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(動画)知床のシャチ、ポッドの浮上!(根室海峡)

知床のシャチ Vol 01 シャチのポッド浮上&ブロー|西遊旅行

6月、シャチのシーズンを迎えた知床半島・根室海峡。浮上してくるシャチのポッドをドローンでとらえました。

毎度思うのですが、船からドローンを飛ばすのは本当に怖いです。風がないと思っても吹いてきます。センサーが敏感で船の上でのハンドキャッチも難しい。絶対にドローンが海洋ゴミにならないよう、生き物に迷惑をかけないよう、震えながら飛ばしています。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Jun 2020, 羅臼、根室海峡 Rausu, Nemuro Strait, Hokkaido

Special Thanks : Hamanasu はまなすの皆様

冬の道東、羅臼。流氷クルーズとオオワシ

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (9)

北海道、羅臼町の流氷クルーズ。2017年のシーズンは2月半ばに流氷がやってきました。3月5日の流氷クルーズの様子です。前日の風でだいぶ氷が知床半島の岬の方へ移動していました。

この日は西遊旅行の「冬の道東を撮る」のツアーのチャーター船があり、OHWASHI号にて海へ。船長の川端さんが、流氷はだいぶ移動しちゃったとけど行って見るか、1時間も走らせると流氷出てくるんじゃないか・・・、と。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (1)

夜明け前の国後島をバックにオオワシが氷の上にいました。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (2)

夜明けです。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (8)

日の出の国後島、氷、オオワシ。羅臼の朝は本当にきれいです。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (10)

薄氷の浮かぶ海の表面が朝日で輝いてガラスのよう。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (3)

知床の山を背景に、オオワシ。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (5)

海へと飛んでくるオオワシ。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (4)

魚を狙うオオワシ。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (11)

羅臼沖に残された氷にはオオワシが乗っています。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (12)

船から投げられる魚をとったオオワシがいなくなると、空いた場所にすぐ別のオオワシがやってきます。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (13)

残った氷は貴重なようで、オオワシたちは場所の奪いあいです。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (14)

氷の上で魚を食べています。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (16)

流氷が見えてきました!オオワシも乗っています!

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (18)

ここからあとは、流氷がぎっしり。国後島まで続いているのでしょうか。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (17)

流氷の上のオオワシ。このとき、船長に連絡が入り、風と波がきつくなってきたので帰ってくるように、と。ここで引き返すことになりました。

羅臼 流氷クルーズ オオワシ Rausu Drift Ice Cruise (15)

朝の羅臼の海。オオワシ、カモメたちが舞う、素敵な時間でした。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : March 2017, Rausu, Siretoko Peninsula, Hokkaido

Reference :  OHWASHI号船長川端さんとクルーの皆様

 

知床半島のヒグマ(1)

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (10)

知床半島のヒグマたちの観察記録です。知床半島の羅臼側では瀬渡し船で海岸にやってくるヒグマたちを観察できます。ツアーでは夕方までのチャーター船でたっぷりとヒグマたちを観察しました。

羅臼から車で相泊港へ。ここから瀬渡し船に乗り海岸にそって半島を北上します。海岸は岩場が続き、山がそのまま海に落ちているような場所もあれば、砂利のビーチになっている場所が何か所もあります。そういった場所には番屋があり、昆布漁やマス漁が行われる7~9月始めまで漁師さんたちが寝泊まりをして作業をします。最盛期の昭和40年代には50軒もの番屋があったそうです。

半島から川が流れ出る場所には遡上を待つカラフトマスが集まり、それを狙ったヒグマが現れます。ペキンの鼻の海岸でガイドさんが「シロ」と呼ぶヒグマがいました。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (1)

海岸の浅瀬でカラフトマスを捕まえたヒグマ。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (5)

あっという間に一匹たいらげて、口から魚の尻尾をぶらさげて歩くヒグマ。かわいいです。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (7)

この時期のヒグマは一番痩せています。それでもこの子はかなりスリム。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (8)

水の中のカラフトマスを見ています。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (9)

一生懸命カラフトマスを追いかけています。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (11)

捕まえたと思ったら、失敗。「え?」みたいな顔のヒグマ。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (10)

ようやくカラフトマスを捕まえました。水から出て茂みの中へ行ってしまいました。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (6)

再び海岸に現れたら、何やら不機嫌。しばらく海岸を歩いた後、海の中へ入っていきました。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (2)

海に入ったヒグマ。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (12)

顔に海藻がついたヒグマ。漁師さんのカラフトマスの網のあたりに泳いでいきます。

知床半島 カラフトマス

網の中にはたくさんのカラフトマスが入っていました。

羅臼 知床半島 ヒグマ Ezo Brown Bear (14)

カラフトマスを捕まえました。お腹からはイクラが・・・。

Photo & Text  : Mariko SAWADA

Observation : Aug 2016, 羅臼町<知床半島> – 北海道

Reference – 知床らうすリンクル *8月24日に羅臼で起こった土砂災害の際には皆様に大変お世話になりました。深く御礼申し上げます。