221 マーブルキャット Marbled Cat

東南アジアの熱帯雨林に生息する野生ネコ。ウンピョウに模様が似ていることから分類的に混乱していた。樹上でムササビやリスなどを狩るとされるが生態についての多くがわかっていない。ボルネオでナイトサファリで見られることはあるが、ウンピョウと同じくかなり難しい種だ。

 

 

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218 スンダウンピョウ Sunda Cloud Leopard

23年前にNHKの仕事で8週間ほどボルネオで過ごしウンピョウを探した。そのときにウンピョウを見ていなかったら、ふと大型野生ネコのうち見ていないのはユキヒョウだけだと、ヒマラヤに行くこともなかったかもしれない。
ユキヒョウを撮影したとき、気づくと自分が撮影していない大型野生ネコはウンピョウだけになっていた。
23年前は三脚をもっているアルバイトだったが、アルバイト代をもらって自分のお金でなかった。8週間いて撮影チャンスは1度しかなかったウンピョウを自分のお金で行くのはと気もひけたが、それでも行くしかない。数回は行くことを覚悟し、今回が2回目の挑戦で、運よく11夜で1回だけウンピョウに会うことができた。
そのウンピョウが撮影できた今回だが、今はスマトラとボルネオのウンピョウは スンダウンピョウ と大陸のウンピョウと種が分かれた。
次は大陸のウンピョウを探さないとという挑戦が待っている。

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208 ジャングルキャット Jungle Cat

インド亜大陸に生息する野生ネコ。インド グジャラートのヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園にて出会った。トラを探しているときやスリランカでも何度が出会ったが、まだ明るい時間帯に全身を見たのは初めてかもしれない。

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203 カラカル Caracal

けして数が少ないわけでもなく、分布は広い。しかし、なかなか見られないのがこのカラカルである。これまでアフリカにも住み、数多くのサファリをしてきて、4回、見たことはあったが遠方や藪の中で写真を撮ることはできなかった。そのカラカルがンゴロンゴロでよく見れているという情報をもとに2022年の年末にカラカルを探しに行ってきた。5日間、ンゴロンゴロで終日探し、5日目の最後のあと2時間で戻らなければならないというところでカラカルに会うことができ、長いこと観察することができた。

 

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196 ライオン Lion

アフリカで人を最も殺している哺乳類はカバだ。カバが臆病でパニックになりやすく、しかも体重3tもありながら時速60kmで走ることができるという。3トントラックに時速60kmにてぶつかられた衝撃をはいくらライオンでも無傷ではなく、カバがライオンの食事のメニューになることはほとんどない。
しかし、今回行ったルアハ国立公園のロッジの近くのライオンの群れ(プライド)はこのところカバばかり襲っているという。ルアハに到着した日の朝にまた1頭の大きな雄のカバが犠牲となった。その死体は喉ではなく頭蓋骨の上の方が噛まれて損傷し、頭蓋骨をかみ砕いて殺すジャガーのような狩りの仕方であった。背中に飛び乗り、噛みくだく急所をそのライオンのプライドは覚えたのだろう。そのライオンの群れの構成を見て、なぜその群れがカバを襲うようになったのか想像できた。
ライオンといえばメスが狩ると思われたりしている。また2~3頭の雄とたくさんのメスの群れとも思われていることが多い。でもそれは必ずしも正しいとはいえない。ライオンの雄は体重が重くメスより足は速くない。そのためトピ、ハーティビースト、ヌー、インパラといった足の速い動物ならばメスの方が狩りに適している。しかし、バッファローなどの大きく強い動物ならば力のある雄の方が狩りにむいている。
またライオンの雄は生まれた群れを離れ、狩りをしながら生き延び、成長したら他の群れの雄を追い出して新しいプライドを作る。その群れをはなれるとき、同年代の雄は一緒に出て行くことが多い。たとえば5匹の子供が生まれ、その5匹が全て雄である確率は2の5乗分の1の確率しかなく、それが全て群れを離れるまで死なずに生きられる可能性を考えればさらに少なくなる。しかし、それでも時に5匹以上の雄のグループができ、その雄の群れが3頭のメスしかいないプライドを乗っ取ったとき、ライオンでも逆ハーレム型の群れができる。つまり、カバを襲っていた群れはまだ鬣が生えきらぬ同年代の5頭の雄と雌3頭の群れで、おそらく乗っ取ったのが最近でまだ子供はいない群れだった。
雄5頭ではインパラの大きさの獲物では十分にお腹を満たすことができないだろう。インパラはたくさんいる場所であったが、それでは足らず、バッファローが水不足で移動してしまい大きな獲物がなくなったとき、オスライオン5頭という戦力でカバを襲い、そしてカバを殺す方法を覚えたのではないだろうか?そして4夜でカバは骨と皮だけになり、ハゲワシの食べ物となった。
久しぶりに日本の出発も帰国もほとんど満席の飛行機だった。

 

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182 サーバル  Serval

  サファリツアーにタンザニアへ行ってきました。動物のサイティングは信じられないくらい良かったです。 東アフリカで会ったことのなかったカラカルが2回、セレンゲティでクロサイ、チーターがヌーの大人を狩り、サーバルの良いサイティングが2回もありました。コロナの影響でセレンゲティのサファリカーはいつもの半分くらいで、プライベート感もあるサファリでした。

帰りの抗原検査の待ち時間や、書類、PCR検査など、まだコロナによる影響を受けなければなりませんが、日本での隔離期間も短くなり海外旅行が通常にできる日は近いはずです。

 

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170 ツシマヤマネコ Leopard cat(Amur cat)

かなり久しぶりの投稿です。コロナの影響で海外のワイルドライフツアーも中止しなければならない状態でした。国内のツアーは行われている状況で、日本のワイルドライフツアーの可能性を探っていました。ベンガルヤマネコと同種なツシマヤマネコは、生息数は70~100と推定されているとても貴重な動物です。そんなツシマヤマネコを探すツアーから添乗復帰をすることにしました。貴重な生き物にできるだけ影響を与えないで観察したいものです。車1台、お客様2名か3名まででご案内します。3月終わりから4月におこないますが詳細は西遊旅行へお問い合わせください。

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169 ジョフロイネコ Geoffroy’s Cat

ピューマを探し、ロッジに戻る途中で突然に出会うことができた南米の南部に生息する野生ネコ。18年ガイドしていた方が18年で4回しか会えていなかったというくらい幸運な出会いだった。大きさは普通のネコくらいで小さい。

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164 ピューマ  Puma

一昨日、パタゴニアのピューマツアーから日本へと戻りました。西遊旅行の添乗を始めたときから作りたかったツアーで3年かかりました。訪れてみると18年間の現地ガイド達の努力により人を餌と思わないし、人を恐れもしないピューマたちがいました。すぐ側を大型の肉食獣が歩いていて、それを歩いて追居続けることができました。しかもトーレス・デル・パイネの麓で世界で最も美しい場所のひとつとしても知られている場所で、ピューマと一緒に歩き、一緒に昼寝ができてしまう。本当に驚きました。

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144 マヌルネコ Pallas’s Cat

 

先日、モンゴルから帰国しました。ユキヒョウを探しに行ったのです。遠くに3頭のユキヒョウを見ることができました。その他にこの写真のマヌルネコの親子やコサックギツネ、アイベックス、アルガリなどにも会いました。全体的な印象としては狩猟圧が強いため動物達の警戒心が強く近づきにくい感じがしました。

日本から直行便で5時間で首都のウランバートルに着くことができます。気軽に行ける場所でもあるのでモンゴルの野生動物ツアーを作れたらとは思ってます。

 

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