ユキヒョウのローリー -1

2015年、クンジュラブ国立公園入口にいたユキヒョウ「ローリー」の話です。(この記事のユキヒョウの写真はすべて飼育個体です。ローリーは2019年5月現在、ナルタル谷にて飼育されています。)

ユキヒョウは北部パキスタンの標高の高い山でアイベックスなどの野生動物を追って暮らし、冬場にはカラコルム・ハイウェイ付近まで降りて来るのが観察されます。

13年ほど前だったでしょうか、国立公園の事務所に「レオ」という子供のユキヒョウがいて中国との国境越えツアーの際に会えるのが楽しみだったのですが、アメリカの動物園へ行ってしまいました。

そして7年ほど前、再び子供のユキヒョウが凍った川で溺れているところを助けられました。6ヶ月くらいと推定されるメスのユキヒョウは、「ローリー」と名付けられススト付近のクンジュラブ国立公園とKVOのチェックポストのそばの檻で3年目を迎ええていました。

 

ローリーを助けたファルマン・ラザーさん、今でも小さい時のローリーをあやすように近づきます。ローリーも「ゴロゴロ」とはいきませんが「ガウガウ」と言いながらスリスリしています。

 

国立公園スタッフに甘えるローリー。毎日3キロの肉をもらいます。肉は、羊・ヤギやヤクなど。

 

ローリーはいつまでこの状態なのか、野生に戻ることは出来ないのか。

この時、このチェックポストにいたスタッフ達は「レオ」がアメリカから間もなく帰ってくるので、レオとローリーが暮らす「リハビリテーション施設」をナルタル谷に作り、そこで繁殖を試みる・・・と先のプランを考えていると話していました。が、ここはパキスタン、筋書き通りには行きません。「ローリー」はナルタル谷へ移動しましたが「レオ」は帰ってきませんでした。

 

最後に、小さいころの「レオ」の写真です。クンジェラーブ国立公園のスルタン・ゴハールさんと。(写真はクンジェラーブ国立公園提供)

 

野性の状態ではないことは残念ですが、それでも、大型ネコ科動物ファンにはたまりません。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Photo of Leo & Sultan Gohar : Credit to Gohar -KNP(Khunjerab National Park)
※レオの写真はクンジェラーブ国立公園提供のものです。

Observation :**Captive condition in cage** Oct 2015, Khunjerab National Park, Pakistan

Reference : Mr.Sultan Gohar -KNP, Mr.Falman Razah -KVO

※記事は2015年12月にupしたhttp://www.saiyu.co.jp/blog/wildlife/を書き直したものです。

カテゴリ:■ギルギット・バルティスタン州 > ユキヒョウ(飼育個体) > クンジュラブ国立公園 > ◇ パキスタンの野生動物
タグ: , , , , , , , , , , , ,

ヒマラヤアイベックス(クンジュラブ国立公園)

2018年の年末年始はクンジュラーブ国立公園で過ごしました。お世話になっている国立公園のスタッフの方の手配で国立公園内に滞在。寒さも厳しく苦労はいっぱいでしたが大自然の中で過ごした貴重なお正月でした。

 

カラコルムハイウェイから見たアイベックスの姿。

 

求愛の季節。オスがメスを追いかけていました。

 

移動するアイベックス、美しい光景です。

 

道路近くに現れた若いオス。パキスタン北部のアイベックスは英語ではHimalayan IbexとかSiberian Ibexと呼ばれる亜種(Capra sibirica)。この中でも生息地域によってさらに分類されているようです。

 

クンジュラブ国立公園、標高4,500m付近にいた若いアイベックスです。

 

Photo & Text: Mariko SAWADA

Obeservation : Khunjerab National Park

Special thanks : Mr.Sultan Gohar – Khunjerab National Park

カテゴリ:アイベックス > ■ギルギット・バルティスタン州 > クンジュラブ国立公園 > ◇ パキスタンの野生動物
タグ: , , , , , , , , , , ,