秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

パキスタンみどころガイド

フンザ

Hunza

パキスタン北西部に位置する地域で、1974年まで藩王国として存在していました。「フンザ」とは弓矢という意味があり、その藩旗には弓矢が描かれています。藩旗はかつての藩主の居城であり、フンザの象徴でもあるバルチット・フォートにて見ることができます。 「桃源郷」と謳われ、「長寿の里」として知られるフンザは、かねてより旅行者の憧れの土地でした。 フンザは春の杏の花、夏の緑と山々の景色、秋の紅・黄に染まった木々・・・。
それぞれの季節に美しい景色を魅せるフンザ。イスラム教イスマイリ派を信奉するフンザの人々の優しさも印象的です。

フンザの四季/ Four seasons in Hunza

フンザには春の杏、アーモンドの花や秋の紅・黄葉はだけではない、四季折々の美しさがあります。春から秋にかけては観光シーズンとなり、中心地カリマバードのバザールも賑わいます。

春、杏の花咲くフンザの風景
短い夏を迎えるフンザの里
秋、紅葉・黄葉に色づくフンザ
冬、雪のカリマバード

カリマバード/ Karimabad

フンザの中心地。藩王国時代の藩主の居城バルチット・フォート(現在は博物館)、アルチット・フォート(現在は博物館)があり、谷には観光客のためのゲストハウス、土産物屋もあります。 カリマバードは山の展望も素晴らしく、天気が良ければラカポシ、ディラン峰、ウルタル峰、ゴールデン・ピーク等の高峰を望むことができます。 カラコルム・ハイウェイを移動してきた旅人が必ず滞在する、美しい谷です。 また、例年3月中旬~4月上旬にかけて杏の花が咲き、フンザ地域は薄桃色に包まれます。

バルチット・フォート
800年以上の歴史を持つ藩王国時代、藩主の居城だったバルチット・フォート。1990年代に修復が行われ、現在は当時の伝統を偲ぶ博物館となっています。 15世紀にチベット文化の影響を持つバルチスタン地方(スカルドゥ)の王女を迎えたことから、この建築様式にはチベット文化の影響が見られます。
ハセガワ・メモリアルスクール
ウルタル峰登攀中に雪崩で亡くなった、登山家・長谷川恒男さんの遺志を引き継ぎ、奥様の昌美さんが設立された学校です。フンザに数ある学校のなかでも非常に教育レベルの高い学校だそうで、コンピューターなどの設備も整っています。

アルチット/ Altit

フンザでバルティット、ガネシュと並び古い歴史を持つ村。村は城壁に囲まれ、フンザと谷を隔てて対峙するナガール王国からフンザを防衛するために築かれた城砦、アルティット・フォートが建ちます。城壁内部はさながら迷路のようになっており、外部からの侵入を防いできました。 村の入り口には樹齢1000年を越える巨木が立ち、ミール時代に裁判所もしくは集会所として使われた広場などが残っています。現在は村の女性たちが集まっておしゃべりしたり針仕事をしたりする場所となっています。

アルチット・フォート
フンザと谷を隔てて対峙するナガール王国からフンザを防衛するために築かれた城砦。すぐ側を流れるフンザ川から高さ約300mの位置にある岩の上に建てられ、村全体を見下ろしています。かつては、この城砦から下の道を通過するキャラバン交易を管理し、税を集めました。アルティット・フォートは、2011年度ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞を受賞しました。
アルチット・フォート
アルチット村にて

ナガールとホーパル氷河/ Nagar & Hoper Glacier

フンザ川の対岸に始まる渓谷とその奥にある村がナガール。村の中心にあるナガールの要塞化された村は15世紀後半に作られ、長年の王国間の戦争を耐え抜きましたが、20世紀初頭に地盤が崩れ崩壊してしまい、現在は昔の支配者の家が岩の上に残されているのみです。 ナガール王国とフンザ王国は1700年ごろから戦争を繰り返し、19世紀まですべての村人が「要塞村」に暮らしていましたが、その後の人口の増加により渓谷沿いに新しい村が築かれました。 渓谷の一番奥に位置するホーパル村からはディラン峰から落ちるホーパル氷河を望むことができます。

ディラン峰から落ちるホーパル氷河
ナガールの村から展望するゴールデンピーク(7,027m)

ドゥイカル/ Duiker

カリマバードの北東に高峰を展望できるドゥイカル村があります。 ドゥイカルの丘からの山岳風景は、南側にフンザの名峰群ラカポシ(7,788m)やスパンティーク(7,027m)、北側にはフンザピーク(6,270m)やレディフィンガー(5,985m)など、まさに圧巻の一言。朝夕、刻一刻と変わりゆくカラコルム山脈の景観を満喫できます。朝と夕方にはカリマバードから観光客がやってきます。

ショコタン、ギルギンディール、ゴールデンピークを望む
夕焼けのラカポシ
朝陽のスパンティーク(7,027m)

ガネシュ/ Ganesh

カラコルム・ハイウェイ沿いにあるガネシュ村は、肥沃な農地を持つ村でシーア派のイスラム教徒が暮らしています。フンザ川沿いの岩彫刻があることで知られており、 古来、シルクロードを往来した人々の記録が刻まれています。 そのほとんどはアイベックスを描いた狩猟図ですが、文字の記録も残されています。

フンザ川沿いの岩刻画
PAGE TOP