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添乗員ツアーレポート  北中南米

パタゴニア
煙を吐く山・フィッツロイ展望ハイキング

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2023.06.20 update

 

チリとアルゼンチンの2ヶ国にまたがるパタゴニア地方では、様々な大自然を肌で感じることができます。その中でも特別な魅力を持った山「フィッツロイ」。西遊旅行のパタゴニアツアーでは、本格的なトレッキングでフィッツロイの魅力を存分に体感できるものもありますが、今回は拠点の町となるチャルテンから往復4~5時間程度と、それほど体力を要さず手軽に楽しめる「カプリ湖までのハイキング」の様子をお伝えいたします。

 

フィッツロイとは

標高3,405メートル、別名「チャルテン」とも呼ばれます。チャルテンとは「煙を吐く山」という意味で、その名の通り煙(=雲)が山を覆っていることが多く、晴れていてもなかなかその全貌を拝むことができないのが特徴です。アウトドアブランド・パタゴニアのモチーフにもなった、鋭利な形が特徴的な山です。

世界遺産に登録されたロス・グラシアレス国立公園の一部で、4月下旬は周辺の南極ブナの紅葉が美しくなります。5月から10月は雪に閉ざされるため、1年の半分だけ周辺のハイキングやトレッキングを楽しむことができます。

 

フィッツロイ展望 カプリ湖までの往復ハイキング

世界の最果てパタゴニア」のツアーで、フィッツロイの好展望地であるカプリ湖までのハイキングに同行しました。ハイキングのスタートポイントであるチャルテンの町まで、宿泊地であるカラファテから日帰りの行程です。

カラファテからチャルテンまでは、片道約3時間。道中、車窓からアルゼンチンで最も大きな湖であるアルヘンティーノ湖からカラファテの町を望んだり、グアナコの群れに遭遇しました。

アルヘンティーノ湖とカラファテの町を望む

グアナコの群れに遭遇

 

途中休憩で、ラ・レオナという場所に立ち寄りました。

ラ・レオナのカフェ

東京まで21,041kmの表示

 

チャルテンの町に入るすぐ手前に、フィッツロイの展望ポイントがあり車を止めました。この日は晴れていましたが、最初どの方角を見てよいのか分からないくらい、フィッツ・ロイは完全に雲に覆われていました。

雲に隠れているフィッツロイ

 

この後その姿を現すかどうか、少し不安な気持ちを抱えながらもスタート地点の登山口に到着。登山ガイドと合流し、各自ランチボックスを持って、服装を整え、軽い準備運動をしていざ出発です。

チャルテンの登山口

 

ハイキングスタート

 

ハイキングと言えど、初めの1時間ほどはずっと急な登り坂の道を行きます。途中、何か所か開けた場所があり休憩を多めに取りながら進みました。この時期はベストシーズンである1月。とはいえパタゴニアは天気が変わりやすく、天気が悪くなるととても寒いため上着は必須です。この日は風が強かったものの予想以上に気温が上がり、日差しも強烈だったため、途中上着を脱いでリュックにしまい、先を目指しました。

しばらく急な登り坂が続く

 

開けた場所で休憩

 

しばらくするとほとんど平坦な道になりました。ここで、フィッツロイの先端が徐々に姿を現し始めました。まだ完全に見えてはいませんでしたが、期待が高まります。

低木の緑が美しいコース

 

フィッツロイの先端が徐々にその姿を現す

 

途中、カプリ湖への分かれ道があり、そちらへ進みました。少し林を進み木々が開いた場所に出ると、先程の雲が完全に晴れてフィッツロイがその全貌を見せてくれ、皆さんの歓声が上がりました。とても良いタイミングでハイキングをすることができたと思います。

先を進むとフィッツロイの全貌が…!

 

 

さらに進んだところで、目的地であるカプリ湖に到着。登山ガイドおすすめのポイントに腰をかけ、フィッツロイのたくましい造形美を眺めながらボックスランチを食べました。何とも贅沢なひと時で、1時間ほど時間を取りましたがあっという間に過ぎてしまいました。

カプリ湖畔でフィッツロイを見ながらランチ

 

 

フィッツロイはそれぞれの峰に名前が付いており、左右のピークはそれぞれポインセノット(3,002m)、メルモーズ(2,732m)などとなっています。

各ピークの名称

 

帰りは周回して別の道を行き、途中フィッツロイが見える展望台に立ち寄りました。ここでは徐々に雲で覆われていく姿が確認でき、本当にちょうど良いタイミングで一瞬だけ姿を現したことに奇跡のようなものを感じ、感動的でした。

だんだんと雲に覆われてきたフィッツロイ

 

チャルテンの町に戻るまでの登山道で、登山ガイドが「静かに。」と言いながら木に近づいていきました。何事かと思ったら、マゼランキツツキの雄と雌の番いが木をつついているところでした。南米で最も大きなキツツキで、オスは鮮やかな赤い頭が特徴です。静かな森の中で嘴が木をつつく音が響き渡ったのが印象的で、何だか時間が止まっているようでした。

マゼランキツツキ(雄)

こちらは口の周りが赤い雌

 

写真で見るだけでも美しいパタゴニアですが、フィッツロイ展望の他にも風の強さ、氷河の上の冷たさ、氷河が崩れ落ちるときの轟音など、ぜひ現地に足を運び、五感で大自然を感じて頂ければと思います。

 

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