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静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ ~その3

2021.02.18 update

これまで2回に分けて「静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ」のツアーの見どころについてご紹介しましたが、本日は静岡県の秘境「寸又峡(すまたきょう)」の見どころをご紹介します。

 

|静岡県の秘境 寸又峡(すまたきょう)を巡る
寸又峡は静岡県中部、川根本町にある大井川支流・寸又川の全長16kmに及ぶ峡谷です。南アルプス(赤石山脈)の隆起とス俣川の激しい浸食作用により複雑に入り組んだ渓谷が形成されました。南アルプスの麓には、寸又峡温泉があり、奥大井の秘境として今もなお昔ながらの風情を残します。

 

①大井川鐵道(大井川本線)に乗って寸又峡へ

茶畑の間を走行する大井川鐵道

大井川鐵道・大井川本線は、金谷駅から千頭駅の39.5kmを結ぶ路線です。大井川鐵道では、技術革新など伴って旧式となり姿を消すことになった鉄道車両を、運用可能な状態で整備・保存し、全国に先駆けて動態保存を行ない、蒸気機関車(SL)や電気機関車(EL)が昭和10~30年代に製造された客車を牽引し運行しています。ツアーでは、新金谷駅からSL(または電気機関車)やレトロな客車に乗って移動し、静岡らしい茶畑や大井川の情緒あふれる風景をお楽しみながら、終点・千頭駅を目指します。
※2021年のツアーは、4/11出発は蒸気機関車、5/27出発は電気機関車による牽引での運行となります。

 

②寸又ダム湖に架かる“夢の吊橋”を歩く

南アルプス奥深くに架かる「夢の吊橋」

江戸時代には架橋禁止だったため、大井川は東海道を旅する旅人の行く手を阻む川でした。そんな中、木材運搬用として唯一掛けられていたのが井川の刎橋(はねばし)でした。その後、川の氾濫などで幾度も橋は流され、明治時代になると大井川とその支流には大小合わせて25本の吊橋が架けられ、この地方の生活道として活躍しました。その中でも寸又峡温泉街の最奥部に位置する寸又ダム湖に架かる全長90m、高さ8mの「夢の吊橋」は、寸又峡のシンボルでもあり、四季折々の渓谷美と湖の美しさを体感できる場所であります。夢の吊橋からさらに渓谷の奥には、かつて森林鉄道のトロッコが走っていた「飛竜橋」もご覧いただけ、両方の端を結ぶハイキングルートは寸又峡の自然美を楽しめる人気コースの1つです。

 

③“美女づくりの湯” 寸又峡温泉
南アルプスから湧き出る硫化水素系・単純硫黄泉の寸又峡温泉は、良質な泉質で有名です。無色透明ながらヌルっとした泉質がお肌をツルツルにすることから“美女づくりの湯”と呼ばれています。ツアーでは、奥大井の秘湯・寸又峡温泉の「翠紅苑」に宿泊し、良質な温泉をゆっくりとお楽しみいただけます。

 

④大井川鐵道(南アルプスあぷとライン)に乗車

レインボーブリッジと奥大井湖上駅

大井川鐵道・南アルプスあぷとラインの正式名称は「大井川鐵道井川線」と言い、大井川水系の発電所を建設のために造られた路線です。奥大井の渓谷をゆっくりと走る列車は、歯車をかみ合わせて急勾配を登る日本で唯一のアプト式列車で、アプトいちしろ駅~長島ダムの間は90パーミル(1,000mの距離に対して高低差90m)という日本一の急勾配を運行します。

大井川鐵道 アプト式トロッコ列車

「アプト式」とは、カール・ロマン・アプト氏が発明した急勾配を上るための鉄道システム(ラック式鉄道)の一種。現在日本でこのアプト式列車に乗ることができるのは、大井川鐵道の南アルプスあぷとラインだけです。ツアーでは、奥泉駅から終点・井川駅までの間を乗車し、列車からの奥大井の渓谷の風景や接岨湖(せっそこ)に浮かんだように見える奥大井湖上駅の風景など、自然豊かな奥大井の風景をお楽しみいただきます。

 

駿河湾フェリーより富士山を望む

合計3回に分けてご紹介した「静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ」は、静岡県の名勝地にポイントを絞ったツアーです。河津七滝、堂ヶ島、寸又峡それぞれの名勝では、歩くことが大好きな方ならどなたでも参加ができる絶景ウォーキングの日程を組み入れており、また、富士山を望むことができる駿河湾フェリーや大井川鐵道など、自然美豊かな静岡の風景を移動の道中もお楽しみいただける日程となっています。

 

初めて静岡へ訪れる方にはもちろんのこと、一度訪れたことがある方でも改めてゆっくりと自然美豊かな静岡の名称を楽しんでいただけるツアーです。是非足をお運びください。

静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ ~その1
静岡の美景を歩く 河津七滝・堂ヶ島・寸又峡へ ~その2

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