ツアーのポイント

ポイント シルクロードの交差点コーカサス地方へ

多くのキャラバンが行き交い「もう一つのシルクロード」と呼ばれるコーカサス地方。古くから様々な王朝が攻防を繰り返し、複雑な歴史を歩んできた3ヶ国を一度に巡ります。

ポイント 見どころの多いジョージアには計7泊滞在

ジョージア軍用道路を北上しカズベキへ。トルコ国境に近いヴァルジアの洞窟都市も訪問。

ポイント ジョージア正教とアルメニア正教 それぞれの総本山を訪問

ジョージア正教の総本山・スヴェティツホヴォリ修道院と、アルメニア正教の総本山・エチミアジン大聖堂を見学。独自の様式が発達したコーカサスの建築様式をご覧いただきます。

ポイント 大自然を満喫できるのもこのコースならでは

東はカスピ海、西は黒海に挟まれ、雄大なコーカサス山脈やアララト山が聳えます。山々の展望を始め、コーカサス地方に広がる豊かな自然を堪能していただきます。

ポイント ヨーロッパ最後の秘境スヴァネティ地方を訪れる

ヨーロッパ最後の秘境といわれるスヴァネティ地方。コーカサス山脈麓の大自然の中に建つ歴史的建造物を眺めながら、ゆったりとハイキングをお楽しみいただきます。

訪問する
世界遺産

城壁都市バクー、シルヴァン・シャー宮殿、及び乙女の塔(アゼルバイジャン)/ゴブスタンの岩絵(アゼルバイジャン)/古都ムツヘタ(ジョージア)/ゲラティ修道院(ジョージア)/アフパト修道院(アルメニア)/ゲガルド修道院(アルメニア)/エチミアジン大聖堂とズヴァルトノツの考古遺跡(アルメニア)/上スヴァネティ地方(ジョージア)

COLUMN 十字架峠と三位一体教会 ジョージア軍用道路を走る

首都トビリシから、北オセチアのウラジカフカスまでの212kmを繋ぐジョージア軍用道路。18世紀に帝政ロシア軍によって建設されたこの道路は、現在はロシアとの物流に利用されています。ジョージア第二の高峰・カズベキ山(5,074m)を望みながら、最高地点2,395mの十字架峠を越えるとカズベキの町に至り、郊外の丘には三位一体教会が残っています。雪をいただくコーカサスの高峰の麓に建つこの教会は、古来からペルシャやオスマン帝国等の周辺のイスラム勢力の侵略を受けながらも、かたくなにキリスト教の信仰を守ったこの国の歴史を体現するかのようにひっそりとたたずんでいます。

十字架峠
コーカサス山脈を越えるジョージア軍用道路からの展望
ジョージア第二の高峰・カズベキ山と丘の上に建つ三位一体教会
三位一体教会

COLUMN 各国の風土に根ざした 食文化を楽しむ

古来より様々な民族が往来したこの地には、独特の食文化が残っています。キリスト教国のため豚肉を食べるアルメニアでは、イスラム圏で食されるシシケバブにあたる串焼きの素材は豚肉となり、ホロヴァッツと呼ばれています。またジョージアでは、中央アジアからトルコを経由してマンティ(餃子)の文化が伝わり、ヒンカリという餃子が食されています。ヨーロッパに近くなるため、肉の他に玉葱やコリアンダーといった具材が使われています。また東方の影響で香辛料を使った料理もみられます。コーカサスに残るその土地ならではの伝統料理も楽しみのひとつです。

屋外で楽しむ食事とワイン
ホロヴァッツ(アルメニア)
ヒンカリ(ジョージア)
サフランを使ったプロフ(アゼルバイジャン)
ハチャプリ(ジョージア)

COLUMN ワイン発祥の地 ジョージア

ジョージアは紀元前8,000年にまで遡る歴史を持つ「ワイン発祥の地」とされ、豊かな土壌と温暖な気候により産み出されたこの地のワインは、シルクロードを通り中国やエジプトまで伝わったと言われています。葡萄をまるごと「クヴェヴリ」と呼ばれる素焼きのカメの中で発酵させる伝統的なワインの製法は、2013年にユネスコの無形文化遺産にも指定され、現在再び世界の注目を集めています。ツアーでは、世界最古のワインの産地で今なお伝統的な製法でワインを産出しているワイナリーを訪れるほか、世界的にも品質を認められ各国に輸出を行っているワイナリーを訪問します。葡萄本来の香りが非常に高いとされるこの地のワインをお試しください。

素焼きのカメ「クヴェヴリ」
ワイナリーでの試飲(一例)

COLUMNヨーロッパ最後の秘境
「上スヴァネティ地方・ウシュグリ村」を訪問

上スヴァネティ地方はコーカサス山脈の高峰群に囲まれたジョージア北西部に位置しています。歴史的に多くの侵略を受けてきましたが、その地理的条件から独自の文化が守られ、この地方のジョージア正教会の聖堂や塔などの建造物は1996年にユネスコ世界遺産に登録されました。ツアーでは伝統建築が多く残るウシュグリ村を中心に、コーカサス山麓に残る独特の建築文化と雄大な自然をお楽しみいただきます。

石の塔が並ぶウシュグリ村
シハラ山とロマリア教会

出発日と料金

2026年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
07月04日(土) ~
07月21日(火)
18日間 878,000円
10月03日(土) ~
10月20日(火)
18日間 878,000円
発着地 東京発着 最少催行人員 8名(16名様限定)添乗員同行
燃油サーチャージ 不要(11月14日現在の見込み)
一人部屋追加代金 98,000円
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
現地合流・離団について 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。
  • 相部屋ご希望の場合でも、ご出発の時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 東京(成田) 22:30発 空路、カタールの首都ドーハへ。
機中泊
2 ドーハ
ドーハ
バクー
04:05着
08:45発
12:35着
ドーハ着後、航空機を乗り換えて、アゼルバイジャンの首都バクーへ。着後、噴き出した天然ガスが燃え続けるヤナルダーグアテシュギャーフバクーの旧市街及び市内の観光乙女の塔シルヴァン・シャーの宮殿シャマフ門等)。
バクー泊
3 バクー
シャマフ
シェキ
08:00発

17:00着
午前、世界遺産のゴブスタンの岩絵を見学。その後、専用車にてシェキへ。途中、シルヴァン諸王朝の都だった古都シャマフを訪れ、ディリババ廟カスピ海ヨーグルト作りなどを見学します。
シェキ泊
4 シェキ
(国境)
テラヴィ
08:00発

19:00着
朝、旧市街を散策シェキ・ハーンの宮殿等)。その後、専用車にて国境を越え、ジョージア・カヘチア地方の中心地テラヴィへ。途中、歴史あるジョージアワインのワイナリーを訪れます。
テラヴィ泊
5 テラヴィ
ムツヘタ
グダウリ
09:00発

18:00着
朝、テラヴィの市場を見学。専用車にて、世界遺産の古都ムツヘタへ。途中、伝統的なワイナリーを訪問。ムツヘタ着後、ジョージア正教最古のスヴェティツホヴォリ修道院ジュワリ寺院を見学。その後、ロシアへと通じるグルジア軍用道路を北上しグダウリへ。
グダウリン泊
6

グダウリ
(カズベキ)
トビリシ

09:00発

18:00着
専用車にて、コーカサス山脈の大パノラマが広がるカズベキへ。コーカサス山脈の展望を楽しみながら、山上の聖三位一体教会を訪れます。その後、ジョージアの首都トビリシへ。途中、アナヌリ教会を見学。
トビリシ泊
7 トビリシ
(国境)
アフパト修道院
セヴァン湖
ツァフカゾール

08:00発




18:00着

専用車にて、国境を越えアルメニアのツァフカゾールへ。途中、世界遺産のアフパト修道院を見学。昼食は、アルメニアの串焼き肉ホロヴァッツをご賞味ください。また、コーカサス最大の湖セヴァン湖に立ち寄り、湖畔の散策もお楽しみいただきます。
ツァフカゾール泊
8 ツァフカゾール
エレヴァン
(ホルヴィラップ修道院)
  専用車にて、かつてペルシャとアナトリアを結んだ古代のシルクロードを走り、アルメニアの首都エレヴァンへ。途中、ノラドゥーズにて、アルメニア正教ゆかりの石碑・ハチカルを見学。セリム峠では、かつてのキャラバンサライ、アレニ村では、アルメニアの至宝と称えられるノラヴァンク修道院に立ち寄ります。また、アララト山を背にして建つホルヴィラップ修道院も見学します。
エレヴァン泊
9 エレヴァン
(エチミアジン大聖堂)
(リプシマ教会)
(ガルニ神殿跡)
(ゲガルド修道院)
  終日、エレヴァン及び郊外の観光(歴史博物館、トルコ国境に位置しヘレニズム建築の壮大なガルニ神殿跡、巨岩を掘って造られたゲガルド修道院等)。昼食はアルメニアの主食ラワシュをご賞味ください。夜はアルメニアの伝統音楽を聞きながらの夕食をお楽しみください。
エレヴァン泊
10 エレヴァン
ギュムリ
08:00発
18:00着
午前、エレヴァン及び郊外の観光(アルメニア正教の総本山エチミアジン大聖堂、世界遺産に登録されたズヴァルトノツ遺跡、7世紀創建のリプシマ教会等)。その後、専用バスにて、アラガツ山麓を北上し、ギュムリへ。途中、アルメニア正教の教会群を見学。美しい花々の景色もお楽しみください。夕食は清流で育ったマス料理をお楽しみください。
ギュムリ泊
11 ギュムリ
(国境)
ボルジョミ

08:00発


18:00着

国境を越え、再びジョージアに入ります。途中、ジョージア最大の洞窟都市ヴァルジアを訪問します。
ボルジョミ泊
12 ボルジョミ
クタイシ
08:00発
13:00着
専用車にて、ジョージア第2の都市クタイシへ。着後、バグラディ大聖堂ゲラティ修道院を見学。
※ゲラティ修道院は2025年11月現在、修復中となります。工事が完了しない場合は、代わりにモツァメタ修道院を訪問します。
クタイシ泊
13 クタイシ
メスティア
09:00発
17:00着
専用車にてコーカサス山中の自然の中に独自の文化が残る世界遺産の上スヴァネティ地方へ。
メスティア泊
14 メスティア
ウシュグリ村
08:00発
11:00着
専用車分乗にてヨーロッパで一番標高の高い常住村とされるウシュグリ村へ。着後、タマラ女王の塔へのハイキング。塔の連なる村の景色と、ジョージア最高峰シハラ山の展望をお楽しみください。
ウシュグリ村泊
15 ウシュグリ村
メスティア
14:00発
17:00着
朝、シハラ山を望み、雄大な山々を見ながらウシュグリ村の散策。その後、専用車分乗にてメスティアへ。 着後、上スヴァネティ地方の中心メスティアと周辺の村を散策。外敵に備えて造られた独特の建築様式をご覧ください。
メスティア泊
16 メスティア
トビリシ

07:00発
18:00着

専用車にて、首都トビリシへと戻ります。
トビリシ泊
17 トビリシ
ドーハ
21:40発
23:45着
出発までトビリシ市内観光(町を望む丘の上に建つメテヒ教会旧市街の散策等)。夜の航空機にてドーハへ。
機中泊
18 ドーハ
東京(成田)
02:35発
18:55着
ドーハ着後、航空機を乗り換えて帰国の途につきます。着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝15/昼15/夜15:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:カタール航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) アゼルバイジャン(30米ドル)、代行手数料(5,500円)。旅券の残存有効期間はジョージア入国時に6ヶ月、査証欄余白は2ページ以上必要です。ジョージア、アルメニアは査証不要です。
気候・服装 7月は夏服、10月は合服が基本となります。朝晩や天気の悪い日は気温が下がりますので、上着もご用意ください。
利用予定ホテル 下記のホテルリストをご覧ください。
■バクー:ハイアットリージェンシーバクー
■シェキ:シェキパレス、マカラホテル
■テラヴィ:ゲストハウス
■グダウリ:グダウリイン
■トビリシ:ホリデイインエクスプレス、アストリア、ブリム
■ツァフカゾール:マルチレスストハウス
■エレヴァン:メトロポール、アニプラザ、アビアトランス
■ギョムリ:ベルリン・アート、ギョムリ、オリエンタル、オリンピック
■ボルジョミ:ボルジョミパレス
■クタイシ:ゲストハウス
■メスティア:シャーレ、シュブ、カラ、マウンテン
■ウシュグリ:ゲストハウス
宿泊について

一部のホテルはバスタブがなくシャワーのみとなることがあります。ジョージアのテラヴィ、クタイシ、ウシュグリ村では民家風ゲストハウスにお泊まりいただきます。温かいもてなしと地方色豊かな雰囲気は民家ならではのものです。設備は簡素でシャワー・トイレは共同となります。部屋数に限りがありますので、分宿になったり、御一人部屋をお取りできないことがあります。そのような場合は変更補償金の対象外とさせていただきますが、生じた差額は返金いたします。

観光について 教会や修道院は、神父が外出している場合等、中に入れないことがあります。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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旅行企画・実施 株式会社 西遊旅行
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