添乗の思い出話を聞かせてください。
シンド・パンジャーブ紀行というツアーで、ラホール滞在中に少し空き時間ができたんです。その時、留学時代に習っていた民族舞踊(カタック)教室の先輩を誘って、ラホール城で即席のショーを開いて喜んでいただいた事は思い出深いです。
それは中谷さんならではのエピソードですね。
西遊のツアーは現地でガイドやお客様と話し合って、添乗員がある程度スケジュールをアレンジする権限を持っているので出来た事ですね。西遊の行く所はいわゆる秘境が多いので、土砂崩れで通行止めなど、思わぬハプニングで予定通りに行かない事もあるのですが、お客様もそれを楽しもうという自由な発想の方が多いので、楽しく添乗させてもらっています。入社したての頃は楽しむどころか、緊張の連続でうまくいかない事も多かったのですが、私はお客様と旅を共にする中で、マニュアルにはない大事な事を教わってきたと思います。
なるほど。逆に失敗談などはありますか?
いっぱいあるんですが(笑)例えば、ベトナムでサルに噛まれたとか。
大事件じゃないですか!?
ホテルで飼っていた猿なんですが、その日はご機嫌ななめだったんでしょうか。大丈夫なフリをしましたが、かなり痛かったのでお客様にばれないようにこっそり病院にいきました。次の日からは絆創膏を巻いて頑張りました。
パンフレット・WEB制作について
どのような人が向いていると思いますか?
私たちの部署は西遊旅行の中でも専門職にあたります。添乗業務を兼任しているスタッフも1名おりますが、基本的には職人!という感じで東京本社に閉じこもってパソコンに向かっています(笑) そのため、他の部署とは特性が違うかもしれませんね。 デザインやWEB制作のスキルが高い事は重要だと思いますが、私は日本語が上手なことも重要だと思っています。難しい内容をわかりやすい文章に編集することは、ツアーの魅力を伝える上で大切だと考えています。後は、チームワークなので、コミュニケーションを大切にできる人が良いと思います。