8月9日からの北海道の夏をめぐるツアーが終了しました。写真とともにツアーを振り返りたいと思います。またこれからも北海道のツアーが多くあります。紅葉も1ヶ月後には始まります。
投稿者: kamizuru
山上に泊まる。極上の一夜を過ごす!
乗鞍岳に行ってきました。乗鞍岳は標高3026m。日本に21座ある3000m峰の一つです。この山は日帰り登山で訪ねる人が大半ですが、登山開始である2702mの畳平というところに宿泊することもできます。その畳平へは車で行ける日本最高所でもあります。苦労せず、歩かずに3000m近い場所へ行くことができる貴重な場所でもあります。
10/1・10/12発 秋の乗鞍上高地を撮る
このコースでは、乗鞍の畳平に宿泊。この景色が見れるかも!
・夕日や夕焼け、そして広がる星空や月明かり。街の夜景も見ることができます。さらに朝焼けや広がる雲海。朝は空気が澄んでいて、眺望も素晴らしいのです。
・大好きなのは山上の空気感。下界とは全く違う風と空気感を味わうことができます。
山の上に「敢えて」泊まる意義は大いにあり、楽に山上のホテルや宿泊施設に泊まる場所もいくつも存在していて、西遊旅行でも多くの山上に泊まるプランを作っています。
西遊旅行の山上に泊まるツアーはこちらです!
8/26発 荷物を預けて身軽に歩く 北アルプス槍ヶ岳銀座ルート大周遊
9/13・11/10発 美ヶ原王ヶ頭ホテル高ボッチ高原霧ヶ峰から八ヶ岳を撮る
10/1・12発 秋の乗鞍上高地を撮る
10/7発 霧ヶ峰美ヶ原中央分水嶺トレイルと王ヶ頭ホテル
10/20発 奥秩父主稜線縦走 金峰山から雲取山へ
12/10・15発 ぐるっと富士山周遊パノラマ展望ハイキング
12/20・23発 神秘の絶景 ダイアモンド富士を撮る
祝!梅雨明け。登山シーズン始まります。注意したいことと心構え。
長い梅雨がそろそろ明けそうです。今年は少し短い夏のような気もしますが、アルプスシーズンがスタートします。山小屋や登山業界も三密をさけてコロナ対策に万全です。アルプスの山小屋も予約制になり、ほどほどいい具合の登山者数に適正化されているとも言えます。
西遊旅行でも夏から秋にかけて多くの登山やトレッキングツアーがスタートします。そこで気になる点、注意していただきたいことを。
「身体は今までと違い鈍っています。長い山行やハードな登山に行く前は必ず事前にトレーニング山行を!」
例年ですと春の登山から少しづつ山行や体を動かす機会を増やして、しだいに体力を回復させて夏などの長いもしくは厳しい山に挑むものでした。それが今年については3、4、5月から7月になるまでなかなか外出もままならず、運動不足やコロナ太りに陥っているのではないでしょうか。
その状態で、いざアルプスといっても、きっと思ったよりしんどいとなるのは目に見えていますよね。ツアーだから大丈夫というものではありません。ただ、少しの準備やトレーニング、心構えで「少しでも楽に楽しく」登山できるのではないでしょうか。
・登山においては、平地のウォーキングだけではあまり効果的ではありません!できれば階段。階段よりも低山でもいいので山を歩きましょう。
・トレーニングで考えるならば、普段より少し早く歩く。普段より山行を意識して少し荷物を多く背負うことが大切です。(たとえば普段1時間で登れる山を50分で登るとか)少しでも身体に負荷をかけるというつもりで。
・予定の山行の3−4日前までに続けて2回以上は山に行きましょう。とにかく数日にわたる山に行くのに、1ヶ月以上山に登っていないというのはNGです!(というか本人がつらいです)
これは今年に限らず、常に言えることで、少しでも何年でも長く山歩きを続けたいならば、一番のポイントは冬です。冬にちゃんとどれだけ山を継続して歩くか。(3時間などの低山でOK)これで登山寿命も登れる山の幅も広がります!
などなど、山や旅をより楽しむために準備をして臨みましょう!
美しき日本のたび案内【写真を撮らない人にもおすすめ。”撮る”ツアー】
西遊旅行では「撮る」ツアーも多く計画されるようになりました。「私はあんまり写真撮らないから」とか「写真はもっぱらスマホだから」という方にもお勧めしたい写真撮影のツアーです。
写真を撮る=いい景色の場所に、ベストな時間に、チャンスを逃さずに行くというのが大切です。ということは観光的なツアーでは見れない美しい景色が見られる!ということなのです。
全てがそうではありませんが、ポイントは
①朝日は日の出前の30分くらいがいちばん美しい。その時刻にはスタンバイ!夕刻は夕日が沈んでからの30分が最も美しい。その時刻を逃さないように旅行の計画を練ります。この時刻は食事の時間と被ることが多いのでうまく調整をできる限り行います。そういう意味でも宿泊場所の選定や食事の時間調整はとても大切でもあります。
②撮影系ツアーは撮影に時間を割くので行程がゆったり。バタバタとポイントを通過するのではなく、じっくりそこで時間を割きます。三脚を使う方もいるので、尚更時間をかけて撮影します。そういうことで、その間、ゆったりじっくり風景を堪能することができます。たとえばスケッチを趣味にするような方も撮影ツアーはお勧めなのです。
③写真を趣味にする方は自然の中に入れば、キョロキョロと美しいものや被写体を探し、五感をフルに働かせます。なので、美しい自然を見つけ出します。自然の葉っぱから木々、森の木立の並びや川の流れの様子をよく観察して、ファインダーに切り撮ります。なので、写真を撮らない方も、写真を撮る方をよく観察してください。きっと自分では気づかなかった美しいものに気づかされることでしょう。
④特に見逃したくない被写体や天気の不安定な土地などでは、訪ねるチャンスを多く作ります。毎日刻々と景色は違いますので、昨日は雨でも今日は晴れということも多いですし、運ではあるけども、少しでもその機会を多く作るというのは大切です。
美し景色を見ようと思えば、臨機応変に、その場所にその時間に訪ね、チャンスを多く作るというのが必要です。それで生涯に一度きりの美しい景色に出会うチャンスが増えると思います!ツアーでも少しでもそのようなチャンスを作れるように計画をして、ご案内していきたいと思っています。夏から秋以降もそんなツアーを多く設定します!!お楽しみに。
2020/8/9,8/19発 5日間 夏の北海道を撮る 大雪山と富良野美瑛&道東の湖めぐり |
2020/9/13・11/10発 4日間 美ヶ原王ヶ頭ホテル滞在 高ボッチ高原・霧ヶ峰から八ヶ岳山麓を撮る |
2020/10/25発 4日間 錦秋の東北をめぐる写真撮影の旅 -十和田奥入瀬・八甲田・酸ヶ湯・八幡平・安比高原 |
美しき日本のたび案内【自転車に乗って〜】
西遊旅行でもサイクリングで旅するプランが発表されています。
ちょっと自転車は、しばらく乗っていないという方でも水泳と同じで、久しぶりに乗っても身体は覚えているものです。車や歩きとは違い、ほどよいスピート。エンジン音がなく、自然を体で感じることができる乗り物です。人力というのも爽快!
西遊旅行で企画しているサイクリングツアーは人気のしまなみ海道を走るプランと北海道の小さな島や丘をめぐるプランを用意しました。その二つのプランをご紹介します。
まず、私たちのサイクリングプランはいわゆるスピードを出したり、速さを競うものではないということ。のんびりとママチャリ的な自転車で旅の手段として、自転車を使うことで楽しめる場所を選定しています。その土地を味わい堪能するのに最適な旅の方法というわけです。
8/14(金)〜18(火) 北海道・天売島&焼尻島一周と美瑛の丘サイクリング(催行決定)
北海道の離島、利尻礼文の南に小さな二つの島があります。この二つの島が天売島と焼尻島。ふたつの島とも一周が10kmほどです。歩くにはちょっと長くて飽きるかな。でも車だとあっという間に終わってしまう。そんな島にはママチャリくらいがちょうどいい。
そして憧れの美瑛の丘めぐり。丘なので、平坦な道ばかりでなく登りも下りもあります。ここでは電動アシスト自転車を利用します。電動自転車がはじめての方は、その楽さに感動するでしょう。
9/24(木)〜26(土) しまなみ海道サイクリング 岩城島も訪れる瀬戸内ゆったり横断の旅(間もなく催行)
しまなみ海道は誰もが聞いたことのあるのではないでしょうか。サイクリングの聖地として知られる憧れの道です。四国の今治から尾道まで約70kmの整備されたサイクリング道路。通常は1日で走り抜ける。本格的なサイクリストは1日で往復する強者もいます。そのコースを私たちは2日間かけてのんびり走ります。
のんびり走れば途中の景観や島の暮らし、道の駅でちょっとお茶タイムなど楽しむことができるでしょう。
このコースのハイライトは何と言ってもいくつもの橋を越え島々を走ること。橋もそれぞれ個性があり面白く美しい。海の景観も刻々と代わり変化を楽しみます。
美しき日本のたび案内【東北の山々編】
長細〜い東北には新緑や紅葉のブナ、そして高山植物が咲き乱れる名峰があります。東に太平洋、西に日本海が広がり、中央に奥羽山脈があり、日本海側は豪雪地帯として知られます。私にとっては東北といえばブナ。人が少ない名峰もたくさんでうれしくなります。春の可憐な高山植物から秋の紅葉まで存分に楽しめる東北。今回はそんな東北の自然をご紹介します。
まずは青森「八甲田山」最近は「樹氷」の季節に行くことが多いですが、ロープウェイを使い、稜線を歩き、池塘をめぐり初心者でも楽しめる山がです。大きな裾野の周りには酸ヶ湯温泉をはじめとする名湯がずらりと並んでいます。今年の冬、2月にも西遊旅行で訪ねることができ、見事な樹氷を堪能することができました。
また八甲田山のエリアには十和田湖、奥入瀬渓谷、蔦沼など豊かな自然が溢れる景勝地が多く存在します。
八甲田山とならんで津軽富士といわれる「岩木山」円錐形のこの山は展望が抜群で、しかも8合目まで車で上がることができる手軽な名山です。
さらに日本海側には世界遺産の白神山地があります。核心部は入ることができませんが、周りにはブナの森、そして滝や池など見所がたくさんです。
岩手県には南部片富士といわれる岩手山があります。ここのコマクサやシラネアオイの群落は日本随一です!さらに稜線でもつながっている「八幡平」ここもドライブウェイで手軽に行けますが、最近は「ドラゴンアイ」といわれる残雪の状態がインスタ映えとして知られます。岩手山から八幡平につながる稜線は東北一と言われる紅葉のすばらしいトレイルがあります。さらに岩手山から南に向かうと、ここも花の百名山でもある「秋田駒ヶ岳」があります。麓には名湯中の名湯、人気の高い乳頭温泉がありますね。西遊のツアーでも訪れます。
盛岡の東側には花の名山、早池峰山。ハヤチネウスユキソウをはじめとする、憧れの固有種がたくさんです。
一方の秋田側は豪雪地帯。ここも樹氷で知られる「森吉山」そして出羽富士といわれる、かっこいい「鳥海山」山麓にはブナの巨樹「あがりこ大王」と「獅子ヶ鼻湿原」のある中島台の森があります。そして出羽三山、修験の山として知られる月山があります。月山の山麓にも素晴らしい湿原、弥陀ヶ原湿原があります。一度は登りたい名峰です。
岩手県と宮城県の県境には「焼石岳」と「栗駒山」の二つ名山があり、栗駒山は東北の山の紅葉といえば、栗駒山といわれるほど、山全体の紅葉が見事です。
そして山形にはこれも樹氷で知られる「蔵王山」があり、日本海側には憧れの「大朝日連峰」と「飯豊連峰」が連なっています。飯豊連峰は日本百名山の中でもアルプスと並んで特に人気のある山です。蔵王は日帰りでロープウェイなどを使って手軽に歩ける山ですが、二つの連峰は健脚者にしか歩くことができないハードな山々です。特に飯豊連峰は避難小屋に泊まりながら大体3泊か4泊かけて縦走する日本でもハードなハードな山となります。その分、大きな山をいくつも超える縦走は目指す価値のある憧れの稜線です。
そして東北南部には「安達太良山」「磐梯山」そして「吾妻連峰」の山々がそびえています。個性ある3つの山は日帰りでそれぞれ楽しむことができる名山で、登山だけではなく、観光や温泉なども堪能できる山々です。
ベストシーズン到来!西遊旅行の東北を訪ねる旅
7/27,8/6,9/21,9/28発 山と森の信仰の地 出羽三山・蔵王・山寺
9/11,9/20発 牡鹿半島沖の島めぐり 猫の楽園島と金華山に登る旅
美しき日本のたび案内【夏の北海道 大雪山とそのまわり編】
北海道の屋根、大雪山。エリアは広大で最高峰の旭岳や黒岳そしてトムラウシまで広がる「表大雪」そしてすそのを富良野や美瑛に広げる「十勝連峰」石狩岳やニペソツ山など名峰が連なる「東大雪」ちょっとマイナーだけどニセイカウシュッペや武利岳武華岳などがある「北大雪」
北の旭岳や黒岳からトムラウシを経由して十勝連峰まで縦走すると、テントや避難小屋を利用して約5日間。静かで花も紅葉もワイルドさも静けさも日本随一の縦走路です。
「表大雪」
メジャーな旭岳や黒岳にはロープウェイが通じていて手軽に大雪山を味わえることができます。ほんの入口ですが、花々が咲き乱れて、日本一早い紅葉ということで有名です。紅葉は9月半ばから後半にかけて。鮮やかな赤や黄色の絵の具を垂らしたような美しさです。旭岳から黒岳の縦走は1日でできる最も楽しい日帰りコースです。奥に入ると白雲岳や忠別岳をへて遥かなるトムラウシに到達することができます。
「十勝連峰」
噴煙を今もあげている十勝岳。その周りにも名峰が連なっています。花で人気の高い富良野岳。十勝岳を経て、最も静かで隔絶した美瑛岳、オプタテシケ。そのオプタテシケからトムラウシへ縦走路が続いています。美瑛や富良野からの十勝連峰はパノラマ状に広がり最も美しい山岳光景のひとつでしょうか。
そして山麓にはいくつもの名湯があります。十勝岳温泉や白金温泉など。さらに近年人気の青い池や白ひげの滝が美瑛町白金温泉に存在しています。
「東大雪」
経験者向きのロングコースが続く東大雪の山々。ここはツアーでも訪ねる然別湖や糠平湖、十勝三俣などを起点として歩く山々です。石狩岳やニペソツ山は名峰中の名峰。登山者も少なくワイルドな登山を味わうことができます。人が少なく行けば必ずナキウサギに出会うほどです。
「富良野と美瑛」
観光地としても名高い富良野や美瑛です。もっともこの土地を有名にしたのはドラマ「北の国から」そして富田ファームなどのガーデンやお花畑、そして写真家前田真三氏だと思います。そんな単なる観光地ではなく自然あふれ、その自然に寄り添って暮らす人たちを垣間見ることができるのが富良野美瑛だと思います。そしてその富良野美瑛から常に大きく広がる十勝連峰や大雪山の山々があります。
今年、西遊旅行ではそんな大雪山や富良野美瑛をめぐるツアーがたくさん。改めてこの土地をテーマをもって訪ねるのもいいと思います。
7/1、7/8発 花の北海道フラワーハイキング~世界遺産・知床から神々の遊ぶ庭・大雪山の花園を求めて~
8/9発 夏の北海道を撮る 大雪山と富良野・美瑛&道東の湖めぐり
美しき日本のたび案内【夏の北海道 道東編】
道東といえば、世界遺産の知床。知床といえばやっぱり「知床サライ」知床サライは6/1より営業再開です!夏のベストシーズンに間に合いました。西遊旅行でもこの知床サライを宿にして北海道を旅するプランがたくさんあります。
最近は冬に道東を訪ねることが多かった。流氷とともにやってくるオジロワシやオオワシ、そして釧路のタンチョウ。そして憧れのシマフクロウ。道東でしか見られない野生を見るために世界中から人々がやってきます。ぜひ冬の道東は訪ねる価値がある日本随一の場所です。しかし短い夏は一気に花々が咲き、緑と水に溢れた美しさがあります。そんな夏の道東も旅したい場所です。
道東にはいくつもの空港があり、これも便利。オホーツク紋別空港、女満別空港、根室中標津空港、釧路空港。高速道路網もどんどん伸びて旭川や帯広、千歳からも行きやすくなりました。
《道東の海岸と岬めぐり》
道東には大きな半島が二つ。知床半島と根室半島。知床半島は日本百名山の名峰、羅臼岳を主峰として知床の山々が知床岬まで連なっています。夏に登れるのは羅臼岳と硫黄岳のみで、その先は冬期、エキスパートのみチャレンジできる冬山になります。知床半島の北側にはウトロの町、南側には羅臼の町があります。その二つの町を繋ぐのが知床峠で、山に登らずとも、山々をまじかに、そして長大な国後島がすぐ側に臨めます。
根室半島には山はなく、北海道らしい原野のような光景がつづきます。先端の納沙布岬からはまたすぐ近くには歯舞諸島が見ることができ、北方領土について考えさせられます。その知床と根室の間には、地図でとても特徴ある野付半島、トドワラがあり、風蓮湖があります。釧路から子育てで遠征しているタンチョウも見られる場所です。
根室と釧路の間にも魅力が溢れています。牡蠣で有名な厚岸。そして霧多布湿原やおおくの小さな岬が連なっていて、夏にはたくさんの花々が見られます。知床から北にも原生花園がいくつも連なって、花々が好きな人にはたまらないドライブになります。円錐形の斜里岳も美しく眺められます。
《道東の湖めぐり》
道東の内陸に向かうと、いくつもの湖があります。広大な屈斜路湖、霧の摩周湖と話題の神の子池。少し離れて原生林の美しい阿寒湖とエメラルドグリーンの美しいオンネトー。それぞれが個性あり温泉もあり、朝夕の写真撮影で多くの人があつまるエリアです。百名山の阿寒岳(最高峰は雌阿寒岳)もあります。
1週間ではぜんぜん足りないくらいの魅力がぎっちり詰まっている道東、この夏、ぜひ改めて訪ねてみてはいかがでしょう。
西遊旅行で行く、道東をめぐるツアー紹介
8/22、8/26発 知床・羅臼のヒグマ観察と根室海峡のマッコウクジラに出会う
9/28、10/5、10/12発 黄葉の北根室ランチウェイ ~ロングトレイルをゆく~
8/9発 夏の北海道を撮る 大雪山と富良野・美瑛&道東の湖めぐり
美しき日本のたび案内【夏の北海道 道北編】
さいはての道北 利尻島礼文島と宗谷サロベツ地方
北の大地、北海道は日本とは思えない野生の自然や景観にあふれています。雪解けが終わり、一気に春が訪れます。そして短い夏。お盆が過ぎると一気に秋模様で冬支度。冬が長い分、北海道は一年も短くあっという間に思えます。
北海道の日本海沿岸に浮かぶ二つの島、利尻島と礼文島。6月のレブンウスユキソウからシーズンがスタート。楽しみなウニも食べることができるようになります。利尻島は島そのものが1721mの利尻山。標高ほぼゼロから登る登山は登りがいある名峰です。一方、花の浮島といわれる礼文島は南北に長く平たい島。最高峰の礼文岳は標高490m。6月から8月まで次々にさまざまな花が咲き乱れる島。日本離れした景観を歩くことができます。
北海道の地図を見るとその利尻島の南にはさらに小さな小島が二つあります。その島が天売島と焼尻島。ふたつの島が並んで浮かんでいます。この島はそれぞれ周囲10kmほどの小さな島。この小さな島に、大きな魅力がぎっちり詰まってます。
道北地方の中心地は稚内。さらにその先に行くと、日本最北端の宗谷岬があります。宗谷岬は一度は立ってみたい日本最北端です。その宗谷岬周辺は「宗谷丘陵」といわれる丘陵地帯が続いてます。その光景はスコットランドかニュージーランドかというような、牧歌的で日本離れした光景がつづきます。近年は「フットパス」も整備され、楽しくあることができます。
道北地方北部の西側にはサロベツ原野が広がり、入植以前の北海道の光景が残されています。そして湿原も広がり、さまざまな植物や野鳥観察などで知られている場所です。ここからの利尻島の展望は格別です。
このツアーでは春の花満載の礼文島を歩き、さらに南に浮かぶ海鳥で知られる天売島を訪ねるツアー。天売島は周囲10kmほどの小さな島。この島に住む著名な写真家、寺沢孝毅氏とともにボートに乗り海から海鳥の繁殖を観察するというもの。ちょっとなかなかできない貴重な体験です。
12日間で初夏の北海道をめぐるこのツアー、ツアー前半に天売島のバードウォッチングから礼文島ハイキング、さらに利尻山登頂もするというツアー。道北から舞台は道東、大雪山とぐるりとめぐるツアーです。北海道をじっくりめぐりたい方にはおすすめのプランです。
7/18・8/20発 礼文島愛とロマンの8時間コースと利尻サロベツ宗谷丘陵ネイチャーハイキング
このツアーでは礼文島を南北に歩くロングトレイルコース。「愛とロマンの8時間コース」とも言われ、海あり断崖あり丘陵あり。海を見ながらのトレイルです。他にも利尻島を一周してハイキングを楽しみ、宗谷丘陵のトレイルも歩きます。
8/14発 北海道 天売島と焼尻島一周と美瑛の丘サイクリング
天売島と焼尻島。それぞれ一周10kmくらいの小さな島。この島をのんびりとママチャリで回ります。ほとんど車の通らない、のどかで爽快なサイクリング。また夏の北海道らしい丘陵の続く美瑛でもサイクリングを楽しみます。日本各地、自転車だからこそ味わえる旅もあります。
サガリバナの西表島
夕方に咲いて、朝には散ってしまう、幻の花と言われるサガリバナ。この花は沖縄地方の梅雨明け頃6月末から7月前半にかけてマングローブの森に咲く。
まずは花の美しさ。下流まで漂う甘く不思議な香り、そして花びらが水面に落ちた時に響く音。目、鼻、耳で味わえるサガリバナです。
そんなサガリバナの季節に西表島を訪ねるツアーを作っています。マングローブ林に咲くサガリバナを見るには、花が散ってしまう前に行く必要もあり、早朝、カヌーに乗ってマングローブの川を遡る必要があります。
世界でもカヌーでこのように手軽に見れる場所は少ないでしょう。貴重な体験を西表島で!