ツアーのポイント
ポイント 3種の野生ネコを求めてスペシャリスト秋山知伸さんがご案内
「幻の動物 ユキヒョウ」に加え、マヌルネコ、ヨーロッパオオヤマネコを求めてラダックへ。添乗員としてワイルドライフスペシャリストの秋山知伸さんが同行し、現地からは長年ユキヒョウやラダックの野生生物の保全に取り組んでいるスタッフが同行。ユキヒョウの生態に精通したスタッフと共に、痕跡を探しながらヒマラヤの絶景の中を歩きます。
ポイント 快適なキャンプと民家滞在、現地チームによる充実のサポート
テント泊はダイニングテント、発電機、暖房も用意される充実ぶり。食事は民家泊も含め専属のコックによる料理がふるまわれます。動物観察は、専属チームがスコープで山の斜面にいる野生動物を探します。
COLUMN ラダックの野生動物
Wildlife of Ladakh
チベット高原に生きる野生動物が標高3,500~4,000mの山岳地帯で見られるラダック。2月~3月は気温マイナス10℃近くと、厳しい環境ですが、ユキヒョウの観察には適したシーズンです。ツアーでは幻の動物ユキヒョウを求めてラダックの山を歩きます。その他、オオカミやブルーシープだけでなくイワシャコ、カササギ、チベットサケイ、トキハシゲリ、イヌワシなどの野鳥、オコジョの仲間などの観察も期待できます。

【ユキヒョウ】
幻とも言われる美しい野生ネコ。最も美しい動物とも言われる。岩場や急峻な崖地を好む。

【マヌルネコ】
モンゴル語で「小さい野生ネコ」を意味するマヌル。寒く乾いた高山の岩場や穴を好む。

【ヨーロッパオオヤマネコ】
4種いるオオヤマネコの中で最も大きな種。ヨーロッパから中央アジア、シベリア、チベット、ヒマラヤと広く分布。起伏の激しい山岳地帯等に生息する。
【ブルーシープ】
ブルーシープと呼ばれるが青くもなければヒツジでもない。ヒツジの形状の角を持つが繁殖期の雄同士の争い方などはヤギである。ヤギとヒツジの中間的な種と考えられている。
【ウリアル】
家畜のヒツジの原種と考えられている。ブルーシープやアイベックスよりも足が長く、より平らなところに適している。荒野に生息する。
【アイベックス】
急峻な崖地に生息する野生のヤギ。10kgにもなる角をもっている。
【オオカミ】
ユキヒョウが急峻な場所で狩をするのに対して、イヌ科は持久力を用いて獲物を捕らえるため、平らな場所に生息する。
【ヒゲワシ】
翼開長3mにもなる巨大なハゲワシの仲間である。骨を空中に持ち上げ落として割り、中の髄を食べる。
【ナキウサギ】
名前の通り、高い音の警戒音を発して鳴くウサギ。ラダックには5種の生息が確認されている。PROFILE 秋山 知伸(あきやま とものぶ)

1973年生まれ。1996年、国際基督教大学教養学部理学科を卒業し、2001年に京都大学院博士課程単位取得退学。生態学を学ぶ。卒業後はフリーランスとして各種の野生生物調査に携わる。2012年から2年間、ウガンダのアヤゴ水力事業の環境影響評書作成のためJICAの専門家として派遣される。その他に、野生動物写真家、ASAHI WEEKLYのフォトジャーナリスト、国内外の自然を案内するツアーガイドも行う。
■著書:「ネコ科大型肉食獣の教科書」「BIG CATS」ほか
> 秋山知伸さんフォトブログ「Wildlife Photo Journal」はこちら
COLUMN 【企画・現地案内】秋山知伸さんより
年々、世界からユキヒョウを見に来る人が増え、ユキヒョウを観光客に見せるためにスポッターとして生きる方々が増えています。ユキヒョウが存在することによって職業ができ、地元の人にユキヒョウがいることによって仕事ができれば、保全への地元の理解も進みます。私もそのような循環がラダックにできるように活動してきた一人で喜ばしいことではあります。スポッターが増え、現地の情報網が発達し、ユキヒョウを見るのは昔に比べれば驚くほど簡単になりました。実際に昨年のツアーの前半のシャン谷にいるときは毎日ユキヒョウを観察することができ素晴らしいツアーとなりました。一方で、足跡やユキヒョウの痕跡を見つけてユキヒョウの場所を探していくことする前に他のスポッターの情報でいきなりユキヒョウを見てしまいます。ユキヒョウ1頭を50人もの観光客が集まり観察しています。一人で山に入って探していた時代の難しさはなく、この状態を求めて活動してきたのに寂しさを感じるような自分の矛盾を感じたツアーでもありました。
今年はユキヒョウだけでなくラダックのマヌルネコやオオヤマネコなども探すツアーにしました。始めたころは2週間のツアーをユキヒョウだけに使わなければ、いや使ってでも1回会えるかと心配しながら作っていたのに、今は他の動物を探す余裕が心にあります。しかし、野生動物です。簡単になったからといってその時に観察できるかはわからないのですが。

出発日と料金
2026年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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03月20日(金) ~ 04月03日(金)秋山知伸さん同行 | 15日間 | 898,000円 | ![]() |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 5名(7名様限定)秋山知伸さん同行 |
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燃油サーチャージ | 18,000円(6月2日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 30,000円(民家泊を除く) | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 | ||
現地合流・離団について | 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 デリー |
11:50発 17:25着 |
空路、直行便でインドの首都デリーへ。着後、ホテルへ。
デリー泊
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2 | デリー レー |
午前発 |
航空機にて、ラダックの中心地レー(3,505m)へ。着後、高所順応のため休養及び自由行動。
レー泊
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3~12 | レー周辺 | 終日、野生動物を探します。ユキヒョウ、マヌルネコ、ヨーロッパオオヤマネコ、チベットオオカミ、アイベックスやウリアルなどを探します。 レー周辺泊:テント泊または民家泊
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13 | レー デリー |
午前発 | 航空機にて、デリーへ。予定通り到着した場合はホテルにて休憩。
デリー泊
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14 | デリー | 20:00発 | (フライト予備日) 前日に予定通りデリーに到着した場合は、朝、スルタンプール国立公園でフクロウなど、野鳥の観察をお楽しみください。夜、空港へ。直行便にて帰国の途につきます。 機中泊
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15 | 東京 | 07:55着 | 着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝13/昼13/夜13:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エア・インディア
- 野生動物の観察を目的としたコースです。動物の出没情報によって、現地にて行程を変更することがあります。また、野生動物のため観察を保証するものではありません。予めご理解ください。
ご案内とご注意
査証(ビザ) | インド(25.89ドル)、代行手数料(5,500円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月、査証欄余白は2ページ以上必要です。 |
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気候・服装 | 全行程冬服が基本となります。朝晩や曇天の日は大きく気温が下がり、最低マイナス10℃位になりますので、十分な防寒着の上下をお持ちください。動物を探する間など、外に長時間滞在することがあります。靴は冬用の登山靴か防寒シューズ、雪や氷がある場合は簡易アイゼンが必要です。 |
利用予定ホテル | 日程及び下記をご覧ください。 ■デリー:レッドフォックス、シティパーク、プライドプラザ、サロヴァールタウラス、ミューズサロバールポルティコ 、フォーポイントバイシェラトン、ITCウェルカム、ホリデイイン、レモンツリー、ラディソン、ザ・ウムラオ、アショクカントリーリゾート、ノボテル、イビス、グリッツ、ゴールデンスイーツ ■レー:グランド・ドラゴン、リンジー、ムンシコンチネンタル、ガルダンコンチネンタル、ヤクテイル、グランドウィロー、マヘイリトリート、ツォカル |
高山病について | 高山病の影響が予想されるコースです。ご参加の方全員に健康アンケートのご記入をお願いしております。弊社では高山病対策として、添乗員がパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)、携帯型加圧バッグを持参します。 高山病についてのご注意と取り組み |
日程について | ユキヒョウや野生動物の情報に基づき、行き先や宿泊地が決まります。野生動物の観察を目的とした特殊なコースである事情をご理解ください。デリー/レー間の航空機は、悪天候等の理由により変更になることがあります。日程変更により、稀に追加費用が生じる場合があります。 |
動物観察のご注意 | 自然観察ですので、記載の動物はかならずしも観察できるとはかぎりません。特に目的の3種の野生ネコの観察は容易ではありません。また、動物の出現情報によって、現地にて行程・宿泊地を変更する可能性が高いコースです。また、標高3,500~4,000mの高地を歩きます。雪のある場所を歩くことが想定されるため健脚向きのコースです。 |
宿泊について | レーでは設備の良いホテルの利用となります。日程3日目~12日目の宿泊場所は、野生動物の情報により決まります。状況に応じて、周辺の民家またはテント泊となります。現地では、マットレスと毛布を準備しています。トイレは共同で、お湯は洗面器に入れてお配りいたします。また、民家の場合は分宿となる場合もあります。冬用の寝袋が必要ですが現地にてご用意いたしますので、日本からお持ちいただく必要はありません。 現地の物が気になる場合は、インナーシュラフやご自身の寝袋をお持ちください。 |
添乗員について | 記載されている同行予定の添乗員が、病気・怪我などのやむを得ない理由で同行できなくなった場合は、他の添乗員がご案内します。 |
海外旅行保険について | ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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