■ツアー報告 GWの小笠原諸島

今年のGWは小笠原へ。東京から24時間の船旅でたどりつく日本で最も遠い「東京都」でもあります。今回は1航海(現地3泊、船中2泊)の旅でした。

小笠原の魅力はぽつんと太平洋に浮かぶ海洋島。よって多くの固有の植物と動物が見られること。その固有種だらけのトレイルを歩けば、美しい島の景色が堪能できます。

そして美しい珊瑚が広がる海には一年中イルカの群れが見られ、冬から春にかけてはクジラも多く見られること。

船の航行に左右される小笠原の人々の街や暮らし、そして歴史。小笠原には独特な明るい世界が広がります。(東京とのギャップがすごい)そんな魅力たっぷりの小笠原でした。


そして、毎回もっとも感動するおがさわら丸のお見送り。「いってらっしゃい!」「ありがとう!」手を振って、海に飛び込んでお見送りをしてくれます。小笠原の人々のやさしさと明るさに心打たれます。

人々だけでなく、カツオドリも一緒に私たちをお見送りしてくれます。

小笠原の旅では現地のガイドさんがサポートしてくださります。今回は母島にも訪ねることができて、知識豊富なガイドさんが解説をして案内してくれました。

毎日、晴天がつづき、美しい海を堪能できました。

みなさん、ドルフィンスイムも満喫!貴重な体験でした。


ウミガメも産卵にくる美しい海岸がいくつもあります。またウミガメの保護も日本一の場所でもあります。


トレッキングで見られる美しい景色です。今回は残念ながら唯一、南島に上陸ができませんでした。これはまた小笠原を訪ねる名目ができたな!と、思っています。

異国のような小笠原父島、大村のメインストリート。何度も何度も往来してとても馴染み深い通りになりました。またここに帰りたい!と思うほど気持ちいい季節の訪問でした。

ツアー報告 年末恒例ダイアモンド富士!in 山梨

年末、冬至近くのダイアモンド富士のツアーも4年目になりました。このツアーがおわれば、一年間の締めくくりとなります。4年連続でご参加いただいている方もいらっしゃいます!ありがとうございます。


このツアーでは、富士山の東側から沈むダイアモンド富士と西側から昇るダイアモンド富士両方を一夜を挟んで見ることができます。そして、昨年と一昨年はその両方を見ることができました。そして今年も山中湖近くから沈むダイアモンド富士、そして富士川町からは昇るダイアモンド富士を望むことができました。ラッキーで安定の天候に感謝です。

それでも毎年、見れるもの撮れるものや情景は変わり、何度来ても新たな発見や写真を写すことができました山中湖近くの花の都公園からのダイアモンド富士。富士山ど真ん中に太陽が沈みました。


一日目、凍った小さな小川を発見、封印された落ち葉や氷のデザインを探しました。


不思議な氷模様。こんな小さな冬世界を探すのは楽しい!!


恒例の三ツ峠での宿泊。夜景と夜富士が広がります。こんな場所に泊まれるなんて幸せです。


夕刻、三ツ峠から望む南アルプスの峰々です。あー、登りたい!


精進湖では夕焼けに間に合いました。このあとすぐに雲が出てきて隠れてしまいました。本当に風景写真は一期一会です。


富士川町上高下からの昇るダイアモンド富士。沈むダイアモンド富士はずっと太陽を見続けるので、目が痛くなりますが、昇るダイアモンドは太陽が出るまでのドキドキ感はたまりません。そしてこの日は雲が流れ、湧き動き、荘厳ですが、ヒヤヒヤでもありました。


三ツ峠の翌日の宿泊は静かな四尾連湖。静かなキャンプや自然を楽しむには最適な場所。旅の最後はこの湖畔をネイチャーフォトをしながら歩きます。さまざまな気づきや視点、楽しいフォト散歩でした。


キラキラと湖面が変化して模様が現れます。


こんな小さな世界に気づけるか。切り撮れるか。



モノクロが似合う世界!


そうして今年最後のツアーが無事に終えることができました。

今年のたくさんの皆様と日本を旅することができて、心よりお礼申し上げます!!またいい企画を作り国内海外、ご一緒できることを楽しみにしております。

タグ:

■ツアー報告 師走の恒例、ダイアモンド富士と富士山をめぐる

この時期、晴天が続く山梨県。その山梨で今年最後のツアー、ダイアモンド富士を狙い、富士山をめぐるツアーでした。ダイアモンド富士のツアーも今年で3年目になりました。

今年の富士をめぐる3日間も晴天続き。晴天すぎて、写真的には面白くない!という声も。贅沢な悩みです。


スカーンと晴れた富士。今年は富士山の雪も多くついていて、絵になります。まずは精進湖より


夕刻は本栖湖がおすすめ。夕焼けで美しい静寂の富士が眺められます。


ツアー1泊目は三つ峠の山上に宿泊します。ワイルドなジープに乗り込み、絶景の山上へ


この日は満月に近かったため、星はあまり見られませんでしたが、月明かりに浮かび上がる富士がはっきりと見られました。


三ツ峠からの朝も朝焼けで始まりました。


翌日は山中湖方面へ。パノラマ台からススキ原と富士山。散策しながら、のんびり撮影を楽しみました。


そしてダイアモンド富士の撮影。ダイアモンド富士は夕方、富士山の東側に立ち、富士山に沈む太陽を撮る「沈むダイアモンド富士」と西側に立ち「昇るダイアモンド富士」を連続で撮影します。撮影にはコツというか手順がありますので、何度もその手順を確認して失敗のないように挑みました。

このような自然現象に会うときはきっと興奮します。その興奮と感動は大切ですが、一方、冷静に落ち着いてシャッターを切る必要があります。


二度のダイアモンド富士も文句なしの天気で大満足でした。


旅の最後は秘湖、四尾連湖へ。宿泊した水明荘を起点にフォトハイク。神経を集中させて、自分だけの被写体探しがとても楽しい。


タグ:

■ツアー報告 山梨のサクラと富士を撮る!

日本人の誰もが好きなサクラ、そして富士山。その二つをテーマに山梨をめぐるツアーが終了しました。桜の撮影では開花状況など毎年違うのでどうなることかと思いながらも、楽しく充実の2日間でした。


まずは富士五湖を回ります。河口湖、西湖、精進湖。そして夕刻の本栖湖へ。あまりにも天気がいい1日で雲もなく、写真撮影としては贅沢な悩みでした。
夜明け前から日蓮宗総本山、身延山久遠寺へ。しだいに空があかるくなり幻想的なしだれ桜がうかびあがります。5時半、巨大な鐘が突かれ、朝のお勤めもはじまりました。私たちも身が引き締まる気がします。
久遠寺の枝垂れ桜。しだいに朝日があたりはじめ、その姿があらわになってきました。いつまでも咲き続けてほしい老サクラです。
身延山エリアのとっておきの枝垂れ桜。うつくしい姿と背景の山々のコントラストが美しい
身延から韮崎、ワニ塚のサクラへ。例年では身延の桜とワニ塚の桜は10日以上開花に差があるため、旅行プランには入れることができませんでしたが、開花状況をしらべると満開!これは行かねばということで立ち寄りました。土曜日ということもありたくさんの見物の方が訪れています。山梨が誇る美しい一本桜です。
地元の人たちに愛されている一本桜。この桜は幻想的なライトアップもされています。また来年、会いましょう!

■ツアー報告 ダイアモンド富士と富士山をめぐる撮影ツアー

2本連続で催行したダイアモンド富士を撮る!ツアーが無事に終了しました。2本のツアーとも晴天続きで富士山三昧の日々を過ごすことができました。この時期の山梨はほんとにいい天気が続きます。特に今年は富士山にも雪が少なく、贅沢な悩みを抱えながらのツアーでした。

メインの目的であるダイアモンド富士も夕刻の沈むダイアモンド富士と朝の昇るダイアモンド富士両方を見ることができるという考えらえれたツアーです。そして歩かずにジープで極上の山上を訪ねる三ツ峠。そして秘湖、四尾連湖に滞在し、ゆったりとネイチャーフォトウォーク。楽しい日々でした。

そして同じ内容のツアーでも、日にちを変えて一回目と二回目で見られるものや景色が様変わりするというのが写真撮影ツアーならではで楽しみでもあります。同じ場所でも何度も訪ねたくなるのが写真撮影の面白いところです。

この時期限定のダイアモンド富士。日が出るまでドキドキです。これは朝日の昇るダイアモンド富士です。
一方、山中湖村からの沈むダイアモンド富士。一気に日影になり気温が下がります。
穏やかな精進湖からの富士山
ススキ原の美しいパノラマ台からの山中湖と南アルプス
夕刻の本栖湖。夜の始まり
三ツ峠の朝、刻々と変化する雲と富士山
別の日の三ツ峠の朝、雲はなく朝日に照らされました
山上に泊まるからこそ見られる光景です
人気スポットの新倉富士浅間神社にも立ち寄ることができました。長い階段はなかなか大変!
日の出前の富士空。美しい時間です。

タグ:

■ツアーレポート
神秘の絶景 ダイアモンド富士を撮る!

ツアー実施日 2019/12/19-21,12/22-24

2020年、新年あけましておめでとうございます。今年から「NIPPON再発見!美しき日本の旅」として西遊旅行ホームページ内でブログがスタートします。西遊旅行の国内企画や国内外の添乗員として同行している上鶴篤史(かみづるあつし)が、このブログを担当し、たくさんの美しい日本の風景や知られざる日本の魅力を伝えて行くことができればと思っています。

西遊旅行、日本の冬の撮影旅行、第一弾はダイアモンド富士を撮る!みっちり富士山三昧のツアーでした。2本設定のツアーが連続したものでしたが、それぞれ天候や富士山の見え方など全く違って、同じ行程でも写真を撮るという意味では何度繰り返しても、同じ景色はない。ということを改めて感じる3日間×2本=6日間でした。

3日間のツアーはハイライトの連続。まずは専用ジープに乗り標高1785mの三ツ峠に向かいます。走るのはかなりワイルドな道と専用に使用されたジープ。パキスタンやネパールの山奥を走っているような感覚になります。日本でもこんなことができるんだと、大変ありがたいものでした。

三ツ峠山上には2つの山小屋が通年営業しています。その一つの三ツ峠山荘に泊まります。宿の目の前には遮るもののない見事な富士山が眼前に裾野を広げています。その富士山の夕景や朝焼け、星空や夜景を宿の目の前で堪能することができるのです。部屋のコタツに入りながら富士山の絶景をながめることもできます!これは贅沢。

2本目のツアーでは寒気が入り、雪模様。夜に降り続いた雪が20cmほど積もっています。そして朝には雲も取れ晴れ間がのぞいてきました。多くの写真家があこがれる雪景色と朝焼けの富士山です。天気予報を見ても、地元に住んでいたとしても三ツ峠に来ることは難しいので、ほんとうにこの日だけの大きなプレゼントでした。

ツアーでは富士五湖もすべて回りました。山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖。それぞれから富士山を堪能することもできました。山中湖周辺ではこの時期”沈む”ダイアモンド富士を見られます。その沈むダイアモンド富士は残念ながら雲に遮られ見ることができませんでした。富士川町の”昇る”ダイアモンド富士に期待しましょう!

ツアー2泊目は秘湖 四尾連湖の湖畔の宿水明荘に宿泊します。小さな静寂の湖で、歩いて1周30分ほどですが、気持ちの良い散歩ができます。この自然の湖畔ではカメラを持っての散策、頭を研ぎ澄ませて被写体を探し考えてファインダーを覗く。自分の感性だけの被写体を探すのは、絶景写真とは違った奥深い写真撮影の楽しみです。

そしてハイライトのダイアモンド富士。1本目は富士山は望めるものの雲に遮られダイアモンド富士は見られず、2本目では晴天の中、見事なダイアモンド富士を望めました。じわりじわり空も明るくなり、富士山頂からの日の出の瞬間。この瞬間は気持ちも高まり、テンションは最高潮です。事前にカメラ設定などしっかり確認してシュミレーションしておかなければ、大切な瞬間を逃してしまいます。みなさんミスすることなく撮影できたかな?

充足感でいっぱいの最終日、最後は「みたまの湯」という山梨でも一番人気の温泉に入り昼食です。八ヶ岳、奥秩父、そして南アルプスを眺めながらの露天風呂は絶品です。そして今回のツアーでは「吉田うどん」と「ほうとう」など山梨の美味しい厳選したお店で食のたのしみもいっぱいでした。

今回の撮影行では改めて自然風景写真の難しさと面白さ、そして風景は一度として同じものはない。その時、その場所に居ないと写真は撮れないということを改めて感じることができました。ツアーでは事前に日程やスケジュールや決まってしまっていますが、より臨機応変に動き、そして与えられた環境でいかに楽しんで写真作品を作り出すかと学んだと思います。またぜひ2020年もこの企画を作り、誰もが大好きな富士山を存分に堪能していただきたいと思います。

タグ: , , ,