ツアーのポイント
ポイント アンダマン島に5連泊でたっぷり探鳥
アンダマンの首都「ポートブレア」に滞在し、周辺の熱帯常緑樹林、マングローブ、湿地帯、海岸など様々な生息地を訪れ、アンダマン諸島で見られるほとんどの固有種と留鳥、渡り鳥を観察します。地理的に長い間隔離されてきたアンダマン島には20種以上の固有種が生息し、留鳥の多くがアンダマン諸島の固有亜種です。さらにほとんどの留鳥はインド亜大陸よりも東南アジアとの親和性がりあます。ユニークで多様性に満ちたアンダマンの野鳥観察をお楽しみください。これまでインド各地やネパール、スリランカで探鳥された方にも一押しのバードウォッチングツアーです。
ポイント 全員一人部屋利用、5名様より催行・10名様限定
アンダマンでは全員一人部屋利用のツアーです。現地在住のバードガイドが最新の観察情報に基づいてご案内。早朝~昼前、14時頃~日没にかけてバードウォッチングに出かけるスタイルで、昼はホテルでの休憩時間もあります。食事も南インド料理やベンガル湾のシーフードをお楽しみいただきます。
PROFILE 同行ガイド 大谷 力 (おおたに ちから)
1964年生まれ。鳥類調査とバードウオッチングガイドの二足のわらじで活動しています。若かりし頃には、バックパック一つで国内各地はもとより、鳥を求めてアジア、北中南米、アフリカ、オセアニアを徘徊。日本ではまだ広く知られていないような鳥や場所に一層魅かれる、フロンティア好きです。旅の行く先で、「鳥がいなければこんな場所に一生来ることも無かっただろうな、それどころかこんな場所があることすら知らなかったろうな」と、よく感動にふけっています。何年ガイドをやっていても未だに自分が一番夢中になってしまいがちなのが困ったところですが、ぜひ皆さんと感動を分かち合いたいと思っています。
COLUMN 大谷さんが語る アンダマン・バードウォッチングの魅力
アンダマン諸島は政治的にはインドに属していますが、インド亜大陸からは東に1000km以上も離れており、位置的にはむしろミャンマーやスマトラ島の方がはるかに近いという離島です。そのため鳥相も特異で、群馬県や大分県と同じ程の面積しかないにもかかわらず21種類もの特産種がいます。今回のツアーではそのほぼ全て、20種類の特産種を探します。
例えばフクロウ類だけでも4種類の特産種がいますが、中でも全身チョコレート色のムジアオバズク(Hume's Boobook)は目を引きます。アンダマンメンフクロウ(Andaman Masked Owl)はアンダマン特産種の中でも観察が難しい種の一つですが、なんとか見つけたいものです。
アンダマンコノハズク(Andaman Scops-owl)は私がアンダマンを訪問した2001年当時にはまだ鳴き声がほぼ知られておらず、コノハズクのアンダマン特産亜種の鳴き声と取り違えられていたという希少種です。これはアンダマン特産亜種のコノハズクの鳴き声があまりにも他のコノハズクと異なるために起きた誤解だったのですが、そのためこのアンダマン産コノハズクも将来の特産種候補となっています。
他にも全身黒く一見クマゲラにも似たアンダマンキタタキ(Andaman Woodpecker)や同じく全身黒いアンダマンカンムリワシ(Andaman Serpent-Eagle)など、面白い種がいろいろ見られるでしょう。特に今回期待しているのはアンダマンオオクイナ(Andaman Crake)で、その鳴き声は鳥の中でも最も低音の一つと言われています。またアンダマンコガモ(Andaman Teal)も、かつては絶滅寸前でまず見られないとされていましたが、近年では情報も充実しはるかに見つけやすくなっているようです。宿も連泊で行程的にも楽なツアーです。
インド探鳥の穴場、特産種の宝庫のアンダマンへ是非ご一緒しましょう。
COLUMN 固有種の宝庫アンダマン&ニコバル諸島
アンダマン&ニコバル群島はベンガル湾に位置し、ミャンマーのアラカン山脈の延長の一部が海面に表れているものと考えられています。何世紀もの間、他の陸地から地理的に隔離されていたためこれらの島々には固有の野生生物、固有亜種が多く、またほとんどの野生生物はインド亜大陸よりも東南アジアに強い親和性を持っています。現在、インド政府の規制によりニコバル諸島を訪問することはできませんが、アンダマン島の南部に滞在することでたくさんの固有種・固有亜種を観察することができます。
COLUMN 観察が期待できる野鳥
<アンダマン諸島固有種>
アンダマンコガモ Andaman Teal、アンダマンカンムリワシ Andaman Serpent-Eagle、アンダマンオオクイナ Andaman Crake、アンダマンモリバト Andaman Wood-Pigeon(アンダマン諸島&ニコバル諸島固有種)、アンダマンオナガバト Andaman Cuckoo Dove(アンダマン諸島&ニコバル諸島固有種)、アンダマンアオバト Andaman Green Pigeon(アンダマン諸島&ニコバル諸島固有種)、アンダマンバンケン Andaman Coucal、アンダマンメンフクロウ Andaman Masked Owl、アンダマンコノハズク Andaman Scops-owl、ムジアオバズク Hume's Boobook/Hume’s Hawk Owl、アンダマンアオバズク Andaman Hawk Owl、アンダマンヨタカ Andaman Nightjar、アンダマンキタタキ Andaman Woodpecker、アンダマンオオサンショウクイ Andaman Cuckooshrike / Bar-bellied Cuckooshrike 、アンダマンオウチュウ Andaman Drongo、アンダマンオナガ Andaman Treepie、 アンダマンヒヨドリ Andaman Bulbul、アンダマンムクドリ White-headed Starling(アンダマン&ニコバル諸島固有種)、アンダマンシキチョウ Andaman Shama、アンダマンハナドリ Andaman Flowerpecker
<留鳥>
クロサギ Pacific Reef Heron、クロカッコウハヤブサ Black Baza、シロガシラトビ Brahminy Kite、シロハラウミワシ White-bellied Sea Eagle、カンムリワシ Crested Serpent Eagle、カワリクマタカ Changeable Hawk Eagle、ミドリサトウチョウ Vernal Hanging Parrot、ダルマインコ Red-breasted Parakeet、オナガダルマインコ Long-tailed Parakeet、ハネアシユビアナツバメ Plume-toed Swiftlet、ジャワアナツバメ Edible-nest Swiftlet、ブッポウソウ Dollarbird、コウハシショウビン Stork-billed Kingfisher、アカショウビン Ruddy Kingfisher、ナンヨウショウビン Collared Kingfisher、チャガシラハチクイ Chestnut-headed Bee-eater、ムナホシアカゲラ Freckle-breasted woodpecker、モリツバメ White-breasted Woodswallow、コサンショウクイ Small Minivet、ヒイロサンショウクイ Scarlet Minivet、カザリオウチュウ Great Racket-tailed Drongo、クロエリヒタキ Black-naped Monarch、ルリコノハドリ Asian Fairy Bluebird、キバラタイヨウチョウ Olive-backed Sunbird、コシジロキンパラ White-rumped Munia
<渡り鳥>
ムナグロ Pacific Golden Plover、ダイゼン Grey Plover、コチドリ Little Ringed Plover、オオメダイチドリ Greater Sand Plover、メダイチドリ Sand Plover、アカアシシギ Common Redshank、ヒバリシギ Long-toed Stint、ハリオハチクイ Blue-tailed Bee-eater、オオヨシキリ Oriental Reed Warbler、チュウヨシキリ Clamorous Reed Warbler、ヤナギムシクイ Greenish Warbler、コサメビタキ Asian Brown Flycatcher、ツメナガセキレイ Yellow Wagtail、イワミセキレイ Forest Wagtail、ムネアカタヒバリ Red-throated Pipit
出発日と料金
2024年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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11月27日(水) ~ 12月04日(水)大谷力さん同行 |
8日間 | 438,000円 |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 5名(10名様限定)添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 45,000円(6月28日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 12,000円(デリー泊のみ) ※アンダマン島では全員一人部屋利用 |
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国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 デリー |
11:30発 18:10着 |
空路、インドの首都デリーへ。着後、空港近くのホテルへ。
デリー泊
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2 | デリー ポートブレア (チディヤタプ) |
朝発 |
空路、アンダマン島のポートブレアへ。着後、ホテルへ。午後、チディヤタプ地区での探鳥。チディヤタプは二次落葉樹林で、アンダマンオウチュウ、アンダマンシキチョウ、アンダマンヒヨドリなどの固有種の鳥を観察します。日没後はアンダマンコノハズク、アンダマンアオバズクなどの固有種のフクロウを探します。 ※ポートブレアでは海に面したコービンズコーヴのホテルに5連泊です。 ポートブレア:ホーンビルネストリゾート泊
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3 | ポートブレア (ショールベイ) (シッピガット湿地) |
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早朝よりショールベイの熱帯常緑樹林にて探鳥。観察の難しいアンダマンオオクイナにチャレンジするほか、アンダマンオオサンショウクイ、アンダマンオナガバト、アンダマンオナガ、アンダマンハナドリなどの固有種の他、固有亜種アカショウビンも探します。 午後はシッピガット湿地へ。固有種のアンダマンコガモの他、アンダマンで冬を越す水辺の渡り鳥やムネアカタヒバリ、ハリオハチクイなどを観察します。日没後はアンダマンヨタカ、アンダマンメンフクロウにチャレンジします。 ポートブレア:ホーンビルネストリゾート泊
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4 | ポートブレア (ハリエット山国立公園) (オグラブランジ湿地) |
早朝、ハリエット山国立公園へ。高い樹冠を持つ熱帯常緑樹林の林道を歩いて探鳥。アンダマンカンムリワシ、アンダマンアオバト、 アンダマンモリバトなどの固有種を探します。海岸ではナンヨウショウビンやクロサギなどを探します。午後はオグラブランジ湿地帯を訪れ、固有種のアンダマンコガモやキリアイ、トウネン、ヒバリシギなど水辺の渡り鳥を観察します。
ポートブレア:ホーンビルネストリゾート泊
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5 | ポートブレア (チディヤタプ) (オグラブランジ湿地) |
再びチディヤタプ地区を訪れますが、異なるエリアで探鳥。スミレテリカッコウ、ブッポウソウ、カザリオウチュウ、ミドリサトウチョウ、ルリコノハドリなどを探します。午後は再びオグラブランジ湿地を訪問し、異なるエリアで前日とは異なる種を狙います。
ポートブレア:ホーンビルネストリゾート泊
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6 | ポートブレア (フェラルガンジ保護林) |
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午前中、フェラルガンジ保護林で熱帯常緑樹林の野鳥を探します。午後は、湿地または森林地帯を訪れ、アンダマン滞在中に見逃した固有種や留鳥、渡り鳥を探します。
ポートブレア:ホーンビルネストリゾート泊
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7 | ポートブレア デリー デリー |
朝発 午後着 23:00発 |
空路、デリーへ。着後、早めの夕食の後、帰国の途につきます。 機中泊 |
8 | 東京 | 09:45着 | 着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝6/昼5/夜7:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エア・インディア
ご案内とご注意
査証(ビザ) | インド(25ドル)、代行手数料(5,500円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヵ月、査証欄余白は2ページ以上必要です。 |
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気候・服装 | 全行程夏服が基本となります。早朝や夕方の観察時や、ホテルなどではエアコンが強く冷えることがありますので上着もお持ちください。 |
利用予定ホテル | 日程及び下記をご覧ください。 ■デリー:レッドフォックス、シティパーク、プライドプラザ、サロヴァールタウラス、ミューズサロバールポルティコ 、フォーポイントバイシェラトン、ITCウェルカム、ホリデイイン、レモンツリー、ラディソン、ザ・ウムラオ、アショクカントリーリゾート、ノボテル、イビス、グリッツ |
日程について | 気候条件等を見て、臨機応変にご案内させていただきます。状況に応じて、観察場所の訪問順序を入れ替えてご案内する場合があります。 |
野生動物の観察について | 自然観察ですので、写真や日程表中の動物が必ずしも観察、撮影できるとは限りません。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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