秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

PROFILE 同行ガイド　五百澤 日丸 （いおざわ・ひまる）

新潟県在住。（有）レイヴン・所属。鳥類調査を中心に、執筆、写真撮影、ツアーガイドを行う。一番の関心事は、ヒマラヤ山脈から台湾・南西諸島・朝鮮半島・日本にかけての鳥類の分類・分布。主な著書に「日本の鳥550　山野の鳥　増補改訂版」（共著／文一総合出版）、「日本の野鳥650」（共著／平凡社）など。他にも著書多数。
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台湾バードウォッチングの魅力

台湾は九州ほどの大きさで、大きく分けて５つの山脈があります。中でも玉山山脈には4,000メートル近い峰のほか、3,000メートルを越える山が実に35座ほどもあります。山は急斜面な場所が多く、今でも人が入れない地域もあります。そうした環境の中、ウンピョウやカオジロムササビ、ツキノワグマ、センザンコウなど魅力的なほ乳類のほか、鳥類も600種ほど記録され、固有種は32種にもなります。

本ツアーは、種数を追うものではありませんが、子育ての時期に合わせて、ヤイロチョウとレンカクを中心に探します。ヤイロチョウは台湾では比較的多く、鳴き声を聞くことができます。このツアーでは、繁殖地を毎年大切に見守り保護活動をしておられる現地の方の指示に従いながら、ヤイロチョウを観察・撮影する予定です。さらに、養魚池やハス田などではレンカクの夏羽も狙います。運が良ければヒナ連れに出会えるかもしれません。また、少し趣向を変えて低山帯の渓流付近にも出向きます。こちらでは、シロクロヒタキ、タカサゴミソサザイ、ルリチョウ、コンヒタキ、ムネアカヒタキなどを期待します。時間次第では、町中や山地集落付近では、オオコシアカツバメ、オウチュウ、ヒメオウチュウ、ゴシキドリ、クロヒヨドリ、ヒメマルハシ、ホイビイ、キンバト、メジロチメドリ、ズグロミゾゴイなどにも出会える可能性があります。

ヤイロチョウ

レンカク成鳥

観察が期待できる野鳥

テッケイ、タイリクキジ(亜種タイワンキジ)、ズグロミゾゴイ、カンムリワシ(亜種オオカンムリワシ)、カンムリオオタカ、シロハラクイナ、レンカク、ベニバト、キジバト(亜種タイワンキジバト)、カノコバト、キンバト、バンケン、ヒメアマツバメ、ゴシキドリ、セグロコゲラ、ヤイロチョウ、ベニサンショウクイ、ヒゴロモ*、オウチュウ、ヒメオウチュウ、クロエリヒタキ、カケス(亜種タカサゴカケス)、タイワンオナガ、リュウキュウツバメ、オオコシアカツバメ、タイワンヤマガラ、ズアカエナガ、カヤノボリ、タカサゴミソサザイ、コシジロムシクイ、マミハウチワドリ、アオハウチワドリ、ダルマエナガ、メジロ(亜種ヒメメジロ)、ズアカチメドリ、ヒメマルハシ、マルハシ、メジロチメドリ、ホイビイ、ヤブドリ、ルリチョウ、シロクロヒタキ、コンヒタキ、ムネアカヒタキ、ハッカチョウ、ハクセキレイ(亜種ホオジロハクセキレイ)、コシジロキンパラ、シマキンパラ、ヒゴロモ、カタグロトビ、シロハラシキチョウ、シキチョウ、ジャワハッカ、インドハッカ、ミドリカラスモドキ、インドコムクドリ、アフリカクロトキなど
※台湾の鳥の和名については、近年、ネットなどで複数の間違った和名が使用されて混乱が生じています。本ツアーでは従来の正しい和名を使用しています。