■ツアーレポート 八甲田山樹氷と十和田湖 奥入瀬渓谷&下北半島北限の猿と寒立馬に会う

冬の青森、八甲田山と下北半島をめぐるツアーでした。このツアーは圧倒的な樹氷が広がる八甲田山を訪ね、なかなか行くことのない下北半島で北限の猿、そして寒立馬に会いに行くという内容。

冬の八甲田山樹氷はなかなか天気が安定せず、ロープウェイの欠航もあるので、3度訪ねることができるタイミングを行程に組み込んで臨みました。

二度目の訪問で見事な晴天とずらりと見渡す限り広がるモンスター。ラッキーなタイミングでした。これは一度は見たい日本の冬の絶景です。
それぞれ個性あるモンスターに対峙しての撮影です。

下北半島では世界的にも北限に住むニホンザルを訪ねます。保護された野猿公苑でもありますが、今回は野生の猿の群れも撮影することができました。そして寒立馬はモンゴル馬をルーツにした農耕馬で、性格も大人しく働き者。厳冬の下北半島にも耐えて立つ姿が健気です。

かわいい子猿。寒い冬を耐えながら暮らしています。
下北半島 尻屋崎で越冬する寒立馬。寒さに耐えながら辛抱強く暮らしています。

下北半島の絶景で知られる仏ヶ浦。冬に訪ねるにはたいへん厳しい場所ですが、雪が少なく天候にも恵まれて訪ねることができました。駐車場から海岸までの下り道(ということは帰りは登り。。)はなかなかのものでしたが、海岸に着いたときには歓声があがる景観でした。

奇岩のつづく仏ヶ浦。ここを自由に歩き回り、光を読んで考えながら撮影に臨みました。
風景写真は光を読むことがとても重要です。日が差した瞬間を逃さないようにトライ!

八甲田山麓には日本有数のブナの森が広がります。スノーシューで知られざる巨樹の乱立する森を歩いたり、樹氷のついた原生林を眺めたり、そして最終日には凍りかかった蔦沼をたずねました。ここではさまざまな自然の造形を探し出し、頭を使いながら撮影しました。

大雪にも負けずに撮影。スノーシューを履けば自由に雪の中を歩き回れます。
春を待つブナの森。広大に原生林が広がります。
さまざなま表情を見せるブナの森。白い森とも言われる母なる木です。
楽しい自分だけの被写体探し。カメラを持つと視点が広がり深く自然を見つめることができます。