ツアーのポイント
ポイント カラコルム大展望地パトゥンダスに宿泊！
フンザ北部・ゴジャール地区に流れるパスー氷河とバトゥーラ氷河に囲まれ、360度大カラコルムの名峰群に囲まれる展望地パトゥンダス。カラコルム・ハイウェイを少し外れたボリット湖からのトレッキングで訪れます。途中、約2時間かけてパスー氷河の真っ白な氷上を歩いて横断。このコースではパトゥンダスにテント泊をすることで、朝・夕に色づく名峰群の展望をお楽しみいただけます。
ポイント 西遊旅行とワヒ族の村シムシャール
2008年以降20年近くにもわたり、夏のクッチ、ミングリク・サール登頂、春のタガム祭、そして秋のクッチまで村人やスタッフと深くかかわってきた村です。シムシャールの人々は暮らしの多くをヤギ、羊、ヤクなどの家畜に頼っています。彼らは毎年決まった時季に集落を移動しながら家畜を放牧し、乳製品を作ります。 伝統文化の維持が難しくなるなかで、西遊旅行はシムシャール村の伝統を尊重し、大切に見守り続けています。COLUMN シスパーレ（7,611m）
シスパーレ（7,611m）は、バトゥーラ山群、パスー氷河源頭付近の右岸に位置します。東麓の村パスーを通るカラコルム・ハイウェイからも眺めることができる鋭鋒です。1974年、西ドイツ・ポーランド隊がパスー氷河からパトゥンダスを越え、東支稜を登ってプラトーに達し主稜線を辿って初登頂を遂げました。1994年には三重県の菰野山岳会隊が初登ルートから第2登に成功しています。平出和也氏は、旅の途上にこの山に惹かれ、2007年に北東壁を試登。2012年には三戸呂拓也氏と南西壁に挑み敗退。翌年に谷口けい氏と再び南西壁を挑むが敗退。2017年8月に中島健郎氏をパートナーに迎え北東壁を完登します。この登攀によりピオレドールを受賞しています。この時の模様はNHK・BS「カラコルム・シスパーレ銀嶺の空白地帯に挑む」でも放映され、困難な登攀の様子を垣間見ることができます。
パトゥンダスへの道中、シスパーレ（7,611m）を望む 
パトゥンダス付近より望むシスパーレ（7,611m） COLUMN カラコルム大展望地パトゥンダス
360度の大パノラマが展開する標高4,100mのパトゥンダスまでトレッキング。更に宿泊することで、朝日に輝くパス―山群最高峰シスパーレ（7,611m）やバトゥーラ山群の神々しい峰々の姿をご堪能いただけます。フンザからのアクセスも大変良く、ヒスパー、シムシャール、バトゥーラ、ハラモシュ山群と様々な山群を望めるパキスタンの中でも素晴らしい好展望地です。
好展望地パトゥンダスにて 
グルミットタワーの雄姿 出発日と料金
| 2026年 出発日～帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
|---|---|---|---|
| 06月23日(火) ～ 07月06日(月) |
14日間 | 598,000円 |  |
| 09月01日(火) ～ 09月14日(月) |
14日間 | 598,000円 |  |
| 発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 8名（12名様限定） ・添乗員同行 |
|---|---|---|---|
| 燃油サーチャージ | 42,000円（12月25日現在の見込み） | ||
| 一人部屋追加代金 | 58,000円 ※テント泊含む | ||
| 国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 | ||
| 現地合流・離団について | 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。 | ||
| プライベートポーター | 28,000円（ボリット湖～ボリット湖間、15kg以内、チップ込み） | ||
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
コース難易度
| 体力 |  |
パス―氷河の横断時は、細かなアップダウンや割れ目をジャンプで乗り越えることもあり得ます。日程6日目のパトゥンダスへの登り(標高差440m、所要4時間)は、高所順応途中の身体には多少堪えます。下山は標高差1,300m(所要約9時間)を一気に下ります。テント泊にて足場の悪いトレイルを連日歩くことのできる体力と気力が必要なコースです。 |
|---|---|---|
| 高度 |  |
最高宿泊高度、最高到達地点共に4,100mです。高山病の影響が予想されます。 |
| 宿泊 | テント4泊、ゲストハウス2泊 テント設営は全てスタッフが行い、テント場は草地、アブレーションバレー上です。氷河のすぐ近くの宿泊もあるので、十分な寒さ対策も必要です。 | |
| 荷物 | 日本からはスーツケースでご参加いただき、カリマバードにてダッフルバッグに詰め替えます。トレッキング中はデイパックをご用意ください。 | |
ツアー日程表
| 地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
|---|---|---|---|
| 1 | 東京（羽田） |
10：45発 |
空路、東京より広州へ。着後、航空機を乗り換えて、パキスタンの首都イスラマバードへ。着後、ホテルへ。 イスラマバード泊
|
| 2 | イスラマバード ギルギット カリマバード イスラマバード チラス |
朝発 07：00発 20：00着 |
山岳フライトにて、北部山岳地帯の中心地ギルギットへ。着後、専用車にて、カリマバードへ。 ※天候等によりフライトキャンセルの場合は、専用車にてチラスへ。 カリマバード：ダルバール又はチラス泊
|
| 3 | カリマバード
チラス カリマバード |
08：30発 15：30着 |
終日、自由行動。 ※前日フライトキャンセルの場合は、専用車にてカリマバードへ。 カリマバード：ダルバール泊
|
| 4 | カリマバード ボリット湖 パスー・ガー |
朝発 （約5時間） |
専用車にて、上部フンザのボリット湖（2,600m）経由で、トレッキング開始地点(2,820m)に移動します。 ●トレッキング（約5時間） なだらかなルートをしばらく歩くとパスー氷河が現れ、背後にはバトゥーラ針峰群、パスー・ピークの眺望が開けます。足元に氷河を眺めながらガレ場を登ると、キャンプ地パスー・ガー（3,210m）へ。 テント泊
|
| 5 | パスー・ガー パスー氷河 ルズドゥ |
約4時間 | ●トレッキング（約4時間） アブレーションバレー（氷河側谷）へと一旦登り、パスー氷河に降り立ち氷河横断を開始。白い氷河をゆっくりと注意深く進みます。氷河を渡り終えると、緑のキャンプ地ルズドゥ（3,660m）へ。 テント泊
|
| 6 | ルズドゥ パトゥンダス |
約4時間 | ●トレッキング（約4時間） ルズドゥ横の尾根を登り、好展望地パトゥンダス（4,100ｍ）へ。天気が良ければ、バトゥーラ氷河、7,000ｍに迫る高峰クックサールⅠとⅡ、カンジュート・サールやトリボールなどのヒスパー山群、そしてパスー氷河とシスパーレの大展望が広がります。 テント泊
|
| 7 | パドゥンダス | 天候予備日。好展望地パトゥンダスにてゆったりとお過ごしください。
テント泊
|
|
| 8 | パドゥンダス ボリット湖 パスー |
約9時間 夜着 |
●トレッキング（約9時間） ルズドゥまで下り、パス―氷河を横断し、往路をトレッキング開始地点(2,820m)まで一気に下山します。 着後、専用車にて上部フンザのパスーへ(所要約40分)。 パス―：シルクルート・サライ泊
|
| 9 | パス― シムシャール村 |
09：00発 12：30着 |
四輪駆動車にて、カラコルム・ハイウェイから分岐するシムシャール川沿いの崖道を、シムシャール村（3,100m）へ。午後は村の散策をお楽しみいただき、ワヒ族の文化に触れます。
シムシャール村：ツーリストロッジ泊
|
| 10 | シムシャール村 | 終日、ゆったりと村の滞在と付近のハイキングをお楽しみください。
シムシャール村：ツーリストロッジ泊
|
|
| 11 | シムシャール村 ギルギット |
08：00発 18：00着 |
四輪駆動車にてパスーへと戻り、カラコルム・ハイウェイを南下しギルギットへ。着後、休養。
ギルギット：セレナ泊
|
| 12 | ギルギット ナラン |
09：00発 17：30着 |
用車にてチラスへ。カラコルム・ハイウェイから分岐してバブサル峠(4,170m)へとつづら折りの道を登り、峠越え後、ナランへ。
ナラン：ノーザン・リトリート泊
|
| 13 | ナラン イスラマバード イスラマバード |
朝発 21：35発 |
専用車にてイスラマバードへ。航空機にて広州へ。
機中泊
|
| 14 | 広州 広州 東京（羽田） |
06：20着 朝発 昼着 |
広州着後、航空機を乗り換えて、東京へ帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数：朝12／昼12／夜11：機内食は除く
- 利用予定航空会社：中国南方航空
ご案内とご注意
| 査証（ビザ） | パキスタン（無料）、代行手数料（5,500円）、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。 |
|---|---|
| 気候・服装 | トレッキング中は長袖シャツ程度が基本となりますが、曇天の日やキャンプ地での朝晩はかなり冷え込みますので、フリースやジャンパーなどの十分な防寒具をお持ちください。日中は日差しが強く照り返しがきついので、帽子やサングラス、日焼け止めもお持ちください。靴は登山靴又はトレッキングシューズが最適です。アイゼンやピッケルは必要ありませんが、氷河横断用にチェーンスパイクをご持参ください。イスラマバードなど平地では夏服で過ごせます。また、危険な崖道の通過に備えてヘルメットをご持参いただきます。 |
| 利用予定ホテル | 日程及び下記をご覧ください。 ■イスラマバード：ルーミー、ヒルビュー、グランド、レジェンド、クラウンプラザ、インダスキャラバンレジデンシー ■チラス：シャングリラ・インダスビュー、パノラマ |
| 高山病について | ゆっくりと高度を上げるゆとりを持った日程ですが、高山病の影響が十分予想されるコースですので、高山病対策として添乗員がパルスオキシメーター（血中酸素飽和度測定装置）、および携帯加圧装置を携行し、現地で酸素ボンベを用意します。 高山病についてのご注意と取り組み |
| 健康診断書のご提出について | 健康診断書のテンプレート 出発日から6ヶ月以内に受診された健康診断書をご提出ください。 上記のテンプレート形式であること、血液検査、心電図、胸部X線の項目が必須となります。また、既に企業・自治体等で6ヶ月以内に受診された健康診断書をお持ちの方は、上記のテンプレートを医療機関にご持参いただき、再発行したものをご提出ください。 ※診断結果によりご参加いただけない場合も、規定の期日以降は取消料が発生します。 |
| 海外旅行保険について | ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。 |
| 日程について | このコースの大部分は山岳道路を移動するため、天候や道路状況により一時的に通行不可能になることがあり、大幅に時間がかかることもあります。その場合は、日程・宿泊地の変更を余儀なくされることがあります。また、氷河の状況によってはキャンプを変更することもあります。日程を延長せざるを得ないこともありますので、余裕を持ってご参加ください。 |
| トレッキングについて | 氷河やモレーンなどの地形、天候等の状況によりルートは随時変更いたします。 場所柄ポーターの確保が難しい地域です。ポータの人数によってはテント場を変更することがありますので、予めご了承ください。 |
| 宿泊について | トレッキング中はテント泊となり、寝袋（冬用）が必要です。お持ちでない方には弊社より有料（8,000円）で貸し出しいたします。また、山岳地帯のホテルでは、バスタブがなくシャワーのみであったり、お湯の時間制限があったり、停電になったりするなど設備が十分ではありません。 |
| 旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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