まるごとラオス
古都ルアンパバーンからシーパンドーンへ
- ラオス
2025.08.25 update
ゆったりとした時が流れる東南アジアの楽園・ラオス。
9日間でまるごと北部から南部へと、悠久のメコンが育んだ大自然や遺跡を巡ります。
Day1 日本 → ヴィエンチャン
ベトナムのホーチミンで航空機を乗り換えて、ラオスの首都ヴィエンチャンへ。
Day2 ヴィエンチャン → ルアンパバーン
ヴィエンチャンから国内線に乗り、ラオスの古都ルアンパバーンへと向かいます。
昼食後、ルアンパバーン市内の観光へ。
・王宮博物館
かつての王の住まいや、パバーン仏が安置されています。街の名前「ルアンパバーン」は、「黄金のパバーン仏」という意味で、14 世紀にクメール王朝(現カンボジア)から贈られたこの黄金の仏像が由来なのだそう。

国立博物館としても知られる王宮博物館
・ワット・マイ
国立博物館の隣に隣接し、ルアンパバーンで最も美しいと称される寺院です。1960年代に制作された、インドの叙事詩「ラーマヤナ」を描いた黄金のレリーフがみどころです。

ワット・マイ
・ワット・シェントン
世界遺産ルアンパバーンを象徴する寺院。かつては王の戴冠式が行われるなど、聖地として存続してきました。

ワット・シェントン本堂に描かれた黄金の木
Day3 ルアンパバーン滞在
この日は、エレファント・トレッキングからスタート。
象たちはとても穏やかで、のんびりとしたお散歩でした。険しい森の中を抜け、メコン川に到着。
貸し切り船に乗り、メコン川クルーズをしながら、4000 体もの仏像が納められているパクウ洞窟へ。

エレファント・トレッキングでメコン川へ

大小さまざまな仏像は人々が祈りを込めて持ち込んだものだそう
船を下り向かったサンコーン村では、手漉き紙と織物の2つの工房を見学しました。

手漉き紙の工房を見学
カフェで休憩後、プーシの丘へ。
約328段の階段をのぼった丘の頂上からは、メコン川とナムカーン川の間にあるルアンパバーンの町を一望できます。

プーシの丘から眺める夕日とルアンパ バーンの街
夕食後、シーサワンウォン通りで毎日開かれるモン族のナイトマーケットへ。
衣類や民芸品のほか、狭い路地を入ると飲食店の屋台もありました。

日没後に開かれるモン族のナイトマーケット

かわいい装飾の僧鉢
Day4 ルアンパバーン → ヴィエンチャン
ホテルを早朝出発し、日の出前の時間の托鉢の見学へ向かいました。
竹籠に入ったもち米としゃもじ、肩掛け布パービアンが用意され、僧の列が来るのを待ちます。

お坊さんたちの歩くスピード意外に早く、もち米を渡すタイミングがなかなか難しい…!

托鉢に向かう前の少年僧たち
午後はフリータイムをお楽しみいただきました。
Day5 ルアンパバーン → パクセ → シーパンドーン
国内線でパクセへ向かい、バスで約3 時間。
この日のメイン、コーン・パペンの滝へ向かいました。
乾季で水量は少なめだったはずですが、ダイナミックな滝を見ることができました。
滝幅は10,783mで世界1位。ギネス世界記録でも認定されています。

メコン川の滝 コーンパペンの滝
その後、シーパンドーンへ移動しました。
Day6 シーパンドーン滞在
この日は世界遺産のワット・プー遺跡とワット博物館の見学です。
・ワット・プー遺跡
ワット・プーは、かつてこの地を支配していたチャンパーサック王国の中心地であり、それ以前はクメール(アンコール)王朝の重要な聖地でもありました。元々この地には、ベトナム中部で栄えたチャンパー王国とは異なる勢力が存在しており、ワット・プーは古代クメール文化の影響を強く受けたヒンドゥー教の神殿として建てられました。緑深い丘の中腹には、シヴァ神に捧げられたヒンドゥー教神殿の遺構が今も残り、かつての栄華を物語っています。

聖池(バライ)の間に伸びる参道

本堂へと続く歩廊

ワット・プー遺跡 本堂跡
Day7 シーパンドーン → ヴィエンチャン
朝、少し早起きしてパクセ市場を見学。地元の方々の生活ぶりが垣間見られました。

食肉、魚、果物に野菜などの食材が並ぶパクセ市場
国内線に乗りヴィエンチャンへ戻ります。
Day8~9 ヴィエンチャン → ハノイ → 日本
ラオス滞在最終日になりました。出発まで、ヴィエンチャンのみどころを巡ります。
・パトゥーサイ
パリの凱旋門を模して建てられた戦没者慰霊塔。周囲にはヤシの木が生い茂り、アジアらしい雰囲気が漂っています。

パリの凱旋門を模して建てられたパトゥーサイ
・タート・ルアン
16世紀にヴィエンチャンが都に定められた際、セーターティラート王の命により建てられました。仏舎利が収められた高さ45m黄金の塔は、 ヴィエンチャンのシンボルにもなっています。

タート・ルアン
・ワット・シーサケート
1818 年に建立されたヴィエンチャン最古の寺院。市内で唯一、建立当時の姿を保っていることで知られます。本堂には2,052体の仏像が並び、回廊には3,420体の仏像が小さな穴に安置されています。

ワット・シーサケート 回廊の仏像
・ワット・ホーパケオ
1565 年にセーターティラート王が建立した寺院。首都をビエンチャンへと遷都した際に、旧王都からエメラルド仏が移されました。シャム(タイ)の侵入により破壊され、エメラルド仏はバンコクに持ち去られてしまいました。1936 年にフランスによって再建され、現在は博物館として各地から集められた仏像などが展示されています。

ワット・ホーパケオ
いよいよラオスともお別れです。ハノイ経由で帰国の途につきます。
短いながらも、ラオスの風景や人々、残された歴史に向き合えた旅でした。ご一緒いただいた皆さま、お疲れさまでした。