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添乗員ツアーレポート  アフリカ

カサブランカからダカールを走る

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2012.08.01 update

左:世界遺産の植民都市サンルイの街に暮らす人々(セネガル)右上:迷路のようなスークが続くアラブの古都マラケシュのメディナ(モロッコ)中:国境への道を行く人々(セネガル)右下:ディアウリング国立公園(モーリタニア)
左:世界遺産の植民都市サンルイの街に暮らす人々(セネガル)右上:迷路のようなスークが続くアラブの古都マラケシュのメディナ(モロッコ)
中:国境への道を行く人々(セネガル)右下:ディアウリング国立公園(モーリタニア)
 右手に大西洋を見ながら、モロッコのカサブランカからセネガルのダカールまで、2000㎞以上を駆け抜ける「カサブランカからダカールを走る」のツアー。昨年、新企画として発表し、ご好評をいただきましたこのツアーの魅力をご紹介いたします。

 

ツアーはドバイよりカサブランカのモハメッド5世空港に降り立ちます。ここからダカールまで2つの国境越えを含む道のりが始まります。最初の宿泊地は古都マラケシュ。夕方に到着してから、蛇使いや占い師で賑わう夜のジャマ・エル・フナ広場を見学し、翌日も迷路のようなメディナを見学します。香辛料、薬草の香りが渦巻き、色鮮やかな土産物屋が軒を連ねるだけでなく、神学校やモスクが残る由緒あるメディナです。その後、ツアーは大西洋に面したアガディールに到着します。

 

翌日、アンチアトラス山脈を越えると気温も上がりはじめ砂漠性気候に変わり、午後にはいよいよ西サハラへ入ります。西サハラは、モロッコが領有を主張し、モロッコの商品が溢れ、使われている通貨もモロッコ・ディルハムです。モロッコからの国境越えもありません。しかしモロッコの領有は多くの国々から認められておらず、亡命政権であるサハラ・アラブ共和国も領有権を主張する政治的に複雑な場所です。

 

しかし、それは政治の話で、実際に車窓から眺める風景は、美しい大西洋が果てしなく広がり、ヨーロッパから自分の車でそのまま来てウィンド・サーフィンやパラセイリングを楽しむ人々にたくさん出会います。西サハラではかつての首都だったライユーンとダクラに宿泊しますが、西サハラでの楽しみのひとつはタコ漁を見ること。タコを含め、日本にも輸出されるほど漁獲量が高い理由は、この辺りの沖合が、寒流のベンゲラ海流と、暖流の北大西洋海流がぶつかる「潮目」に当たるためです。そのため、魚を求めて飛来する渡り鳥も多く、ツアーではモーリタニアのディアウリング国立公園で、たくさんの渡り鳥を見ることができます。

 

 

サハラと大西洋が交わるダクラ(西サハラ)
サハラと大西洋が交わるダクラ(西サハラ)
日本向けタコ漁(西サハラ)
日本向けタコ漁(西サハラ)
 そのモーリタニアへは、西サハラからではありますが、モロッコの出国審査を受けます。モーリタニアでは四輪駆動車に分乗し、大西洋岸をさらに南下します。最初の宿泊地ヌアディブ近郊では、ブラン岬に立ち寄ります。岸部に難破船が打ち上げられ、さびれた灯台が残りますが、なかなか趣のあるところで、アザラシものんびりと泳いでいます。首都のヌアクショットを過ぎると、灌木や緑が増えはじめ、ステップ気候に移りサハラからアフリカに移ったことを体感します。
ブラン岬より大西洋を望む(モーリタニア)
ブラン岬より大西洋を望む(モーリタニア)
大西洋岸を走り、ダカールを目指す
大西洋岸を走り、ダカールを目指す
 セネガル川の国境を越えると、最後の訪問国のセネガルです。お世話になるスタッフも、モロッコではアラブ系やベルベル系、モーリタニアではムーア人、そしてセネガルでは黒人系に移り変わってきました。セネガルの最初の宿泊地はサンルイ。フランス植民地時代の面影を残す反面、捕獲した魚の売買で賑わい、アフリカの力強さも垣間見れます。ツアーではサンルイに連泊し、馬車に乗ってゆっくり街を見学します。

 

サンルイから、ツアーはいよいよ最終目的地のダカールへ。ここでは、フェリーで奴隷交易の歴史を物語るゴレ島を訪れるほか、パリ・ダカールラリーの終着点であるラック・ローズにも立ち寄ります。ラック・ローズとは「赤い湖」という意味で、プランクトンの影響で赤くなった湖では、塩の採掘が行われています。ここにあるレストランには、パリ・ダカールラリーを走り抜けた各国のチームの記念の落書きが沢山書かれていました。

13日間で車窓の景色も、出会う民族も文化も毎日移り変わり、アフリカの雄大さを体感します。そして大西洋の青さを最後まで目に焼き付けながら、アフリカ最西端に位置するダカールから飛び立って、帰国の途につきます。皆様も同じ「夢の大西洋岸ルート」を、走り抜けてください。

奴隷交易の歴史を物語るゴレ島(セネガル)
奴隷交易の歴史を物語るゴレ島(セネガル)
セネガルで出会った女性
セネガルで出会った女性

変化する「食」も楽しみのひとつ

訪れる各国では、各地の名物料理も召し上がっていただきます。大西洋岸のため、エビやタコなど豊富なシーフードを使った料理も魅力です。モロッコの「タジン鍋」やセネガルの魚とご飯の煮込み「チャップジェン」、移動中のピクニックなどその地ならではの料理も楽しみ、「食」の変化も、体感していただけます。

野菜豊富なタジン鍋
野菜豊富なタジン鍋
チャップジェン
チャップジェン
新鮮なシーフード
新鮮なシーフード

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