ツアーのポイント

ポイント ジャイサルメールでインドオオノガンの観察に挑戦する少人数限定企画

世界に150羽ほどしか残されていないインドオオノガン。その観察は簡単ではありませんが、ラジャスタン州のジャイサルメールのデザート国立公園周辺で観察にチャレンジします。イナバヒタキやサバクヒタキなど砂漠地帯の野鳥も観察します。

ポイント グジャラートの希少な野生動物に出会う、ブラックバック国立公園

旅の後半はグジャラート州での動物観察。ブラックバック国立公園はブラックバックを保護するため1976年に設立されました。小さな国立公園ですが、草原・湿地があり、ブラックバックの群れを観察することができます。1月にはオス同士が角をあわせて優位性を競う行動も期待できます。早朝・夕方にはシマハイエナ、インドオオカミといった希少な野生動物を探します。

ポイント 雨季には冠水する小カッチ湿地の野鳥・野生動物

ブラックバック国立公園からパキスタン南部にかけては広大な塩性の湿地が広がり、その一部が小カッチ湿地と呼ばれています。もともと内湾だった場所が堆積物で閉ざされてできたため標高が低く、雨季(モンスーン)には多くの場所が冠水します。冬には多くのクロヅル、ガン・カモの仲間など渡り鳥が訪れます。ここでは希少なアジアのロバを見ることができるほか、シマハイエナ、シロアシギツネなどの野生動物の観察チャンスがあります。

クロヅル(小カッチ湿地)
サバクヒタキ (ジャイサルメール)

COLUMN 秋山知伸さんからのメッセージ

今回も少しマニアックなツアーをご用意しました。世界に150羽もいないというインドオオノガンの観察に挑戦します。オスは体調120cmにもなる大型の鳥で、インド、パキスタンの砂漠地域に昔は広く分布していましたが、今はパキスタンとインドの国境地域に数少なく残るだけになってしまいました。インド側での2012年の生息調査では89羽、2015年は40羽でした。パキスタン側では狩猟されていると聞きます。インド側では保護されていて、探しに行ける観光客の数も制限されています。観察も簡単ではありませんが、この希少な鳥に挑戦したいと思います。そして、インド西部のブラックバック国立公園や小カッチ湿地にて、シマハイエナ、インドオオカミ、ブラックバックなどの野生動物を探します。縦縞の美しいシマハイエナは広く分布しますが、なかなかみることのできない種でもあります。トラやライオンのように有名でなくても、世界には多くの魅力的な生き物がまだたくさんいます。そんな魅力ある鳥、動物の観察に挑戦できる機会のひとつに参加してみませんか。マニアックなツアーですので少人数での実施となり、次回の設定があるかわかりません。ご興味ある方は是非この機会によろしくお願いいたします。


野生動物写真家 秋山知伸さん

1973年生まれ。1996年、国際基督教大学教養学部理学科を卒業し、2001年に京都大学院博士課程単位取得退学。生態学を学ぶ。卒業後はフリーランスとして各種の野生生物調査に携わる。2012年から2年間、ウガンダのアヤゴ水力事業の環境影響評書作成のためJICAの専門家として派遣される。その他に、野生動物写真家、ASAHI WEEKLYのフォトジャーナリスト、国内外の自然を案内するツアーガイドも行う。
■著書
「ネコ科大型肉食獣の教科書」「BIG CATS」ほか

カタシロワシ(小カッチ湿地)
シマハイエナ(ブラックバック国立公園)
チャバラサケイ(小カッチ湿地)
ブラックバック(ブラックバック国立公園)

COLUMN インドオオノガン Great Indian Bustard

かつては広くインドの草原・半砂漠地帯に分布したインド亜大陸の固有種・インドオオノガン、 G.I.B.こと Great Indian Bustard。それが今ではトラと並んで自然保護の象徴として扱われています。現在、インドに残された数は150羽以下 (2018年の情報)。唯一数羽の存在が確認されたパキスタンでも絶滅が心配されています。昔からその肉が美味しいと狩猟の対象とされていましたが、インドの発展により生息地を急激に失い、あっという間に生息数が減ってしまいました。2013年にその生存数がインド全体で125羽というショッキングなニュースが流れ、同年よりプロジェクト・インドオオノガン(Project G.I.B)を立ち上げ、飼育繁殖施設を整える、保護のための管理を強めるなどの努力が行われています。しかしながら、インドオオノガンの減少は草原で繁殖するすべての生き物にかかわる問題であり、より強い保護対策が求められます。

インドオオノガン(ジャイサルメール)

出発日と料金

2023年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
01月08日(日) ~
01月17日(火)秋山知伸さん同行
10日間 698,000円
発着地 東京発着 最少催行人員 3名(4名様限定)・秋山知伸さん同行
燃油サーチャージ 47,200円(8月8日現在の見込み)
一人部屋追加代金 72,000円
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発の時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。

ツアー日程表

 
  地名 時刻 スケジュール
1 東京
デリー
デリー
スルタンプール
11:30発
18:00着
約1時間
空路、東京よりインドのデリーへ。着後、スルタンプール国立公園近郊のホテルへ。
スルタンプール:ツーリストコテージ泊
2 スルタンプール
デリー
デリー
ジャイサルメール

11:00発
12:00着
午後発
午後着

朝、冬に100種を超える渡り鳥がやってくるスルタンプール国立公園でのバードウォチング。渡りのカモ類、ムネアカゴシキドリ、インドスナバシリ、インドコキンメフクロウやインドオオコノハズクなどのフクロウの観察も期待できます。午後の航空機にてデリーよりラジャスタン州のジャイサルメールへ。
ジャイサルメール:サイラフォート泊
3 ジャイサルメール   午前と午後、デザート国立公園周辺でのバードウォチング。世界におよそ150羽しか残されていないインドオオノガンの観察にチャンレンジします。その他、サバクヒタキ、イナバヒタキ、ズグロスズメヒバリなど砂漠地帯に特有の野鳥を観察。
ジャイサルメール:サイラフォート泊
4 ジャイサルメール
アーメダバード
夕方発
夜着
午前、前日に引き続きデザート国立公園近郊でのバードウォチングで、インドオオノガンの観察にチャレンジ。午後の航空機でアーメダバードへ。着後、ホテルへ。
アーメダバード:ラ・グランド・レジデンシー泊
5 アーメダバード
ヴェラバダール
(ブラックバック国立公園)
約2時間 専用車にてヴェラバダールへ。午後、ブラックバック国立公園でのサファリをお楽しみください。ここでは美しいブラックバックの群れ、インドオオカミやシマハイエナ、ジャングルキャットなどインド西部ならではの野生動物と出会うチャンスがあります。
ヴェラバダール:ブラックバックサファリロッジ泊
6 ヴェラバダール
(ブラックバック国立公園)
  午前と午後、ブラックバック国立公園でのサファリで野生動物の観察をお楽しみください。インドオオカミやシマハイエナを狙います。
ヴェラバダール:ブラックバックサファリロッジ泊
7 (ブラックバック国立公園)
ヴェラバダール
バジャナ


約6時間
朝、ブラックバック国立公園での最後のサファリ。その後、バジャナへと移動します。着後、小カッチ湿地のサファリをお楽しみください。
バジャナ:ロイヤルサファリキャンプ泊
8 バジャナ
(小カッチ湿地)
  午前と午後、小カッチ湿地でのサファリをお楽しみください。この時期に渡ってくるクロヅル、ハイイロガン、カタシロワシ、ヨーロッパチュウヒなどの野鳥、シロアシギツネ、シマハイエナ、アジアノロバなど小カッチ特有の野生動物の観察チャンスがあります。
バジャナ:ロイヤルサファリキャンプ泊
9 バジャナ
アーメダバード
アーメダバード
デリー
デリー

約2時間

午前又は午後発
午後着
23:00発

専用車にてアーメダバードへ。航空機にてデリーへ向かいます。深夜の便にて帰国の途に就きます。
機中泊
10 東京 10:30着 着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝8/昼8/夜8:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:エア・インディア

ご案内とご注意

査証(ビザ) インド(25ドル)、代行手数料(4,400円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヵ月、査証欄余白は2ページ以上必要です。
インドへの入国に際して 日本出国前72時間以内にPCR検査(RT-PCR)を受検し、英文陰性証明書の取得が必要です。
インドからの出国に際して 3回のワクチン接種が済んだ方はPCR検査は必要ありません。(8/25現在)
※接種が2回以下の方は、担当までお問い合わせください。
日本の出入国条件に関して 日本の出入国条件に関しては「海外渡航に必要な手続きと出入国の流れ」をご覧ください。
気候・服装 この時期は乾季のベストシーズンにあたります。日中は半袖又は長袖シャツで過ごせますが、朝晩は冷え込みますのでジャンパー等もお持ちください。日中の日除け対策もしっかりとお願いします。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
サファリについて 自然観察ですので、写真や日程表中の野鳥や野生動物が必ずしも見られるとは限りません。予めご理解ください。サファリで使用する車はオープンスタイルのサファリジープが基本となります。各地の国立公園でカメラ使用料が別途必要となります。実費を現地にてお支払いください。スルタンプール国立公園:50インドルピー(1日)、デザート国立公園:370インドルピー(1日)、ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園:20米ドル(1日)、小カッチ湿地:1,200インドルピー(1回)
その他のご注意 グジャラート州は禁酒州のため、レストランや公共の場ではアルコールを飲むことができません。お飲みになる方はお部屋でお飲みください。また一部のレストランは「ベジタリアン食」のみとなることがあります。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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