秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

タジキスタン第2の都市 ホジャンド

  • タジキスタン

2024.03.04 update

日本では暖かい日が続き、春らしい気候になる4月。シルクロードの国々はいよいよベストシーズンを迎えます。今回は、タジキスタン第2の都市である「ホジャンド」についてご紹介させていただきます。

ツアーでは、ウズベキスタンから陸路で国境を越え、古来からシルクロードの要衝として栄えたホジャンドに入ります。ホジャンドではまず、活気あふれる市場「パンジシャンベ・バザール」を訪れます。

 

 

パンジシャンベ・バザール

 

「パンジシャンベ」とは「週の5日目=木曜日(イスラム教では日曜日から数えます)」という意味。活気あふれるバザール内には様々な食材が売られています。市場では、肉、乾燥ヨーグルト(丸い形のスルト)、ナッツ、スパイスなどが所狭しと並べられている風景に圧倒されながら、見学をお楽しみいただきます。

精肉店で、冷蔵庫を使わずに販売している様子が目に留まりました。売られている肉はそのまま外に出されています。

むきだしの肉が並ぶ

「冷蔵庫に入れていると新鮮な肉ではない」と思われるため、このような販売方法を取っているそうです。日本では腐ってしまうからと避けてしまう方法でしょうが、国が変われば風習が変わり、考え方や販売方法も変わるのですね。

バザールの前には「シャイフ・ムスリヒディン・モスク」があります。

シャイフ・ムスリヒディン・モスク

長い名前ですが、「シャイフ」は宗教上の集団の長を意味する尊称、「ムスリ」は助言という意味。彼は7歳のときに、中国の進行からホジャンドの町を救いました。「宗教の助言を与えた人」という名をもつこのモスクは、2000年に建てられたそうです。のんびりとしたバザールの見学後は、シルダリア川の展望ポイントにて写真タイム。展望所には中央アジアで活躍した英雄たちの像が並んでいました。

英雄たちの像が並ぶ展望所

2006年にオープンした博物館にも訪問。この博物館のすぐ裏手には、アレキサンダー大王の最果ての都“アレキサンドリア・エスハータ”の地に建てられた砦跡もあります。

砦跡

紀元前329年、アレキサンドロス3世がギリシャ人の入植地を建設。“アレキサンドリア・エスハータ(最果てのアレキサンドリア)”とよび、シルダリア川北方のスキタイへの砦としたといわれています。「エスハータ」とは「東」という意味で、1950年代から調査が行われ、30年後にようやく紀元前4世紀の城砦跡が発見されました。
博物館の内部では、石器時代から現代に至るまでタジキスタンの歴史が年代ごとに展示されていました。なかでも一番印象的なのが、地下階に展示されている「アレキサンドリア大王の生涯の大理石画」。彼はスピタメネス率いるソグド人たちの抵抗に非常に苦戦します。弱冠20歳で父フィリッポス2世の跡を継ぎ、ギリシャの王として、そしてペルシャの王として大帝国を築きます。しかしその後、部下の士気の低下によりインド遠征を諦め、帰路のバビロンで亡くなったといわれています。若き大王はまだ32歳でした。

見学を終えたら、町を流れるシルダリア川を眺めながらホテルに向かいます。

悠然と流れるシルダリア川

シルダリア川は天山山脈の2か所(キルギスと東部ウズベキスタン)に源を発し、キルギス、ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタンを通過して北西へ流れ、北アラル海に注ぎます。全長2,212kmのうちタジキスタン国内には197kmが流れているそうです。
紀元前3世紀のギリシャ人はこの川を「ヤクサルテス(穏やかな水)」とよび、8世紀のアラブ人は「サイフン(美しい平和な水)」、13世紀のモンゴル人は「シルダリア(穏やかな川)」とよびました。時代ごとに名前は変わっていきましたが、どの時代を通じても同じ意味をもつ言葉でよばれていました。

ホジャンドは、古い歴史と現代に生きる人々の活気を感じられる町のひとつです。「タジキスタンとテルメズの遺産」のツアーでは、タジキスタンの世界遺産である「サラズムの遺跡」にも足をのばします。次回の旅先の候補として、ぜひタジキスタンを選択肢に検討されてみはいかがでしょうか。

キーワード

アジア三大祭り スリランカのペラヘラ祭り

  • スリランカ

2024.01.16 update

世界の国々では沢山のお祭りがありますが、時期があえば是非訪れてみたいですよね?

今回はアジア三大祭の一つ『エサラ・ペラヘラ』についてご紹介します!

ペラヘラ祭とは?

ペラヘラ祭とはスリランカ最大のお祭りで、大規模なパレードが期間中は毎晩開催されています。『ペラヘラ』は"行列"という意味で、スリランカの伝統舞踊の他に電飾された象のパレードが注目の見所となるスリランカ各地で行われている行事です。なかでも有名なのが、毎年エサラ月(7~8月)の新月から次の満月にいたる15日間に行われる仏教の聖地キャンディのエサラ・ペラヘラ祭です。特にランドーリ・ペラヘラと呼ばれる最後の5日間が盛大なパレードが行われます。

いざ、ペラヘラ祭へ!

お祭りの当日、私達はシギリヤからキャンディに朝から移動しホテルにチェックインした後、お祭りのパレードがある中心地へと町中を散策しながら向かい16時30分頃に到着しました。お祭り開始予定時間は19時頃で、私達は既に座席の確保をしているのでまずはキャンディセントラル市場を見学しました。一階は果物や野菜、肉などの生鮮食品が並び二階は雑貨や洋服などが販売されています。

キャンディ中央市場

市場を一周し買い物などを終えた後、仏歯寺の見学へと向かいましたが仏歯寺へ行くまでも既に道路はお祭りへ行く人達でいっぱい。途中、身動き出来ないほどの人だかりができています。2019年より警備が強化されメインの通りへ行くまでに警察によるセキュリティチェックがありました。

 

まずは荷物検査があり、次に男女分かれて警察の身体検査をうけます。ライターを持っていれば没収の対象になります。返却は出来るそうですが、沢山の方のライターが混ざり同じものがたまたまあれば返してくれますが確実ではないので注意が必要です。

警備をする警察官たち

そのセキュリティチェックを越えても道は封鎖状態とばかりに人がおり普通に歩くことができません。パレードが通る道を両サイドに挟む歩道は日本のお花見の時のように既にシートを引いてお祭りを楽しみに待つ人達でいっぱいです。なんとか人だかりを割いてパレードの通る道路へと出ることが出来ました。警察が既に道路を警備していましたが開始時間一時間前までぐらいは道路の端はを通ることも可能です。

 

仏歯寺へと向かいましたが、2019年よりお祭りの期間は閉館時間が短くなり既に閉まっておりお寺の中へはいけないとのこと。その日の見学は諦め、翌日に見学するとになりました。仏歯寺とは代々の王朝でスリランカの王権者の印であり信仰の対象として扱われてきた仏歯(仏陀の歯)が現在は最後の王都が置かれたキャンディの仏歯寺に奉納されています。通常時は1日3回あるプージャ(お祈りの儀式)が行われ沢山の人で賑わいます。キャンディのペラヘラのお祭りのパレードはこの仏歯寺からのスタートです。この時は運よくパレードに参加する象達が装飾を身に付けるための場所へと移動をしている途中を見ることができました。

装飾準備へ向かう象

仏歯寺を後に確保している座席へと向かいます。座席の確認をしてパレードが始まると一切動けなくなるので先にお手洗いへと向かいます。指定席とは道路に立ち並ぶお店の軒先のテラス席を更に段差をつけるような形で設置されており座りながらゆったりとお祭りのパレードを楽しむことが出来ますがチケットの購入が必要です。私達は代金も既に支払い済みで前以て座席の場所まで電話で確認済みでしたが、知らない人が既に椅子に座っていたりすることもあるので言葉が難しい場合は指定席でも早めに座席確保のため向かう必要があります。自由席であれば空いてる場所をみつけお祭りを見学することができますが昼頃から既に場所の確保をする人達でいっぱいです。

パレードを待つ人々

夕食としてお弁当を注文していました。前以て用意をするか、もしくはパレードが始まる前までピザの売り子さんが販売をしておりその場で買うこともできます。19時10分頃にペラヘラ祭のスタートの合図がなりました。ただこの合図はパレードに出る象達の準備ができたという合図です。私達の座席は仏歯寺から非常に近い場所でしたが、実際パレードが仏歯寺をスタートして目の前で見れたのは19時40分頃でした。パレードのルートは仏歯寺をスタートして、キャンディ王国の守護神であるパトティニ寺院、カタラガマ寺院、ヴィシュヌ寺院、ナータ寺院の4つの寺院をめぐります。やっとパレードがこちらにやって来ました。まずはペラヘラ祭の始まりを飾るのはムチ打ちです。爆竹がついたムチを振り回します。爆竹の音は稲妻と雷を表しています。

旗を掲げたパレードの行列

ムチ打ちの次は仏旗と地方の旗を掲げた行列がやってきました。これはキャンディ王国が仏教を中心とした連合王国であることを表しています。また、エリアごとに旗に記されたマークが異なります。なにやら大きな拍手が沸き起こったと思ったら次は火の踊り子達です。火の輪やスティックを振り回し迫力満点です。なかには小さな子供達までいます。

火の踊り子たち

いよいよ象がやってきました。なにやら象に乗っている人が巻物を持っています。この巻物は昔のキャンディ王国の土地台帳で乗っている人は役人のようです。その次にやってくるのは音楽隊と踊り手達。元々は魔除けの意味があるヴェスのダンスや皿回しをする人達なども見ることも出来ます。

パレードの音楽隊

このお祭りのメインである仏歯を載せた象がやってきました。普段はお寺の境内に安置されている仏歯をこのときだけ外にだします。この仏歯を運ぶ象はとりわけ大きく立派な象牙を持ったものが選ばれます。

装飾された象

象の上に載せられた仏歯

仏歯が前を通る際は現地の人達は手をあわせて拝んでいました。その後、真っ白な傘の下を派手な衣装で歩くこのペラヘラ祭りで最も権威のある在家総代がやって来て、行列の最後に財宝を積んでいるというデコ車が通ります。これで一通りのパレードが終わりか?と思ったら、まだまだ終わりではありません!!

 

その後、続くのはルートで通る4つの寺院の行列が見えてきます。寺院ごとにイメージカラーの色分けをされており、ナータ寺院のイメージカラーは黄色で弥勒菩薩が奉られる寺院。イメージカラーは青色、ヒンドゥー教の神様ヴィシュヌが奉られるヴィシュヌ寺院。イメージカラーは赤色、ヒンドゥー教のシヴァの息子スカンダ(ムルガン)を奉られたカタラガマ寺院。最後にイメージカラーは白色、疫病を祓う女神パトティニ寺院。このパトティニ寺院は女神を奉る寺院なので踊り子は女性のみです。 この可愛らしい踊り子達が現れてパレードが終了です。

ヴィシュヌ寺院のパレード

カタラガマ寺院のパレード

すべて見終えたのは22時45分頃でした。さすが、アジア三大祭りと言わんばかりの見応えのあるパレードでした。お祭り自体素晴らしいものでしたが、現地の人の信仰や習慣を目にすることも出来る特別な機会となりました。ぜひ、お祭りの時期にあわせて旅に出かけてみては如何でしょうか。

 

キーワード

おいしいワインも!コーカサス料理のご紹介

  • アゼルバイジャン
  • アルメニア
  • ジョージア

2023.12.21 update

旅の目的といえば、名所旧跡や博物館、美しい自然や動物の観察などいろいろあると思いますが、やはり現地での食事も外せません。
「コーカサス料理」というと、日本ではあまり縁がなくピンとこないですが、実は美味しい料理がたくさんあります。そして、この地域はワイン発祥の地といわれ、おいしいワインもお楽しみいただけます。(ジョージアあたりが一番古いワインの発祥地ともいわれていますが、アルメニア側ではそう思っていないようです)。
それでは、弊社ツアーでもご賞味いただけるお料理の一部をご紹介いたしましょう。

 

コーカサス料理(一部)

 

▼ケバブ

中近東の代表的な牛や羊などの肉料理。

 

▼サジイチ

鉄板のボウルに肉や野菜を炒めたものが載った料理。

 

▼ホロヴァッツ

アルメニア版の豚肉の串焼きバーベキュー。バーベキューの大会があるくらいアルメニアではポピュラーな料理。

 

▼ハチャプリ

ジョージアのチーズを挟んだパイのようなパン。焼き立てが特に美味しい。家庭やお店によって味が違うのでそれも楽しめる。

 

▼ヒンカリ

ジョージア版の餃子。日本の餃子よりもかなり大きく、上部を持って手づかみで食べるのが現地風。つかんだところは皮の固まりなので食べない。

 

▼炒めたナス(右下)

コーカサス3国のどこでも出てくる前菜。日本人の口にも合いとても美味しい(お酒が進む味)。

   

ワイナリー見学

ツアーでは料理以外にワイナリーも訪れますので、そこでの様子もご紹介します。

ワイン工場の近代的な設備

昔ながらの手法(甕)でも作っています

甕からワインを取り出す様子

漏斗を使ってボトルへ量り売り

工場ではワインのテイスティングも

これらの料理やワインをお楽しみいただけるコーカサスのツアーがございます!もちろん食事だけではなく、教会や文化、自然など3ヶ国をたっぷり楽しんでいただける内容となっております。コーカサス諸国を、ぜひ次回のご旅行先候補のひとつにされてみてはいかがでしょうか?

キーワード

アンナプルナ内院トレッキング【動画】

  • ネパール

2023.11.02 update

展望地まで数十秒!「アンナプルナ内院トレッキング」を動画でご紹介いたします。
こちらのコースの一番の魅力はなんと言っても、アンナプルナベースキャンプの宿泊ロッジから数十秒で7,000m~8,000m級の山々を見られること。エベレスト街道のカラパタールやゴーキョピークはロッジから数時間、斜度のあるルートを登らないと展望地へは行けません。マチャプチャレB.C.と最深部のアンナプルナB.C.はまさに数十秒で最高の展望をお楽しみいただけます。

 

 

●迫力の大展望
ロッジから数十秒の展望地はカラパタールやゴーキョピークと比べると見劣りするのでは?と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。360度、迫力の巨峰群に囲まれたベースキャンプでは朝日に煌めくアンナプルナⅠ峰(8,091m)や夕焼けに染まるマチャプチャレ峰(6,993m)を存分にご堪能していただけます。山の迫力は、ネパール随一のコースです。

 

●このような方にもオススメ
①最高到達並びに最高宿泊の高度は4,130m。道中、ゆっくり標高を上げ、アップダウンを経て4,130mへ到達するので、高所順応もしやすコースです。さらに高みを目指して5,000m級のトレッキングへのステップアップに最適コースです。

②山の写真がお好きな方にもオススメです。最初にご案内した通り、ロッジから数十秒で展望地。早朝のアンナプルナⅠ峰の朝焼けから始まり、日中の山々を眺め、夕日のマチャプチャレ峰から最後に星空と山々を写真に収めることができます。こんなに気軽に撮影ができるのはアンナプルナB.C.の特権です。しかもアンナプルナB.C.には贅沢な2泊滞在します。

キーワード

ウガンダ マウンテンゴリラトレッキング

  • ウガンダ
  • ルワンダ

2023.09.20 update

 

ウガンダ・ルワンダ マウンテンゴリラ&ゴールデンモンキートレッキング」のツアーでは、間近に野生のマウンテンゴリラを観察できるトレッキングにご案内いたします。

標高2,000m前後の高地にあり、アフリカ原生林の姿を留めているウガンダのブウィンディ原生国立公園。1994年に世界自然遺産に登録されたこの公園では、360頭ほどのマウンテンゴリラが生息しています。

 

マウンテンゴリラとは

 

世界でウガンダ、ルワンダ、コンゴ民主共和国の3ヶ国の国境に広がるアルバータイン地溝帯にのみ生息しており、体は西アフリカなどに生息するローランドゴリラより大きく、長い毛を持ちます。雄の成獣は背中の毛が白くなるためシルバーバックと呼ばれ、身長170cm前後、体重は250kgを越えます。

 

一時、乱獲によって絶滅の危機に瀕していたマウンテンゴリラですが、20 世紀中頃から科学的な研究が進められるようになり、保護運動が開始されました。現在では、密猟者から守るためにレンジャーやトラッカーが一日中ゴリラを観察しています。そのおかげで、今では600 頭あまりのマウンテンゴリラが確認されるまでに回復してきました。

 

ゴリラが人に慣れるまで

ゴリラトラッキングが開始されるまでには、公園側で長い準備期間があります。まず、人間が近づいてもストレスにならないよう、ゴリラの「ハビチュエーション」(人に慣れさせること)を行わなくてはなりません。レンジャーが、初めは200m くらい離れたところから観察を始めて、だんだん距離を縮めていくそうです。もし近づきすぎて威嚇してきたりした場合はもう少し距離を置いて様子を見ます。

 

こうして徐々に接近していって、ゴリラがそのレンジャーに馴れるのに約6 ヶ月かかります。そこから不特定多数の観光客が覗きに来ても大丈夫になるまでには、さらに6~12 ヶ月かかります。ブウィンディ原生国立公園では設立の1991 年からハビチュエーションを開始し、1993 年からゴリラトラッキングが行われるようになりました。

 

マウンテンゴリラトレッキング・レポート

 

トレッキングの日、早朝まだ暗い時間に起きて朝食を取り、車でロッジからブウィンディ原生国立公園のブリーフィングポイントへ向かいました。しばらく待っていると、続々と欧米からの観光客がやってきて、最終的に50人ほどになりました。

ゴリラトレッキングのブリーフィングポイント

 

まずレンジャーから国立公園の概要やゴリラの数、トレッキング時のルールなどの説明を受け、その後各8人ずつのグループに分かれ、どのゴリラのファミリーに出会いに行くかが決まります。今回、我々は”MISHAYA”(ミシャヤ)というファミリーに出会いにいくことになりました。

レンジャーより説明を受ける

 

トレッキングではゴリラに負担をかけないよう厳重に人数が制限されており、各ゴリラのグループにつき1日8人までとされています。また、ゴリラに極度のストレスを与えないよう、風邪などの病気の人は参加を辞退する、くしゃみや咳をするときは後ろを向いてする、ゴリラを発見したらこちらからは7m以内に近づかない、観察中の飲食・喫煙は禁止、などのルールがあります。

 

ゴリラのグループがどこに居るかによって、どれくらい歩くかが変わってきます。トレッキング中、レンジャーが無線で連絡を取り合いゴリラ達の場所を把握して歩くため、95%以上の確率でゴリラと出会うことができます。

 

ブリーフィングポイントを出発して、期待を膨らませながら1列になり緩やかな坂道を登っていきます。足元は湿った土で滑りやすいものの、蔦のような植物が生えていたおかげでスムーズに登っていくことができました。

絶妙なバランスで頭に水を乗せるポーターの青年

トレッキング中の景色

 

1時間弱したところで、道を外れて「こんなところに行けるの?」という目を疑うような、道なき急斜面を進んでいくレンジャー。ゴリラに出会うため、ポーターの手を借りながら必死に下りていきました。

 

10分ほど急斜面を進み、皆さんが息を整えているとレンジャーより「ゴリラがすぐ近くに居るので荷物を置いて近づく」との情報。荷物を置いて静かに近づいていくと、雄のシルバーバックが見え、その後ファミリーに出会うことができました。

 

そっと、あまり音を出さないように近づいていきました。じっくり観察していると、赤ちゃんゴリラが母親に甘えたり、兄弟同士が喧嘩している様子が分かり、森の中ではありますが人間と同じような行動をしていることに気づき、微笑ましくなりました。

 

ゴリラのグループに出会ってから、観察が許可されるのは1時間のみ。1時間というと長いように感じますが、森の中に暮らすマウンテンゴリラのファミリーの愛らしい姿を眺めて幸福感に浸っていると、あっという間に時間が経ってしまいました。

 

大変名残惜しい中、その場を後にして来た道を戻りました。今回は、観察時間を含めて全体で3時間ほど。合計5~6時間かかることがある中、かなり順調に進みました。

帰り道も険しい…

 

ブリーフィングポイントに戻り、証明書を授与されゴリラに出会えた喜びの余韻に浸りました。時間が長くなったときのためにランチボックスを持ってきていましたが、早めに終わることができたのでロッジに戻り、見晴らしの良いテラスで食べることにしました。

ゴリラトレッキング証明書

ロッジのテラスでランチ

 

今回のように険しい道を進むこともあるトレッキングですが、15ドル程度でポーターを雇うことができます。荷物を持ってもらえるほか、手をとってサポートしてくれますので安心してご参加いただけます。ぜひ、野生のマウンテンゴリラファミリーの生活を間近に感じていただけたらと思います。

関連ツアー

ウガンダ・ルワンダ マウンテンゴリラ&ゴールデンモンキートレッキング

ウガンダ・ルワンダ マウンテンゴリラ&ゴールデンモンキートレッキング

ヴォルカン国立公園とブウィンディ原生国立公園 ウガンダ・ルワンダ2ヶ国の野生動物に出会う旅。

キーワード
PAGE TOP