添乗で心がけていることはありますか?
「これは何ていう花?」などお客様の素朴な疑問に、ガイドに頼り切らずに、できる限り答えられるようにしています。知らない場所に行く際には、添乗前に勉強していくのですが、気になったことはつい深掘りしてしまう性分で、お客さまに「百科事典みたいだね」と言われてしまうこともあります(笑)。 でも、そんな好奇心が添乗にも役立っているのかなと思います。
印象に残っているエピソードはありますか?
キリマンジャロ登頂ツアーで、最終日にお客様からサプライズの寄せ書きをいただいたことがあります。現地には台紙なんてないので、裏紙に書いていただいたのですが、本当に嬉しくて。今も宝物です。旅の主役はあくまでお客様ですが、添乗員としてご案内をして「島田さんと来て良かった!」と笑顔をもらえたときは、自分にとっても良い旅だったなと喜びを感じます。
逆に大変だなと思うときは?
添乗業務は準備から現地でのトラブル対応、帰国後のレポートなど、細かな作業がたくさん。入社したての頃は忙しさの中で、自分を見失いかけたことも正直ありました。実はこう見えて内向的な性格で、添乗の時は全てを出し切るので、その反動で帰国後に体調を崩してしまうこともよくあります。プライベートで山に入り浸る、もしくは数日間部屋に引きこもり、ようやく人間の姿に戻る感じです(笑)。しんどいときはしっかり休んで、新鮮な気持ちで仕事に向き合えるようにしています。