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オマーンみどころガイド

オマーン南部

Southern Oman

第二の都市・サラーラを擁する南部ドファール地方は、インド洋の影響を強く受けた気候のため、竜血樹やボトルツリーの植生が点在する珍しい自然体系を持ちます。オマーンのドファール地⽅で見られるリュウケツジュは「ヌビアのリュウケツジュ」と呼ばれ、かつては広く分布していましたが現在は紅海沿岸の国々の岩場でしか⾒ることができなくなっています。ジュベル・サムハンやアル・ハウタの断崖地帯では、イエメンのソコトラ島のような風景を見ることができます。

乳香の土地/ Frankincense Trail

オマーン南部ドファール地方には、かつて乳香交易で栄えた都市遺跡が点在します。サムフラムという町があった場所と推定されるホール・ルーリは、貯蔵庫、要塞、神殿の遺跡が見られます。アラビア半島南部における乳香の重要な交易路にあり、アル・バリード遺跡、シスル(ウバール)遺跡、ワディダウカの遺跡とともに、2000年に「乳香の土地 Frankincense Trail」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録されました。

ホール・ルーリ
城壁に残る碑文

サラーラ/ Salalah

アラビア半島南部の港町で、オマーン南部のドファール特別行政区(Dhofar)の行政中心都市。人口は30万人。オマーン第2の都市で、先代国王スルタン・カブースの出生地でもあります。サラーラはインド洋に面した港町で、中東、インド、アフリカへの入口となる戦略的重要性は古来より変わらず、海岸部には古代の港町の遺跡があるほか、街の15km南西にあるサラーラ港はインド洋でも有数のコンテナ港として繁栄しています。古来より南部オマーンのドファール地方は乳香の産地であり、サラーラのアル・フスン・スーク(乳香市場)はオマーン南部で生産される沢山の乳香が売られており、サラーラを代表する見どころの一つです。

インド洋に面したサラーラの街
アル・フスン・スーク(乳香市場)

シュワイミヤ/ Shuwaymiyyah

オマーン南部の沿岸は、石灰岩質の地層の断崖が広がります。シュワイミヤでは、断崖近くのワディでキャンプをし、鍾乳洞のような奇岩が広がる光景をお楽しみいただきます。

石灰岩質の地層の断崖
シュワイミヤのビーチに舞うススケカモメ

フィザヤ/ Fizayah (Fazayah)

ドファール地方特有の植物が群生する、オマーンで最も美しいといわれるビーチでのキャンプ。オマーン南部に位置するドファール地方はインド洋の影響を強く受けた気候のため、独特の生態系が広がり、豊かな自然に溢れています。イエメンのソコトラ島と似た気候帯に属し、ソコトラ島に群生する竜血樹やボトルツリーの植生が残ります。ドファール地方の竜血樹は、「ヌビアのリュウケツジュ」と呼ばれかつては広く分布していましたが、現在は紅海沿岸の国々の岩場でしか見ることが出来なくなりました。

断崖に囲まれた美しいフィザヤのビーチ
フィザヤの海岸をゆくラクダの群れ
ドファール地方の竜血樹
ボトルツリー
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