約250k㎡の広大な面積を持つリビア南西部のフェザーン地方のアカクス山脈と全長800km、幅50km、平均高度1700mのアルジェリア南東部に広がる長大なタッシリ・ナジェール山脈。
それぞれ砂漠の大地に険しい岩山や奇岩が連なり、その奥には太古の時代の岩刻画や岩壁画が数多く残ります。生い茂る植物、キリンや象などのサバンナに暮らす動物、狩猟生活をおくる人々の様子が描かれています。そのどれもが、はるか昔、サハラ砂漠の地が湿潤で、川が流れ池や湖があり、多くの動物が生息していたことを記す「緑のサハラの記憶」なのです。
これらの岩絵は中石器時代から11~12世紀のアラブの侵入までの約1万年にわたって描かれ、サハラの気候やそこに暮らす動物、人々の暮らしの変化によって、壁画のテーマや様式も異なります。
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