秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

「青ヶ島」と聞いて、どこにある島かすぐにお分かりになりますでしょうか?日本ではあまり知られていない島ですが、秘境好きや島好きの人にとっては一度は訪れたいと思うのが青ヶ島です。

 

青ヶ島は東京都の島嶼(とうしょ)地域に属し、東京から約360㎞離れ、八丈島から約70㎞南下したところにあります。周囲9㎞の島内に178人の人々が住んでいます。日本で一番人口の少ない村となります。

 

青ヶ島への行き方は八丈島からヘリコプターで行くか、同じく八丈島から出港する船を利用するかの手段となります。ヘリコプターは毎日1便ありますが、座席が9席しかありません。船は週に3~4便の就航がありますが、海況に左右されるので年間就航率は50%です。この就航率の悪さが人を寄せ付けない島にしています。

ポッカリと浮かぶ青ヶ島

周囲は浜辺がなく断崖絶壁です

この青ヶ島に2020年11月中旬の「東京諸島最後の秘境・青ヶ島と八丈島ハイキング」ツアーで訪れました。その際の内容をご紹介したいと思います。

青ヶ島滞在記

八丈島の空港に到着し、ターミナルに入って正面がANAのカウンター、右側に行くと東邦航空(ヘリコプター)のカウンターがあります。9:20出発で8:30から受付開始となります。チェックイン時は、名前のみ伝えればOKとのこと。手荷物は、1人5kgまで超過料金はかかりません。チェックインが終わったら保安検査前のベンチで待機。時間になったら順番に保安検査へ。いよいよ搭乗開始です。

八丈島空港から青ヶ島へ

歩いて搭乗

添乗で数回、ヘリコプターに乗ったことがありますが、寒かったり、座席が薄く痛かったりしていましたが、さすが旅客用のヘリは暖かく、クッションの効いた椅子で、しっかりベルトもあります。離陸も滑らかでゆっくり上昇、ジェットコースター好きとしてはもう少し重力を感じる飛行を期待してしまいましたが、なんとも快適な飛行でした。

 

おおよそ高さ800mから1,000mくらいを250kmから270kmの速さで飛行。あっという間に青ヶ島が見えてきたら、青ヶ島の北側にあるヘリポートへするっと着陸。無事に青ヶ島上陸です。

機内の風景

青ヶ島が見えてきました

天気が最高に良いので早速、青ヶ島最高峰の大凸部(おおとんぶ)431mへ。ガイドさんから青ヶ島の植生や習俗を聞きながら登ります。ほんの15分程度で頂上に到着。頂上からの展望は本当に素晴らしかったです。二重式カルデラが綺麗に見えて、360度の水平線の絶景を見回すことができます。なんと言っても晴れ渡る空と太陽が迎えてくれました。

大凸部(おおとんぶ)への道中

二重式カルデラ 外輪山と丸山を望む

頂上の風景

青ヶ島唯一の史跡、還住の立役者「佐々木次郎太夫」のお墓を見学し、景色をみながら青ヶ島の歴史などの解説を伺いました。

佐々木次郎太夫の史跡

お昼は地熱窯を利用したひんぎゃでクッキング。宿で頂いた食材を網に入れて地熱で温めます。じゃがいも、さつま揚げ、魚、卵や、おにぎりまでも温め、食材そのものの味わいを堪能しました。

ひんぎゃ(水蒸気)

ひんぎゃを利用した地熱窯

ひんぎゃの水蒸気で丸蒸しする

30分ほど調理の間にオオタニワタリの群生を見に行くことに。まさにジュラシックパーク的な景観を楽しめる森を散策。辺り一帯は溶岩の割れ目や、ゴツゴツ隆起があり、そこに木々の株や岩の上などにオオタニワタリが所狭しと生えていてとても雰囲気のある景色。

オオタニワタリは絶滅危惧種に指定されています

葉の裏には胞子がいっぱいついています

内輪山の丸山一周ハイキングへ。外輪山の中にあるもう一つのカルデラを回ります。ガイドさんからは丸山の山容がまだらになっている理由やがけ崩れの侵食の話などを聞きました。運が良ければ、貴重な野鳥のアカコッコを観察できるそうです。そして八丈島の富士講から影響を受けた青ヶ島の御富士様でお祈りをして下山。

内輪山の丸山を歩く

青ヶ島にも八丈島由来の富士講があります

池之沢に伝わるお話

観光に散策に盛りだくさんに歩きまわって、足が疲れてきました。島の人ったちの憩いの場であるふれあいサウナへ。通常のサウナは熱と乾燥とで喉が痛いですが、水蒸気サウナなら湿度があって大丈夫とおっしゃる方もいらっしゃいました。たっぷり汗をかいてさっぱりしました。夕暮れが濃くなってきましたが、最後の観光、三宝港へ。日本で唯一、船の停泊がなく、船を釣り上げて陸地に止めるという構造の港です。また、海はストーンと切り立っているので、水深の深いところにいるヒラマサ、カンパチも防波堤から釣れるそうです。

島唯一の港・三宝港

船の荷物をクレーンで運搬します

港に停泊ではなく、陸に船を止めます

帰り際、お土産屋さんへ行き、青ヶ島のお土産を購入。夕食も芋つきやなめろうなど青ヶ島の食を楽しみました。夕食後、みんなで地面に横になり、満点の星空を鑑賞、ちょうど獅子座流星群が近いため、流れ星もたくさん見ることができました。こうして西遊旅行初の青ヶ島は更けていきました。

青ヶ島から八丈島へ

翌日も晴天となり、無事にヘリコプターで八丈島に戻ることができました。

今回ご参加いただいた方の中にも、以前船の欠航や日程の都合で青ヶ島行きを断念したが、念願の青ヶ島の地を踏むことができたという方がいらっしゃいました。

 

ご興味が湧いた方は、ご検討をよろしくお願いいたします。

 

 

▼関連ツアーのご紹介

東京諸島最後の秘境・青ヶ島と八丈島ハイキング

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さて、パート②は一気に終点・歌劇の街、宝塚までの行程をご案内いたします。

鵯越駅から、朝の気持ちのいい時間帯、小鳥がさえずる木漏れ日の中、森を歩きます。その先の下水処理場から前方には、菊水山(459m)の頂上に立つ電波塔が見えます。

電波塔があるところが菊水山(459m)の頂上

菊水山の山名は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した天才指揮官(武将)の楠木正成の家紋(菊水)が生誕(1935年)祭600年に山腹の若松に掘られたことが由来。ひたすら急で直登の階段が続きます。辛抱強くペースを乱さずジリジリと登ります。頂上手前から視界が開け、神戸の港景色をご堪能いただけます。

菊水山(459m)の頂上へ到着

菊水山(459m)頂上より神戸景を望む

ポートアイランド。赤色はポートタワー。

登頂後、一気に天王吊橋まで下り、登り返して鉄塔の真下をくぐり、鍋蓋山(486m)へ。頂上からの景色も格別です。

鍋蓋山(486m)手前の鉄塔の真下をくぐる

鍋蓋山(486m)山頂にて

一息ついた後、30分下ると立派な大龍寺があります。付近にある再度山(ふたたびさん)は、空海が唐に渡る直前と帰国直後の2度、この寺に参詣したことが由来です。大きな山門が、ランドマークです。

秋、黄葉に映える大龍寺

 

そこからさらに30分下ると市ケ原。清流が流れ、キャンプ場としても活気があります。ここから一気に標高をあげ摩耶山(698m)への核心部の長い登り(約2~2.5時間)。かつての山伏が天狗に見えたことから名がついた天狗道を登ります。

天狗坂を摩耶山(698m)目指して登る

天狗坂を摩耶山(698m)目指して登る

摩耶山は、かつて空海が摩耶夫人を安置したことが山名の由来です。摩耶山山頂には、三等三角点が有ります。日本三大夜景として有名な掬星台(きくせいだい)とは別の所にあり、意外と立ち寄っていない方がいる様です。

 

待ちに待った掬星台からは今までとは比べものにならない絶景が広がります。昼も夜(見える範囲の月間電気代が1000万ドル!)もウットリする神戸の景色。

摩耶山頂の掬星台(690m)より神戸景を望む

1,000万ドルの夜景、日本三大夜景・掬星台(690m)

摩耶山からは、幹線舗装道路に沿ってジグザグについた比較的緩やかな道を進みます。上高地の大正池に類似していて命名された穂高湖や、あごが膝につくくらいに辛い(とされる)アゴニー坂、明治初期に氷を切り出していた三国池を通っていきます。

穂高連峰山麓の大正池に似ていることが由来の穂高湖

六甲山の開祖と呼ばれるA.H.グルームさんの像やビジターセンターのある記念碑台、日本三古湯のひとつ有馬温泉へのロープウェー発着地ガーデンテラスを経て、

記念碑台手前にある自動販売機。神戸ウォーターは有名。

六甲山の開祖、A.H.グルームさん

 

いよいよ六甲山系の最高地点、六甲山(931m)の山頂へ。

第二次世界大戦中は、港湾都市・神戸の防衛に日本陸軍の高射砲陣地が設けらたそう。その後約半世紀間、近畿地方唯一の在日米軍施設の通信基地となり、今は、小規模な自衛隊六甲無人通信中継所施設が置かれています。

偶然居合わせたバーニーズ・マウンテンドッグとともに六甲山頂(931m)にて

阪神淡路大震災で、標高が0.12m上がった

以降、宝塚まで東六甲縦走路に入ります。概ね下りが多いルートで、距離にして13.6km、4~4.5時間の行程です。疲労も蓄積してくる中、転倒に気を付けながらゴールを目指します。眼下に西宮のシンボルである甲山(309m)が見えてきて、歌劇の街、宝塚が近づきます。

宝塚はもうまもなく。西宮の甲山(309m)はシンボル。

山道は、塩尾寺で終了。

山道終着点の塩尾寺

ここから更に舗装道の急な下りが宝塚駅まで続きますが、あとひと踏ん張り。武庫川にかかる橋を渡って、ゴールです!

宝塚駅前の武庫川

歌劇の街・宝塚駅にて

疲労感とともに達成感が残り、将来の長時間山行に対する自信がつきます。是非、トレーニングという意味合いでも奮ってお越しください!

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今回は関西で知名度の高い、六甲全山縦走路(略して全縦!)についてご案内いたします。

須磨アルプスの名勝・馬の背①

須磨アルプスの名勝・馬の背

まずは舞台となる六甲山について。三百名山ではあるもののネームバリューには少し欠けるのかもしれません。

とはいえ実際は、日本の登山の歴史を語るうえで欠かすことができない山なのです。

1874年、ガウランド、アトキンソン、サトウの外国人3人のパーティが、ピッケルとナーゲル(靴底に鋲を打った登山靴)を用いて日本初の「近代登山」を六甲山で行ないました。

1924年、藤木九三が中心となり神戸で発足された日本初のロッククライミングを目的とする山岳会(RCC)のゲレンデも六甲山系にあります。

単独行により数々の登攀記録を残した登山家、加藤文太郎もRCCに所属していて、六甲全山縦走路は、体力作りにいそしむ加藤文太郎が始めた登山ルートなのです。

 

 

さて、六甲全山縦走路は海沿いの須磨浦公園から始まります(隣駅の塩屋からのパターンも有)。朝日に輝く大阪湾の海を見下ろしながら、公園内の急登階段を約30分ひたすらに登ります。汗は噴き出てしまいますが、歩き出し(特に初日!)は心拍や筋肉に負担をかけすぎない様、ペースや歩き方で調整します。

鉢伏山手前の展望台(麓からのロープウェーの終着駅)からは、山と海が一体となったこれぞ神戸!という風景、大阪平野、明石海峡大橋、淡路島のパノラマが広がります。

鉢伏山展望台より神戸景を望む

鉢伏山展望台より神戸景を望む

須磨海浜海岸と埋立地(神戸空港など)

須磨海岸と神戸の港湾風景および埋立地(神戸空港など)

景色を堪能した後、すぐ先の鉢伏山(246m)頂上へ。

全山縦走路56kmのなかには、多数の山々が連なり、アップダウンを繰り返しながら越えていきます。振り返ると、今まで登った山が見えるのも縦走の魅力です。

鉢伏山から少し下って少し登ると、旗振山(263m)へ。

江戸時代から明治にかけ米相場価格を旗振り通信で西へ伝えていたことが山名の由来です。

 

備長炭として重宝されるウバメガシが生える林の中を先に進むと鉄拐山(234m)へ。

源義経が、頼朝の名により隊を率い、鵯越で隊を分け70騎とともに辿り着き「鵯越の逆落とし」という名の奇襲を平氏陣営にかけたといわれている山です。

ブナ科ウバメガシの林を歩く

ブナ科ウバメガシの林を歩く

鉄拐山山頂にて

鉄拐山山頂にて

高倉台の集合団地へ下り、348段の階段を登り切った先には栂尾山(274m)。その先に横尾山(312m)。どんどん越えていきます。

背後に淡路島、明石海峡大橋を望みながら348段の階段を登る

背後に淡路島、明石海峡大橋を望みながら348段の階段を登る

栂尾山山頂にて

栂尾山山頂にて

序盤のハイライトともいえる須磨アルプスの名勝・馬の背は、緑の山の尾根に岩がむき出しになっていて、細い尾根道が馬の背の様になっています。

ワクワクした気持ちで越えていきます!

須磨アルプスの名勝・馬の背②

須磨アルプスの名勝・馬の背①

須磨アルプスの名勝・馬の背③

須磨アルプスの名勝・馬の背②

その後、一気に下ると街に降ります。六甲全山縦走路は山々を繋ぐ間の町で迷いやすいので、標識を見失わない様に注意が必要です。またエスケープがしやすく、自動販売機やコンビニもあるので水分補給も容易いことがメリットです。

次に目指すは高取山(327m)。頂上には立派な神社があり、神戸の街を一望できる展望地にもなっています。

地元の民話において、山全体が水没した際に大きな松に絡んだタコを捕獲したことから「タコ取り山」と名付けられたらしく、全く想像ができないお話が面白いですね。

左より鉢伏山、鉄拐山、栂尾山、横尾山を望む

左より越えてきた鉢伏山(246m)、鉄拐山(234m)、栂尾山(274m)、横尾山(312m)を望む

高取山頂の鳥居

高取山頂の鳥居

高取神社

高取神社

高取神社より神戸景を望む

再び街に降り、坂の多い舗装路を進むと神戸電鉄・鵯越駅に到着します。山間部を走る列車がジブリの映画に出てきそうだなといつも感じてしまいます。

神戸電鉄(略して神鉄)

神戸電鉄(略して神鉄)

弊社のツアーでは、ここで1日目を終えること、17.5km(所要7.5時間 昼食含む)の行程。神戸景を満喫して、疲労感もほどよい初日に仕上がっています。

パート②では、一気に終点宝塚までをご案内いたします。

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これまで2回に分けて「静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ」のツアーの見どころについてご紹介しましたが、本日は静岡県の秘境「寸又峡(すまたきょう)」の見どころをご紹介します。

 

|静岡県の秘境 寸又峡(すまたきょう)を巡る
寸又峡は静岡県中部、川根本町にある大井川支流・寸又川の全長16kmに及ぶ峡谷です。南アルプス(赤石山脈)の隆起とス俣川の激しい浸食作用により複雑に入り組んだ渓谷が形成されました。南アルプスの麓には、寸又峡温泉があり、奥大井の秘境として今もなお昔ながらの風情を残します。

 

①大井川鐵道(大井川本線)に乗って寸又峡へ

茶畑の間を走行する大井川鐵道

大井川鐵道・大井川本線は、金谷駅から千頭駅の39.5kmを結ぶ路線です。大井川鐵道では、技術革新など伴って旧式となり姿を消すことになった鉄道車両を、運用可能な状態で整備・保存し、全国に先駆けて動態保存を行ない、蒸気機関車(SL)や電気機関車(EL)が昭和10~30年代に製造された客車を牽引し運行しています。ツアーでは、新金谷駅からSL(または電気機関車)やレトロな客車に乗って移動し、静岡らしい茶畑や大井川の情緒あふれる風景をお楽しみながら、終点・千頭駅を目指します。
※2021年のツアーは、4/11出発は蒸気機関車、5/27出発は電気機関車による牽引での運行となります。

 

②寸又ダム湖に架かる“夢の吊橋”を歩く

南アルプス奥深くに架かる「夢の吊橋」

江戸時代には架橋禁止だったため、大井川は東海道を旅する旅人の行く手を阻む川でした。そんな中、木材運搬用として唯一掛けられていたのが井川の刎橋(はねばし)でした。その後、川の氾濫などで幾度も橋は流され、明治時代になると大井川とその支流には大小合わせて25本の吊橋が架けられ、この地方の生活道として活躍しました。その中でも寸又峡温泉街の最奥部に位置する寸又ダム湖に架かる全長90m、高さ8mの「夢の吊橋」は、寸又峡のシンボルでもあり、四季折々の渓谷美と湖の美しさを体感できる場所であります。夢の吊橋からさらに渓谷の奥には、かつて森林鉄道のトロッコが走っていた「飛竜橋」もご覧いただけ、両方の端を結ぶハイキングルートは寸又峡の自然美を楽しめる人気コースの1つです。

 

③“美女づくりの湯” 寸又峡温泉
南アルプスから湧き出る硫化水素系・単純硫黄泉の寸又峡温泉は、良質な泉質で有名です。無色透明ながらヌルっとした泉質がお肌をツルツルにすることから“美女づくりの湯”と呼ばれています。ツアーでは、奥大井の秘湯・寸又峡温泉の「翠紅苑」に宿泊し、良質な温泉をゆっくりとお楽しみいただけます。

 

④大井川鐵道(南アルプスあぷとライン)に乗車

レインボーブリッジと奥大井湖上駅

大井川鐵道・南アルプスあぷとラインの正式名称は「大井川鐵道井川線」と言い、大井川水系の発電所を建設のために造られた路線です。奥大井の渓谷をゆっくりと走る列車は、歯車をかみ合わせて急勾配を登る日本で唯一のアプト式列車で、アプトいちしろ駅~長島ダムの間は90パーミル(1,000mの距離に対して高低差90m)という日本一の急勾配を運行します。

大井川鐵道 アプト式トロッコ列車

「アプト式」とは、カール・ロマン・アプト氏が発明した急勾配を上るための鉄道システム(ラック式鉄道)の一種。現在日本でこのアプト式列車に乗ることができるのは、大井川鐵道の南アルプスあぷとラインだけです。ツアーでは、奥泉駅から終点・井川駅までの間を乗車し、列車からの奥大井の渓谷の風景や接岨湖(せっそこ)に浮かんだように見える奥大井湖上駅の風景など、自然豊かな奥大井の風景をお楽しみいただきます。

 

駿河湾フェリーより富士山を望む

合計3回に分けてご紹介した「静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ」は、静岡県の名勝地にポイントを絞ったツアーです。河津七滝、堂ヶ島、寸又峡それぞれの名勝では、歩くことが大好きな方ならどなたでも参加ができる絶景ウォーキングの日程を組み入れており、また、富士山を望むことができる駿河湾フェリーや大井川鐵道など、自然美豊かな静岡の風景を移動の道中もお楽しみいただける日程となっています。

 

初めて静岡へ訪れる方にはもちろんのこと、一度訪れたことがある方でも改めてゆっくりと自然美豊かな静岡の名称を楽しんでいただけるツアーです。是非足をお運びください。

静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ ~その1
静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ ~その2

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前回に引き続き、「静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ」のツアーについて、本日は伊豆半島の西岸に位置する静岡県の中でも屈指の美しさを誇る名勝・堂ヶ島(どうがしま)の見どころをご紹介します。

 

|伊豆半島 堂ヶ島(どうがしま)を巡る
かつて海底火山群だった伊豆は、100万年ほど前にフィリピン海プレートの海底火山や火山島が本州に衝突し、約60万年前には半島を形成し、その後もプレートは伊豆の大地を本州に押し続け、地殻変動などの影響で多くの美しい景観を有しています。

伊豆半島は世界に類を見ない、地球上の特異点と言えます。

 

堂ヶ島では、海底火山の噴火による水底土石流やその水底土石流の上に降り積もった軽石・火山灰層が見られ、これらの白い火山灰層は波の浸食によって削られることで断崖が形成され、堂ヶ島の屈指の美しい景観を作り出しました。

 

①堂ヶ島トンボロ現象

干潮時のみ現れる堂ヶ島のトンボロ現象

堂ヶ島には、象島、中ノ島、沖ノ瀬島、高島の4つからなる、総称を三四郎島と呼ばれる小さな島々が駿河湾上の沖合200mほどの位置に浮かんでいます。干潮時には、一番手前に位置する象島までに幅30mほどのトンボロ(陸繋砂州)が出現し、潮位が30㎝以下になると歩いて島まで渡ることができます。
トンボロ現象とは、海中の障害物に砂が堆積する現象を言い、風波の作用を受けて砂礫などによって対岸の島と地続きとなった地形のことを言います。ツアーは、トンボロ見学の確率を高めるため、日中に潮位が30㎝以下となる時期にのみ設定しており、専門ガイドと共に切り立った白い崖、美しく刻まれている縞模様の地層などの風景と合わせ、トンボロ現象で地続きとなった象島へも渡ります。

 

②国指定の天然記念物「天窓洞」

堂ヶ島の天窓洞を遊覧船で巡る

堂ヶ島の美しい景観の特徴である白い火山灰層の中には、波による浸食で形成された海食洞が蜂の巣の様にあけられており、天井が崩れて穴(天窓)が空いたのが「天窓洞(てんそうどう)」です。国指定の天然記念物に指定されている天窓洞の周辺には遊歩道が設けられており、ツアーでは、専門ガイドと共に遊歩道から天窓洞を見学するだけではなく、天窓洞の迫力ある内部を巡る遊覧船への乗船もお楽しみいただきます。

 

③専門ガイドと堂ヶ島の地層を学ぶ

専門ガイドと共に堂ヶ島を見学

ツアーでは、専門ガイドと共に天窓洞の周辺に設けられた遊歩道をはじめ、堂ヶ島周辺の断崖風景や迫力ある地層の風景をご覧いただきながら、のんびりウォーキングをお楽しみいただきます。ただ眺めるだけでも素晴らしい堂ヶ島ですが、地元の専門ガイドと共に歩きながら見学することで、より堂ヶ島の風景が魅力的なものとなります。

 

④黄金色に染まる堂ヶ島

堂ヶ島「三四郎島」の夕景

伊豆の西岸にはいくつもの夕陽のスポットがあり、その代表的なスポットが堂ヶ島海岸です。日本の夕陽百選にも選ばれています。ツアーでは、西伊豆・駿河湾に沈む夕陽や黄金色に染まる堂ヶ島の風景をご堪能いただくため、駿河湾に面した「堂ヶ島ニュー銀水」にご宿泊いただきます。ロビーやホテル周辺から望む美しい夕焼けの風景も、堂ヶ島の魅力の1つです。

 

移動中の風景を楽しむのも旅の楽しみの1つです。堂ヶ島での見学後は、伊豆半島の土肥港から駿河湾を横断する駿河湾フェリーにて清水港を目指し、天気が良いと船上からは富士山を望むことができます。

 

ツアーの最後は、静岡の秘境「寸又峡」へ・・・次回へ続く。

 

静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ ~その1
静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ ~その3

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