夏の北海道を撮る!満喫の写真ギャラリー

8月9日からの北海道の夏をめぐるツアーが終了しました。写真とともにツアーを振り返りたいと思います。またこれからも北海道のツアーが多くあります。紅葉も1ヶ月後には始まります。

旅のスタートは釧路から。釧路らしい霧雨からの始まりでしたが、現地の写真家さんの情報により、なかなか撮ることも難しい夏のタンチョウ家族に出会うことができました。
清里町の「さくらの滝」サクラマスの遡上が最盛期。何度も何度も遡上を試みるサクラマスに感動しました!がんばれー!
阿寒湖や屈斜路湖、オンネトーなど湖をめぐり森を歩きました。自分で被写体を探しながらの森歩きはカメラを持つからこそ楽しみが広がります。
早朝の屈斜路湖を見下ろす美幌峠へ。最高のシーンに出会い感動です!
前日はガスで何も見えなかった摩周湖へ翌朝、再び訪問。空が映り込む神秘的な摩周湖に出会いました。パノラマでも撮影。iphoneでも様々な撮り方や編集をマスターしましたね。
秘境の湿原、浮島湿原ではヒツジグサの群落が見事でした。
旅の後半は美瑛大雪山エリアへ。雲が流れ、風がふき爽やかな丘巡りを楽しみました。
そして人気の青い池。この日は特に青が美しく、空が映り込んで感動でした。たくさんの方が、この新たな観光地に訪ねてきます。
十勝山麓では広大な大地に広がる夕日も見に行きました!
青い池の上流、白金温泉の白髭の滝へ。一眼レフだからこそ撮れるスローシャッターで。
旭岳ロープウェイの姿見の池はガスと雨でしたが、チングルマの実が水滴をためて美しかった。
美瑛の丘めぐり。緑の大地が美しい夏の北海道でした。
そして冬の北海道も特に美しい!白銀の純白世界が広がります!!こちらもおすすめ!
幻想のアイズバブルとジュエリーアイス 層雲峡から白銀の富良野美瑛へ

山上に泊まる。極上の一夜を過ごす!

乗鞍岳に行ってきました。乗鞍岳は標高3026m。日本に21座ある3000m峰の一つです。この山は日帰り登山で訪ねる人が大半ですが、登山開始である2702mの畳平というところに宿泊することもできます。その畳平へは車で行ける日本最高所でもあります。苦労せず、歩かずに3000m近い場所へ行くことができる貴重な場所でもあります。

宿の目の前の鶴ヶ池越しに満月が登ってきました。月が昇り、星が煌めき静かな夜が始まります。夜、目が覚めたらぜひ外を見てみましょう。一人静かな心に残る時間を過ごすことができます。
早朝、日の出に合わせて近くの丘のような山に登りました。昼間は霞んで見えなかった槍穂高連峰や山並みが望めました。雲も流れ、あっという間に雲海も立ち上がり山は隠れてしまいます。

10/110/12 秋の乗鞍上高地を撮る
このコースでは、乗鞍の畳平に宿泊。この景色が見れるかも!


・夕日や夕焼け、そして広がる星空や月明かり。街の夜景も見ることができます。さらに朝焼けや広がる雲海。朝は空気が澄んでいて、眺望も素晴らしいのです。

・大好きなのは山上の空気感。下界とは全く違う風と空気感を味わうことができます。

山の上に「敢えて」泊まる意義は大いにあり、楽に山上のホテルや宿泊施設に泊まる場所もいくつも存在していて、西遊旅行でも多くの山上に泊まるプランを作っています。


西遊旅行の山上に泊まるツアーはこちらです!

8/26  荷物を預けて身軽に歩く 北アルプス槍ヶ岳銀座ルート大周遊
9/1311/10発 美ヶ原王ヶ頭ホテル高ボッチ高原霧ヶ峰から八ヶ岳を撮る
10/112発 秋の乗鞍上高地を撮る
10/7発 霧ヶ峰美ヶ原中央分水嶺トレイルと王ヶ頭ホテル
10/20発 奥秩父主稜線縦走 金峰山から雲取山へ
12/1015発 ぐるっと富士山周遊パノラマ展望ハイキング
12/2023発 神秘の絶景 ダイアモンド富士を撮る

山上で自由に極上の時間を過ごしましょう

祝!梅雨明け。登山シーズン始まります。注意したいことと心構え。

長い梅雨がそろそろ明けそうです。今年は少し短い夏のような気もしますが、アルプスシーズンがスタートします。山小屋や登山業界も三密をさけてコロナ対策に万全です。アルプスの山小屋も予約制になり、ほどほどいい具合の登山者数に適正化されているとも言えます。

西遊旅行でも夏から秋にかけて多くの登山やトレッキングツアーがスタートします。そこで気になる点、注意していただきたいことを。

「身体は今までと違い鈍っています。長い山行やハードな登山に行く前は必ず事前にトレーニング山行を!」

例年ですと春の登山から少しづつ山行や体を動かす機会を増やして、しだいに体力を回復させて夏などの長いもしくは厳しい山に挑むものでした。それが今年については3、4、5月から7月になるまでなかなか外出もままならず、運動不足やコロナ太りに陥っているのではないでしょうか。

その状態で、いざアルプスといっても、きっと思ったよりしんどいとなるのは目に見えていますよね。ツアーだから大丈夫というものではありません。ただ、少しの準備やトレーニング、心構えで「少しでも楽に楽しく」登山できるのではないでしょうか。


・登山においては、平地のウォーキングだけではあまり効果的ではありません!できれば階段。階段よりも低山でもいいので山を歩きましょう。

・トレーニングで考えるならば、普段より少し早く歩く。普段より山行を意識して少し荷物を多く背負うことが大切です。(たとえば普段1時間で登れる山を50分で登るとか)少しでも身体に負荷をかけるというつもりで。

・予定の山行の3−4日前までに続けて2回以上は山に行きましょう。とにかく数日にわたる山に行くのに、1ヶ月以上山に登っていないというのはNGです!(というか本人がつらいです)

これは今年に限らず、常に言えることで、少しでも何年でも長く山歩きを続けたいならば、一番のポイントは冬です。冬にちゃんとどれだけ山を継続して歩くか。(3時間などの低山でOK)これで登山寿命も登れる山の幅も広がります!


などなど、山や旅をより楽しむために準備をして臨みましょう!

美しき日本のたび案内【写真を撮らない人にもおすすめ。”撮る”ツアー】

西遊旅行では「撮る」ツアーも多く計画されるようになりました。「私はあんまり写真撮らないから」とか「写真はもっぱらスマホだから」という方にもお勧めしたい写真撮影のツアーです。

写真を撮る=いい景色の場所に、ベストな時間に、チャンスを逃さずに行くというのが大切です。ということは観光的なツアーでは見れない美しい景色が見られる!ということなのです。

全てがそうではありませんが、ポイントは


①朝日は日の出前の30分くらいがいちばん美しい。その時刻にはスタンバイ!夕刻は夕日が沈んでからの30分が最も美しい。その時刻を逃さないように旅行の計画を練ります。この時刻は食事の時間と被ることが多いのでうまく調整をできる限り行います。そういう意味でも宿泊場所の選定や食事の時間調整はとても大切でもあります。

ツアーでも何度か宿泊予定の美ヶ原の王ヶ頭。絶好の立地のホテルで、ホテルからは360度景色を堪能できます。朝食前の雲海や夕陽に染まるアルプスの山々。そして星空。手軽にホテルから絶景を見られる場所としては日本随一です。かつ、ホスピタリティと快適さで人気のホテルです。もし、ずーと雨で景色が見れない!ということがあっても、なかなか予約のとりにくいこのホテルの滞在だけでも満足できるでしょう。
昨年末の三ツ峠の山上に宿泊するダイアモンド富士を見るツアーは最高でした。宿泊している夜に大雪が降り、朝には止んできました。山の上にこのタイミングで泊まれるというのは本当にラッキーなことでした。下界にいて、おいそれとは行けないのが山の上。その場所にその時にいなければその絶景は見ることができません。その典型で見事に当たったツアーでした。

②撮影系ツアーは撮影に時間を割くので行程がゆったり。バタバタとポイントを通過するのではなく、じっくりそこで時間を割きます。三脚を使う方もいるので、尚更時間をかけて撮影します。そういうことで、その間、ゆったりじっくり風景を堪能することができます。たとえばスケッチを趣味にするような方も撮影ツアーはお勧めなのです。

今年の冬、訪ねた北海道のジュエリーアイス。三脚を使うからこそ写せる写真なのですが、一般の観光客の3倍以上の時間滞在していたでしょうか。じっくりと被写体と向き合い、そして夕刻の色の変化を楽しみながらの撮影でした。夕方、そして翌日の朝。二度の訪問でまた違った光景を見ることができました。

③写真を趣味にする方は自然の中に入れば、キョロキョロと美しいものや被写体を探し、五感をフルに働かせます。なので、美しい自然を見つけ出します。自然の葉っぱから木々、森の木立の並びや川の流れの様子をよく観察して、ファインダーに切り撮ります。なので、写真を撮らない方も、写真を撮る方をよく観察してください。きっと自分では気づかなかった美しいものに気づかされることでしょう。

自然の中ではありきたりなものでも、写真で切り取ると、生き生きとその美しさに気づくものがあります。せっかくの旅行ですので、キョロキョロして美しいものを探して見ましょう。
足下だけではなく、ただ歩くだけでなく見上げてみれば美しい世界が広がっていたりします。

④特に見逃したくない被写体や天気の不安定な土地などでは、訪ねるチャンスを多く作ります。毎日刻々と景色は違いますので、昨日は雨でも今日は晴れということも多いですし、運ではあるけども、少しでもその機会を多く作るというのは大切です。

これも今年の冬に訪ねた八甲田山の樹氷です。1日目はガスでほとんど見られませんでした。そのまま下北半島に行き、3日目にも八甲田山にいくチャンスを作っていました。そして見事に晴天。この景色を見たくて参加した皆さんも大喜びでした。実は3日目も見れなかった場合を想定して、4日目の朝にも訪ねるチャンスを作っていました。

美し景色を見ようと思えば、臨機応変に、その場所にその時間に訪ね、チャンスを多く作るというのが必要です。それで生涯に一度きりの美しい景色に出会うチャンスが増えると思います!ツアーでも少しでもそのようなチャンスを作れるように計画をして、ご案内していきたいと思っています。夏から秋以降もそんなツアーを多く設定します!!お楽しみに。

2020/8/9,8/19発 5日間 
夏の北海道を撮る 大雪山と富良野美瑛&道東の湖めぐり
2020/9/13・11/10発 4日間 
美ヶ原王ヶ頭ホテル滞在 高ボッチ高原・霧ヶ峰から八ヶ岳山麓を撮る
2020/10/25発 4日間 
錦秋の東北をめぐる写真撮影の旅 -十和田奥入瀬・八甲田・酸ヶ湯・八幡平・安比高原

美しき日本のたび案内【自転車に乗って〜】

西遊旅行でもサイクリングで旅するプランが発表されています。

ちょっと自転車は、しばらく乗っていないという方でも水泳と同じで、久しぶりに乗っても身体は覚えているものです。車や歩きとは違い、ほどよいスピート。エンジン音がなく、自然を体で感じることができる乗り物です。人力というのも爽快!

西遊旅行で企画しているサイクリングツアーは人気のしまなみ海道を走るプラン北海道の小さな島や丘をめぐるプランを用意しました。その二つのプランをご紹介します。

まず、私たちのサイクリングプランはいわゆるスピードを出したり、速さを競うものではないということ。のんびりとママチャリ的な自転車で旅の手段として、自転車を使うことで楽しめる場所を選定しています。その土地を味わい堪能するのに最適な旅の方法というわけです。


8/14(金)〜18(火) 北海道・天売島&焼尻島一周と美瑛の丘サイクリング(催行決定)

北海道の離島、利尻礼文の南に小さな二つの島があります。この二つの島が天売島と焼尻島。ふたつの島とも一周が10kmほどです。歩くにはちょっと長くて飽きるかな。でも車だとあっという間に終わってしまう。そんな島にはママチャリくらいがちょうどいい。

島の一周道路はこんな感じでサイクリング道のように快適です。ゆるいアップダウンもありますが、10kmほどの小さな島ですので、ほどよい充実感で走り抜けることができるでしょう。小さいながらも断崖絶壁やオンコの森、羊の牧場など変化のある二つの島です。
自転車も普段の動きやすい服装でご参加いただけます。

そして憧れの美瑛の丘めぐり。丘なので、平坦な道ばかりでなく登りも下りもあります。ここでは電動アシスト自転車を利用します。電動自転車がはじめての方は、その楽さに感動するでしょう。

天売焼尻の島も美瑛の丘もとても交通量が少ない場所なので、ルールを守って走れば安心のサイクリング最適地です。その中でも「パノラマロード」「パッチワークの丘」といわれるとくに景観を楽しめるルートを走る予定です。

9/24(木)〜26(土) しまなみ海道サイクリング 岩城島も訪れる瀬戸内ゆったり横断の旅(間もなく催行)

しまなみ海道は誰もが聞いたことのあるのではないでしょうか。サイクリングの聖地として知られる憧れの道です。四国の今治から尾道まで約70kmの整備されたサイクリング道路。通常は1日で走り抜ける。本格的なサイクリストは1日で往復する強者もいます。そのコースを私たちは2日間かけてのんびり走ります。

今治からまずは来島海峡大橋を自転車で走り抜けます。壮大な橋を自転車で走るのは最高の気分です。

のんびり走れば途中の景観や島の暮らし、道の駅でちょっとお茶タイムなど楽しむことができるでしょう。

多田羅大橋はしまなみ海道の中でもスタイリッシュな美しい橋です

このコースのハイライトは何と言ってもいくつもの橋を越え島々を走ること。橋もそれぞれ個性があり面白く美しい。海の景観も刻々と代わり変化を楽しみます。

ゴール地点の尾道へは渡船を使います。今もこのエリアでは市民の足として渡船が盛んに行き来しています。
サイクリングのゴール地点の尾道は風情ある坂の町としてしられます。多くの映画の舞台にもなっている場所。ツアーは尾道で解散となりますので時間ある方はぜひ尾道の散策も楽しんでください!

美しき日本のたび案内【東北の山々編】

長細〜い東北には新緑や紅葉のブナ、そして高山植物が咲き乱れる名峰があります。東に太平洋、西に日本海が広がり、中央に奥羽山脈があり、日本海側は豪雪地帯として知られます。私にとっては東北といえばブナ。人が少ない名峰もたくさんでうれしくなります。春の可憐な高山植物から秋の紅葉まで存分に楽しめる東北。今回はそんな東北の自然をご紹介します。


まずは青森「八甲田山」最近は「樹氷」の季節に行くことが多いですが、ロープウェイを使い、稜線を歩き、池塘をめぐり初心者でも楽しめる山がです。大きな裾野の周りには酸ヶ湯温泉をはじめとする名湯がずらりと並んでいます。今年の冬、2月にも西遊旅行で訪ねることができ、見事な樹氷を堪能することができました。

ぜひ一度は見るべき日本の冬の絶景です。

また八甲田山のエリアには十和田湖奥入瀬渓谷蔦沼など豊かな自然が溢れる景勝地が多く存在します。

近年、人気の高い蔦沼の紅葉。ブナの原生林が真っ赤に染まります。

八甲田山とならんで津軽富士といわれる「岩木山」円錐形のこの山は展望が抜群で、しかも8合目まで車で上がることができる手軽な名山です。

端正な美しい津軽富士、岩木山

さらに日本海側には世界遺産の白神山地があります。核心部は入ることができませんが、周りにはブナの森、そして滝や池など見所がたくさんです。

岩手県には南部片富士といわれる岩手山があります。ここのコマクサやシラネアオイの群落は日本随一です!さらに稜線でもつながっている「八幡平」ここもドライブウェイで手軽に行けますが、最近は「ドラゴンアイ」といわれる残雪の状態がインスタ映えとして知られます。岩手山から八幡平につながる稜線は東北一と言われる紅葉のすばらしいトレイルがあります。さらに岩手山から南に向かうと、ここも花の百名山でもある「秋田駒ヶ岳」があります。麓には名湯中の名湯、人気の高い乳頭温泉がありますね。西遊のツアーでも訪れます。

盛岡の東側には花の名山、早池峰山ハヤチネウスユキソウをはじめとする、憧れの固有種がたくさんです。

憧れの名花、ハヤチネウスユキソウ。この花を見るために訪ねる人も多い。

一方の秋田側は豪雪地帯。ここも樹氷で知られる「森吉山」そして出羽富士といわれる、かっこいい「鳥海山」山麓にはブナの巨樹「あがりこ大王」と「獅子ヶ鼻湿原」のある中島台の森があります。そして出羽三山、修験の山として知られる月山があります。月山の山麓にも素晴らしい湿原、弥陀ヶ原湿原があります。一度は登りたい名峰です。

お気に入りの場所、奥には「あがりこ大王」が鎮座する中島台の森。奥には獅子ヶ鼻湿原も広がっています。

岩手県と宮城県の県境には「焼石岳」と「栗駒山」の二つ名山があり、栗駒山は東北の山の紅葉といえば、栗駒山といわれるほど、山全体の紅葉が見事です。

そして山形にはこれも樹氷で知られる「蔵王山」があり、日本海側には憧れの「大朝日連峰」と「飯豊連峰」が連なっています。飯豊連峰は日本百名山の中でもアルプスと並んで特に人気のある山です。蔵王は日帰りでロープウェイなどを使って手軽に歩ける山ですが、二つの連峰は健脚者にしか歩くことができないハードな山々です。特に飯豊連峰は避難小屋に泊まりながら大体3泊か4泊かけて縦走する日本でもハードなハードな山となります。その分、大きな山をいくつも超える縦走は目指す価値のある憧れの稜線です。

憧れの飯豊連峰縦走。健脚者だけが訪ねることができる、名峰中の名峰。
紅葉の大朝日連峰。この山も伸びやかで優しい稜線が連なります。

そして東北南部には「安達太良山」「磐梯山」そして「吾妻連峰」の山々がそびえています。個性ある3つの山は日帰りでそれぞれ楽しむことができる名山で、登山だけではなく、観光や温泉なども堪能できる山々です。

紅葉の吾妻連峰、一切経山。見事な紅葉が東北エリア一体で見られます。

ベストシーズン到来!西遊旅行の東北を訪ねる旅

7/6,7/13発 東北・花咲く田苗代湿原と新緑の白神山池

7/27,8/6,9/21,9/28 山と森の信仰の地 出羽三山・蔵王・山寺

7/8,8/24,9/17 道南と青森の大自然をめぐる旅

9/11,9/20発 牡鹿半島沖の島めぐり 猫の楽園島と金華山に登る旅

6/20,7/12発 東北のブナと巨樹の森と花の湿原歩き&酒田・村上まち歩き

8/17,10/7,10/12発 神秘の湖沼群と磐梯山(1,816m)・ 安達太良山(1,700m)登頂

美しき日本のたび案内【夏の北海道 大雪山とそのまわり編】

北海道の屋根、大雪山。エリアは広大で最高峰の旭岳や黒岳そしてトムラウシまで広がる「表大雪」そしてすそのを富良野や美瑛に広げる「十勝連峰」石狩岳やニペソツ山など名峰が連なる「東大雪」ちょっとマイナーだけどニセイカウシュッペや武利岳武華岳などがある「北大雪」

北の旭岳や黒岳からトムラウシを経由して十勝連峰まで縦走すると、テントや避難小屋を利用して約5日間。静かで花も紅葉もワイルドさも静けさも日本随一の縦走路です。


「表大雪」

メジャーな旭岳や黒岳にはロープウェイが通じていて手軽に大雪山を味わえることができます。ほんの入口ですが、花々が咲き乱れて、日本一早い紅葉ということで有名です。紅葉は9月半ばから後半にかけて。鮮やかな赤や黄色の絵の具を垂らしたような美しさです。旭岳から黒岳の縦走は1日でできる最も楽しい日帰りコースです。奥に入ると白雲岳や忠別岳をへて遥かなるトムラウシに到達することができます。

お花畑の続く大雪山系。遠くに見えるのは遥かなるトムラウシ
こんな登山道も歩いてみたい

「十勝連峰」

噴煙を今もあげている十勝岳。その周りにも名峰が連なっています。花で人気の高い富良野岳。十勝岳を経て、最も静かで隔絶した美瑛岳、オプタテシケ。そのオプタテシケからトムラウシへ縦走路が続いています。美瑛や富良野からの十勝連峰はパノラマ状に広がり最も美しい山岳光景のひとつでしょうか。

そして山麓にはいくつもの名湯があります。十勝岳温泉や白金温泉など。さらに近年人気の青い池や白ひげの滝が美瑛町白金温泉に存在しています。

アップダウンの激しい十勝連峰。静かでワイルドなトレッキングエリアです。
はげしく荒々しい活火山、十勝岳の山麓
美瑛町、白金温泉近くの青い池です。

「東大雪」

経験者向きのロングコースが続く東大雪の山々。ここはツアーでも訪ねる然別湖や糠平湖、十勝三俣などを起点として歩く山々です。石狩岳やニペソツ山は名峰中の名峰。登山者も少なくワイルドな登山を味わうことができます。人が少なく行けば必ずナキウサギに出会うほどです。

三国峠から広がる原野。広大な北海道らしい風景を堪能できる東大雪です。

「富良野と美瑛」

観光地としても名高い富良野や美瑛です。もっともこの土地を有名にしたのはドラマ「北の国から」そして富田ファームなどのガーデンやお花畑、そして写真家前田真三氏だと思います。そんな単なる観光地ではなく自然あふれ、その自然に寄り添って暮らす人たちを垣間見ることができるのが富良野美瑛だと思います。そしてその富良野美瑛から常に大きく広がる十勝連峰や大雪山の山々があります。

のびやかな農村風景の美瑛や富良野。農家さんたちのおかげで美しい景色を堪能できます。
青空広がるジャガイモ畑と夏の北海道

今年、西遊旅行ではそんな大雪山や富良野美瑛をめぐるツアーがたくさん。改めてこの土地をテーマをもって訪ねるのもいいと思います。

7/1、7/8発 花の北海道フラワーハイキング~世界遺産・知床から神々の遊ぶ庭・大雪山の花園を求めて~

8/4発 北海道大自然をぐるっとめぐる旅

8/9発 夏の北海道を撮る 大雪山と富良野・美瑛&道東の湖めぐり

8/14発 北海道・天売島&焼尻島一周と美瑛の丘サイクリング

9/22発 日本で最も早い紅葉を観る!大雪山山麓一周と能取湖のサンゴ草

美しき日本のたび案内【夏の北海道 道東編】

道東といえば、世界遺産の知床。知床といえばやっぱり「知床サライ」知床サライは6/1より営業再開です!夏のベストシーズンに間に合いました。西遊旅行でもこの知床サライを宿にして北海道を旅するプランがたくさんあります。

最近は冬に道東を訪ねることが多かった。流氷とともにやってくるオジロワシやオオワシ、そして釧路のタンチョウ。そして憧れのシマフクロウ。道東でしか見られない野生を見るために世界中から人々がやってきます。ぜひ冬の道東は訪ねる価値がある日本随一の場所です。しかし短い夏は一気に花々が咲き、緑と水に溢れた美しさがあります。そんな夏の道東も旅したい場所です。

道東にはいくつもの空港があり、これも便利。オホーツク紋別空港、女満別空港、根室中標津空港、釧路空港。高速道路網もどんどん伸びて旭川や帯広、千歳からも行きやすくなりました。


《道東の海岸と岬めぐり》

道東には大きな半島が二つ。知床半島と根室半島。知床半島は日本百名山の名峰、羅臼岳を主峰として知床の山々が知床岬まで連なっています。夏に登れるのは羅臼岳と硫黄岳のみで、その先は冬期、エキスパートのみチャレンジできる冬山になります。知床半島の北側にはウトロの町、南側には羅臼の町があります。その二つの町を繋ぐのが知床峠で、山に登らずとも、山々をまじかに、そして長大な国後島がすぐ側に臨めます。

根室半島には山はなく、北海道らしい原野のような光景がつづきます。先端の納沙布岬からはまたすぐ近くには歯舞諸島が見ることができ、北方領土について考えさせられます。その知床と根室の間には、地図でとても特徴ある野付半島、トドワラがあり、風蓮湖があります。釧路から子育てで遠征しているタンチョウも見られる場所です。

根室と釧路の間にも魅力が溢れています。牡蠣で有名な厚岸。そして霧多布湿原やおおくの小さな岬が連なっていて、夏にはたくさんの花々が見られます。知床から北にも原生花園がいくつも連なって、花々が好きな人にはたまらないドライブになります。円錐形の斜里岳も美しく眺められます。

羅臼岳山頂から硫黄岳、知床岬方面を眺める。野性味溢れる縦走が楽しめるコースです。
ヒグマの出没も多い知床五胡。入場できて、この景色が見れればラッキー!

《道東の湖めぐり》

道東の内陸に向かうと、いくつもの湖があります。広大な屈斜路湖、霧の摩周湖と話題の神の子池。少し離れて原生林の美しい阿寒湖とエメラルドグリーンの美しいオンネトー。それぞれが個性あり温泉もあり、朝夕の写真撮影で多くの人があつまるエリアです。百名山の阿寒岳(最高峰は雌阿寒岳)もあります。

1週間ではぜんぜん足りないくらいの魅力がぎっちり詰まっている道東、この夏、ぜひ改めて訪ねてみてはいかがでしょう。

朝の屈斜路湖。美幌峠からこのような朝の光景が見られます。

西遊旅行で行く、道東をめぐるツアー紹介

7/11、7/21 発 日本最北の大地をゆく

6/1、6/7発 根室海峡のミズナギドリとシャチに出会う

8/22、8/26発  知床・羅臼のヒグマ観察と根室海峡のマッコウクジラに出会う

6/1、6/15発 初夏の道東ハイキング

9/28、10/5、10/12発 黄葉の北根室ランチウェイ ~ロングトレイルをゆく~

8/9発 夏の北海道を撮る 大雪山と富良野・美瑛&道東の湖めぐり

7/1、7/8発 花の北海道フラワーハイキング~世界遺産・知床から神々の遊ぶ庭・大雪山の花園を求めて~

8/4発 北海道大自然をぐるっとめぐる旅

8/3、8/13、8/17、9/2発 知床連山縦走トレッキング 羅臼岳・硫黄山登頂

美しき日本のたび案内【夏の北海道 道北編】

さいはての道北 利尻島礼文島と宗谷サロベツ地方

北の大地、北海道は日本とは思えない野生の自然や景観にあふれています。雪解けが終わり、一気に春が訪れます。そして短い夏。お盆が過ぎると一気に秋模様で冬支度。冬が長い分、北海道は一年も短くあっという間に思えます。

北海道の日本海沿岸に浮かぶ二つの島、利尻島と礼文島。6月のレブンウスユキソウからシーズンがスタート。楽しみなウニも食べることができるようになります。利尻島は島そのものが1721mの利尻山。標高ほぼゼロから登る登山は登りがいある名峰です。一方、花の浮島といわれる礼文島は南北に長く平たい島。最高峰の礼文岳は標高490m。6月から8月まで次々にさまざまな花が咲き乱れる島。日本離れした景観を歩くことができます。

北海道の地図を見るとその利尻島の南にはさらに小さな小島が二つあります。その島が天売島と焼尻島。ふたつの島が並んで浮かんでいます。この島はそれぞれ周囲10kmほどの小さな島。この小さな島に、大きな魅力がぎっちり詰まってます。

道北地方の中心地は稚内。さらにその先に行くと、日本最北端の宗谷岬があります。宗谷岬は一度は立ってみたい日本最北端です。その宗谷岬周辺は「宗谷丘陵」といわれる丘陵地帯が続いてます。その光景はスコットランドかニュージーランドかというような、牧歌的で日本離れした光景がつづきます。近年は「フットパス」も整備され、楽しくあることができます。

道北地方北部の西側にはサロベツ原野が広がり、入植以前の北海道の光景が残されています。そして湿原も広がり、さまざまな植物や野鳥観察などで知られている場所です。ここからの利尻島の展望は格別です。

海に浮かび上がる利尻島、島がそのまま利尻山だ。稚内からのフェリーから見る利尻島は格別、気持ちも高まります。
世界でもここでしか見られないレブンアツモリソウ。激減していた数も熱心な保護活動で近年では比較的見られるようになってきた。
美しい礼文島の澄海岬。礼文島の西海岸には道路も人家もなく、自然の景観がそのまま残る。この海岸沿いに歩く「愛とロマンの8時間コース」は日本随一のトレッキングコース。

6/23発 花の礼文島と海鳥の聖域・天売島

このツアーでは春の花満載の礼文島を歩き、さらに南に浮かぶ海鳥で知られる天売島を訪ねるツアー。天売島は周囲10kmほどの小さな島。この島に住む著名な写真家、寺沢孝毅氏とともにボートに乗り海から海鳥の繁殖を観察するというもの。ちょっとなかなかできない貴重な体験です。

真っ青な海が広がる天売島。この海に生きる海鳥の観察を楽しみましょう!

6/6 初夏の北海道大自然をぐるっとめぐる旅

12日間で初夏の北海道をめぐるこのツアー、ツアー前半に天売島のバードウォッチングから礼文島ハイキング、さらに利尻山登頂もするというツアー。道北から舞台は道東、大雪山とぐるりとめぐるツアーです。北海道をじっくりめぐりたい方にはおすすめのプランです。

憧れの利尻山。海に囲まれ360度見渡せる山頂は爽快そのもの。標高差1500mの登山では大きな達成感を得られます。

7/188/20 礼文島愛とロマンの8時間コースと利尻サロベツ宗谷丘陵ネイチャーハイキング

このツアーでは礼文島を南北に歩くロングトレイルコース。「愛とロマンの8時間コース」とも言われ、海あり断崖あり丘陵あり。海を見ながらのトレイルです。他にも利尻島を一周してハイキングを楽しみ、宗谷丘陵のトレイルも歩きます。

めざす礼文島最北限のスコトン岬。爽快なトレイルが続きます。

8/14発 北海道 天売島と焼尻島一周と美瑛の丘サイクリング

天売島と焼尻島。それぞれ一周10kmくらいの小さな島。この島をのんびりとママチャリで回ります。ほとんど車の通らない、のどかで爽快なサイクリング。また夏の北海道らしい丘陵の続く美瑛でもサイクリングを楽しみます。日本各地、自転車だからこそ味わえる旅もあります。

海をみながら、のんびりと天売島と焼尻島を走ってみよう。気持ちいい!!

サガリバナの西表島

夕方に咲いて、朝には散ってしまう、幻の花と言われるサガリバナ。この花は沖縄地方の梅雨明け頃6月末から7月前半にかけてマングローブの森に咲く。

まずは花の美しさ。下流まで漂う甘く不思議な香り、そして花びらが水面に落ちた時に響く音。目、鼻、耳で味わえるサガリバナです。

そんなサガリバナの季節に西表島を訪ねるツアーを作っています。マングローブ林に咲くサガリバナを見るには、花が散ってしまう前に行く必要もあり、早朝、カヌーに乗ってマングローブの川を遡る必要があります。

このように時間が経つと美しく甘い香りの花が水面にたくさん浮かび、その中をカヌーで進みます。
朝の時間が過ぎて花がどんどん散ると水面いっぱいにサガリバナは敷き詰められます。
サガリバナはこのような房がぶら下がるような花で、順を追って花が咲き、咲いた花は翌朝には落ちてしまいます。

世界でもカヌーでこのように手軽に見れる場所は少ないでしょう。貴重な体験を西表島で!

6/26発 サガリバナの西表島と沖縄本島やんばるの森