■ツアー報告 春分の日 身延の霊山 七面山登拝と敬慎院宿坊体験

一泊二日にて春分の日七面山withダイアモンド富士!の予定でしたが、ダイアモンド富士は見られずでした。七面山敬慎院の宿坊に泊まり、朝夕のお勤めやご開帳。七面山山頂に立ち、下山後は身延山久遠寺で咲きはじめの桜を愛でてきました。夜から雪がサラサラと降り積もり、サルオガセが見事なカラマツ林がとても感動的でした。また何度でも敬慎院の読経は感動的で響きます。僧侶の方々のおもてなしも感動的。インバウンド盛んですが、この計画の二日間。富士山、桜、寺院と宿坊、森と登山。ぎっちりすごいと思います!


日蓮宗の総本山、身延山。身延には枝垂れ桜で知られる久遠寺があり、高野山や比叡山などのような宗教の町が形成されています。そしてその飛び地となっているのが七面山。山としても標高は1989mで日本三百名山、その山頂近くには不思議な伝説の一の池がありその袂に法華経の聖地であり、七面大明神を鎮守神とする敬慎院があります。ここに宿泊しお勤めを体験します。

本来、春分の日はこの七面山から富士山から日が登るダイアモンド富士見られます。さらにその延長上には出雲大社があり、この直線は北緯35度22分のレイライン「ご来光の道」と言われます。(ちょっと調べてみてくださいね)宿坊で過ごした朝、雪がシンシンと降り積もりました。この敬慎院の読経は一度は聞くべき日本の遺産です。


その雪がサルオガセに積もり、不思議な美しい森も形成していました。この森のサルオガセは今の所、知る限り日本一です。


思いがけない春分の日の雪歩きでとても印象に残る2日間を過ごすことができました。


登山は表参道の1丁目から50丁目まで。49丁目の随神門からは本来、ドーンと富士山が拝むことができるのですが。。。


七面大明神を祀る。夜と朝のお勤めも電気カーペットや毛布もありありがたいものでした。


名物の巻布団。みんな行儀良く、姿勢をただしてお休みしました。


信仰の山ですから、鹿も全く人を見ても逃げません。


下山後、訪ねた久遠寺の枝垂れ桜も咲き始めていました。あと10日もあれば満開でしょう。

■ツアー報告 冬の信州を撮る!

寒さも厳しい季節になり、毎年恒例、冬の信州をめぐる旅です。冬になると北海道、東北、そして信州の美しい世界に行きたくなります。(暖かい沖縄にも行きたくなりますが。。)今回も天候もさまざま、美しい景色もさまざまで思いがけない美しい景色にたくさん出会いました。霧ヶ峰では朝、真っ赤に焼けた北アルプス槍穂高連峰とその峰々に沈む満月に遭遇。なかなか出会えない美しい瞬間でした。


旅は長野駅から始まりました。地獄谷に向かう途中、小布施を散策、栗おこわのランチでした。


やっぱりいつものことですが、外国人だらけ。8割以上が外国人でしょう。しかし猿を眺めていると皆、優しい笑顔になります。猿は湯冷めしないでしょうけど、やっぱり温泉が暖かいようです!


戸隠に宿泊して朝、戸隠奥社参道を歩きました。引き締まった空気は清々しいものです。


今回は私の好きな戸隠牧場にも立ち寄りました。幻想的なシーンでした。冬らしい美しい寒々しい渓流も。


荒々しい戸隠連峰も顔を出してくれました。


舞台は変わり、美ヶ原。憧れの王ヶ頭ホテルです。しかも今年から2連泊。なんと幸せでしょう。ここはやはり標高高く、天候も不安定。1泊だけだと何も見えないで終わったとなりかねないのです。(泊まるだけでも大満足なお宿ではあります)その夕刻、夕焼けの富士山が見られました!


ご来光も!ホテルの目の前からなので寒さもなんとかなります!ダイアモンドダストを期待した寒い朝(マイナス13度)でした。


中日はあまり視界がきかない寒い日でしたが、おかげで樹氷が美しく、ゆっくりと写真を撮りながら雪道を歩きました。なかなかアート的が白い世界でした。


王ヶ頭ホテルの夕食メニュー。美味しくお腹いっぱい!!


王ヶ頭を下り、松本へ。そして最後の舞台は霧ヶ峰や蓼科高原です。樹氷はあまり見れなかったのですが、絶景の瞬間を堪能。夕刻の光が当たる山々や富士山でした。


蓼科山や北八ヶ岳の山々。


そして霧ヶ峰高原からの感動の朝でした。


北八ヶ岳ロープウェイを使い、白銀の山上へ。雲ひとつない晴天の中、坪庭をハイキング。


旅の最後は御射鹿池も訪ねました。実はこの近くに氷の美しい渓流があり、皆さん興奮して美しい氷に魅了されていました。そうして、5日間の信州の旅が終了しました。さまざまな冬を代表するような景観が楽しめる信州。晴れでも雪でもガスでも楽しめるのが撮影ツアーだと改めて感じることができました。さぁ、次は北海道、東北です。また美しい景色、ご報告いたします。

■ツアー報告 年末恒例、富士山三昧、ダイアモンド富士!

2023年も残り後わずか、今年もたくさんの皆様とご一緒させていただき、心より感謝申し上げます。今年の旅はどうでしたか?2024年も楽しみな旅行が待ち構えているのではないでしょうか。今年最後の国内ツアーは冬至恒例の山梨の富士山をめぐるダイアモンド富士のツアーです。夕刻と朝のダイアモンド富士を二度見て、富士山が眼前に迫る三ツ峠に宿泊し、山梨の美味しいもの三昧(ほうとう、吉田うどん、鳥もつ、茜鱒など)のツアーです。私が暮らす町をご案内でき、喜んでいただき、本当に嬉しいツアーとなりました。

富士川町、上高下(かみたかおり)からのダイアモンド富士。冬至から年末年始にかけてダイアモンド富士が見られる名所で、たくさんの写真家、見物の方がスタンバイして、ダイアモンド富士のドラマを楽しんでいました。


まずは三ツ峠山上へ、歩かなくてもジープでこの絶景を拝むことができます。ありがたいことです。ジープはアトラクション。こんな激しい道を進むのは日本でもここだけではないでしょうか。三ツ峠からは雪を被った南アルプスの白峰三山も望めました。


お客様からのリクエストのあった新倉浅間神社にも。ここは外国人にとても人気があります。石段を頑張って登りましたね。


山中湖近くの沈むダイアモンド富士が見られる場所ですが、直前に雲がかかってしまいました。その分、幻想的な富士の山肌が見られました。ジグザグのブルドーザー道が印象的です。


本栖湖からの富士山は千円札のイラストの富士山です。夕刻の美しい雲が広がっています。


今回立ち寄った、富士山世界遺産センター。無料の施設ですが、見応え、楽しみ甲斐がありました。またゆっくり訪ねたい場所ですね。旅の最後は四尾連湖、湖畔をのんびりと光と影、水面のキラキラや木々の造形を探しながら楽しい散策でした。最後に山梨の展望自慢の温泉、みたまの湯でまったりと入浴と昼食。人気の温泉です。

■ツアー報告 AUTUMN COLORS JAPAN【金沢北陸編】

京都から金沢北陸方面へ特急サンダーバードに乗り移動。あっという間に金沢に到着しました。鼓門が象徴的で空港のような巨大空間を持つ金沢駅です。ここでもたくさんの旅行者がいますが、外国人はとても少ない。そして京都的なものもすべてこじんまりと詰まっているという金沢。兼六園、古い街並み、城跡からさらに美術館、近江町市場など、歩くのが好きな人ならば、すべて歩いて回れる金沢です。

日没時間がはやいので、夕食前に散策することができた主計町茶屋町、そしてひがし茶屋町。人影もまばらで、三脚を使っての街並み撮影。お店も早くにしまっていますが、すっきりと雰囲気がありました。


商人の町と武家の町がお城を中心にくっくり住み分けされた加賀百万石の風情がそのまま残されています。
兼六園は早朝の入園は無料、しかも朝日も綺麗で人がいない。ゆっくりとじっくりと朝食前の散策を楽しみました。さすが日本随一の庭園でとてもきれいに管理されています。もう12月、冬支度も万全の兼六園でした。

兼六園から急ぎ足で白川郷、そして五箇山を見学。人もすくなくて、はやりここも冬支度で忙しそうでした。


やはりここには干し柿など古き良き日本の原風景がありました。


能登まで移動、能登の白米千枚田ではライトアップを楽しみました。今回は照らされた遊歩道も歩き三脚を使って撮影。とても楽しい時間でした。あまり寒くなくてよかった。


輪島といえば朝市。商売上手そうなおばあちゃんたちが元気にお店をだしています。


海岸線を走りながら金沢へ戻ります。急速に冬型に気象が変わり、冬の厳しい日本海を体感しました。飛ばされそうな雨風で写真どころではない天気でした。

そうして金沢駅に戻ってきました。金沢駅は世界でもっとも美しい駅に日本で唯一選ばれている駅なのです。

■ツアー報告 AUTUMN COLORS JAPAN【京都奈良編】

旅の舞台は古都、京都へ。平安から歴史が積み重なり、町そのものが博物館であり宝箱のような京都です。そりゃ、世界中の人々が魅了されるはずです。しかしだからこそ、人が多いのです。

今回は写真がテーマのツアーでもあるので、なんとかうまく、美しい京都を見ていただければとおもいました。まず外国人には圧倒的に知名度と人気のある伏見稲荷大社と嵐山の竹林を早朝に訪ねるという計画がポイントでもありました。

近年、私(上鶴)は京都トレイルや京北トレイル、芦生の森や乙訓トレイルなどで京都を訪ねる機会が大変多い。行くたびに新しい学びや発見もあり、京都に魅了されています。オーバーユースといわれる場所を訪ねている方々には京都には静かないいところや自然がたくさんありますよ!ということを大きな声でいいたくなりました!

早朝に訪ねた伏見稲荷大社。同様に人がいない時間を狙った方々がいましたが、ちょっと待てば誰もいない鳥居を撮影できました。どうも、ここに着物と番傘の女性に立ってもらい撮影したいようでしたね。実はここも京都トレイルの一部。この少し手前には伏見桃山からの美しい竹林があり、そこにも案内することができました。



嵐山の竹林もこの通り、人がほとんどおらずに歩きました。ちょうど、朝日が竹林に差し込んで美しく印象的でした。このまま朝の静かな天龍寺も参拝。


朝の嵐山は静かでした。本来はのんびりとしたいい場所なんでしょうけど、昼間は人が多すぎる場所でもあります。


蹴上から大文字山の方へすすむと日向大神宮があります。蹴上は今の京都にとっては欠かすことのできない疎水の重要な場所。そんな説明をしながら日向大神宮へ。さすがにここは人が少なく静かです。大文字山縦走からの下山口でもありますが、格式の高い凛とした空気の場所です。


蹴上から南禅寺へ。「そうだ京都、行こう。」の今年のポスターは南禅寺。そしてポスター通りの美しい紅葉最盛期でした。

京都1日目、夕刻の清水寺へ。圧倒的な建築の清水寺ですが、それどころではない感じでした。が、夕空は美しかったです。

夜は東寺のライトアップにもでかけました。最近の京都ではたくさんの場所でライトアップがあり、早朝参拝もあり、寝不足になります。そしてそのおかげで、夕方から夜もどこも人がいっぱいです。


龍安寺の石庭では静かに座って。説明は不要ですね。


宇治にも立ち寄り。宇治平等院はやっぱり抑えなくてはなりません。10円玉と一万円札の鳳凰もご紹介。お茶を飲みたかったですが、有名店はどこもいっぱいで入れる状況ではありませんでした。。。。


奈良では春日大社、奈良公園、そして東大寺と定番コースですが、京都と違い、広々していて、すこしほっとします。旅行者は多いですが、のんびりできる奈良でした。外国人の方は鹿に夢中です!

■ツアー報告 AUTUMN COLORS JAPAN【富士山編】

外国からの方に、秋の日本を案内させていただきました。日本が好きで何度も来てくれている方々。その気持ちに対して、私たちもとても嬉しく誇らしいものです。

今回は富士山周辺から京都、奈良、そして金沢北陸をご案内しました。秋真っ盛りで紅葉三昧でした。富士山や京都はインバウンドの方も多く、日本人にも特に人気の場所ですので、混雑覚悟で、できるだけ混雑に巻き込まれないようにご案内しました。


【富士山編】

河口湖湖畔に宿泊し、富士五湖をめぐり、朝はダイアモンド富士や朝焼けを狙いました。紅葉はドンピシャで外国人、日本人の旅行者で溢れかえっていました。まさにオーバーツーリズムではありますが、ちょっとはずれたり、山に入れば人は皆無。本当は多様な楽しみがあるのになぁ!と思いながら過ごしました。山梨名物のほうとうは万能で、外国の方も美味しい美味しいとたべていました。ワカサギのシーズンインでもありました。

まるで絵に描いたような富士山と紅葉。お見事!

定番でもありますが、日本の方もたくさん、晴天の中、紅葉の階段を登って展望台へ。


ツアーは三島スタート、まずはいきなりこの雄大な景色を堪能!すばらしいでしょう、富士山は!

山中湖では大きな白鳥と本物の白鳥と富士山

朝霧の中、予想通り狙い通り、霧の上空は晴れていて、雲の上から朝焼けの富士山に会えました。

そして今回は二日連続でダイアモンド富士の撮影に成功!すばらしい感動の瞬間でした。

富士山最後は、白糸の滝へ。みごとなタイミングで虹が出てくれました。ほんとうは相当稀で貴重なことなんですよ!!

■ツアー報告 秋の信州を撮る

紅葉真っ盛りの信州を撮るツアーが終了しました。5日間、1泊は美ヶ原の王ヶ頭ホテルに宿泊、残る3日間は茅野のホテルに3連泊して撮影三昧、紅葉三昧の日々を過ごしました。写真撮影にふさわしく臨機応変に対応できるように予定を組んで、結局、いい天気が続いたので、毎日、朝食前からしっかりと撮影を楽しめました。

信州らしく、高原からの展望、延々に続くカラマツの黄葉の森、苔むした渓谷や森の撮影などさまざまな自然の表情を撮影することができました。


ツアースタートは松本から美ヶ原へ。さっそく、美しい光芒の夕刻です。乗鞍岳方面の空が真っ赤に染まり、松本市内に光が灯り始めました。ここ美ヶ原もカラマツの森が美しく広がります。

宿泊は誰もが大満足するホスピタリティと美食。そして絶景の王ヶ頭ホテルです。


朝焼けの空も美しい。ご来光もバッチリ望めました。朝の散策では霜が下りていましたので、小さな世界を探して歩きました。


モノクロが似合う被写体を探して撮影


淡い、渋い森


今回2度訪れた高ボッチ高原では、しっかりと富士山は望めませんでした。また来たい場所となりました。


定番の御射鹿池。たくさんの観光客も訪ねていましたが、やはり美しい場所です

紅葉も真っ盛りの蓼科高原でした。


予定にはありませんでしたが、蓼科大滝の原生林です。屋久島のような苔むした巨樹の森が広がっていて夢中に撮影しました。


少し雨が降った後で夕刻だったので、岩も濡れて、しっとりとした滝が撮影できました!


次第に流れや滝の撮影にも慣れてきました。木曽の赤沢休養林ではこんな美しい写り込みの模様も撮影特徴ある赤沢休養林の渓谷です。


そして自然湖へ。いつ来ても美しい場所です。次はカヌーもいいなぁ!

帰り道、諏訪湖サービスエリアで夜景も撮影


最終日の朝、霧ヶ峰で美しい富士山の絶景に出会い、大満足


延々と続く、カラマツ林三昧でした。苔で有名な白駒池と森にも訪問、天気が良すぎて、ちょっと苔の森は雰囲気がイマイチだったかな。


日本一の白樺林の八千穂高原へ八千穂レイクも美しかった。旅の最後は清里近くの吐竜の滝へ。渓谷や川、滝の撮影も慣れてきて、今回の撮影の旅を終えることができました。春夏秋冬、いつ訪ねても美しい自然風景に出会える信州でした。次は冬の信州。こちらも楽しみです。

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上鶴同行のプランや新コースも続々発表中!

《登山&トレッキング》

11/5発 4日間

京都美山 原生林 芦生の森と春日大社の鎮守の森を歩く

11/12発 3日間

京・乙訓トレイル34.8km ~秋の京都を歩く

12/10発 3日間

忘年山行・山上に泊まる富士山絶景 三ツ峠山と茅ヶ岳&昇仙峡ウォーキング

2024/1/14・18発 4日間

雪原の上高地探訪と西穂丸山スノートレッキング

2024/2/2528 3日間

氷の神殿 日光雲竜渓谷と奥日光スノーハイキング

2024/3/19 2日間

春分の日 七面山からのダイアモンド富士登拝

《写真撮影・旅系》

12/19発 3日間

神秘の絶景 ダイヤモンド富士を撮る!

2024/1/22発 5日間

美ヶ原王ヶ頭ホテルに連泊 冬の信州を撮る 氷の奇跡ダイヤモンドダストと樹氷・霧氷・サンピラー

2024/1/29発 5日間

幻想のアイスバブルとジュエリーアイス白銀の富良野・美瑛でサンピラーを狙う

2024/2/3発 6日間

白銀の美しき東北をめぐる旅

《海外》

2023/12/30発 10日間

絶景のエベレスト展望ロッジ滞在とのんびりシェルパの里歩き

2024/2/10発

知られざるバロチスタンの絶景 インダスハイウェイとヒンゴル泥火山世界

2024/3/5発 13日間

世界の最果てパタゴニア

2024/3/24発 19日間

エベレスト山群大展望  ゴーキョ・ピーク登頂とレンジョ・パス越え

2024/5/23発 9日間

ベトナム北部 棚田と少数民族&ハロン湾世界遺産を撮る(予定)

2024/6/4発 11日間

聖地サンティアゴ巡礼 ラスト114kmを歩く

2024/8/9発 10日間

インドラダック 絶景の湖めぐり(予定)

■ツアー報告 錦秋のブナの森を撮る -安比高原・八幡平・十和田・奥入瀬・八甲田・白神山地

日本でも格別美しい紅葉が続く東北北部。特にブナの森をテーマに回りました。八甲田エリアは秋だけなく、冬も素晴らしく、新緑、夏はもちろん。一年中、いつ訪れても美しい場所です。私も毎年訪れていますが、毎回、感動です。そして必ず名湯もセットです!

紅葉といっても、ブナの紅葉は一味違います。標高の比較的低い場所から標高差1000mくらいの間にブナ帯が広がります。なので、標高の低い場所では緑色からレモン色に変わり、レモン色が次第に濃くなり、逆光で輝く飴色に変わり、最後は濃い茶色へと変わります。今回のツアーでは標高に合わせて、その秋のブナの変化全てを堪能できました。また毎年紅葉の進行具合は違いますが、この時期東北を旅すれば、必ずどこかしらでそのブナの森の変化を楽しめるという狙いがあります。

濃い湖とブナの紅葉に朝日が差し込む蔦沼です。ここは大きなツアーテーマの一つですが、今回は晴天で美しい青が湖に映り込んでいました。


ツアーは盛岡から、有名な小岩井の一本桜で撮影が始まりました。岩手山の溶岩流も見学。ここで、この辺りの標高が紅葉がベストだなと様子がわかります。


安比高原では私たちが呼ぶと何匹もの馬が駆け寄ってきてくれました!かわいい!


安比高原のブナ林は人の手が入っている二次林です。同じブナの森でもさまざまな森が存在します。そんな森の中にも「母の木」が残されていて、子供の森を形成します。


安比高原から八幡平へ。道を外れて松尾鉱山跡を見学。豊かな宝の山だった、産業遺産です。風の強く、雨も時折強く降る変化ある天気でした。そのおかげでこんな虹も出現です。


八幡平山麓の色とりどりの紅葉です。


ブナの森にはたくさんの秋の恵みです予定にはなかった大沼も散策。美しい景色でした。


十和田湖でも強風、波が打ち寄せています。


やっぱり美しさは安定の奥入瀬渓谷三脚を使いスローシャッターで!こんな景色も秋らしい表現でしょう!昨年同様、酸ヶ湯周辺は紅葉の最盛期。平日にも関わらずたくさんの見物客で溢れていました。


紅葉の名所として定着した城ヶ倉大橋です。遠く岩木山の展望も楽しめます。


混雑している八甲田ロープウェイですが、麓から森が広がり変化する様子が一目瞭然。山頂はアオモリトドマツの森です。あと数ヶ月で樹氷の森へと変化します。日本の四季はすごいなぁ


最後に訪れた白神山地の世界遺産エリアの一つ、暗門の滝。雨が降りなかなかスリルある渓谷歩きでゴールの滝を目指しました。

毎年、四季を通じて訪ねることの多い八甲田ですが、今回も紅葉、温泉。豊かな日本を単王することができました。

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上鶴同行のプランや新コースも続々発表中!

《登山&トレッキング》

11/5発 4日間

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2024/2/2528 3日間

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2024/3/19 2日間

春分の日 七面山からのダイアモンド富士登拝

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12/19発 3日間

神秘の絶景 ダイヤモンド富士を撮る!

2024/1/22発 5日間

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2024/1/29発 5日間

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2024/2/3発 6日間

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《海外》

2023/12/30発 10日間

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2024/2/10発

知られざるバロチスタンの絶景 インダスハイウェイとヒンゴル泥火山世界

2024/3/5発 13日間

世界の最果てパタゴニア

2024/3/24発 19日間

エベレスト山群大展望  ゴーキョ・ピーク登頂とレンジョ・パス越え

2024/5/23発 9日間

ベトナム北部 棚田と少数民族&ハロン湾世界遺産を撮る(予定)

2024/6/4発 11日間

聖地サンティアゴ巡礼 ラスト114kmを歩く

2024/8/9発 10日間

インドラダック 絶景の湖めぐり(予定)

■ツアー報告 秋の涸沢カールと槍沢を堪能!

暑かった今年も一気に秋らしく季節がすすみ、山ではもう雪。なかなか気持ちも装備も追いつきません。

今年の秋のスタートは北アルプス、涸沢カール。日本一の山岳紅葉といわれ、一度は見てみたい紅葉です。何度行っても感動の風景です。

今回は氷壁の宿、徳沢園に一泊、涸沢ヒュッテに二泊、槍沢ロッジに二泊という贅沢でゆったりなプラン。存分に山小屋滞在と紅葉の山の景色を楽しむものです。そして季節の変わり目の変化ある景色を堪能することができました。


まず松本空港から上高地、そして徳沢へ。誰もが満足する伝統のお宿、徳沢園に宿泊です。井上靖の氷壁の舞台でもあり、小説の情景と重なります。山小屋とは思えない豪華な食事。お風呂もあり、ゆったりと明日からの登山に備えます。


ユニークでおしゃれな個室ブース。プライベートが確保され熟睡できます。


徳沢園を出発する朝、朝食前に朝焼けの前穂高、明神の山々を眺めました。


今回はフォトトレック。カメラ視点での被写体探しを楽しみました。しかし、一眼レフやカメラを持っていなくても楽しめるのがフォトトレックです。視点が増えて、注意深く自然を探索します。そんな視点を持てば、有名な山や高い山でなくても、自分の視点で旅を楽しむことができるでしょう。


ふとした景色の発見は嬉しく、楽しいものです。


カメラを固定して、独自の表現ができるのも写真撮影の楽しみです。


まずは前半の涸沢カールです。もう少し色づきが進んでいればというところでしたが、十分の美しい景色でした。この涸沢ヒュッテに二泊し、丸一日ゆったりと散策をして、秋を楽しみます。




足元を見るとチングルマの綿毛と小さな葉も真っ赤になっています!




ちょっとした写真知識でこんな写真も撮れました。


そして涸沢名物、夜のテント村。この数日後の連休では900を超えるテントが張られたそうです。


そしてこれからの天気予想。かなり大荒れ、風強く、冬山の世界になるそうです。安易に近づけない厳しい条件になるようです。さぁ、どうなることか。

そして舞台は変わり槍沢へ。槍沢ロッジに宿泊して槍沢を遡ります。目標の氷河公園には積雪が多くてたどり着けそうにありませんが、行けるところまで、雪と紅葉の世界を楽しみました。


雪と淡い紅葉のコントラスト。今まで見たことのないような色合いと風景です。


強い風によってナナカマドの紅葉も飛ばされてしまったようです。


チングルマの葉も雪に埋もれて冬支度です。


光が流れ、時折差し込む光がドラマチックです。


雪と黒い木の幹をモノクロで表現


雨が降れが葉が光り、また美しい自然の模様を醸し出してくれます。


最終日は槍沢の美しい流れで写真撮影を楽しみました。


上高地からは白く冠雪した穂高連峰が出現。あー、帰るのがもったいない!


かわいい小猿のお見送り

■ツアー報告 北ア燕岳から常念岳、蝶ヶ岳

晴天続きの2023年の夏山、ようやく山の稜線は秋めいてきました。今回は北アルプスでも人気の高い燕岳。そして燕岳から続く、常念山脈。大天井岳、常念岳、そして蝶ヶ岳への縦走でした。夕焼け朝焼けを堪能した燕岳、雨の1日だった常念岳、そして劇的な変化ある景色が見れた蝶ヶ岳。山小屋を泊まり歩き、滞在や食事も楽しんだ5日間でした。


燕岳へは中房温泉の登山口から合戦尾根を登ります。標高差約1300mの登りで燕山荘に到着します。第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチというように休憩ポイントがあり、リズムよく歩きやすい登山道をたどります。森林限界近くに合戦小屋があり、そこで昼食をご馳走になりました。ここの名物はなんといってもスイカ!疲れて水分を欲した身体には最高です!

稜線につくとすぐ燕山荘があります。創業から100年以上の伝統のある山小屋で滞在を楽しみました。


畦地梅太郎の作品を展示している整理整頓されたレストランです。
展望のカフェスペースでケーキセットや生ビールもごちそうになれます。ゆったりと山上滞在を楽しめます。

翌日もいい天気の予想です。この日は燕岳山頂へは翌日にまわして、夕刻の槍ヶ岳などの展望を楽しみました。

朝、ヘットライトをつけて登山開始、まずは燕岳をめざします。山小屋から花崗岩の稜線を楽しみながら約30分で山頂に到着です。途中みられたご来光も最高でした。

遠くには八ヶ岳と南アルプスにはさまれた富士山もくっきりと

こんな日に山上に居れるのは幸せな限り!
今日は燕岳から大天井岳を越えて常念小屋へ向かいます。ずーと槍ヶ岳を望みながらの稜線遊歩。

常念小屋が見えてきました。あと少し。奥には翌日に登る常念岳が。ジグザグの苦しそうな道がはっきりと見られます。
ツアー3日目は一日中雨で展望は無し。これも山です。いい経験ができました。こういう日はライチョウがでてきてくれます。
悪天だった1日も最後、空が赤くそまり槍ヶ岳が頭を出してくれました。ドラマティックだなぁ

翌朝も雲が立ち上がり、斜光が美しい
ブロッケン現象や虹も現れて、稜線滞在を締めくくり。
下山は徳沢、そして上高地へ。美味しいピザの昼食をいただきました。
上高地はいい天気で下界と違いすずしい!たくさんのハイカーや観光客がいて、下界に降りてきたなぁと実感します。