待ちました。
待っている間にちょっとバードウォッチング。ボネリークマタカ Bonelli’s eagle です。
インドハッカ Common Myna がトカゲを捕食。なんども地面にぶつけて殺し、大変残酷な食べ方でした。そして、待つこと1時間、トラの登場です。
林の向こうからトラの姿が。水辺に近い林に獲物を運んで食べていました。
こっちに近づいて来ました。
お腹いっぱい・・・、ペンチの森最大の雄の貫録です。
水辺へと下ってきます。
そして、水には後ろ足から入っていきます。
朝の沐浴。水辺はたくさんのジープが集まり、カメラのシャッター音がなり続ける中、こちらをじーっと見ていました。
間もなく水から出て林へ。気温が上がり始め、もう寝る時間です。後ろ足の肉球がかわいらしい、パグマークそのまんまです。
ペンチの森へと消えていきました・・・
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Apr 2016 , Pench National Park – India
Reference : Information from Mr.Anil-Nature Guide, Pench National Park, Birds of the Indian Subcontinent
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