
エチオピアのリフトバレー(アフリカ大地溝帯)は野鳥の宝庫。大地溝帯に沿って点在する湖では多様な野鳥たちと出会うことができる場所です。
リフトバレーの湖のひとつアワッサ湖の湖畔の野鳥観察記録です。最大水深10mほどの湖にはテラピヤやナマズなどの淡水魚が豊富でその岸辺には野鳥たちが集まります。
アワッサ湖畔のフィッシュ・マーケット付近の岸辺と森で簡単に野鳥を観察することができます。魚を乗せた船が近づくとアフリカハゲコウ Marabou Stork がポジション争いをしています。

アワッサ湖のフィッシュ・マーケット

アフリカハゲコウ Marabou Stork が人と一緒に魚を待っています。大きなこの鳥がそばで飛び立つときには「ブンブン」と羽ばたく音がひびき豪快です。

シロガオリュウキュウガモ White-faced Whisling Duck アフリカで一般的にみられるリュウキュウガモですが、並ぶとインパクトあります。

シロガオリュウキュウガモ White-faced Whisling Duck のそばにはアフリカオオバン Red-knobbed Coot。アフリカオオバンは白いくちばしと額板、繁殖期に赤くなる頭の上の2つの丸い突起がとてもかわいいです。

アフリカレンカク African Jacana

ツメバガン Spur-winged Goose アフリカで最大のカモ類です。

ツメバゲリ Spur-winged Lapwing

アフリカコガモ Hottentot Teal

アフリカコビトウ Long-tailed Cormorant が翼を乾かしています。本当に、尻尾が長く大きいです。

ミスジチドリ Three-banded Plover

カンムリカワセミ Malachite Kingfisher アフリカのみで見られる小型のカワセミ。頭の羽が美しいです。

こちらはセネガルショウビン Woodland Kingfisher やはりアフリカで見られるカワセミで、英名のWoodlandの通り、森の中で出合いました。

セネガルショウビン君、何やら捕食中。

エジプトガン Egyptian Gooseです。ここではペアで森の中にいるのを数組見かけました。

森の中を徘徊するハダダトキ Hadada Ibis

足に魚を持ったサンショクウミワシ African Fish Eagle この後、巣へ魚を運んでいきました。

そしてエチオピアとエリトリアの固有種、ハツハナインコ Black-winged Lovebird、Abyssinian Lovebirdとも言います。頭の赤いのがオス。愛情いっぱいの行動をすることからインコはLovebirdと呼ばれるんですね!
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Jan 2016 , Lake Awassa – Ethiopia
Reference : Helm Field Guide “Birds of Horn of Africa”, Wikipedia(EN)
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