◾️ツアー報告 秋の京都トレイルハイライト

毎年、多くの方にご参加いただいている京都のトレイル歩き。春は京都一周トレイルを一週間かけてあるく7日間。2026年は桜のベストシーズンに設定できました。(宿を確保するだけでも大変でした)

先週は紅葉のシーズンにハイライトを歩きました。秋は日が短く、一周コースを設定しにくいという事情があります。

ハイライトと言っても、一周コースに入っていない箇所を多く取り入れて、一周コースを歩いた方も改めて存分に楽しめる内容にしています。


比叡山を歩く日はケーブルにて登り下りは楽させていただき、その分、山上の回峰道や自社を巡りました。根本中道のある東塔、西塔。そしてなかなか訪ねるチャンスがない横川エリアまで歩きました。改めて日本の主たる宗派がここから生まれていることなどを学びました。

下りは琵琶湖側の坂本に下り、比叡山城下町のような石垣の街並みも歩きました。


京都市最高峰の愛宕山は一周トレイルには入っていないものの、全国愛宕神社の総本山で山頂に神社が建っています。火の神様で参拝すると火事には合わない縁起があります。

登山開始は清滝川から。今回のツアーの中では一番きつい山ですが、歴史も見どころもあって、飽きずに登ることができました。
雲が立ち込める下界から山上へ。晴れ空になる境目、美しい光芒が見られ、皆で夢中に写真からを撮りました。
下山してから清滝川沿いに高雄までの渓谷あるき。ここは京都トレイルのハイライトの一つでもあります。

京都トレイルの楽しみの一つはたくさんの様々な交通機関を利用して登山をすること。交通機関が豊富に発達している京都ならではの楽しみ方。叡山電鉄に乗って鞍馬へ。そして鞍馬から貴船へ義経ゆかり地をめぐりながら木の根道。この道は一周トレイルには含まれていませんが、京都ハイキングコースの名コースです。歩けるというだけで、旅の幅がぐっと広がります。
雨の後の木の根道は風情があります。
水の神様、貴船神社も奥社から貴船口まで紅葉を楽しみながら歩きました。
叡山電鉄のスタート、出町柳に戻り、時間がありそうなので、世界遺産の下鴨神社や糺の森、賀茂川ウォーキング、そして京都御所を歩きました。交通が発達している京都なので自由自在です。

最終日は大文字山、何度登っても楽しめる京都市民の山です。スタートは銀閣寺、哲学の道です。

大文字山の火床からの景観は素晴らしい!二百万年を見渡します。ここから蹴上まで縦走です。
蹴上へ下り、インクラインへ。琵琶湖疏水、南禅寺、水路閣などを楽しみました。人がほとんどいないような鎮守の森から、一気に人が溢れる観光地へ。このギャップがまた楽しいのです。
山ではレストランだったり、好きな駅弁だったり。夜はそれぞれ京都駅のまわりで楽しみます。

インバウンドが多く避けられがちな京都ですが、いやいや、静かな京都、豊かな自然溢れる京都、見どころはたくさん。また来春、京都を楽しみましょう。

◾️ツアー報告 あまとみトレイルを歩く

昨年からはじまった「あまとみトレイル」。86kmのトレイルを6日間かけて歩きます。トレイルは変化に富んでいて、古道や街道、原生林のブナの森、整備された森林セラピーの遊歩道、湖水や滝、渓谷も多いトレイルで楽しい。

ツアーでは紅葉真っ盛りのシーズン。ホテルは連泊を主として、毎日、温泉で疲れをとることができました。もちろん、荷物は回送しますので、毎日、日帰り装備で歩くことができました。

さまざまな樹木を楽しめたトレイルですが、圧倒的存在感のブナ原生林。今年はブナの実が不作でツキノワグマが心配でした。熊スプレー持参で歩きましたが、クマに会わずによかった。。

トレイルのスタートは長野駅、そして善光寺です。北国街道の道から始まりました。
りんごの収穫真っ盛り。りんご畑を縫いながら歩いていると、農家さんが一人一つお裾分けくださいました。ランチのあとで、みんなでいただきました。長野県民は優しい!嬉しい一コマでした。

長野駅から高度を上げて飯綱高原、そして戸隠高原へ。戸隠古道を歩いた二日目は雨でしたが、しっとりとした古道や参道は趣がありました。雨の日の暖かい新そば、美味しかったなぁ!
戸隠奥社の隋神門。ここではJR東日本、大人の休日の吉永小百合ポスター風写真を撮って楽しみました。

戸隠高原から妙高山麓へ。あまとみトレイルハイライトの一日は晴天。原生林の中を存分に歩きました。全く他の登山者はいません。途中、夢見平では昔の林業作業村跡があり、トロッコ道の跡がトレイルになっていて快適でした。
舞台は妙高山山麓に変わります。笹ヶ峰の森林セラピーの自然豊かな森や牧場歩き、迫力ある苗名滝なども見学しました。
広大に広がる妙高山麓の笹ヶ峰。気持ち良い、ずっと滞在したい場所です。

旅も後半に入り、野尻湖。そして斑尾山が見え始めました。手前左側の山が斑尾山。あまとみトレイルのゴールであり、信越トレイルのスタート地点でもあります。
トレイルの起点となるいもり池。妙高山を望みながら素敵なビジターセンターのカフェでゆったり。

雨とガスの野尻湖でしたが、雰囲気があります。素敵なランチレストランを予約できて、みなさんご機嫌でした。

そうして最後、ゴールの斑尾山へ。ブナの道です。斑尾山からの信越トレイルは110km、あまとみトレイルは86km。参加の何人かは両方とも完歩で、196kmのトレイルを繋いだことになります。

ツアーは温泉に入った後、飯山駅にて解散です。見事な二重の虹が出てくれました。そして駅前のTSURUYAさんでお買い物も楽しみました。

楽しく変化あるトレイル、信越トレイルと共に来年も設定予定。ぜひご参加ください!

◾️ツアー報告 秋の京都を歩く

春には人気の京都一周トレイルがありますが、日が短い秋はなかなかツアーを設定することが難しい。しかし美しい秋の京都も歩きたい。ということで、西遊旅行では京都トレイルハイライトと乙訓トレイルを設定しています。

京都トレイルハイライトでは一周トレイルから外れている愛宕山に登り、比叡山もなかなか行きにくい峯道をたどり横川中道を歩きました。鞍馬から貴船へ越える有名な木ノ根道や鴨川ウォークや町歩きも楽しいものでした。

やはり京都の山といえば、大文字山。ここからの展望、そして大都市京都を見下ろします。ここからの景色の中に、ぎっちりと歴史と文化とさまざまなものが詰まっている京都です。
大文字山は銀閣寺から登り、蹴上に下山。石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と叫んだ南禅寺を見学しました。

京都市の最高峰は大文字山に対峙して西に聳える愛宕山。全国に900ほどある愛宕神社の総本山で火伏の神と知られ、3歳までに参拝するとその人は生涯火事に合わないと言われています。
愛宕山へは清滝から。清滝川は京北から流れ、保津川と合流し、桂川になり、淀川に合流します。大都会京都のちょっと外れにこんな綺麗な清流があり豊かです。

鴨川といえば、出町柳に位置する賀茂川デルタの飛び石。楽しくほのぼのした場所です。
京都御所、出町柳、糺の森と下鴨神社そして賀茂川ウォーキングはお気に入りの散歩ルートです。
鴨川からしっかり歩けば、祇園や河原町など賑やかな界隈まで歩くことができます。ついでに錦市場などにも立ち寄ります。

鞍馬では若き義経、牛若丸が修練した史跡がたくさん残されていてはるか昔を想像しながら歩きます。
鞍馬山を越えると水の神様、近年人気の貴船神社です。夏の川床料理は一度体験したいものです。

京都の鬼門にあたる場所に位置する比叡山。多くの僧を生み出した聖地です。今回は千日回峰の僧が歩く回峰道をたどり横川中堂まで足を伸ばしました。静かで趣ある天候でした。

◾️ツアー報告 秋のあまとみトレイル86kmを歩く

紅葉シーズンの新企画、あまとみトレイルを歩くツアーが無事に終えることができました。

このツアーはロングトレイルの聖地、信越トレイルに繋がるルートで数年前に完成したルートです。

スタートは長野駅から善光寺、飯綱高原、戸隠高原、妙高高原、野尻湖から斑尾山を繋ぐ86kmのトレイルです。

今回は10/13発と10/19発の二本設定で、二本ともに催行しました。時期は近いものの、日に日に紅葉は進み、変化しました。また、天気により森も様子が変わり、美しい自然を満喫することができました。

長野駅をスタートし、北国街道でもある善光寺参道を歩いて進みます。
季節はリンゴの収穫真っ盛り。道祖神やお地蔵さんなど、信州らしい光景が多くみられました。
二本目のツアー時には、農家の方からたくさんのリンゴの差し入れ。新鮮なリンゴを存分にご馳走になりました。一本目のツアーの方、すみません。

飯綱高原からは戸隠古道、そして神道と言われる街道歩き。宝光社、中社、奥社へ向かいます。そして、戸隠といえば蕎麦。しっかり新そばのランチもいただきました。
戸隠の奥社からささやきの小径を通り、高妻山麓に広がる戸隠牧場。その広大な牧場を通り抜けます。だれにも会わない美しく伸びやかなハイキングでした。
戸隠連峰が美しい鏡池にも立ち寄りました。
戸隠から妙高山麓へ、黒姫山の中腹の森を抜けるツアーのハイライト。多種多様な森からブナの純林へ足を踏み入れます。本当に美しく楽しい森歩きでした。


そうして森を抜け、妙高山麓へ。妙高山、火打山、焼山など紅葉で染まった山々を眺めながら歩きました。

妙高山麓にも笹ヶ峰牧場が広がる、整備された遊歩道を歩きました。
笹ヶ峰から妙高高原方面へ降ると、現れる迫力ある苗名滝。ここで美味しいランチでした。
幸せのキノコ蕎麦!また食べたい!

長野と新潟の県境を歩きます。北国街道の関川の関所を通過します。
そうして舞台は後半、ナウマン象で知られる野尻湖へ。爽やかな風の中、湖畔を歩きます。ゴールの斑尾山も近づいてきました。
ゴールとなる斑尾山はブナの山、美しいブナ林が続きます。
そして、86kmのあまとみトレイル、ゴールです。ここから110kmの信越トレイルがさらに続きます。是非、116kmを完歩しましょう。

ツアーは戸隠に2連泊、妙高に3連泊で毎日美味しい食事と温泉で毎日疲れを癒すことができました。またトレッキングでは日帰り装備で歩くことができるように手配。毎日のゴールに車の迎えが来てくれて、ツアーならではの有り難さでした。

美しい日本の魅力たっぷりのあまとみトレイルでした。ちなみに“あまとみ“というのは、雨飾山、斑尾山、戸隠山、妙高山の頭文字から命名されています。

■ツアー報告 京都一周トレイル

京北トレイルを終え、京都一周トレイルがスタート!外国人で溢れる中心地を外れ静かな京都郊外の里や山々を歩きます7日間。町も自然も楽しき京都。博物館や美術館も盛りだくさんでいろいろ行きたいけども、まずは歩きます。今日は伏見桃山から竹林や照葉樹林を抜けて伏見稲荷。どっと一気に人が増えるギャップが楽しい京都トレイルです。

ロングコースの一日は人で溢れる伏見稲荷から1号線を越え、清水山、将軍塚から蹴上。そして大文字山へ向かいました。長いロングコースでしたが、静かな山旅を楽しみました。

東山から比叡山へ。比叡山では雨やモヤの雰囲気を堪能。桜も残り、シャクナゲも咲き始め「山笑う」はなやかになる季節です。

一週間歩き通すロングトレイル。比叡山から大原、鞍馬貴船を越え高雄へ。高尾から嵐山へは渓流沿いのハイライトを歩き、ゴールは松尾山。1週間も歩けば、天候もさまざま。ところどころ展望が開け、自分たちが歩いてきた山並みが見られます。

京都では外国人旅行者もたくさん、喜んで楽しそうな彼らを見ると嬉しくなります。
新緑の中をすすむ、保津川下り
静かであまり訪ねることのない京都を知る旅でもあります。

■ツアー報告 京北 日本の原風景を歩く

ネパールから帰国し、4月京都の北、京北へ。片波川源流域伏状台杉群を歩きました。とっておきの巨樹の森です。屋久島や芦生の森のような原生林ではなく、人と関わりが深い巨樹の森。そして、はるか昔、平安京を支え作り上げた森でもあります。ネパールにはない、繊細で年月を重ねた自然が懐かしく愛おしい!

著名な黒田の百年桜もちょうど一気に咲き開いた今日でした。これから京北トレイル49km、京都一周トレイル84km


いたるところに桜も残っていて、なつかしいような景色が続きます。自転車でのんびり回るのもいいなぁ!

■ツアー報告 AUTUMN COLORS JAPAN【金沢北陸編】

京都から金沢北陸方面へ特急サンダーバードに乗り移動。あっという間に金沢に到着しました。鼓門が象徴的で空港のような巨大空間を持つ金沢駅です。ここでもたくさんの旅行者がいますが、外国人はとても少ない。そして京都的なものもすべてこじんまりと詰まっているという金沢。兼六園、古い街並み、城跡からさらに美術館、近江町市場など、歩くのが好きな人ならば、すべて歩いて回れる金沢です。

日没時間がはやいので、夕食前に散策することができた主計町茶屋町、そしてひがし茶屋町。人影もまばらで、三脚を使っての街並み撮影。お店も早くにしまっていますが、すっきりと雰囲気がありました。


商人の町と武家の町がお城を中心にくっくり住み分けされた加賀百万石の風情がそのまま残されています。
兼六園は早朝の入園は無料、しかも朝日も綺麗で人がいない。ゆっくりとじっくりと朝食前の散策を楽しみました。さすが日本随一の庭園でとてもきれいに管理されています。もう12月、冬支度も万全の兼六園でした。

兼六園から急ぎ足で白川郷、そして五箇山を見学。人もすくなくて、はやりここも冬支度で忙しそうでした。


やはりここには干し柿など古き良き日本の原風景がありました。


能登まで移動、能登の白米千枚田ではライトアップを楽しみました。今回は照らされた遊歩道も歩き三脚を使って撮影。とても楽しい時間でした。あまり寒くなくてよかった。


輪島といえば朝市。商売上手そうなおばあちゃんたちが元気にお店をだしています。


海岸線を走りながら金沢へ戻ります。急速に冬型に気象が変わり、冬の厳しい日本海を体感しました。飛ばされそうな雨風で写真どころではない天気でした。

そうして金沢駅に戻ってきました。金沢駅は世界でもっとも美しい駅に日本で唯一選ばれている駅なのです。

■ツアー報告 AUTUMN COLORS JAPAN【京都奈良編】

旅の舞台は古都、京都へ。平安から歴史が積み重なり、町そのものが博物館であり宝箱のような京都です。そりゃ、世界中の人々が魅了されるはずです。しかしだからこそ、人が多いのです。

今回は写真がテーマのツアーでもあるので、なんとかうまく、美しい京都を見ていただければとおもいました。まず外国人には圧倒的に知名度と人気のある伏見稲荷大社と嵐山の竹林を早朝に訪ねるという計画がポイントでもありました。

近年、私(上鶴)は京都トレイルや京北トレイル、芦生の森や乙訓トレイルなどで京都を訪ねる機会が大変多い。行くたびに新しい学びや発見もあり、京都に魅了されています。オーバーユースといわれる場所を訪ねている方々には京都には静かないいところや自然がたくさんありますよ!ということを大きな声でいいたくなりました!

早朝に訪ねた伏見稲荷大社。同様に人がいない時間を狙った方々がいましたが、ちょっと待てば誰もいない鳥居を撮影できました。どうも、ここに着物と番傘の女性に立ってもらい撮影したいようでしたね。実はここも京都トレイルの一部。この少し手前には伏見桃山からの美しい竹林があり、そこにも案内することができました。



嵐山の竹林もこの通り、人がほとんどおらずに歩きました。ちょうど、朝日が竹林に差し込んで美しく印象的でした。このまま朝の静かな天龍寺も参拝。


朝の嵐山は静かでした。本来はのんびりとしたいい場所なんでしょうけど、昼間は人が多すぎる場所でもあります。


蹴上から大文字山の方へすすむと日向大神宮があります。蹴上は今の京都にとっては欠かすことのできない疎水の重要な場所。そんな説明をしながら日向大神宮へ。さすがにここは人が少なく静かです。大文字山縦走からの下山口でもありますが、格式の高い凛とした空気の場所です。


蹴上から南禅寺へ。「そうだ京都、行こう。」の今年のポスターは南禅寺。そしてポスター通りの美しい紅葉最盛期でした。

京都1日目、夕刻の清水寺へ。圧倒的な建築の清水寺ですが、それどころではない感じでした。が、夕空は美しかったです。

夜は東寺のライトアップにもでかけました。最近の京都ではたくさんの場所でライトアップがあり、早朝参拝もあり、寝不足になります。そしてそのおかげで、夕方から夜もどこも人がいっぱいです。


龍安寺の石庭では静かに座って。説明は不要ですね。


宇治にも立ち寄り。宇治平等院はやっぱり抑えなくてはなりません。10円玉と一万円札の鳳凰もご紹介。お茶を飲みたかったですが、有名店はどこもいっぱいで入れる状況ではありませんでした。。。。


奈良では春日大社、奈良公園、そして東大寺と定番コースですが、京都と違い、広々していて、すこしほっとします。旅行者は多いですが、のんびりできる奈良でした。外国人の方は鹿に夢中です!

■ツアー報告 新緑の芦生の森、春日の森

新緑の関西屈指の二つの森をめぐるツアーでした。現地のネイチャーガイドがじっくりと森の成り立ち、貴重な森の生態について話をしてくれながら歩きます。驚いたのは芦生の森のネイチャーガイドさんのレベル高さでした。

また春日の原生林では、地元愛の強いボランティアガイドさんが同行で、春日の森だけでなく奈良についてじっくり話をしてくださいました。

とても素晴らしいツアーでしたので、急遽、11月紅葉シーズンにツアーを再設定しました。ご興味ある方、ぜひご参加ください。今後の山歩きや自然観察に大きな学びと刺激をいただけると思います。

11/5 原生林・芦生の森と春日山原始林を歩く


心配したヒルもあまりいない場所を歩いて、喰われることなく楽しく歩きました。いろんなお話はいくら時間があっても足りません。


雨のおかげで葉っぱがキラキラ


太陽に透かして美しい葉


たくさんの美しい樹々の花を見られました。

花真っ盛りの季節でした。


雨の後だからこその、キラキラした美しさを発見


アカハライモリ!


モリアオガエルにも遭遇


お世話になった芦生山の家。自然を愛する方々が運営しています。地鶏三昧の夕食も美味しかった!


京都の芦生の森から、奈良へ移動。春日大社の鎮守の森へ。手付かずの原生林が残っています。


年月が経っても変わらない森、流れ、木々がありました。


旅の最後は若草山へ。鹿がお出迎え、素晴らしい展望が待っていました。


■ツアー報告 京都一周トレイルと京北トレイル

三月末からのネパール内院トレッキングから引き続き、春の極上シーズン。近年、4月は京都でトレッキング三昧です。今年も京北トレイルから京都一周トレイルと11日間、しっかりと桜と新緑の京都を堪能しました。

まずは京都で最後に咲く京北、黒田の百年桜。開花もバッチリでトレイルに花を添えてくれました。京北トレイルは京都一周トレイルに続く、サブコースで静かな田園地帯をぐるりと回る約50kmのコースです。ツアーは4日間。

そして京都一周トレイルは83km、ツアーは7日間。いづれもホテルに連泊して、日帰り装備で毎日歩きました。皆様、この春にしっかり歩いて、毎日、大浴場で疲れをとりつつ、歩き続けました。これは今年の夏に向けての身体作りには最高で、自身の体力への自信につながる山行となりました。新緑の美しい季節のトレイル歩き、山歩きするにも最適なシーズンでした。雨にもほぼ合わずに、歩くことができました。


満開のタイミングで訪ねることができた京北、黒田の百年桜。


京北エリアは元々京都寺社の材木を供給する大切な土地で、元々この川を筏を使い、木々を搬出していました。のんびりした田園風景が魅力の京北トレイルです。


京北トレイルの展望地、伸びやかな山並みが日本海沿岸まで続きます。


あまり訪ねる人も少ない伏見桃山城ですが、美しいお城です。


若草トレイル周辺には多くの竹林があり、たけのこ採りのシーズンでした。


人気の伏見稲荷神社。コロナ前のように外国人旅行者は京都に戻ってきました。京都は外国人だらけです。


比叡山では比叡山にふさわしいガスのかかった杉林を歩くことができました。幻想的な雰囲気の中、修験者を思いながら歩きました。


コースのハイライトでもある清滝川の渓谷歩き。いい天気で、清々しいウォーキングを堪能。


嵐山の竹林も多くの人で溢れかえっていました。やはり美しい景色の場所で、外国人からすればとても珍しい美しい景色なのでしょう。ただ、人が多い!


松尾山の照葉樹林の森。お気に入りの森を今年も歩くことができました。


京都盆地をぐるりと回る京都一周トレイル。あんな遠くの山並みを歩いてここまでたどり着いた!達成感満載です。


トレイルの最後に出てくる「山の神さん」にお礼をしてトレッキングの日々も終了です。


多くの外国人が戻り、賑やかになってきました。外国人からすれば、日本は食は豊かで美味しく美しい、全てが清潔で、人々は親切。自然も豊かで歴史も深い。モノも安くて、日本は極上の国だろうなと改めて今回京都を歩いて感じました。私自身、ネパールから帰国したばかりだったので、本当にそう思います!