まだ暗いうちにホテルで朝食を済ませ、日の出の少し前に干拓地に到着。ツルのエサを撒き始めるころにはツルにも動きがではじめ、皆さんは日の出前の「月とツルとのコラボ」、「朝焼けのツル」を撮影し始めます。

ほぼ快晴で天気に恵まれた感じですが、朝焼けは少し雲があった方がアクセントがあってよいかもしれません。気温も高めだったので、焼け方は少し物足りない感じだったでしょうか..。日の出前後の撮影を終えると、つぎは電線に集まるカラス類をチェック。ミヤマガラスの大群に混じり、今年はコクマルガラスも多く見られました。コクマルガラスは全身が黒いタイプの方が多いですが、白い部分がある個体も数羽見られ、近くで撮影できたと思います。

カラスの次は、昨日も観察したホシムクドリを発見。昨日同様、電線にとまるムクドリの群れに、ホシムクドリ数羽が混じっていました。外観は違う印象ですが、お互いに近縁の仲間だとわかるのでしょうね。出水の鳥たちにとって電線はありがたい存在のようで、ニュウナイスズメの群れも電線にとまっていました。ニュウナイスズメはスズメと異なり、オス・メスで模様が異なるのが興味深いです。

河川沿いを歩くと、カイツブリやキセキレイ、イソシギなどの水辺の種が出現。ヨシ原では、期待していたツリスガラの声が聞こえ始めましたが、ヨシ原が対岸で距離もあったため、運のよい方のみ姿を見られたようです。河川沿いをさらに進むと、ミサゴ数羽が飛翔したり電柱にとまっていたりしていました。ここも毎年ミサゴがよく出るところで、堰の周辺はエサも取りやすいようですね。昼食はコンビニで済ませ、昼前後は山のダムに行ってみました。ここのターゲットはヤマセミやオシドリ、クマタカなどですが、確実性の一番高いと思っていたカモ類が例年の1/5もいません。ちょっと焦って遠くを探すと、かろうじてオシドリも見られました。ダムは例年よりも水位が目立って少なく、水際に安心して過ごせる環境がないことがカモ類全般、そしてオシドリの少なさに影響しているような印象でした。ダムサイトではジョウビタキやミソサザイなどを確認し、ちょっと早めに干拓地に戻りました。戻ってきた干拓地ではクロヅルが何度か見られましたが、ソデグロヅルやアネハヅルには出会えませんでした。

5日目
この日はチェックアウトもあるため、朝食はとらずに早めに出発。昨日と同じ場所で夜明けを待ち、日の出前後の撮影を始めました。この日は少し雲があり、快晴の昨日と比較すると、背景に変化も出てきました。

ある程度明るくなってツルが落ち着くのを待ち、ツルのねぐらをチェックしてみると、待望のソデグロヅルを発見。急いで皆さんを呼びに戻りましたが、タッチの差で間に合いませんでした(残念!)。一旦ホテルに戻り、朝食を済ませてからチェックアウト。残り時間は少なくとも、時間の許す限り干拓地で観察や撮影を行いました。まずは観察センター屋上でツルをチェックすると、近くの方からサカツラガンがいると教えてもらいました。サカツラガンはエサを食べるツルの陰に見え隠れしていましたが、おかげさまでバッチリ見ることができました。サカツラガンも日本に飛来する個体数は少ないので、ラッキーでした。

そして、あたりを付けていたタゲリが撮れそうなところをゆっくり流してもらうと、期待通りの耕作地にタゲリを発見。静かに待つと近づいてきましたが、近くの2羽がけんかを始めました。一瞬のケンカは何度も見たことがありますが、頻繁に同じ個体同志でケンカを続ける光景は初めてだっため、皆さんにもたくさん撮影してもらいました。

出発時間も迫り、さいごに観察センターでトイレを借りようと立ち寄ると、屋上の方々がアネハヅルを見ているとの情報をゲット。急いで皆さんと屋上に上がると、アネハヅルは比較的見やすいところにいてくれたので、最後の最後でようやく、全員で観察・撮影することができました。

予定を10分ほど過ぎていましたが、おかげさまで最高の締めくくりとなりました。確認種をチェックすると、合計で109種(ドバト含む)となったようです。13時を少し過ぎたころに鹿児島空港に到着し、皆さんと解散しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

