ナマステ!
西遊インディアです。
ケーララ州の魅力を続々ご紹介! 第2弾は「タッテカッド(Thattekkad)」です。
タッテカッドはコーチン空港から約50km、車で約2時間ほど。
このエリアは生息地の多様性と特有の地形のおかげで、さまざまな動植物が生息しており、特に鳥類に関しては西ガートの固有種が多く見られる場所です!
実際に2020年2月にタッテカッドへバードウォッチングに行きましたので、その様子をご案内いたします。
タッテカッド鳥類保護区
西ガーツ山脈の麓、ペリヤール川の北に位置している。面積は25㎢。1983年、ケララで最初の鳥類保護区とされた。最も有名な鳥類学者の一人であるサリム・アリは同年、このエリアを調査し、インド半島で最も豊かな鳥の生息地と説明した。保護区では34種の哺乳類、270種の鳥が確認されている。このエリアのベストシーズンは10月から3月です。
平坦な道のりで道も整備されており、問題はないのですが、枝が出ているところもあるので、よく気を付け進んでいきます。
入って少しすると、インドオオリス (Indian giant squirrel) に出会いました!
とても大きく、頭から尻尾の先までで1メートルほど。尻尾が重そうに見えましたが、流石リスですね。機敏に木を登っていました。
こちらは、パラダイスフライキャッチャー (Paradise flycatcher) のオス。
尾羽が長いのがオスの特徴です。
セイロンガマグチヨタカ(Sri Lanka frogmouth)は固有種ではないですが、生息地は西ガーツとスリランカだけ。なお夜行性のため、日中見つけるのは難しいのですが、ガイドのShyamさんは素早く見つけてくれました!
英語でFrogmouthというように、カエルみたいな顔をしています。もっと近くで見たかったのですが、叶わず…またリベンジしたいです!
写真は取れませんでしたが、約1時間の散策中、西ガーツで一番大きいキツツキ(White-bellied woodpecker)、パラダイスフライキャッチャー (Paradise flycatcher) メス、カワセミ(Kingfisher)も観察できました。
翌日の早朝、車にてウルランタニ(Urulanthanni )へ。
こちらは保護区ではないのですが、固有種が多くみられる特別なエリアでとのことです。7時に到着し、散策を開始しました。
この開けたエリアに、40分ほどの滞在しましたが、たくさんの鳥を観察しました。固有種としてはミドリワカケインコ (Malabar parakeet)、マラバルバーベット (Malabar Barbet)、ヒノドヒヨドリ (Flame-throated bulbul) に出会えました。
この他、キゴシタイヨウチョウ (Crimson sunbird)、クロオウチュウ(Drongo)なども観察しました。
タッテカッド鳥類保護区のサリームアリバードトレイルもウルランタニも、滞在時間は短かったのですが、それでもいろいろな種類の鳥を観察することができました。固有種も多く確認でき、バードウォッチャーなら心も躍るエリア間違いなしです。
なお、両エリアともに、木が高いため、鳥を観測できる位置も高く、カメラは超望遠レンズが必須です。
コーチンからタッテカッドは約2時間で移動できるので、デリーから1泊2日でのバードウォッチングツアーも可能です。
是非お気軽にご相談ください。
先日紹介した、アレッピーのハウスボートツアーとの組み合わせも可能です!
Text : Saiyu India