ブラジルのカンポグランジの町なかに椰子の木通りという通りがあります。そこの椰子は全て枯れています。ルリコンゴウインコとこのアカハラヒメコンゴウインコが葉をむしり営巣するうちに枯れてしまったようです。街中ですが、コンゴウインコの観察がとてもよくできる場所です。
本種のみでヘビクイワシ属を構成する他に近縁の分類がいないユニークな猛禽類です。タンザニアのサバンナや南アフリカでよく2羽で歩いているのを見ます。頭の冠羽がペンの先に見えるので英語のセクレタリー(秘書)という名がついたという説があります。足が長く、歩いて逃げたりしますが飛翔もします。その長い足でヘビに強烈な蹴りをいれます。
アフリカには豊富な野生動物がいるが、ではアフリカの国で陸棲哺乳類の種類が最も多い国はどこでしょう?最も陸棲鳥類の種が多い場所はどこでしょう?それはアフリカも真ん中にあるウガンダ共和国である。マウンテンゴリラでは有名であるがそれだけでない。
ウガンダはJICAの仕事で約2年滞在し、僕にとって縁のある国だ。その2年がとても良かっただけで行くことに切なさを感じ、もっともガイドできる国でありながら、今までマウンテンゴリラ以外のツアーを作ってこなかった。しかし、来年に向けてウガンダの マウンテンゴリラ以外のツアーを作成中だ。
そのときは僕が10年前に働いていたマーチソンフォールズ国立公園とそこに隣接するブドンゴの森にぜひ行きたい。ブドンゴの森にいるアオムネショウビンは僕がもっとも好きな鳥だ。
英名に赤なのに なぜキホオ(黄頬)なのかとコスタリカで見て、和名を調べてから思った。もう少し調べるとアマゾンの亜種は頬が黄色であることが分かった。でもなぜRed-loredから和名にしなかったのだろう。
コンゴウインコの中では最も小さい。パンタナールのロッジの椰子の木で朝と夕だけ見られることがあるが、見た回数は少ない。ぶら下がっていることが多く、頭が上であることもあまり見たことがない。
ムラサキ色の頭部と青い尾がとても美しい。トラを探し中にふと頭上を見ると緑の葉にまぎれているのを見つけることが多い。トラ年なのにコロナでなかなかトラを探しに行けていないのは残念でならない。