バルトロ氷河からゴンドゴロ・ラ越え

ゴンドゴロ・ラ(峠)から見た、夜明け前、静寂のカラコルムの峰。左からK2、ブロードピーク、GⅣ、GⅢ、GⅡ、GⅠ。

 

世界第2位峰K2を望むトレッキングの中でも究極とされるゴンドゴロ・ラ(峠5,680m)越えのルート。雪壁登りの技術を要する為、しっかりとロープワークの確認をします。

 

コンコルディアより間近に眺めたK2とブロードピークを時々振り返りながら、ゴンドゴロ・ラ越えのベースキャンプとなるアリ・キャンプ(5,010m)へと向かいます。衛星電話で下界とも通信し、天気をチェック。幸いにも今晩晴れとの事で、迷わず今晩未明のアタックとしました。

 

いつも重い共同装備を運んでくれるポーターさん。この初老の男性もゴンドゴロ・ラ峠越えの時は、さっさと私たちを抜いて行き、ほぼ丸腰で峠を越え、キャンプ地で私達の下山を待っていました。一番すごいのはいつも現地スタッフ達。頭が下がります。

 

早朝1時にベースキャンプを出発。ユマールを使い、平均傾斜50度の雪壁を登攀します。

 

2012年7月6日、5時20分、ゴンドゴロ・ラ登頂。若かりし日の自分と、背後の稜線の上に見えるのはK2とブロードピークの雄姿。

 

日が高くなると下り斜面が緩くなり落石のリスクが高まります。急いで下山を開始しました。

 

長く急な下山は登りよりもずっと堪えます。

 

下りきった場所はこれまでの氷雪の世界とは別世界。高山植物の花咲く緑豊かなキャンプ地のフスパンでキャンプ。

これまでの緊張もほぐれ泥のように眠りこみました。

 

Photo & text : Tomoaki TSUTSUMI

Expedition : Jun-July 2012,  Askore – Baltro Glacier – Concordia – Gondogolo  La – Hushe

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フーシェ側からゴンドゴロ・ラ、現れたK2

ずいぶん前の記録ですが、雪が多かった年の6月にフーシェ側からゴンドゴロ・ラへ登りました。フーシェ側の急斜面を雪が舞い散る中ひたすら登り続け、さらには「きっと上がっても景色は見えないのだろう」と、期待しないよう自分に言い聞かせていました。

上がったゴンドゴロ・ラの上、やはり雲の中でした。明るくなると下山時の雪崩が心配されるため、あまりゆっくりもできません。そして間もなく・・・

アリキャンプ側を見に行くスタッフの前方の雲が切れ、K2が現れました。

ゴンドゴロ・ラから見るK2。本当にわずかな時間、「宇宙」を感じる景色でした。

登山中にカメラの設定も狂っていて色のおかしな写真になってしまいましたが、この数分の景色にすべてが報われました。

ゴンドゴロ・ラから見たアリキャンプサイド。

こちらはフーシェ側の下りです。このあとは一気に下山してフスパンのキャンプを目指しました。キャンプではコックさんが「天ぷら」を用意してくれていました。疲れた体にはヘビーでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Visit : Jun 2010, Gondogolo-la, Hushe Valley, Gilgit -Baltistan

 

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