■ツアー報告 北アルプスの深部への山旅 -雲ノ平・高天原を歩く

秋雨前線と台風に翻弄された8月、その波が落ちつきそうな8月19日、北アルプスを歩く6日のツアーがスタートしました。

昨年までのコースを改良して、何日もかけて歩いてしか辿り着けない高天原温泉を組み込み、リスクのある道を避け、野口五郎岳から高瀬ダムへ抜ける6日間のコースに変更しました。人気のあるコースで4本設定で、全て催行決定。残席もわずかです。その1本目のツアーにガイドとして同行しましたので、写真とともにご報告!

「北アルプス裏銀座ルートから雲上の楽園・雲ノ平&高天原温泉へ」

9/8・9/12・9/15発 催行決定です。


ツアーは岳都、松本にて集合、スタートです。岐阜の新穂高からわさび平小屋へ。わさび平小屋は風情ある綺麗な山小屋。お風呂に入ることもできました。


わさび平から双六小屋へ。いよいよアルプスの稜線へ。槍ヶ岳も姿を見せてくれました。


双六小屋からの双六岳、三俣蓮華岳はガスの中のため、迂回コースを通り三俣山荘へ。その頃は青空も広がり、大きく姿の美しい鷲羽岳が姿を見せてくれました。


三俣山荘から黒部川の源流へ。源流にはその石碑もあります。


黒部源流からいよいよ雲ノ平に入ります。まずはスイス庭園。水晶岳を目の前に臨む美しい湿原です。


雲ノ平小屋はこだわりの建築で建てられた、おしゃれな山小屋です。夕食の石狩鍋や夜のスライドショーも楽しむことができました。


雲ノ平からいよいよ温泉!本当に楽しみでした。山小屋からさらに歩いて20分。露天風呂で山旅の前半の疲れを癒すことができました。


翌日はふたたび稜線へ上がり水晶小屋を経由して、山の稜線をずれて、野口五郎小屋へ向かいます。午後はどんどん天気が良くなり展望の稜線歩きを楽しみました。槍ヶ岳はどこから見てもかっこいい!!


野口五郎小屋は家族経営のシンプルな小屋。厳しい環境の中、おもてなしの心で登山者を受け入れてくれます。それにしても人気のあるエリアと比べ、人も少なく、静かなアルプスを楽しめるコースです。


そうして、6日間の北アルプス深部への山旅は終了しました。よく歩いた6日間。天候の変化も激しく、ドラマのある山旅でした。すでに参加予定の方、お楽しみにして準備をおすすめください。そしてまた来年も計画予定。しっかり準備して(日々山を歩いて)ご一緒しましょう!

■ツアー報告 花の名山 加賀白山をゆったりと堪能!!

花の名峰で知られる加賀の白山をめぐるツアーでした。

ツアーは岐阜羽島にて集合、郡上八幡の町を歩いて、白山登山、麓の中心地でもある石川県の白峰へ。

白山登山は健脚者は日帰りで登ってしまいます。一般的には山上で一泊し、ご来光を見て下山。しかし私たちは山上の二つある山小屋に二泊して池巡りやお花畑の展望を存分に楽しみました。ゆったり花の山旅を堪能!

下山後も白山白川郷ホワイトロードを経由し、白川郷にある「トヨタ白川郷自然学校」に宿泊し、ゆったり温泉で疲れを癒し、美味しいコース料理を堪能しました。

まさに西遊らしい、ゆったりして、メリハリのある充実のコースでした。


猛暑の夏ですが、郡上八幡の城下町には町の中心に吉田川が流れ、町じゅうに水路が巡らされています。鮎釣りの人たちや川で水遊びをする子供たち。まさに日本の美しい原風景という町でした。今回のツアーでは郡上八幡、白峰の集落、世界遺産の白川郷。飛騨古川や飛騨高山など古い街並みも魅力のツアーでした。


加賀白山は富士山、立山にともに日本三名山の一つです。知ってましたか?そして信仰の山として知られています。標高2450mの室堂平には多くの人たちが泊まれる宿泊施設や神社があります。その山小屋もお花畑の中にあるようなもので周辺の景色を見たり、お花畑を歩いたり、贅沢な滞在が楽しめる場所です。


室堂平の白山奥宮。その奥には最高峰の御前峰が聳えています。


御前峰の裏には多くの火口湖が点在しています。花を見ながら、こんな景色の中をゆったり歩きました。改めて、日本の山の美しさを感じます。大半の登山者が池めぐりをしません。いやぁ、もったいないなぁ。


今年は全国的にコバイケイソウのあたり年。見渡す限りのお花畑が広がっていました。


ハクサンコザクラの群落。今回は夏の早い花と盛夏の花が混ざり合い、美しいたくさんの花々を見ることができました。ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、ハクサンシャクナゲなどなどハクサンの名がついた高山植物はたくさんあります。


そして夏の白山を代表する花が黒百合。圧倒的に日本一の大群落を見ることができます。今回の山行で見られた花はこんなにたくさん!

クロユリ、ハクサンコザクラ、チングルマ、コバイケイソウ、イブキトラノオ、ハクサンシャジン、イワギキョウ、アオノツガザクラ、イワカガミ、ハクサンフウロ、タカネヨモギ、オタカラコウ、ミヤマアキノキリンソウ、タテヤマアザミ、カンチコウゾリナ、タカネニガナ、ミヤマタンポポ、ミヤマコウゾリナ、タカネマツムシソウ、ヒメクワガタ、エゾシオガマ、ヨツバシオガマ、コゴメグサ、タテヤマウツボグサ、イワイチョウ、ミヤマホツツジ、ハクサンシャクナゲ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、ミヤマシシウド、アマニュウ、オオカサモチ、ミヤマセンコ、ミヤマセンキュウ、ミヤマアカバナ、キバナノコマノツメ、イワオウギ、ベニバナイチゴ、ミヤマキンバイ、カライトソウ、ウラジロナナカマド、ズダヤクシュ、クロクモソウ、ミヤマダイモンジソウ、ウメハタザオ、イワオトギリ、サンカヨウ、シナノキンバイ、トリカブト、ミヤマキンポウゲ、ミヤマカラマツ、モミジカラマツ、イワツメクサ、タカネナデシコ、オンタデ、ショウジョウバカマ、タカネアオヤギソウ、ミヤマバイケイソウ、ネバリノギラン、ニッコウキスゲ、クルマユリ、キヌガサソウ、オオバタケシマラン、ツバメオモト、マイヅルソウ、タマガワホトトギス、ヨツバムグラ、ユキザサ、ミヤマタネツケバナ、ヤマハハコ、ヤグルマソウ、カニコウモリ、ヨツバヒヨドリ、クガイソウ、ミソガワソウ、ソバナ、ミヤマタチツボスミレ、エンレイソウ、センジュガンピ、クサボタン、シソカノナントカ(笑)、オオカメノキ、クルマバソウ、ツリフネソウ、ヤグルマソウ、オオバギボウシ、ウバユリなど


二泊目の山小屋、南竜山荘。緑の中に浮かぶ山小屋。こんな場所に泊まれて幸せです。


白山、御前峰から、北アルプス越しのご来光。槍穂高連峰も見られました。魅力いっぱいの花の白山、ぜひまた来年もお会いしましょう!

■ツアー報告 夏の信州 高原と森と渓谷をめぐる旅

夏の信州をめぐる「美ヶ原王ヶ頭ホテル滞在 高ボッチ高原、霧ヶ峰、木曽路の美林と秘湖、八ヶ岳山麓を撮る」ツアーが終了しました。

今回は昨年までとコースを一日増やして、木曽路も回るコースとなりました。

ツアーは憧れの美ヶ原王ヶ頭ホテルに泊まり、そして茅野のスタイリッシュなホテルに3連泊して、さまざまな場所を訪ねるというものでした。茅野を起点にすることで、天候に合わせて臨機応変に訪ねる場所を決め、動くというものでした。

またコースでは美ヶ原では朝夕、高ボッチ高原でも朝夕それぞれ二回のチャンス。霧ヶ峰でも朝夕など朝夕の撮影ができるようにスケジュールを組みました。

その高原めぐりを柱に、さらに八ヶ岳をぐるりと一周、木曽路をめぐるという充実の5日間でした。今回、特に台風が来るということで、臨機応変に対応できました。


旅は松本からスタート。美ヶ原王ヶ頭の山頂横に立つ、標高2000mを越える王ヶ頭ホテルまで車で上がることができます。日本一簡単に登れる日本百名山です!


ホテルではとても美味しいコース料理。そしてスライドショーや星空観察会、朝の散策などさまざまなプログラムも組まれています。そしてホテルの目の前には絶景が広がり、北アルプス連峰も望むことができます。


朝、美ヶ原の牧場を散策


涼しくいい天気。放牧の牛たちも気持ち良さそうです。


美ヶ原から舞台を変え、霧ヶ峰高原へ。八島湿原で花々の観察をしながらのんびり散策を楽しみました。中央分水嶺トレイルのコースでもあります。また秋に来るのが楽しみです。ちなみに中央分水嶺トレイルのコースも完歩した最終日に王ヶ頭ホテルに宿泊です!


アサギマダラにも会えました


夕刻は諏訪湖を見下ろす高ボッチ高原へ。空一面、さまざまな色に変化し美しく印象深い夕刻でした。


この日は台風の影響で悪天予想。雨が降るのを想定して、雨の方が美しい八ヶ岳山麓の森や池や渓谷を巡りました。

まずは蓼科高原の御射鹿池。ここは何度来てもいつ来ても美しい場所です。


苔の聖地、白駒池では雨の森の撮影を楽しみました。湖畔の白駒荘のランチも美味しかった!


雨の幻想的な白駒池でした。


八千穂高原は日本一の白樺林が広がります。自由に森の撮影を堪能


そして清里では、山梨の名瀑、吐竜の滝へ。苔むした滝が美しい。夏でも涼しい場所です。


木曽では楽しみな赤沢休養林を歩きました。美しい渓谷に木曽の名杉が立ち並んでいます。トロッコには乗らず、歩いて回る方がおすすめ!


そして秘湖、自然湖へ。何度来ても驚きの景色です。誰もいない静かな湖畔でゆっくりと過ごすことができました。


木曽では開田高原にも立ち寄り、日本の在来馬でもある木曽馬を見学させてもらいました。


夕刻の奈良井宿も散策


最終日は再び蓼科に向買い、御泉水自然園を散策。ゆっくりカメラを持って自然を楽しみました。


今回もカメラを持つからこそじっくり自然を堪能できる旅スタイルで、皆さんと和気藹々、楽しく旅を終了することができました!次はカラマツの紅葉の季節や冬の信州も訪ねたいですね!

■ツアー報告 百花繚乱の北アルプス縦走

梅雨開けの北アルプス、晴天の日々(暑すぎましたが)のアルプスの縦走でした。

ルートは立山黒部アルペンルートの立山から剱岳を望みながら、3000m峰でもある立山三山を縦走、そしてアルプスの稜線を南下。いくつもの激しいアップダウンを繰り返し、ピークを越えながら、憧れの五色ヶ原に泊まり、百名山の薬師岳を目指すというものでした。

アルプスの奥深く個人では不安でもあり、行きにくいエリアをメンバーと共に歩きました。


立山室堂に到着。お風呂もある雷鳥沢の山小屋に宿泊。富山湾に沈む夕日に照らされた立山三山に気分も高まりました。


立山には多くの残雪があります。氷のトンネルも通過、ドキドキしました!


立山連峰から室堂平を見下ろす。残雪の模様が美しい。


これから目指す、迫力ある立山連峰と竜王岳。まだまだ山旅は始まったばかり。


岩の殿堂、剱岳。眼前に望みます。いつか立ってみたい憧れの山、畏敬の山です。


夕刻の室堂と大日連峰。


花の道が続くトレイル。日本の夏山を堪能しながら歩きました。


地図では簡単でもやっぱり厳しいアップダウンの続く山旅です。


はるかアルプスの深部の楽園、五色ヶ原の小屋が見えてきました。


山小屋に泊まり、夕焼けや朝焼けも楽しみました。


夕刻には夕立が。夏山らしい気象がうれしくなります。


剱立山連峰も次第に遠くになってきました。よく歩いてきたなぁ!


そして目指す薬師岳も近づいてきます。


残雪多く残る北薬師岳。このピークを超えるとゴールはもう少し!


薬師岳には天然記念物でもある美しいカール(圏谷)が残っています。


山旅のゴールは太郎兵衛平。ここへ到着すると次は黒部五郎岳や穂高槍方面へのトレイルが続いています。憧れの峰々が次々に。夢の広がる、そして夏山を存分に楽しんだ6日間でした。こんな晴天続きのアルプスはそう味わえるものではありません。無事に下山できたことに感謝したいと思います。

■ツアー報告 花花花!島の縦走路 佐渡島 ドンデン山から金北山とアオネバ渓谷

5月、GW後半から5月半ば、毎年訪ねている佐渡島。この日本一大きな島(沖縄本島を除く)の大佐渡山脈の最高峰金北山とドンデン山周辺にはとても多くの花々が咲き乱れます。日本の縦走路でも屈指の花の登山道です。今年も訪ねることができて幸せでした。


ここで象徴される花はオオミスミソウ(雪割草)、そしてカタクリとシラネアオイの大群落。そしてそれだけではなく多くの花々に出会うことができます。今回見られた花々です。たくさんありますが、漏れている花も多くあります。

オドリコソウ、キクザキイチゲ、ニョイスミレ、ニリンソウ、ヒトリシズカ、ミヤマカタバミ、サンカヨウ、ホウチャクソウ、クルマバソウ、シャガ、ズダヤクシュ、チゴユリ、ユキザサ、オオハナウド、オオバギボウシ、フキノトウ、エチゴキジムシロ、ミヤマキケマン、テンナンショウ、ヤマトグサ、コケイラン、ツクバネソウ、エゾエンゴサク、カタクリ、オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、スミレサイシン、シラネアオイ、シロナバシラネアオイ、ニシキゴロモ、ミヤマオダマキ、オオミスミソウ(ユキワリソウ)、ショウジョウバカマ、オオイワカガミ、トビシマカンゾウ、ウスバサイシン、エンレイソウ、ザゼンソウ、ヤマトリカブト、オオカメノキ、アラゲヒョウタンボク、ヒメアオキ、オオヤマザクラ、タムシバ、イタヤカエデ、オニグルミ、タニウツギ、フジ、オオバクロモジ、レンゲツツジ、ハマナス、エゾユズリハ、ウラジロヨウラク、ハクサンシャクナゲなど

縦走路も海が見え、佐渡島全体を見渡すことができる爽快な登山道をアップダウンを繰り返し歩きます。

シラネアオイの群落。こんな株が次々に登山道脇に現れます。ロングコースの縦走路でも花々に励まされ、疲れも低減されます。

希少なシロバナのシラネアオイも!

カタクリも飽きるほど、ずーと登山道に咲いています。

淡いなんとも言えない色のショウジョウバカマ

多く見られるイワカガミですが、佐渡はオオイワカガミです。

美しい模様と色のニョイスミレ

美しいサンカヨウの花

ヒトリシズカもたくさんたくさん見られました

ニリンソウも群落がずーと続いています。

オオカメノキの花もよく見るととてもかわいい!

ミネザクラもまだまだ咲いていました。

雨上がりの水滴も印象的!

こんな世界があるからネイチャーフォトはたまりません!

バイケイソウの葉も美しいデザインです。

大野亀ではトビシマカンゾウも咲いていました。まだまだ数株でしたが、ここの全盛期のトビシマカンゾウはぜひ見てみたい!

美しいブナの森も広がります。春の花の時期はもちろんですが、紅葉の季節もとても美しいでしょう。

実は巨樹でも知られる佐渡の山中です。金剛杉をはじめ新潟大学の演習林などでは多くの知られざる杉の巨樹が点在しています。またツアーでも企画するかも!ぜひ巨樹めぐりで佐渡を訪ねてみたいですね。

■ツアー報告 残雪の北アルプス 涸沢と立山室堂を歩く

残雪の多く残る北アルプス人気の2大エリア。

上高地を起点とした、穂高連峰や槍ヶ岳エリア。そして立山黒部アルペンルートの室堂平を中心として剱立山連峰。その二つの雪が多く残るエリアを歩きました。山中ではアイゼンを装着し、安全に学習しながらそれぞれの景観を楽しみました。


■上高地から涸沢へ。涸沢からの穂高連峰(前穂高、奥穂高、北穂高)

涸沢ヒュッテで迎える朝。正面には朝日が当たる北穂高岳や涸沢小屋が見られます。様子は完全にまだまだ雪山です。雪崩の跡も見られます。紅葉時にはとくに混み合うことで有名な人気の涸沢ヒュッテですが、ほぼ貸切状態で贅沢な滞在を楽しみました。
ガスがかかり何も見えなかった初日から夜には星空が見え、朝から快晴!朝日が山々に当たるモルゲンロードを楽しみました。写真の山は奥穂高岳と前穂高岳につながる吊り尾根です。
朝日は屏風の耳と屏風の頭から出てきました。太陽が出ると急激に暖かくなります。
涸沢ヒュッテ山頂直下。紅葉の美しいこの周辺も、樹々は完全に雪の下で雪解けを待っています。ぜひ、夏山、紅葉、そしてこの雪に覆われた景観を見ていただきたいと思いました。

■立山黒部アルペンルートで室堂平へ。立山三山や大日岳の大パノラマ

舞台は変わり、富山県、立山連峰です。アルペンルートを利用し、誰でも簡単に訪ねることができる場所。ここでも晴天に恵まれて大パノラマを堪能。みくりが池温泉でゆっくりと過ごしました。
この日も大日連峰越しに日本海に沈む夕日を山小屋のテラスから堪能することができました。地獄谷からはモクモクと噴煙が上がっています。
最後は雪の大谷を散策、高々とした雪の壁を眺めながらのウォーキングでした。

ご参加いただいた、竹原様撮影、涸沢での星景です。見事に美しい星空でした。私も撮れば良かった。。。。寝過ごさず山小屋で星を見たい人。その方法は寝る前にトイレに行かないことです。そうするときっと夜中にトイレに行きたくなりますので、星空が見られますよ!!

■ツアー報告 冬の北陸 美景めぐりの旅

2020年から2021年の年末年始は冬の北陸の旅でした。寒波到来というニュースが流れる中、その雪の北陸をどっぷり楽しもうというツアー。冬の強風あり、みぞれあり、降雪ありでしたが、その日々の中でもたくさんの美しい景色に出会うことができました。

ツアーは新潟県の越後湯沢をスタートし、富山、石川を越え福井へとすすむ壮大な北陸の旅でした。写真とともにツアーを振り返りたいと思います。

越後湯沢から近く、松之山の美人林を訪ねました。夕刻と朝、二度の訪問。朝は朝日が差し込む景色を狙い時刻を合わせて向かいました。この景色を見て、写真に収めることができたのはホントにテンション上がります。美人なブナの森です!
大半の葉が落ちたブナの森ですが、見上げると少し枯葉が残っている木もあります。冬の森は視界がきいてとても気持ちいい!
足元にはこんな景色が!美しいなぁ!
ツアー初日は大雪と大雪の間の晴れ間の日で、八海山や越後三山、巻機山などの山々が出迎えてくれました。ほんのつかの間の貴重な晴れの日でした。
新潟から富山へ。真っ先に向かったのは雨晴海岸でした。ここでは夕日や立山剱連峰からのご来光を期待しましたが、それはかないませんでしたが、美しい海岸で過ごすことができました。
楽しみな庄川峡のクルーズ。美しい雪景色と緑濃い湖を楽しみました。
雪の白川郷ではトヨタ自然学校の快適なホテルに泊まり、散策を楽しみました。大々的なライトアップはありませんでしたが、その分、観光客も少なく、ゆったりと雪の世界遺産集落を歩きました。
富山から能登半島へ。輪島の街並みを見下ろすホテルに宿泊。うっすらと雪の積もる美しい街並みです。
輪島の近く、白米千枚田には予定外のライトアップも見学。とても幻想的で美しいライトアップで、想像以上でした。
見附島は能登半島の代表する景観。この時は特に大雪が降り、あまり写真どころではなかった。。。。
今回は元旦、高岡の国宝「瑞龍寺」にて初詣。元旦は拝観無料!とても大きく立派な伽藍配置のお寺で感動しました。
時間を調整しながら、雪の兼六園にも訪問することができました。ここでも元旦は拝観無料!広い庭を自由散策で楽しみました。
今回は様々な雪景色をみながらの旅でしたが、冬の日本海で暮らす人々に触れながら、多様な日本を感じることができました。

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■ツアー報告 絶景!富士山三昧の山あるき

富士山周辺の低山を毎日歩き、山梨の色も楽しみ、温泉三昧のツアーが終了しました。11月から12月にかけて特に山梨県は好天の日々が続きます。寒いながらもポカポカ。そして落ち葉の上をサクサクいわせながら歩く山旅でした。そして何より毎日、富士山の展望三昧。そんな山旅の日々のご報告。ツアーは「ぐるっと富士山周遊パノラマ展望ハイキング」でした。富士山の写真をお見せしながらツアーを振り返ります。


1日目は新幹線の停まる三島駅から山中湖を経由して、富士展望の三ツ峠へ、約1時間少々の登山。山上の三ツ峠山荘に宿泊(貸切でした)して富士山の展望を楽しみました。

まずは山中湖を通過、スキッとした富士山が広がっていました。
午後、三ツ峠へ。夕刻の山頂、山上に泊まるからこそ見られる光景。夕日にも期待です。
夕空が色づいてきました!!
南アルプスに沈む夕日を拝むことができました。
富士吉田の町にも灯りがつきはじめました。

2日目は三ツ峠を楽しんだ後、河口湖へ下山。パノラマ台や鉄砲木ノ頭のハイキングや観光も楽しみ河口湖畔のホテルへ。

夜、星空が見えていたものの、ご来光の時間には雲に覆われた三ツ峠でしたが、次第に富士が見えてきました。
そして珍しい滝雲も!
昼間、雲に覆われてしまった富士山でしたが、宿泊の河口湖畔では見事な夕焼けになりました。

3日目は河口湖から静岡側へ、愛鷹山の登山でした。

朝、ガスに覆われた河口湖でしたが、少し標高を上げると富士が見えてきました。国道沿いの展望所に富士を見に行きました。
愛鷹山からの富士は昔の50銭紙幣の富士でもあります。
登山を終え、標高を上げ、富士山に近づきながら水ヶ塚公園へ。宝永火口が大きく口を広げています。

4日目は精進湖へ移動し、パノラマ台から三方分山へのハイキングを楽しみました。

河口湖で迎えた朝、美しい一日の始まりです。
登山口でもある精進湖。小さな大室山を富士山が抱えています。
パノラマ台では大きなレンズ雲が湧いてきました。
縦走路から精進湖と富士山を見下ろしています。

最終日の5日目、宿泊は人気の高い、田貫湖畔休暇村富士でした。正面に湖と富士山が望める絶景宿です。そして本栖湖から竜ヶ岳の登山でした。

早起きして田貫湖畔へ。朝焼けが見事でした
登山中、富士山が見え続ける竜ヶ岳。雲がどんどん流れ変化する印象的な一日になりました。
そして静岡の富士市へ。最後まで富士山を楽しませてくれるツアーでした!

■ツアー報告 絶景の連続!信州の高原を撮る

信州の美ヶ原、高ボッチ高原、霧ヶ峰の高原。そして八ヶ岳を周遊する写真撮影のツアーが終了しました。9月に引き続き2本目のツアーでしたが、うまく収まったとても良いツアーです。


1日目は松本より2034mの美ヶ原高原、最高地点に立つ王ヶ頭ホテルに向かい宿泊しました。このホテルは日本屈指の人気の山岳リゾートホテルで、展望や立地のみならず、食事も美味しく、ホスピタリティの高い人気の宿です。予約が取りにくいホテルでもあります。ここから北アルプス、南アルプスや浅間山、そして富士山などを眺め楽しみます。ここからはなんと日本百名山のうち、41の山々が見られるそうです!

朝の美ヶ原、王ヶ頭。雲が流れドラマチックな景観が見られます。
今回は光と影を追いかけるツアーでもありました。自分だけの被写体を見出すのは楽しい!

塩尻からアクセスする高ボッチ高原は諏訪湖を見下ろし、富士山や雲海で知られる名所です。ここには夕方と早朝に訪ねて美しい景観を堪能しました。たくさんの写真家が並んで写真を撮影していました。

諏訪湖の夜景。三脚を構えているとなんと花火が打ち上げられました。その瞬間の撮影に成功。なかなかこんな光景に出会うことはありません!
朝に再び訪ねた高ボッチ高原では見事な朝の景観を楽しみました。刻々と色が変わり、雲も流れます。富士山も美しい!!
冷え込んだ朝、こんな小さな美しさも見られます!
朝の撮影を終えたら、松本方面には雲海が広がっていました。雪の積もった槍穂高連峰も見られました。

霧ヶ峰は日本随一の高原ドライブを楽しめる場所。もちろん景観も素晴らしい場所。冬の霧ヶ峰は樹氷やサンピラーなども手軽に楽しめる場所で、よく訪ねることの多い場所です。今回は夕日から朝日、ススキやカラマツの紅葉などを楽しめることができました。

朝の始まり。八ヶ岳、そして富士山の空が次第に明るくなってきます。
霧ヶ峰からの南アルプス。1番高い北岳に朝日があたり始めました。
霧ヶ峰から朝の富士山。コントラストが美しい。
ススキの美しい霧ヶ峰では夕方の光のあたるススキを撮影。

旅の後半では八ヶ岳をぐるりと周遊し、さまざまな被写体を楽しみました。秋が深まり、山々には雪の到来、そして里は好天続きの延々に続く唐松林などを堪能することができました。

苔の森が広がる白駒の池では小さな光と被写体を探して歩きました。
氷始める白駒池。蒼い色が印象的でした。
冬にはこの唐松林が樹氷に包まれます。それはそれは美しい景観ですよ!
とにかく、今回は美しい黄金色に輝く唐松の美しさを堪能できるツアーでした。

■ツアー報告 北アルプス 憧れの雲ノ平へ。

8月25日より5日間、北アルプスの山旅でした。どっぷり山の中に浸かる山小屋4泊の旅でした。

旅は松本で集合し、岐阜の新穂高より、双六岳、三俣蓮華岳、雲ノ平。そして黒部渓谷の最上流を渡り、太郎平を通過し、富山へ抜ける壮大なルートです。ピークハントではないので、近くにある百名山である鷲羽岳や水晶岳、黒部五郎岳、薬師岳は登頂せず、その勇姿を間近に拝むというものでした。写真とともにツアーを振り返ってみます。

二泊目、稜線上にある双六小屋の前で美しい朝焼け。涼しく爽やかな一日のスタートです。
このコースのハイライトでもある双六岳の広々した稜線。この稜線の先に槍ヶ岳を望む。この景色を見たくて多くの人が双六岳を目指します。しかし、今回のようにいい天気とは限りません。今回はラッキーでした。
間近に望むことができる槍ヶ岳と北鎌尾根の勇姿。どこから見てもカッコいい誰もが憧れる槍ヶ岳です。この山頂にも登山者なら立てるというのが日本の山のいいところですよね!
鷲羽岳と最深の山小屋、三俣山荘。究極のポツンと一軒家のようです。山小屋のおかげで私たちは安全で楽な登山を楽しむことができます。
憧れの雲の平。奥には雲ノ平山荘が見えます。長かった一日ももうすぐゴールで安心の山小屋に到着です。
太郎平から日本海をみながら富山側の折立に下山します。途中、薄い滝雲が流れてとても幻想的でした。皆んなで足をとめてその刻々と変わる光景を眺めました。

今回は4泊5日と国内では比較的長い山行ツアーでした。登山経験者向きのロングコースですが、山の中で多くの時間を過ごすほど、下界との隔絶感がたまりません。そして下山した時の温泉は日本ならでは。最高です!10月には東京トレイルとも言われる奥秩父の縦走コースがあります。金峰山から甲武信ヶ岳を越え、東京都の最高峰、雲取山までを縦走するコースです。毎日、富士山を眺め、静かな原生林を歩く5日間です。GOTOキャンペーンで随分、お得にご参加いただけます。ぜひロング縦走をご一緒しましょう!https://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GJYN13/