■ツアー報告 南アルプス大縦走 塩見岳から間ノ岳・北岳

夏山シーズン最盛期、南アルプス北部の山々を縦走してまいりました。

登山開始は長野県大鹿村。そして山中にて3泊し、山々を越えて、山梨県側に抜けるという壮大なルートです。

ツアー前半は雨天だったり強風だったり。なかなか苦しめられましたが、山でのそんな経験や悩ましい判断はつきものでとても大切で学びがあるものです。

悪天により最深部とも言える熊ノ平小屋で一日停滞。そして後半のハイライトの2日間。晴天の中、日本で最大最長の3000mの稜線、間ノ岳と北岳を富士山を眺めながら歩きました。

学びの多い、そして感動と絶えない笑顔の6日間の山旅でした。ご参加の皆様に感謝もうしあげます!!


間ノ岳といえば、この景色、この写真!!ヤッタァ!!


前半戦は鬱蒼とした南アルプス南部の森を抜けます。森では大半が雨やモヤがかかる景色で写真を撮るには最高の美しさでした。小さな苔むした小宇宙に魅了されました。


三峰山を越えると、農鳥岳の後ろから富士山が見え始めます。ここからずーと、富士を眺めながらの稜線散歩です。


目指す北岳が聳え立っています。日本第三位の間ノ岳から日本第二位の北岳へ。日本第一位の富士山を眺めながら!!


振り返ると大きな山容の間ノ岳。そしてほんとに遠くには越えてきた塩見岳が望めます。


最後の宿泊地、肩の小屋。たくさんの登山者とテントで溢れています。バックには甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳が望めます。


肩の小屋ではブロッケン現象が一時間以上もずーと見ることができました。


北岳からの富士山。ここからの富士山が最も美しいと思います!夕刻、夜、そして朝。さまざまな色の変化を見せてくれました。感動です!!ありがとう!

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■ツアー報告 花の加賀白山へ

花の名山で知られる加賀白山に昨年に引き続き、今年も登ることができました。健脚者は日帰りで、一般的には山上の山小屋に1泊して登る山ですが、西遊旅行のツアーでは山上のそれぞれ違う山小屋に2泊でゆったり存分に楽しめるプランでした。

山上ではご来光、お花畑とお池めぐり、日本海へ沈む夕日など存分に滞在を楽しむことができました。

        まだ残雪の残る山上です。のんびりと花々を見ながら歩きました。

黒百合の大群落、間違いなく日本一の群落です。
山上の登山基地、白山室堂。白山比咩神社もあります。白山は日本三霊山の一つで古くから

                                   信仰で登られていた山です。

ハクサンコザクラの群落。白山は古くから登られた山でもあり高山植物でハクサン〇〇という名前も多い。
今回の北アルプスからのご来光も美しく、槍ヶ岳、大キレット、穂高連峰がはっきりとわかります。
夕刻の山上のお花畑。日帰り登山は荷物が少なくていいけども、やっぱり夏山では山上に泊まりたい!

■夏山特集!今年の夏はアルプスへ【北アルプス編】

今年も日本アルプスを歩くコースが続々発表になりました。西遊旅行では社員が魅力あるコースを徹底研究し、魅力ある西遊らしいコースを作りあげます。また担当社員はそのツアーに同行することも多く、安全にお客様に喜んでもらえるようコースを考えます。

登山ツアーではまずは安全第一、安全を考慮した行程や日程を考えます。危険箇所についての確認(登りか下りかなども)春か夏か秋か。その山のベストシーズンでもあり、気象のリスクが少しでも少ない時期で設定します。また募集人数が少ないのも西遊旅行登山の特徴で、少人数で安心の体制。お客様には体力や経験などの確認もさせていただいています。

梅雨があければ夏山本番、今年もアルプスの山々を歩きましょう!


槍穂高連峰の展望を眺める「北アルプス表銀座ルートからゆく常念山脈パノラマ縦走~燕岳・大天井岳・常念岳・蝶ヶ岳~

このコースではまず安曇野側から合戦尾根を経由して燕岳に登ります山小屋人気ナンバーワンの燕山荘に滞在し、山頂を往復、朝夕刻の景観をゆったりと堪能します。時間もゆったり、アルプスに体を慣らしましょう。そして大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳を経由して上高地に下山します。このコースの特徴は何よりも槍穂高連峰を眺め続けながらの稜線歩きです。そして稜線にある山小屋に3泊してゆったりと朝夕の景観も楽しめるということでしょう。

人気の高い燕山荘。合戦尾根を登りきるとすぐに現れる小屋で悪天候などでも安心の山小屋。奥に見える燕岳へ

穂高連峰を眺めながらの縦走路を辿ります。大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳。あこがれの展望名山を歩きます!


例年人気の高い「北アルプス 裏銀座ルートから雲上の楽園・雲ノ平&高天原温泉へ

新穂高から北アルプスの深部、雲ノ平と高天原を訪ねます。鷲羽岳、黒部五郎岳、水晶岳などを間近に眺めながらの山旅。北アルプスながらも人も少なく、どっぷりと奥深いエリアを堪能します。下山も野口五郎岳、烏帽子岳を通過して高瀬ダムへ。とても貴重な縦走山旅体験をいかがでしょう!

前半は槍ヶ岳を望みながらの山旅です。どこから見てもわかる、北アルプスのシンボル。どこから見てもかっこいい山!

雲海が広がる先に槍が岳。そして鷲羽岳。静かでおおらかな縦走路が続きます。まさに楽園!


花の縦走路といえば「北アルプス花の縦走路を行く 大雪渓から登る白馬岳・雪倉岳・朝日岳

大雪渓を登り詰めると花の縦走路がはじまる後立山連峰、その主峰、白馬岳。さらに北へ向かい、雪倉岳と朝日岳まで足を伸ばします。花のベストシーズンに設定しています。歩きごたえあるコースも花々に迎えられて元気をもらいます。

まずは白馬大雪渓を歩きます。長大な日本一の大雪渓。そしてその先にはお花畑、後立山の稜線がはじまります。一歩一歩確実に歩んで標高をあげましょう。

山上の短い夏に一気に咲き乱れるお花畑。白馬岳から雪倉岳の稜線では多くの種類の高山植物に出会うことができるでしょう。


憧れの紅葉の槍穂高連峰「北アルプス 涸沢&氷河公園フォトトレック」も発表になりました。

一度は観て見たい、涸沢カールの紅葉です。今回の企画は涸沢ヒュッテに2連泊、そして槍ヶ岳の槍沢に移動し2連泊。連泊の中日に紅葉を存分に楽しみながら、朝夕の景色も楽しもうというものです。槍沢では逆さ槍が映り込む氷河公園を訪ねます。この槍穂高の2つの紅葉絶景を楽しみます。

山小屋に宿泊すれば、朝と夕の時刻に美しい光の演出を拝むことができます。2泊することでさまざまな美しい表情を見られるでしょう!

涸沢のテント村の明かり。カラフルでたくさんの登山者がこの時期の涸沢を楽しんでいます。

槍ヶ岳を映しこむ氷河公園。なかなか訪ねる機会のない場所ですが、夢のように美しい場所です。

凍てつく涸沢の池に映り込む、朝焼けの山々を切り取ってみました。


ほかにも山小屋や縦走はちょっと不安という方にも、太平洋から日本海へ 憧れの立山黒部アルペンルートと名湯を満喫する旅花咲く北アルプスへ白馬乗鞍上高地を歩く」「秋の乗鞍・上高地を撮るなどもおすすめです!!

どのコースもベストシーズンの設定で、可憐な高山植物や鮮やかな紅葉の山々を楽しめます!催行決定のコースや残席わずかのコースがございます!

■桜と富士をめぐる伊豆半島&山梨の撮影旅

全国、桜のシーズン真っ盛りです。そのウキウキする季節の中、伊豆半島、そして桜や富士をめぐる撮影のツアーでした。富士山と桜はもちろんですが、森あり渓谷あり海あり。自然風景がぎゅっと凝縮された春の旅でした。


旅は伊豆半島の起点、小田原から真鶴半島では照葉樹林のクラウンシャイネスと言われる現象を上を見上げて観察撮影しました。日本語では樹冠の譲り合いというそうです。素敵なネーミングです!


南伊豆の白浜海岸では海の撮影も楽しみました。


雲見の千貫門。本当はこの先に富士が見られるはずだったのに。。。


国道一号線の真横にある富士山からの豊富な湧水が溢れ出る柿田川です。


川津七滝ではさまざまな川の流れを撮影、じっくり考え時間をかけて撮影に望みました。


今回の主題の一つ、身延の桜もちょうど満開!妖艶な枝垂桜の里を堪能


ワニ塚の桜は山梨が誇る名桜。八ヶ岳も望めました。


そして三ツ峠へ!夕刻の見事な滝雲が流れ興奮して夢中に撮影しました!ラッキーでした。


旅の締めくくりは山梨の茗溪、昇仙峡でした。

■ツアー報告 冬の北陸美景をめぐる旅

冬の北陸をめぐる6日間の旅でした。新潟の越後湯沢から日本海を西にすすみ、富山、岐阜の白川郷、能登半島をぐるりとまわり、福井、金沢でツアーは終了。冬の北陸らしく、変化の激しい天候で、厳しい雪もあれば、晴れ間もあり、強風もあり。日本の季節の豊かさを感じました。そして日本海の海の幸。幸せでしたぁ!


まず旅は美しいブナの森。雪の季節でも手軽に入ることのできる豊かな美人林です。夕刻と朝に訪ねました。朝は霧氷がついて美しかった。


美人林へは日本三大薬湯の一つでもある松之山温泉、凌雲閣。宿泊する建物は登録有形文化財でもあります!ちなみに日本三大薬湯は松之山温泉と有馬温泉、草津温泉です。


豪雪にも耐える木造三階建ての建築です。


天下の険、親不知。険しい断崖に道を切り開いています。北アルプスの最北端のゴール地点でもあります。


深いグリーンの水の庄川峡のクルーズも楽しみました。


夕暮れに合わせて白川郷へ。ほんのり部屋明かりが美しい。


今回は美味しいものもたくさんご馳走になりました!美味しすぎて、あまり写真を撮れていません。タラ汁、トヨタ白川郷でのフレンチ、地元の回転寿司屋にて、生のどぐろや白エビ、ブリなどもいただきました。能登ではあんこう鍋や牡蠣料理。カニも食べたし、金沢では名物のおでんで締めくくりしました。幸せいっぱいの北陸の幸でした。


能登の見附島ではわずかの間に雪になったり晴れ間がでたり。激しい天候でした。


美しい千枚田。荒々しい海が間際に迫ります。


そして夜のライトアップ。色も変化して、とても美しい光景です。寒いです!


輪島の朝市では悪天の予想で、朝は1軒のおばあちゃんしか出していませんでした。ほんと、大変なお仕事です。


感動した雪の永平寺。この寒い雪の中、たくさんの僧侶が修行を行なっています。大雪の日で、期待以上の永平寺でした。



東尋坊近くの雄島にも立ち寄り。激しい波がぶつかり合う海上の橋を歩きました。


冬の東尋坊、サスペンスドラマの世界です!


立ち寄った、三国湊の旧森田銀行。古い町並も残り、知らない素敵な場所もまだまだあるなぁと思いました。


旅の最後は金沢です。近江町市場を散策、お買い物でした。

■ツアー報告 霧氷と富士と猿をめぐる信州を撮る旅

厳冬の信州を撮る。今年に入りツアー2本目も無事に美しい景色に出会い終了することができました。10日前のツアーとはまた様子も違い、様々なドラマがあり、楽しむことができました。カメラを持つと、同じ場所でも何度でも訪ねたくなります。そしてそれぞれにドラマがあり、景色は変わります。そんな写真撮影はとってもいい趣味だと思います。

今回は印象的な霧氷が美しいツアーでした。撮影ツアーならではで、同じ場所に朝と夕刻に訪ねて、それぞれにまた違う色合いと景色でした(この写真は朝)


夕刻の霧ヶ峰からの富士山、また朝とは全く違う色合いの美しさ。


風景の中の美しく印象的な箇所を切り取って、一枚の写真に収めます。



ちょっと人工的に舞う雪を撮影しました。それでも綺麗!


今回も快適な山岳リゾートホテル「王ヶ頭ホテル」に泊まりました。この日本百名山の一つにホテルから3分ほどで登頂!ありがたいホテルです。


王ヶ頭から槍穂高連峰もバッチリ!


広々と広がる美ヶ原高原に純白の世界が広がっていました。



実は歩き出しの時はすごいガスが掛かっていましたが、なんとか晴れるであろうと予想して歩き出しました。劇的にそのあと晴れ渡りました。


しかし、ガスのかかる樹林の景色も風情があります。


王ヶ頭ホテル、冬の定番「氷の華」も見られました。


今回も地獄谷にてお猿たちに会いました。威厳のあるお猿です。


やっぱり温泉はいいなぁ!


さて、信州の冬はひと段落。これから北海道の冬や北陸の冬のツアーが始まります。楽しみですが、そうしているうちにあっという間に冬が終わり春になります。なんだか寂しい。もっともっと冬を堪能したいなぁと思いました。

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■ツアー報告 冬の信州を撮る

2022年ツアーの始まりは美しい冬の信州をめぐるツアーでした。

このツアーでは地獄谷の猿(温泉に入る猿)と志賀高原、王ヶ頭ホテルに泊まって美ヶ原を満喫、霧ヶ峰や北八ヶ岳から樹氷や富士山を撮るという3つのパートに分かれているツアーでした。

冬の景色は一日ずれるだけで大きく変わります。どんな景色に出会えるか毎回楽しみな撮影のツアーです。


地獄谷の温泉猿に会う

ツアーは長野駅に集合し、人気の地獄谷野猿公苑へ。外国人に人気の場所ですが、ゆっくりと見学することができました。

家族の愛に溢れる猿たちです。


いい湯だなぁ


天気のいい日でしたので、あまり温泉には入ってくれなかったですが、お猿たちにはたくさん会えました。


志賀高原へ

スキーリゾートエリアとしても有名な志賀高原。なのでアクセスも容易です。標高を変えながら多くの池が点在し、樹木も白樺やダケカンバ、アオモリトドマツとどんどん変化していきます。宿泊は名湯の熊の湯でした。

多くの湖は凍りついていますが、その上に小動物の足跡や木々の影が美しい光景を醸し出してくれていました。


湖面には様々な紋様が現れます。面白い!


自然の豊かな森が広がる志賀高原。スノーシューなどで自由自在に歩き回りたい!


絶景三昧、ヶ原山上王ヶ頭ホテル!

ホテルの専用バスで、標高2034mの山上に立つ王ヶ頭ホテルへ。予約がとりにくく、ホスピタリティの高い人気のホテルです。山上に向かった日は大雪でこんなに雪が降り積もることはなかなかない。というほどでしたが、翌朝には天気は好天、木々には霧氷がついて、美しい高原の景色を存分に撮影することができました。

ホテルの目の前からご来光を拝みます。雪面がピンクに染まり美しい!


木々には霧氷がついて純白の世界が広がっていました。朝、予定より2時間多く確保してとって、山上の撮影を楽しみました。


林道をゆっくり歩きながら集中して撮影を楽しみました。


美しく広がる樹氷の森


王ヶ頭山上、鉄塔も凍てついています。


ホテルの窓には氷の華が美しい!


霧ヶ峰、蓼科高原へ

大満足の美ヶ原での朝を終え、次の舞台は霧ヶ峰高原。夕刻は富士山をのぞみ、朝はダイアモンドダストやサンピラーを狙いました。残念ながらサンピラーやダイアモンドダストは望めませんでしたが、富士山の展望や樹氷、氷の世界など堪能することができました。

夕日に照らされる富士山。カラマツの並びが美しい。


八ヶ岳連峰も夕日に照らされています。


朝、霧ヶ峰高原から富士山と朝焼けを堪能しました。


ロープウェイを利用し北八ヶ岳へ。雪も多く降り続いていましたが、樹氷が美しく、なかなか味わえない豪雪を楽しみました。


立ち寄った御射鹿池の小川では美しい氷の渓谷に出会い、興奮して撮影を楽しみました。


これから3月にかけて北海道や東北、信州などで美しい冬をめぐるツアーも多く設定されています。ぜひなかなかお目にかかれない冬の美景をめぐりましょう。

春のおすすめ撮影ツアー

2022/3/28発 4日間
身延の桜と伊豆半島からの富士山めぐり&三ツ峠・富士五湖を撮る

2022/4/30発 5日間
九州の美景を撮る 東シナ海に沈む夕陽と棚田、阿蘇の渓谷と名瀑めぐり

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■ツアー報告 紅葉の八ヶ岳を周遊、湖と滝をめぐる

週末「黄金色に染まる秋の八ヶ岳山麓周遊と7つの湖沼・3つの瀑布と雲海の絶景」のツアーに同行して参りました。八ヶ岳周辺、霧ヶ峰や美ヶ原など私にとって身近で訪ねる機会の多いエリアで、皆様と紅葉三昧を楽しみました。


秋も深まり、日陰には霜が降りています。白駒池への苔の森では雪が積もり思いがけない景色の中を歩くことができました。


おしどり隠しの滝。苔むした岩肌を滝が流れています。ちょっと変わった美しい滝でした。


見上げると多様な木々の紅葉が見られる信州の秋。豊かな森の秋を堪能しました。


遠くには南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、そして穂高連峰も望めました。


冬はすぐそこ、そんな雰囲気の白駒池でお昼のランチもご馳走になりました。


八千穂高原の自然園めぐりでは木々はもちろんですが、滝めぐりの要素もあり楽しい散策でした。


日本一の白樺林を散策。


夕刻の松原湖では美しい湖面に映る紅葉に感動!


思いがけず、静かな松原湖を一周ウォーキング


八ヶ岳をぐるりと一周し、最後は夕焼けの富士山も望むことができました。感動です!


早起きをして、富士見パノラマリゾートのゴンドラへ。雲海とご来光を期待しましたが、厚い雲に阻まれて、ご来光は見ることができませんでしたが、早朝の山上の空気を味わいました。


広大に広がる八ヶ岳山麓のカラマツ林。見渡す限り紅葉の森が広がっていました。


蓼科大滝へ向かう遊歩道は巨樹の原生林の森でもあり、ミニ屋久島のような世界を味わいました。


美しく迫力ある蓼科大滝


女神湖は美しい湖面と紅葉のコントラストでした。


旅の最後は上諏訪。立石公園にて諏訪湖を見下ろして、ツアーは楽しく終了しました。

今回は秋の八ヶ岳周辺の旅でしたが、春も夏も冬も存分に美しい世界が広がるエリアです。撮影ツアーなどもありますので、ぜひまた八ヶ岳、そして信州を旅しましょう!!

■ツアー報告 中央アルプス縦走-木曽駒ヶ岳・空木岳・南駒ヶ岳

伊那と木曽に挟まれた、長大な山脈、中央アルプスを4日間にて縦走しました。最高峰は2956mの木曽駒ヶ岳。木曽駒ヶ岳には千畳敷カールまでロープウェイが通じ、比較的短時間に登れる3000mクラスの山です。

この木曽駒ヶ岳までは行ったことのある方も多いと思いますが、さらに丸二日、いくつもの山を越え、縦走して参りました。


ロープウェイで手軽に行くことができる千畳敷カール。紅葉も始まっていました。ここから大縦走のスタート!

主峰の木曽駒ヶ岳。ゆるやかで大きな山容です。山頂にはいくつかの神社や祠もあり、信仰の山であることがうかがえます。

そして、木曽駒ヶ岳に対峙する岩の宝剣岳、翌日はこの岩峰を越えて縦走がはじまります。

ほぼ終日雨だった二日目。檜尾岳、熊沢岳、東川岳を越えて、空木岳の鞍部にある木曽殿山荘に向かいました。前日の夜は装備などの講習をおこない、その実践。雨に打たれて冷えて、その体験はきっと今後の安全快適な登山に役立つことでしょう。避難小屋に逃げ込むようにして休憩をとりました。宿泊の木曽殿山荘に到着したときの安堵感は忘れられません!みなさんよく頑張りました!

翌朝はいい天気。青空が広がっています。ただし、いきなり空木岳への岩峰の急登です。朝一番なので、なんとか楽しく上り詰めることができました。

空木岳から伊那方面を見下ろします。花崗岩の山脈、とても歩きやすいトレイルでした。

空木岳を振り返ります。次々に現れる岩峰を越えながら縦走は続きます。

神々しく、とがった仙涯嶺。こんなところも登るのかぁ。。。一同、頑張りました。

ひときわ赤く美しかったウラシマツツジ。みんなでさまざまな被写体を撮りながらの登山でもありました。
下山は木曽側の伊奈川ダムへ、美しい川の流れに癒されました。下山後の食事と温泉も格別でした。

■ツアー報告 信州を撮る!

秋のはじまり、夏の終わりの信州撮影ツアーを楽しみました。ツアーは5日間。前半の3日間は信州の高原をめぐり、4日目は木曽路、最終日は八ヶ岳山麓をぐるりと1周してさまざまな被写体を楽しみました。

天候も撮影的にめぐまれました。前半の3日間は晴れ、後半は雨予想。森や渓谷の撮影には小雨ぐらいがベストです!

この信州エリア、花の時期も、紅葉も、冬の美しい。西遊旅行では冬の信州をめぐるツアーも発表しています。ぜひ冬の白銀と氷の信州へ。「冬の信州を撮る 氷の奇跡ダイアモンドダストと樹氷・霧氷・サンピラー」


1日目、宿泊は憧れの美ヶ原王ヶ頭ホテルです。標高2034mの最高峰、王ヶ頭に立つホテル。展望は抜群です。夕刻、北アルプス連峰の上空は真っ赤に染まりました。

朝は展望の王ヶ鼻にて

高原の牧草地をのんびり散策

高ボッチではあまり展望は望めず、富士山を拝むことができませんでしたが、途中のもやのかかったカラマツ林が美しかった。

霧ヶ峰では初秋のススキの撮影も楽しみました。

夕刻は諏訪湖を見下ろす、立石公園にて。夜の始まりの湖面が印象的でした。

高原をめぐり、4日目は木曽路へ。

木曽路では予定になかった開田高原へ。木曽馬の里を訪ねました。かわいらしい日本古来の在来馬です。

私たちに近よってくれます。

開田高原の白樺林ではこんな撮影にもチャレンジ。写真は自由で面白い

森林浴の森として有名な赤沢休養林でもさまざまな渓流の流れを撮影

印象的な川床の広がる森でした。

西遊のツアーでもたびたび登場する御射鹿池。短時間の間に刻々と変化しさまざまな情景を醸し出してくれました。ドラマティック!

朝露が印象的!

お気に入りの写真も撮れました!

急にガスが流れ込んできました。風景写真も反射神経が必要です!

さまざまな美しい景観を楽しみました。

八ヶ岳のを横断する麦草峠近くの白駒池では苔の森を撮影。自由に被写体を探しながらあるくのはとても楽しい。曇っていながら、雨は降らないという理想的な天候でした。

雨のおかげでみずみずしい苔の森

今回は奥のもののけの森まで足を伸ばしました。
足もとの被写体探し。

不思議な苔の生態も学びたい。ここはコケガールの発祥地でもあります。

小さな小宇宙

モノクロで一枚!

さみしげな秋の表情もみられます。
白駒池は水草が広がっている独特な景観です。紅葉までもう少し

旅の最後は山梨の名瀑、吐竜の滝へ

崖からの湧き水が湧き出る名瀑。水量が年間通してかわらないので、生き生きとした苔が美しい。

いくつもの滝がながれ本流と合流します。いくら時間があっても足りない、そんな写真家にはたまらない名瀑でした。